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二年目 不本意な継承
歴史と魔法 中
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創造神様が、猫神様に乞われて彼女の為の世界を創ったのが『キトゥンガーデン』、この世界だ。
猫神様は、創造神様が管理する世界の中にある、滅びゆく世界の住民をキトゥンガーデンへと導き保護するした。
そうして移住してきた人々が、今、この世界に生きている人々の祖先になったのだそうだ。
「ここまでは、猫神教のお話と一緒かな?」
「うん、孤児院で耳タコ」
「そういや、猫神教の教会に併設されてるんだっけ」
孤児院の運営は、教会主導と言うか教会でやってたからね。
リエラ達は教本の内容を何度も、機会があるたびに聞かされてきた。
子供用には、挿絵が沢山描かれた本があったなぁ……。
そんなのがなくても、そらんじられる子の方が多かったけど。
「多分、この先は知らないんじゃないかと思うんだけど……」
ルナちゃんがそう前置きした通り、確かにこの後彼女が語ってくれたのはリエラが知らないお話だった。
猫神様はある日、一人の男の子を産み落とした。
キトゥンガーデンの管理を一人で続けていた彼女は、その子にもこの世界の管理をさせたいと思い立ち、創造神様に相談してみた。
すると創造神様は、世界の維持を行う役目をいくつかに分けて自分達よりも力の劣る神族を管理者とする事にしたのです。
それぞれの役割毎に決められたのは、五柱の現人神。
「現人神?」
「良く変わんないけど、『力の劣る神様』ってやつみたいよ」
「神様にも力の強さってあるんだ……」
「言えてる。ちょっと人間臭いよね」
猫神様は、早速、息子に『輝影の支配者』としてのお役目を与え、異なる世界を統べる男神の娘をその妻として見つけ出してきた。
「『輝影の支配者』?」
「なんかね、光と闇を司る神様」
「へー……。五柱って事は、他に四柱の神様がいるのかな?」
「あたしはその辺、詳しくないかなぁ。『輝影の支配者』だって、グラムナードの生き神様として祀られてるから知ってるだけだし」
輝影の支配者? ……生き神様??
なんだか、知らない単語が沢山出てきて少し気持ちがざわざわする。
どういう訳だか、聞きたくない話のような気がするんだよ。
リエラは、グラムナードで生き神様として祀られてる人なんて、知らない。
『輝影の支配者』はその娘と結ばれ、彼女との間に沢山の子を授かりました。
しかし、悲しい事に彼女は『輝影の支配者』と同じ時を生きることは出来なかったのです。
『輝影の支配者』は大層悲しみましたが、彼女の残した子供達を見守りながら暮らす事にしました。
「――で、この奥さんが残した子供達って言うのが、グラムナードの民の祖先ね」
「祖先って……神様の血を引いてるって事? それに、『輝影の支配者』さんの奥さんは神様なのに死んじゃったの??」
って言うか、色々と突っ込みたい部分は他にもある気がするんだけど、咄嗟に出たのはそんな言葉だった。
いやね、なんというか……。
現人神ってなんだろうとか、結構その場の思い付きで世界の管理をするお役目を決めたのかなーとかそう言うのもあったんだけど……神様って死ぬの??
って言うか、そもそも生きてるの??
「うーん、どうなんだろ? もしかしたら、その奥さんは普通の人間だったのかもしれないし……」
「神様の娘なのに??」
「と言うか、この話に出てくる『輝影の支配者』様も七年前に亡くなってるし、神様も死ぬみたいよ」
「?!」
「多分、それがター兄がリエらんに自分で話したくなかった理由なんだけど」
ルナちゃんは驚きのあまり口をパクパクさせているリエラに向かって肩をすくめると、言葉を続ける。
いや、だってね?
