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【憧れのお兄様】
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「西園寺泉!何故俺と婚約しない?」
「西園寺様!では僕として下さるんですね!?」
「何を言っている!俺以外に相応しい男なんかいないだろう?」
今日も皆様元気でいらっしゃいますね。
でも、私は貴方達とは婚約しませんよ?
「騒々しいな」
騒ぎを重く見た誰かが、纏められる方を呼びにいってくれたようですね。
現れたのは鷹司邦弘様。
蛍の兄で私の尊敬するいとこ、鷹司家の次期当主です。
鷹司家を敵に回す方はおりませんので、この場には適任ですね。
私の憧れの方です。
私も邦弘兄様と慕っております。
「お兄様、泉の婚約がなかなか決まらないおかげで、この騒ぎなのですよ?」
蛍が不満を漏らす。
私も早く決めて頂きたいのですが、相手の返事がまだなのです。
「ああ、その事か。なら話は早い。皆、良く聞いてくれ。西園寺泉は我が鷹司家と婚姻が決まった。これで、これ以後はこんな騒ぎが無いな。以上だ」
えええええ!?
「泉、これからは家族になる。よろしく頼むな」
そう言って邦弘お兄様は爽やかな笑顔を残して去っていった。
蛍を見るとにっこりと頷いている。
お兄様?
本当ですか?
私でいいんですか?
「西園寺様!では僕として下さるんですね!?」
「何を言っている!俺以外に相応しい男なんかいないだろう?」
今日も皆様元気でいらっしゃいますね。
でも、私は貴方達とは婚約しませんよ?
「騒々しいな」
騒ぎを重く見た誰かが、纏められる方を呼びにいってくれたようですね。
現れたのは鷹司邦弘様。
蛍の兄で私の尊敬するいとこ、鷹司家の次期当主です。
鷹司家を敵に回す方はおりませんので、この場には適任ですね。
私の憧れの方です。
私も邦弘兄様と慕っております。
「お兄様、泉の婚約がなかなか決まらないおかげで、この騒ぎなのですよ?」
蛍が不満を漏らす。
私も早く決めて頂きたいのですが、相手の返事がまだなのです。
「ああ、その事か。なら話は早い。皆、良く聞いてくれ。西園寺泉は我が鷹司家と婚姻が決まった。これで、これ以後はこんな騒ぎが無いな。以上だ」
えええええ!?
「泉、これからは家族になる。よろしく頼むな」
そう言って邦弘お兄様は爽やかな笑顔を残して去っていった。
蛍を見るとにっこりと頷いている。
お兄様?
本当ですか?
私でいいんですか?
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