67 / 125
楽しかった
しおりを挟むシンシア視点
二度目の登場代表代理の
シンシア・ランソルです。一応伯爵家の人間です。
いやあ~先日の『守る会』の活動は楽しかったです!
ロナルド様の指揮の下、見張りや伝達、位置確認、妨害、楽しかった~!
なんやかんやでリリー様とも仲良くなって、代表と殿下の様子をニヤニヤしながら二人でお喋りしたりしてました。
それにしても、ロナルド様の親戚のタニヤさんって人は凄かったです。
ホントに何処からでも湧いてきました。
単純な方のようでやり易かったです。
あの人、授業が終わると速攻で別館から出て来るので、私達が行くのが間に合わない事が多かったです。
それに思考がさっぱり分からないので動きが予想出来ないのですよ。
そこは、ほぼ生徒全員が見張りのようなものなので、大丈夫でしたが。
おもちゃの昆虫シリーズは面白かったです。
あの人、虫が嫌いなようですぐ逃げて行きました。
苦手なモノがあったんですね、怖いものなんてないのかと思っていましたから。
結局最後は先生に美味しいところを持っていかれましたけど、良い学生時代の思い出になりましたよ。
それにしても。代表が殿下とですか…
あの鋼鉄の様な代表が殿下に恋…
リリーナ様とロナルド様命の代表が恋…
お二人の一大事には、授業中だろうが、
休みだろうがお構いなしの代表が恋…
恋って凄いですね。
そして、チャラそうに見えて真面目で
偉そうに見えて優しく、
口悪いけど正式な場ではきちんと王子らしく話す、物語の主人公キャラの様な殿下が代表に恋…。
いやあ~なんか感慨深いですね~。
殿下は今まで女性関係の噂なんて一つもなかったので、会員全員、衝撃でしたね、それも代表。
隣りにロナルド様がいると目立たないから側にいるなと言っていた殿下…
決して目立とうとしない代表…
足して割れば丁度ですね。
最近は代表、殿下と一緒が多いので私がリリー様達に付いています。
代表のように気配なんて消せないので、隠れていても大概ロナルド様に気付かれてます。用があればすぐ呼び付けられます。
リリー様はどこだとか、
リリー様と話しているのは誰だとか、
リリー様の殺虫剤がないから買ってこいとか、
リリー様が…リリー様が…
ロナルド様は代表より人使いが荒いです。
この人こんな人だったんですね。
遠くで見ている時は、
クールで無口で、髪を靡かせながらリリー様へ走って行く姿は神々しかったのに、
なんか、最近はおじいちゃんが孫を猫っ可愛がりする姿と重なって今は微笑ましく見守っております。
逆にリリー様は見ていた時となんら変わりませんでした。
あんな天使みたいな見た目で大口開けて笑いますから。
淑女教育終わってるはずなんですけど、本人楽しそうなので気にしません、可愛らしいので。
毎回、ロナルド様に呼ばれて私が飛び出るとビクッとされる所も可愛いので、少しそれが楽しみになっています。
こんな楽しい毎日も卒業したら終わりです…
まだまだ卒業まではありますから、それまではお二人を見守っていこうと思います。
では、また!
21
お気に入りに追加
764
あなたにおすすめの小説
私のことは気にせずどうぞ勝手にやっていてください
みゅー
恋愛
異世界へ転生したと気づいた主人公。だが、自分は登場人物でもなく、王太子殿下が見初めたのは自分の侍女だった。
自分には好きな人がいるので気にしていなかったが、その相手が実は王太子殿下だと気づく。
主人公は開きなおって、勝手にやって下さいと思いなおすが………
切ない話を書きたくて書きました。
ハッピーエンドです。
【完結】騎士団長の旦那様は小さくて年下な私がお好みではないようです
大森 樹
恋愛
貧乏令嬢のヴィヴィアンヌと公爵家の嫡男で騎士団長のランドルフは、お互いの親の思惑によって結婚が決まった。
「俺は子どもみたいな女は好きではない」
ヴィヴィアンヌは十八歳で、ランドルフは三十歳。
ヴィヴィアンヌは背が低く、ランドルフは背が高い。
ヴィヴィアンヌは貧乏で、ランドルフは金持ち。
何もかもが違う二人。彼の好みの女性とは真逆のヴィヴィアンヌだったが、お金の恩があるためなんとか彼の妻になろうと奮闘する。そんな中ランドルフはぶっきらぼうで冷たいが、とろこどころに優しさを見せてきて……!?
