80 / 240
第二部 バンドー皇国編 3章
178.旅の目的の消失
しおりを挟む
オーシュー王国王都
「これは…大変な事になりましたね…。」
バンドーに放っていた斥候がもたらした情報にセリカは絶句する。カムリ領での事後処理も一段落し、王都に帰還した途端の出来事だった。
「あらあら、カズト君達、とんでもない時期にバンドーに向かったものね。」
クスクスと可笑しそうに笑う摂政コロナ。
「コロナ様!笑い事ではありません!カズ君達、大丈夫でしょうか…」
「心配はいらんのではないか?あの2人がどうにかなるなど想像もつかないよ。」
心配でたまらないといった風のサニーとあっけらかんとしたグロリア。
「陛下、これはまた国境付近に軍を展開させた方がいいのでは?」
ソアラがセリカに進言する。
「そうですね。アコード団長とアクセル隊長、それにローレルとガイアに召集を掛けて下さい。今後の対応を練りましょう。」
???
「全くとんでもない化け物じゃったわい。まさかこのワシがあの距離で気付かれておったとはな…」
「ふふふ、あんたも耄碌したんじゃないのかい?」
「ふん、抜かしよるわ。それにしても、あのような化け物にマトが保護されたとあってはこれからは随分と難儀になるぞい。」
ある山小屋。小柄な老人が手傷を負い、それを手当しているのは妖艶な色香を隠そうともしない年増の女。
「正直こんな国がどうなろうが知ったこっちゃないが、拾ってもらった分の恩は返さないとねぇ。もしどうにもならないなら逃げちまえばいいのさ。」
「さて…アレを相手にして逃げ切れるかのぉ…」
◇◇◇
「あんたらさあ、そういう身分はもっと秘密にした方がいいぜ?俺達が悪人だったらどうすんの?」
俺は今頭を抱えている。もちろん今しがた助けた『爆弾』のせいだ。
「それで、あんた達はなんで狙われてたんだ?」
「それは…その…」
一応、双子の皇女に理由を聞いてみたが、 ふん、言えないってか。まあそれならそれで。
「あ、そう。まぁ、俺達も無理に聞くつもりも無いし積極的に関わる理由もない。それじゃあ行こう、ライム。」
「うん、それじゃあ、後はよろしくねー!」
「まっ、待たれよ!」
護衛の女の1人が立ちふさがる。
「……」
「貴殿らの腕を見込んでお願いしたい!どうか姫様の護衛をして頂けないだろうか!?」
「理由も聞かずに黙って護衛しろって?バカを言うな。」
「報酬なら必ず!」
「落ち延びて来た姫様に報酬が払えるとも思えないし、さっきから言ってるだろ。訳も分からずに依頼なんか受けられるか。それに理由を知りすぎた奴が後で権力者に消されるなんてのはよくある話だしな。どっちみち俺達にメリットはないだろう?」
「…分かりました。無理を言ってしまい申し訳ありませんでした。あなたの言われる通り、今の私達にはお支払い出来る報酬もございません。命の恩人に対し何も報いる事が出来ず…ごめんなさい…」
こっちはジュリアだったか?正直まだ見分けが付かないんだけど。姫さん達は個人的には好感が持てる人柄だと思う。
「私達はオーシューのセリカ女王陛下とエツリアのサーブ国王陛下にお会いする為にここまで逃げて来ました。」
「ジュリエッタ!!」
「いいえお姉様!ここは駆け引き無しで全てを曝け出して懇願すべきではないでしょうか!?」
いきなり核心に触れようとしたジュリエッタを姉のジュリアが咎めるが、見たところこの姉妹は崖っぷちだ。俺は妹の意見に賛成だな。
「…話すつもりが有るなら聞こう。」
「はぁ…確かにそうですね。すみません、少しお時間を頂戴致します。私達の護衛についてはお話の後で判断なさって下さい。」
ライムは全て俺の判断に任せるつもりなのか、ビートとじゃれている。
「そもそも我がバンドー皇国は皇帝の下に政治と軍務を司る組織が明確に別れています。政治は貴族が、軍務は御家人と呼ばれる武家が。貴族の殆どは皇都に居を構えており、逆に御家人は国内各地に領地を与えられています。」
「少し前までは貴族も御家人達も強硬派が殆どで周辺諸国に水面下で工作を仕掛けていましたがオーシューの内乱後、情勢が変わりました。」
「……」
「エツリアは明確に親オーシューの立場を表明し、オーシューに至っては一個人の強大な武力を敢えて見せつける事で逆に我が国の戦意を削ぎ落しました。」
「それを受けて貴族達は軒並み和平派へと乗り換え、我が父も和平をよしとする旨を表明しようとしたのですが…」
「御家人達の頂点に立つ将軍職にある者がそれをよしとせずに和平派を追い落としに掛かったのです。もともと御家人にとっては貴族は目障りだったのでしょう。これを好機とばかりに。」
なるほど、王女達は和平派で隣国の王に助けを求めるつもりだった訳か。でもなぁ…
「あんた達はバンドーが隣国に何をして来たか分かっててそれでも助けを求めに行くってのか?」
「はい。謝罪ならいくらでもしますしこの首が望みならば差し出す覚悟です。あなた方もこの国の民を見たでしょう?救いたいのです。折角訪れた和平の機会なのです!ここを逃したら…」
