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二年目 不本意な継承
お呼び出し
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「呼び出させてもらったのは、君が考えを纏める為の一助になれればと思っての事でね……」
言われた通りにラエルさんの部屋を訪ねていくと、彼は教室として使っている部屋の奥にある、くつろぐ為の部屋にリエラを通してそう言った。
「『そこまで仲良くしている訳でもないのに、何言ってるの? この人?』って顔をしているね」
今まさに思っていた事を言い当てられて赤面するリエラを見て、おかしそうに肩を震わせると、彼は二人掛けのソファにリエラを座らせてお茶の用意を始める。
状況が理解できずに呆けているうちに、目の前にお茶とお茶請けのお菓子が置かれて、正面の一人掛けソファにラエルさんがゆったりと腰を下ろす。
「君が戸惑うのも仕方がないけれど、あまりにも落ち込んでいるようだから見ていられなくてね……」
その言葉が意外すぎて目を瞬くと、彼は苦い笑みを見せる。
「君に出された『宿題』やその答え合わせの時の事が原因で落ち込んでいる可能性があると、アスタール君からある程度は話を聞かせてもらったけれど、君が自分の立ち位置を正確に認識していなかったのは彼やアスラーダのせいだから気にしない方がいいよ」
「――アスタールさんやアスラーダさんのせい……?」
そうでなくても呆けていたのに、リエラはその発言でさらに思考が止まってしまった。
一番気になった部分だけを口にして、コテンと首を傾げる。
あれ? だって、出された『宿題』はリエラがきちんとグラムナードで他の人と話す機会を持っていればすぐに分かるはずだったお話ばっかりだったよね?
「そう。君はこの町に弟子入りしてきて、自分の居場所を作るために修行に励んでいた――この部分に相違はないよね?」
「はぁ、まあ……そうですね?」
「それなら仕方がないだろうね。そもそも、隣の人が住んでいる場所自体がヤギ車に乗らないと行けない距離だ。一人で出歩く事もできないんだから、気軽に出かけられる訳がないよね?」
言われてみればそうかも。
すっかりルナちゃんかアスラーダさんにお願いして連れて行ってもらうのが当たり前になっていて、それを前提に行動していたから全く頭に浮かばなかったけど。
「――でも、疑問に思いもしませんでした」
それでも移動手段がないなりに、お出かけの機会をたくさん作っておけばもっと早くに不思議に思う事はあったんだと思うんだよ。
だけど、そんなリエラの考えを読んだかのようにラエルさんはそれを否定する。
「確かに、まるで疑問を持たなかったと言う件については君の落ち度かもしれないけれどね……。そもそもが、このグラムナードと言う町が特殊過ぎるだけだ。他の町で弟子入りしたなら、今、君の頭を悩ませているような問題が出てくることはないんだよ?」
「……それは、盲点でした」
特に、アスタールさんと出会ってなければ『輝影の支配者の代行者』なんてもんになってもいなかったんだから尚更だよね!
そこの部分には考えが及んでなかったよ……。
むしろ、リエラはそこに関しては怒っていいはずだし。
「それに工房の人間は、君がアスタール君からきちんとグラムナードの特殊性の説明も受けていると思っていたようだから、あながち君の行動のせいばかりとは言えない。町の人間に至っては、尋ねられてもいない常識をわざわざ口にするはずもない。そうなると、普通に買い物に行く程度の関わり合いで君が自分の置かれている立場に思い至るのは難しかったと思うよ」
「……なんというか、そう言ってもらえると少し気が楽になります」
そういえば、『輝影の支配者』の件やグラムナードの外での魔法の習得の事を知らなかった事について、リエラの事を怒るような人はいなかった。
ラエルさんに指摘されて、初めて気が付いたけど。
ルナちゃんやセリスさんは『仕方ないな』って雰囲気だったし、アスラーダさんは『なんで大事な事を教えてないんだ』って方向で怒っていた。
その事で、リエラが自分の立場をきちんと把握できてなかった事に対する言い訳になるわけじゃない。
だけど……なんというか、少し気が楽になったかも。
「でも、ラエルさんはずいぶんと良くご存じみたいですよね……」
「この町に来てすぐに、スフェーンと一緒に色々と話して回ったからね」
って事は、スフェーンさんもラエルさんと同じ位にはグラムナードの事情に詳しいって事か。
せっかく浮上した気分がまた沈んだ気分だ。
いやいや、リエラもこれから! これから理解を深めればいいんだよ!!