神様に『死』の概念があるって言うのはすごく衝撃的だったんだよ。
そう言うのを超越した存在だと思ってたし。
でも、それよりも衝撃的な言葉が、またしてもルナちゃんの口から飛び出した。
「『輝影の支配者』様って、ウチのじーさん……ター兄の前の『錬金術師』様なの。で、その後を継いでるター兄は……」
ルナちゃんがそう口にした後、暫くの間、リエラの頭の中は真っ白になってしまった。
いや、もうね。
その先に繋がるだろう事が想像ついてしまって……正直なところ、続きを聞きたくなかったんだよ。
でも、ルナちゃんが、そんなリエラの反応に言葉を途中で止めて気づかわし気な様子を見せるものだから、いつの間にかカラカラになってしまっていた喉に、無理矢理すっかり冷たくなってしまっていたお茶を流し込む。
だって、リエラが自分で、教えて欲しいって頼んだんだもの。
『聞きたくない』だなんて、思っちゃダメだ。
それに、例え知りたくなかった事だとしても、キチンと知っている事でやれる対応も変わってくる……はず。
「――『錬金術師』としての仕事と一緒に『輝影の支配者』としてのお役目も受け継いでる、とか?」
「……と、グラムナードの民は信じてる、かな。あたしとしては半信半疑だけど、うちの母親なんかは完全に信じてるし、年寄り連中もそうみたい」
「は……ははは……そうなんだ……」
乾いた笑いしか出てこないリエラに、ルナちゃんはちょっぴり同情するような視線を向けてから、目を伏せつつ言葉を続けた。
「まぁ、その辺りの真偽は置いといて。そんな訳でグラムナードの民の中でも先代と同じとんがり耳を持つ種族は『輝影族』。猫神様の血が濃く出たと思われている猫耳の方は『光猫族』と名乗るようになったんだって」
「ああ……だから、そういう名前になったんだ」
正直、グラムナードの民の『輝影族』が『光猫族』と名乗ってるって聞いた時に、なんでそういう名称になったのか不思議だったんだけど、そういう伝承からだと聞かされると納得かも。
『光猫族』の方は銀毛が特徴だから、輝影の支配者の司る『光と闇』の光の方から取ったのか。
もしかしたら、『闇猫族』って言うのもどこかにいるのかもしれない。
「えっと……要約すると、グラムナードの民は猫神様の子供の血を引いてる『輝影の支配者』様の血を引いている一族だから、『輝影の支配者』様を信仰していて、その信仰対象は現在アスタールさんだって事、かな?」
「おおむねそんな感じ」
「……ルナちゃん的に、アスタールさんって……?」
「不本意ながらもそういう扱いをされてる不憫な人かな? 少なくとも、自分から現人神なんて名乗りたくなさそうだよね」
「その心は?」
「自分で納得して誇らしく思ってるなら、リエらんへの説明を他の人にさせたりしないで自分で言うでしょ」
「……言えてる」
確かに、誇らしく思ってたら自分で言うよね。
とは言え、現人神かぁ……。
でも、ぶっちゃけ、本人の口から聞かなくて良かったよ。
多分アスタールさんの口からその言葉が出てきたら、『何言ってるの? この人??』的な目で見る自信があるし。
やっと、少し働くようになってきた頭の片隅で、リエラはそんなちょっぴり酷い事を考えた。
「でもさ、リエらんの場合は多分、他人事じゃないよ?」
「……え?」
「だってねぇ……『錬金術師』様=『輝影の支配者』様って図式が成り立ってるこの町で、リエらんってば『錬金術師見習い』でしょ」
ぐふ!
他人事だという事にしてしまおうと思ってたのに……!!
リエラは、錬金術師になりたかったのであって、輝影の支配者なんてものの後継者になりたかったわけじゃない……!
そんな思いを最後に、リエラは目の前が真っ暗になって――気が付いたら翌日の朝だったとかなんとか。
なんて言うかねぇ……。
『好奇心は猫を殺す』ってヤツを実体験した気分だよ。
でもまぁ、ここまで来ちゃったら『毒食わば皿まで』か……。
きちんとアスタールさんの宿題をこなす事にしよう。
――やっぱり、知らない内に、妙な事になってる感じなんだもん。
ちょっとだけ泣いてもいいかな……?
いつもの現実逃避手段も塞がれちゃったしさ……。
え? いつもの手段がなにかって?
自分に関係ない事だと棚上げにして、考えないようにするって方法だよ……。
例えば、ルナちゃんの叔母さんが前国王の奥さんだという現実に目を瞑るとか。
ふふふ、あはは。
国のトップの親戚の次は、神様のお仲間かぁ……。
もう、リエラの頭じゃ追いつけない事ばっかり。
『宿題』をキチンとやるって決めたばっかりなのに、またしてもため息が出ちゃうよ。
ルナちゃんのお部屋から朝帰りしたリエラは、自分の部屋で暫く空笑いをしてみたりため息をついたりと忙しかった。
「あ、そうだ。ちょっぴり調薬しよう」
調薬って、落ち着くよね。
はー、ほっこり。
食事の時間になるまで調薬してたら、少し気分が落ち着いた――気がする。
猫神様は、創造神様が管理する世界の中にある、滅びゆく世界の住民をキトゥンガーデンへと導き保護するした。
そうして移住してきた人々が、今、この世界に生きている人々の祖先になったのだそうだ。
「ここまでは、猫神教のお話と一緒かな?」
「うん、孤児院で耳タコ」
「そういや、猫神教の教会に併設されてるんだっけ」
孤児院の運営は、教会主導と言うか教会でやってたからね。
リエラ達は教本の内容を何度も、機会があるたびに聞かされてきた。
子供用には、挿絵が沢山描かれた本があったなぁ……。
そんなのがなくても、そらんじられる子の方が多かったけど。
「多分、この先は知らないんじゃないかと思うんだけど……」
ルナちゃんがそう前置きした通り、確かにこの後彼女が語ってくれたのはリエラが知らないお話だった。
猫神様はある日、一人の男の子を産み落とした。
キトゥンガーデンの管理を一人で続けていた彼女は、その子にもこの世界の管理をさせたいと思い立ち、創造神様に相談してみた。
すると創造神様は、世界の維持を行う役目をいくつかに分けて自分達よりも力の劣る神族を管理者とする事にしたのです。
それぞれの役割毎に決められたのは、五柱の現人神。
「現人神?」
「良く変わんないけど、『力の劣る神様』ってやつみたいよ」
「神様にも力の強さってあるんだ……」
「言えてる。ちょっと人間臭いよね」
猫神様は、早速、息子に『輝影の支配者』としてのお役目を与え、異なる世界を統べる男神の娘をその妻として見つけ出してきた。
「『輝影の支配者』?」
「なんかね、光と闇を司る神様」
「へー……。五柱って事は、他に四柱の神様がいるのかな?」
「あたしはその辺、詳しくないかなぁ。『輝影の支配者』だって、グラムナードの生き神様として祀られてるから知ってるだけだし」
輝影の支配者? ……生き神様??
なんだか、知らない単語が沢山出てきて少し気持ちがざわざわする。
どういう訳だか、聞きたくない話のような気がするんだよ。
リエラは、グラムナードで生き神様として祀られてる人なんて、知らない。
『輝影の支配者』はその娘と結ばれ、彼女との間に沢山の子を授かりました。
しかし、悲しい事に彼女は『輝影の支配者』と同じ時を生きることは出来なかったのです。
『輝影の支配者』は大層悲しみましたが、彼女の残した子供達を見守りながら暮らす事にしました。
「――で、この奥さんが残した子供達って言うのが、グラムナードの民の祖先ね」
「祖先って……神様の血を引いてるって事? それに、『輝影の支配者』さんの奥さんは神様なのに死んじゃったの??」
って言うか、色々と突っ込みたい部分は他にもある気がするんだけど、咄嗟に出たのはそんな言葉だった。
いやね、なんというか……。
現人神ってなんだろうとか、結構その場の思い付きで世界の管理をするお役目を決めたのかなーとかそう言うのもあったんだけど……神様って死ぬの??
って言うか、そもそも生きてるの??
「うーん、どうなんだろ? もしかしたら、その奥さんは普通の人間だったのかもしれないし……」
「神様の娘なのに??」
「と言うか、この話に出てくる『輝影の支配者』様も七年前に亡くなってるし、神様も死ぬみたいよ」
「?!」
「多分、それがター兄がリエらんに自分で話したくなかった理由なんだけど」
ルナちゃんは驚きのあまり口をパクパクさせているリエラに向かって肩をすくめると、言葉を続ける。
いや、だってね?
神様に『死』の概念があるって言うのはすごく衝撃的だったんだよ。
そう言うのを超越した存在だと思ってたし。
でも、それよりも衝撃的な言葉が、またしてもルナちゃんの口から飛び出した。
「『輝影の支配者』様って、ウチのじーさん……ター兄の前の『錬金術師』様なの。で、その後を継いでるター兄は……」
ルナちゃんがそう口にした後、暫くの間、リエラの頭の中は真っ白になってしまった。
いや、もうね。
その先に繋がるだろう事が想像ついてしまって……正直なところ、続きを聞きたくなかったんだよ。
でも、ルナちゃんが、そんなリエラの反応に言葉を途中で止めて気づかわし気な様子を見せるものだから、いつの間にかカラカラになってしまっていた喉に、無理矢理すっかり冷たくなってしまっていたお茶を流し込む。
だって、リエラが自分で、教えて欲しいって頼んだんだもの。
『聞きたくない』だなんて、思っちゃダメだ。
それに、例え知りたくなかった事だとしても、キチンと知っている事でやれる対応も変わってくる……はず。
「――『錬金術師』としての仕事と一緒に『輝影の支配者』としてのお役目も受け継いでる、とか?」
「……と、グラムナードの民は信じてる、かな。あたしとしては半信半疑だけど、うちの母親なんかは完全に信じてるし、年寄り連中もそうみたい」
「は……ははは……そうなんだ……」
乾いた笑いしか出てこないリエラに、ルナちゃんはちょっぴり同情するような視線を向けてから、目を伏せつつ言葉を続けた。
「まぁ、その辺りの真偽は置いといて。そんな訳でグラムナードの民の中でも先代と同じとんがり耳を持つ種族は『輝影族』。猫神様の血が濃く出たと思われている猫耳の方は『光猫族』と名乗るようになったんだって」
「ああ……だから、そういう名前になったんだ」
正直、グラムナードの民の『輝影族』が『光猫族』と名乗ってるって聞いた時に、なんでそういう名称になったのか不思議だったんだけど、そういう伝承からだと聞かされると納得かも。
『光猫族』の方は銀毛が特徴だから、輝影の支配者の司る『光と闇』の光の方から取ったのか。
もしかしたら、『闇猫族』って言うのもどこかにいるのかもしれない。
「えっと……要約すると、グラムナードの民は猫神様の子供の血を引いてる『輝影の支配者』様の血を引いている一族だから、『輝影の支配者』様を信仰していて、その信仰対象は現在アスタールさんだって事、かな?」
「おおむねそんな感じ」
「……ルナちゃん的に、アスタールさんって……?」
「不本意ながらもそういう扱いをされてる不憫な人かな? 少なくとも、自分から現人神なんて名乗りたくなさそうだよね」
「その心は?」
「自分で納得して誇らしく思ってるなら、リエらんへの説明を他の人にさせたりしないで自分で言うでしょ」
「……言えてる」
確かに、誇らしく思ってたら自分で言うよね。
とは言え、現人神かぁ……。
でも、ぶっちゃけ、本人の口から聞かなくて良かったよ。
多分アスタールさんの口からその言葉が出てきたら、『何言ってるの? この人??』的な目で見る自信があるし。
やっと、少し働くようになってきた頭の片隅で、リエラはそんなちょっぴり酷い事を考えた。
「でもさ、リエらんの場合は多分、他人事じゃないよ?」
「……え?」
「だってねぇ……『錬金術師』様=『輝影の支配者』様って図式が成り立ってるこの町で、リエらんってば『錬金術師見習い』でしょ」
ぐふ!
他人事だという事にしてしまおうと思ってたのに……!!
リエラは、錬金術師になりたかったのであって、輝影の支配者なんてものの後継者になりたかったわけじゃない……!
そんな思いを最後に、リエラは目の前が真っ暗になって――気が付いたら翌日の朝だったとかなんとか。
なんて言うかねぇ……。
『好奇心は猫を殺す』ってヤツを実体験した気分だよ。
でもまぁ、ここまで来ちゃったら『毒食わば皿まで』か……。
きちんとアスタールさんの宿題をこなす事にしよう。
――やっぱり、知らない内に、妙な事になってる感じなんだもん。
ちょっとだけ泣いてもいいかな……?
いつもの現実逃避手段も塞がれちゃったしさ……。
え? いつもの手段がなにかって?
自分に関係ない事だと棚上げにして、考えないようにするって方法だよ……。
例えば、ルナちゃんの叔母さんが前国王の奥さんだという現実に目を瞑るとか。
ふふふ、あはは。
国のトップの親戚の次は、神様のお仲間かぁ……。
もう、リエラの頭じゃ追いつけない事ばっかり。
『宿題』をキチンとやるって決めたばっかりなのに、またしてもため息が出ちゃうよ。
ルナちゃんのお部屋から朝帰りしたリエラは、自分の部屋で暫く空笑いをしてみたりため息をついたりと忙しかった。
「あ、そうだ。ちょっぴり調薬しよう」
調薬って、落ち着くよね。
はー、ほっこり。
食事の時間になるまで調薬してたら、少し気分が落ち着いた――気がする。
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