「なるほどな。確かに周辺国家からすればバンドーが軍事国家になっていくのは都合が悪い。そこに付け込むって事だな?」
「はい。言い方は悪いですがその通りです。」
「話は分かった。だが、俺達はおそらくあんた達の敵だ。」
「え!?」
「俺の名はカズト。あっちのはライム。セリカに召喚された異世界人だ。」
「「な!?」」
「俺達はな。今までいろいろやらかしてくれたこの国の皇帝に謝らせるために旅をしてるんだよ。さて、どうする?」
俺達の正体を聞いて絶句する双子姉妹。しかし立ち直りは意外なほど早かった。
「これは好都合です。ジュリエッタ。あなたは何としてもサーブ王に会うのです。私はここでカズト様にこの首を。」
「お姉様!それならば私が!」
麗しい姉妹愛だが俺は首なんていらないっての。
「あいにく、俺は美少女の生首なんて要らない。欲しいのは皇帝の謝罪とオーシューにちょっかいを出さないって言う確約だ。」
「申し訳ありませんがそれは叶いません…」
「ん?」
「父上は…暗殺されました…」
なんだぁ!?マジかよ… 俺達がわざわざバンドーまで来た目的が…
「これは…大変な事になりましたね…。」
バンドーに放っていた斥候がもたらした情報にセリカは絶句する。カムリ領での事後処理も一段落し、王都に帰還した途端の出来事だった。
「あらあら、カズト君達、とんでもない時期にバンドーに向かったものね。」
クスクスと可笑しそうに笑う摂政コロナ。
「コロナ様!笑い事ではありません!カズ君達、大丈夫でしょうか…」
「心配はいらんのではないか?あの2人がどうにかなるなど想像もつかないよ。」
心配でたまらないといった風のサニーとあっけらかんとしたグロリア。
「陛下、これはまた国境付近に軍を展開させた方がいいのでは?」
ソアラがセリカに進言する。
「そうですね。アコード団長とアクセル隊長、それにローレルとガイアに召集を掛けて下さい。今後の対応を練りましょう。」
???
「全くとんでもない化け物じゃったわい。まさかこのワシがあの距離で気付かれておったとはな…」
「ふふふ、あんたも耄碌したんじゃないのかい?」
「ふん、抜かしよるわ。それにしても、あのような化け物にマトが保護されたとあってはこれからは随分と難儀になるぞい。」
ある山小屋。小柄な老人が手傷を負い、それを手当しているのは妖艶な色香を隠そうともしない年増の女。
「正直こんな国がどうなろうが知ったこっちゃないが、拾ってもらった分の恩は返さないとねぇ。もしどうにもならないなら逃げちまえばいいのさ。」
「さて…アレを相手にして逃げ切れるかのぉ…」
◇◇◇
「あんたらさあ、そういう身分はもっと秘密にした方がいいぜ?俺達が悪人だったらどうすんの?」
俺は今頭を抱えている。もちろん今しがた助けた『爆弾』のせいだ。
「それで、あんた達はなんで狙われてたんだ?」
「それは…その…」
一応、双子の皇女に理由を聞いてみたが、 ふん、言えないってか。まあそれならそれで。
「あ、そう。まぁ、俺達も無理に聞くつもりも無いし積極的に関わる理由もない。それじゃあ行こう、ライム。」
「うん、それじゃあ、後はよろしくねー!」
「まっ、待たれよ!」
護衛の女の1人が立ちふさがる。
「……」
「貴殿らの腕を見込んでお願いしたい!どうか姫様の護衛をして頂けないだろうか!?」
「理由も聞かずに黙って護衛しろって?バカを言うな。」
「報酬なら必ず!」
「落ち延びて来た姫様に報酬が払えるとも思えないし、さっきから言ってるだろ。訳も分からずに依頼なんか受けられるか。それに理由を知りすぎた奴が後で権力者に消されるなんてのはよくある話だしな。どっちみち俺達にメリットはないだろう?」
「…分かりました。無理を言ってしまい申し訳ありませんでした。あなたの言われる通り、今の私達にはお支払い出来る報酬もございません。命の恩人に対し何も報いる事が出来ず…ごめんなさい…」
こっちはジュリアだったか?正直まだ見分けが付かないんだけど。姫さん達は個人的には好感が持てる人柄だと思う。
「私達はオーシューのセリカ女王陛下とエツリアのサーブ国王陛下にお会いする為にここまで逃げて来ました。」
「ジュリエッタ!!」
「いいえお姉様!ここは駆け引き無しで全てを曝け出して懇願すべきではないでしょうか!?」
いきなり核心に触れようとしたジュリエッタを姉のジュリアが咎めるが、見たところこの姉妹は崖っぷちだ。俺は妹の意見に賛成だな。
「…話すつもりが有るなら聞こう。」
「はぁ…確かにそうですね。すみません、少しお時間を頂戴致します。私達の護衛についてはお話の後で判断なさって下さい。」
ライムは全て俺の判断に任せるつもりなのか、ビートとじゃれている。
「そもそも我がバンドー皇国は皇帝の下に政治と軍務を司る組織が明確に別れています。政治は貴族が、軍務は御家人と呼ばれる武家が。貴族の殆どは皇都に居を構えており、逆に御家人は国内各地に領地を与えられています。」
「少し前までは貴族も御家人達も強硬派が殆どで周辺諸国に水面下で工作を仕掛けていましたがオーシューの内乱後、情勢が変わりました。」
「……」
「エツリアは明確に親オーシューの立場を表明し、オーシューに至っては一個人の強大な武力を敢えて見せつける事で逆に我が国の戦意を削ぎ落しました。」
「それを受けて貴族達は軒並み和平派へと乗り換え、我が父も和平をよしとする旨を表明しようとしたのですが…」
「御家人達の頂点に立つ将軍職にある者がそれをよしとせずに和平派を追い落としに掛かったのです。もともと御家人にとっては貴族は目障りだったのでしょう。これを好機とばかりに。」
なるほど、王女達は和平派で隣国の王に助けを求めるつもりだった訳か。でもなぁ…
「あんた達はバンドーが隣国に何をして来たか分かっててそれでも助けを求めに行くってのか?」
「はい。謝罪ならいくらでもしますしこの首が望みならば差し出す覚悟です。あなた方もこの国の民を見たでしょう?救いたいのです。折角訪れた和平の機会なのです!ここを逃したら…」
「なるほどな。確かに周辺国家からすればバンドーが軍事国家になっていくのは都合が悪い。そこに付け込むって事だな?」
「はい。言い方は悪いですがその通りです。」
「話は分かった。だが、俺達はおそらくあんた達の敵だ。」
「え!?」
「俺の名はカズト。あっちのはライム。セリカに召喚された異世界人だ。」
「「な!?」」
「俺達はな。今までいろいろやらかしてくれたこの国の皇帝に謝らせるために旅をしてるんだよ。さて、どうする?」
俺達の正体を聞いて絶句する双子姉妹。しかし立ち直りは意外なほど早かった。
「これは好都合です。ジュリエッタ。あなたは何としてもサーブ王に会うのです。私はここでカズト様にこの首を。」
「お姉様!それならば私が!」
麗しい姉妹愛だが俺は首なんていらないっての。
「あいにく、俺は美少女の生首なんて要らない。欲しいのは皇帝の謝罪とオーシューにちょっかいを出さないって言う確約だ。」
「申し訳ありませんがそれは叶いません…」
「ん?」
「父上は…暗殺されました…」
なんだぁ!?マジかよ… 俺達がわざわざバンドーまで来た目的が…
0
お気に入りに追加
5,673
あなたにおすすめの小説
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
神の種《レイズアレイク》 〜 剣聖と5人の超人 〜
南祥太郎
ファンタジー
生まれながらに2つの特性を備え、幼少の頃に出会った「神さま」から2つの能力を授かり、努力に努力を重ねて、剣と魔法の超絶技能『修羅剣技』を習得し、『剣聖』の称号を得た、ちょっと女好きな青年マッツ・オーウェン。
ランディア王国の守備隊長である彼は、片田舎のラシカ地区で起きた『モンスター発生』という小さな事件に取り組んでいた。
やがてその事件をきっかけに、彼を密かに慕う高位魔術師リディア・ベルネット、彼を公に慕う大弓使いアデリナ・ズーハーなどの仲間達と共に数多の国を旅する事になる。
ランディア国王直々の任務を遂行するため、個人、家族、集団、時には国家レベルの問題を解決し、更に心身共に強く成長していく。
何故か老化が止まった美女や美少年、東方の凄腕暗殺者達、未知のモンスター、伝説の魔神、そして全ての次元を超越する『超人』達と出会い、助け合い、戦い、笑い、そして、鼻の下を伸ばしながら ―――
※「小説家になろう」で掲載したものを全話加筆、修正、時々《おまけ》話を追加していきます。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
私ではありませんから
三木谷夜宵
ファンタジー
とある王立学園の卒業パーティーで、カスティージョ公爵令嬢が第一王子から婚約破棄を言い渡される。理由は、王子が懇意にしている男爵令嬢への嫌がらせだった。カスティージョ公爵令嬢は冷静な態度で言った。「お話は判りました。婚約破棄の件、父と妹に報告させていただきます」「待て。父親は判るが、なぜ妹にも報告する必要があるのだ?」「だって、陛下の婚約者は私ではありませんから」
はじめて書いた婚約破棄もの。
カクヨムでも公開しています。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
卒業パーティーで魅了されている連中がいたから、助けてやった。えっ、どうやって?帝国真拳奥義を使ってな
しげむろ ゆうき
恋愛
卒業パーティーに呼ばれた俺はピンク頭に魅了された連中に気づく
しかも、魅了された連中は令嬢に向かって婚約破棄をするだの色々と暴言を吐いたのだ
おそらく本意ではないのだろうと思った俺はそいつらを助けることにしたのだ
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。