「大体、『代行者』なんてものにされてしまっている件に関してはきちんと怒るべきだったと言うのが僕の見解」
「え」
「もちろん、これもアスタール君から聞いた」
「な……」
「なんでそんな事を聞いてるのかって? 彼が代行者と言う役割について秘匿してはいないと言うだけだろうね。……まぁ、強いて話す必要性も感じていなかったようだけれど」
ラエルさんの口から代行者の名前が飛び出した事に驚いて口をパクパクしている間に、彼は肩を竦めつつ、簡潔に説明をしてくれたんだけど……。
これって、リエラには話したがらなかった話を、ラエルさんにはペラペラ喋ってるって事だよね?
なんだかアスタールさんにリエラは信用できないと言われたみたいで、地味にショックだ……!
その後はラエルさんから、彼が聞き集めてきたグラムナード特有の話や王都の話を聞いて過ごすうちにいつの間にか夜になってしまっていた。
本来だったらこんなお話はお休みの日にするべきなんだろうけど……。
話してくれた中には、アスラーダさんの子供の頃の事なんかもあって、彼の子供の頃の話を聞けたのがちょっぴり嬉しかったり。
そういえば、ラエルさんがアスラーダさんの事を呼び捨てにしている理由も聞かせてもらったよ。
理由は単純で、二人の育て親が同じ人だったってだけなんだけどね。
まぁ、育て親がアスラーダさんの叔母様だってあたりはちょっと普通ではないかも。
王太后様だよね? 叔母様って。
それにしても、ラエルさんがこんなに親身になってくれるとは思っていなかった。
いつもは顔を合わせればお小言を言われちゃうイメージだったんだけど、キチンと話してみたら思ったよりも怖くなかったし……。
ラエルさんとこうやってお話しできたのは、今日一番の収穫かもしれない。
ちなみに、その日の夜遅くになって帰ってきたアスタールさんを待ち伏せしたリエラは、前日の件について改めて謝罪したうえで、本人に文句を言わせてもらった。
文句の内容はアレだ。
もっと、リエラの事を信頼してほしいって事。
信頼してもらえないと、協力をするって言う約束を果たせないじゃない。
――そう言ったら、アスタールさんは何故かその場にしゃがみこんでしまった。
耳がへにゃんと萎れてしまっていたから、何か凹む様な事をリエラは言っちゃったんだろうか……。
謎過ぎる。
言われた通りにラエルさんの部屋を訪ねていくと、彼は教室として使っている部屋の奥にある、くつろぐ為の部屋にリエラを通してそう言った。
「『そこまで仲良くしている訳でもないのに、何言ってるの? この人?』って顔をしているね」
今まさに思っていた事を言い当てられて赤面するリエラを見て、おかしそうに肩を震わせると、彼は二人掛けのソファにリエラを座らせてお茶の用意を始める。
状況が理解できずに呆けているうちに、目の前にお茶とお茶請けのお菓子が置かれて、正面の一人掛けソファにラエルさんがゆったりと腰を下ろす。
「君が戸惑うのも仕方がないけれど、あまりにも落ち込んでいるようだから見ていられなくてね……」
その言葉が意外すぎて目を瞬くと、彼は苦い笑みを見せる。
「君に出された『宿題』やその答え合わせの時の事が原因で落ち込んでいる可能性があると、アスタール君からある程度は話を聞かせてもらったけれど、君が自分の立ち位置を正確に認識していなかったのは彼やアスラーダのせいだから気にしない方がいいよ」
「――アスタールさんやアスラーダさんのせい……?」
そうでなくても呆けていたのに、リエラはその発言でさらに思考が止まってしまった。
一番気になった部分だけを口にして、コテンと首を傾げる。
あれ? だって、出された『宿題』はリエラがきちんとグラムナードで他の人と話す機会を持っていればすぐに分かるはずだったお話ばっかりだったよね?
「そう。君はこの町に弟子入りしてきて、自分の居場所を作るために修行に励んでいた――この部分に相違はないよね?」
「はぁ、まあ……そうですね?」
「それなら仕方がないだろうね。そもそも、隣の人が住んでいる場所自体がヤギ車に乗らないと行けない距離だ。一人で出歩く事もできないんだから、気軽に出かけられる訳がないよね?」
言われてみればそうかも。
すっかりルナちゃんかアスラーダさんにお願いして連れて行ってもらうのが当たり前になっていて、それを前提に行動していたから全く頭に浮かばなかったけど。
「――でも、疑問に思いもしませんでした」
それでも移動手段がないなりに、お出かけの機会をたくさん作っておけばもっと早くに不思議に思う事はあったんだと思うんだよ。
だけど、そんなリエラの考えを読んだかのようにラエルさんはそれを否定する。
「確かに、まるで疑問を持たなかったと言う件については君の落ち度かもしれないけれどね……。そもそもが、このグラムナードと言う町が特殊過ぎるだけだ。他の町で弟子入りしたなら、今、君の頭を悩ませているような問題が出てくることはないんだよ?」
「……それは、盲点でした」
特に、アスタールさんと出会ってなければ『輝影の支配者の代行者』なんてもんになってもいなかったんだから尚更だよね!
そこの部分には考えが及んでなかったよ……。
むしろ、リエラはそこに関しては怒っていいはずだし。
「それに工房の人間は、君がアスタール君からきちんとグラムナードの特殊性の説明も受けていると思っていたようだから、あながち君の行動のせいばかりとは言えない。町の人間に至っては、尋ねられてもいない常識をわざわざ口にするはずもない。そうなると、普通に買い物に行く程度の関わり合いで君が自分の置かれている立場に思い至るのは難しかったと思うよ」
「……なんというか、そう言ってもらえると少し気が楽になります」
そういえば、『輝影の支配者』の件やグラムナードの外での魔法の習得の事を知らなかった事について、リエラの事を怒るような人はいなかった。
ラエルさんに指摘されて、初めて気が付いたけど。
ルナちゃんやセリスさんは『仕方ないな』って雰囲気だったし、アスラーダさんは『なんで大事な事を教えてないんだ』って方向で怒っていた。
その事で、リエラが自分の立場をきちんと把握できてなかった事に対する言い訳になるわけじゃない。
だけど……なんというか、少し気が楽になったかも。
「でも、ラエルさんはずいぶんと良くご存じみたいですよね……」
「この町に来てすぐに、スフェーンと一緒に色々と話して回ったからね」
って事は、スフェーンさんもラエルさんと同じ位にはグラムナードの事情に詳しいって事か。
せっかく浮上した気分がまた沈んだ気分だ。
いやいや、リエラもこれから! これから理解を深めればいいんだよ!!
「大体、『代行者』なんてものにされてしまっている件に関してはきちんと怒るべきだったと言うのが僕の見解」
「え」
「もちろん、これもアスタール君から聞いた」
「な……」
「なんでそんな事を聞いてるのかって? 彼が代行者と言う役割について秘匿してはいないと言うだけだろうね。……まぁ、強いて話す必要性も感じていなかったようだけれど」
ラエルさんの口から代行者の名前が飛び出した事に驚いて口をパクパクしている間に、彼は肩を竦めつつ、簡潔に説明をしてくれたんだけど……。
これって、リエラには話したがらなかった話を、ラエルさんにはペラペラ喋ってるって事だよね?
なんだかアスタールさんにリエラは信用できないと言われたみたいで、地味にショックだ……!
その後はラエルさんから、彼が聞き集めてきたグラムナード特有の話や王都の話を聞いて過ごすうちにいつの間にか夜になってしまっていた。
本来だったらこんなお話はお休みの日にするべきなんだろうけど……。
話してくれた中には、アスラーダさんの子供の頃の事なんかもあって、彼の子供の頃の話を聞けたのがちょっぴり嬉しかったり。
そういえば、ラエルさんがアスラーダさんの事を呼び捨てにしている理由も聞かせてもらったよ。
理由は単純で、二人の育て親が同じ人だったってだけなんだけどね。
まぁ、育て親がアスラーダさんの叔母様だってあたりはちょっと普通ではないかも。
王太后様だよね? 叔母様って。
それにしても、ラエルさんがこんなに親身になってくれるとは思っていなかった。
いつもは顔を合わせればお小言を言われちゃうイメージだったんだけど、キチンと話してみたら思ったよりも怖くなかったし……。
ラエルさんとこうやってお話しできたのは、今日一番の収穫かもしれない。
ちなみに、その日の夜遅くになって帰ってきたアスタールさんを待ち伏せしたリエラは、前日の件について改めて謝罪したうえで、本人に文句を言わせてもらった。
文句の内容はアレだ。
もっと、リエラの事を信頼してほしいって事。
信頼してもらえないと、協力をするって言う約束を果たせないじゃない。
――そう言ったら、アスタールさんは何故かその場にしゃがみこんでしまった。
耳がへにゃんと萎れてしまっていたから、何か凹む様な事をリエラは言っちゃったんだろうか……。
謎過ぎる。
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