貧乏令嬢×不器用な騎士の年の差ラブストーリーです。必ずハッピーエンドにします。
夫に相手にされない侯爵夫人ですが、記憶を失ったので人生やり直します。
MIRICO
恋愛
第二章【記憶を失った侯爵夫人ですが、夫と人生やり直します。】完結です。
記憶を失った私は侯爵夫人だった。しかし、旦那様とは不仲でほとんど話すこともなく、パーティに連れて行かれたのは結婚して数回ほど。それを聞いても何も思い出せないので、とりあえず記憶を失ったことは旦那様に内緒にしておいた。
旦那様は美形で凛とした顔の見目の良い方。けれどお城に泊まってばかりで、お屋敷にいてもほとんど顔を合わせない。いいんですよ、その間私は自由にできますから。
屋敷の生活は楽しく旦那様がいなくても何の問題もなかったけれど、ある日突然パーティに同伴することに。
旦那様が「わたし」をどう思っているのか、記憶を失った私にはどうでもいい。けれど、旦那様のお相手たちがやけに私に噛み付いてくる。
記憶がないのだから、私は旦那様のことはどうでもいいのよ?
それなのに、旦那様までもが私にかまってくる。旦那様は一体何がしたいのかしら…?
小説家になろう様に掲載済みです。
お飾り公爵夫人の憂鬱
初瀬 叶
恋愛
空は澄み渡った雲1つない快晴。まるで今の私の心のようだわ。空を見上げた私はそう思った。
私の名前はステラ。ステラ・オーネット。夫の名前はディーン・オーネット……いえ、夫だった?と言った方が良いのかしら?だって、その夫だった人はたった今、私の足元に埋葬されようとしているのだから。
やっと!やっと私は自由よ!叫び出したい気分をグッと堪え、私は沈痛な面持ちで、黒い棺を見つめた。
そう自由……自由になるはずだったのに……
※ 中世ヨーロッパ風ですが、私の頭の中の架空の異世界のお話です
※相変わらずのゆるふわ設定です。細かい事は気にしないよ!という読者の方向けかもしれません
※直接的な描写はありませんが、性的な表現が出てくる可能性があります
【完結】旦那に愛人がいると知ってから
よどら文鳥
恋愛
私(ジュリアーナ)は旦那のことをヒーローだと思っている。だからこそどんなに性格が変わってしまっても、いつの日か優しかった旦那に戻ることを願って今もなお愛している。
だが、私の気持ちなどお構いなく、旦那からの容赦ない暴言は絶えない。当然だが、私のことを愛してはくれていないのだろう。
それでも好きでいられる思い出があったから耐えてきた。
だが、偶然にも旦那が他の女と腕を組んでいる姿を目撃してしまった。
「……あの女、誰……!?」
この事件がきっかけで、私の大事にしていた思い出までもが崩れていく。
だが、今までの苦しい日々から解放される試練でもあった。
※前半が暗すぎるので、明るくなってくるところまで一気に更新しました。
【完結160万pt】王太子妃に決定している公爵令嬢の婚約者はまだ決まっておりません。王位継承権放棄を狙う王子はついでに側近を叩き直したい
宇水涼麻
恋愛
ピンク髪ピンク瞳の少女が王城の食堂で叫んだ。
「エーティル様っ! ラオルド様の自由にしてあげてくださいっ!」
呼び止められたエーティルは未来の王太子妃に決定している公爵令嬢である。
王太子と王太子妃となる令嬢の婚約は簡単に解消できるとは思えないが、エーティルはラオルドと婚姻しないことを軽く了承する。
その意味することとは?
慌てて現れたラオルド第一王子との関係は?
なぜこのような状況になったのだろうか?
ご指摘いただき一部変更いたしました。
みなさまのご指摘、誤字脱字修正で読みやすい小説になっていっております。
今後ともよろしくお願いします。
たくさんのお気に入り嬉しいです!
大変励みになります。
ありがとうございます。
おかげさまで160万pt達成!
↓これよりネタバレあらすじ
第一王子の婚約解消を高らかに願い出たピンクさんはムーガの部下であった。
親類から王太子になることを強要され辟易しているが非情になれないラオルドにエーティルとムーガが手を差し伸べて王太子権放棄をするために仕組んだのだ。
ただの作戦だと思っていたムーガであったがいつの間にかラオルドとピンクさんは心を通わせていた。
今さら、私に構わないでください
ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。
彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。
愛し合う二人の前では私は悪役。
幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。
しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……?
タイトル変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる