149 / 170
第四章
4-63
しおりを挟む
R18
「おにゃかっ、あちゅいっ……っ」
奥に放たれて、背中を仰け反っていると、膣(なか)にいるそれは最後まで全部出し切ろうとして雪の腰を掴みながら躰を揺らした。その振動にも躰を震わせていると萎んだ筈の男の雄が硬さを持ち出したのを雪は感じて、青褪めた。
『終わりじゃない』と宣言されてから、全くもって一度も抜かれず、ひたすら正常位のまま喘がされた。
何度も膣(なか)に出した筈なのに、こんなにすぐにでも復活するものなのかと雪は疑問に思ったが、ましてこの男しか知らないので他所がどうなのか雪にはわからなかった。訊ねたら教えてくれるかな……?
「ま、まだぁ、する……?」
喘ぎ過ぎて声も枯れて上手く喋れない雪は掠れた声で男にそう訊ねると「勿論」と返って来て「もう無理」と涙目で訴えた。
困ったような顔をされただけで、膣(なか)の物はそのままだ。
「九十五回」
「……?」
男はうっすらと笑うと、その笑いがなんだか不気味で雪は身震いをしたが、それはきのせいではなかった
「俺らが離れていたのは、六十一日。そして今日までで三十四日。それを回数にするとあと九十五回は雪の中に出さなきゃならない」
「????」
今度はにっこりと笑われたが、どうしても背筋に流れる汗を無視できなかった。
「まだ、終わらないってこと」
「ま、ま、待って、久賀しゃっ、そんな、九十五回も入らなっ」
「やってみなきゃ、分からないでしょ?」
グッと押され——
「あ、ひゃっ、あっ、む、むり! めっ……!」
「はっ……雪……」
腰を動かした男は雪を攻め立て、ぐりぐりと腰を回した。胸を揉まれ、乳首を摘まれると、膣が収縮し男を締め付ける。
「めぇ、なのっ…めっ…」
「めっ、て…ふふ」
可愛いね。
「お腹膨らんじゃうっ……」
「前言ったよね? いつかたぷたぷにしてあげるって」
「いやだぁ、だめ、いやぁっ」
瞳に涙を溜めて厭々と首を振る雪に、男は無情にも腰を振り続け出し挿れを繰り返した。
九十五回も出されたら、お腹が破裂しちゃう…!
何度も出したはずなのに、勢いよく膣に放たれる。
しかし、すぐに、男のものは回復して硬さを保ち、いったばかりの雪を挿れたまま責め立て続きとばかりに胸を揉みくちゃにされ、乳首を口に含まれた。
チュッと吸ったかと思うと甘噛みされ、噛んだ場所を舌で舐められ、吸われ、を繰り返されて頭の中がぐちゃぐちゃになっていると久賀に囁かれた。
「俺は雪に何回出した? 雪は何回イッた?」
「ふぁ? ん、そんな、わかんなぁっ!」
ぐりっと臍を指で弄られ、ビクビクと痙攣すると、男はそれでも雪の奥を切先で緩急つけて押し続け、雪に答えを出させようとした。
「正解したら、俺が九十五回出すんじゃなくて、雪が九十五回いった数にしてあげる」
それって、どちらも逝き地獄である。
しかし、今の雪はお腹が膨れるよりも、そちらの方が幾分ましに聞こえた。
「三回……っ?」
「——正解」
正解、と言われ雪にちゅっと口付けた男は、「じゃあ、雪は何回イッた?」と訊いた。
「三回…?」
じっと男の目を見ると、スッと細められ、口元がニヤリと動いた。
「——残念……七回イッた」
さぁッと血の気が引いて青褪めたが、止まったはずの腰が動き出し、執拗だった。
「九十五に三回出したから、後、九十二回か……」
「あ、もぉ、むり、むり、やだぁ、くがさまぁ!」
「様だって……」
最中に『様』付になるのが、最高に可愛くて堪らないね。
「分けて、分けて……」
お願い、と懇願し縋るように男を見た。
九十五回も出すって言うのは、半分本気だったが……そんな事は無理な話で、本当にすれば壊れてしまいかねないので、出なくなるまで攻め立てて、終わるつもりだった。
しかし、組み敷いた少女があまりにも可愛くて、可哀想で、本気で怯えて、怯えながらも、感じているものだから、少し悪戯をしたくなったのである。
「分けても良いけど、その分日数分が増えて行くだけだよ? 明日になったら、九十三回になるよ? 明後日なら九十四回かな」
「んんんんっ」
首をフルフルと振って、怯える雪に深く口付けをしながら指で耳朶をやわやわと揉んだ。
口付を止(や)めてから、雪の耳孔を舌で抉るようにして舐めると、膣(なか)がきゅっとしまる感覚がある。
「あっん、んっ、ふぁっ、あっ」
「耳、好き?」
コクコクと首を縦に振られてその様子を見ながら男は腰を打ち続ける。
「あ、も、久賀様、くがさまぁああああっ」
「はっ、あっ、雪っ……俺のっ……」
右の耳を犯されながら、久賀の声が脳髄に響き、男の精液が膣(なか)で爆ぜて、耳元で男が獣のように唸った。その声にも脳が震えてしまう。
「はっ……雪……」
耳元で名前を呼ばれながら、硬さを取り戻したそれを雪は昔、久賀の兄が言っていた単語をぼんやりと思い出していた。
何だったっけかなぁ——…
ぼんやりとしていた頭のせいか何も考えられなくなった雪は瞼をゆっくりと閉じて、本当の暗闇に覆われた。
思考がまだ残っている時に、男から右耳に囁かれた言葉は、雪が本当に——欲しい言葉ではなくて、心がしゅんと萎んで行くのを感じながら雪は意識を手放した。
「おにゃかっ、あちゅいっ……っ」
奥に放たれて、背中を仰け反っていると、膣(なか)にいるそれは最後まで全部出し切ろうとして雪の腰を掴みながら躰を揺らした。その振動にも躰を震わせていると萎んだ筈の男の雄が硬さを持ち出したのを雪は感じて、青褪めた。
『終わりじゃない』と宣言されてから、全くもって一度も抜かれず、ひたすら正常位のまま喘がされた。
何度も膣(なか)に出した筈なのに、こんなにすぐにでも復活するものなのかと雪は疑問に思ったが、ましてこの男しか知らないので他所がどうなのか雪にはわからなかった。訊ねたら教えてくれるかな……?
「ま、まだぁ、する……?」
喘ぎ過ぎて声も枯れて上手く喋れない雪は掠れた声で男にそう訊ねると「勿論」と返って来て「もう無理」と涙目で訴えた。
困ったような顔をされただけで、膣(なか)の物はそのままだ。
「九十五回」
「……?」
男はうっすらと笑うと、その笑いがなんだか不気味で雪は身震いをしたが、それはきのせいではなかった
「俺らが離れていたのは、六十一日。そして今日までで三十四日。それを回数にするとあと九十五回は雪の中に出さなきゃならない」
「????」
今度はにっこりと笑われたが、どうしても背筋に流れる汗を無視できなかった。
「まだ、終わらないってこと」
「ま、ま、待って、久賀しゃっ、そんな、九十五回も入らなっ」
「やってみなきゃ、分からないでしょ?」
グッと押され——
「あ、ひゃっ、あっ、む、むり! めっ……!」
「はっ……雪……」
腰を動かした男は雪を攻め立て、ぐりぐりと腰を回した。胸を揉まれ、乳首を摘まれると、膣が収縮し男を締め付ける。
「めぇ、なのっ…めっ…」
「めっ、て…ふふ」
可愛いね。
「お腹膨らんじゃうっ……」
「前言ったよね? いつかたぷたぷにしてあげるって」
「いやだぁ、だめ、いやぁっ」
瞳に涙を溜めて厭々と首を振る雪に、男は無情にも腰を振り続け出し挿れを繰り返した。
九十五回も出されたら、お腹が破裂しちゃう…!
何度も出したはずなのに、勢いよく膣に放たれる。
しかし、すぐに、男のものは回復して硬さを保ち、いったばかりの雪を挿れたまま責め立て続きとばかりに胸を揉みくちゃにされ、乳首を口に含まれた。
チュッと吸ったかと思うと甘噛みされ、噛んだ場所を舌で舐められ、吸われ、を繰り返されて頭の中がぐちゃぐちゃになっていると久賀に囁かれた。
「俺は雪に何回出した? 雪は何回イッた?」
「ふぁ? ん、そんな、わかんなぁっ!」
ぐりっと臍を指で弄られ、ビクビクと痙攣すると、男はそれでも雪の奥を切先で緩急つけて押し続け、雪に答えを出させようとした。
「正解したら、俺が九十五回出すんじゃなくて、雪が九十五回いった数にしてあげる」
それって、どちらも逝き地獄である。
しかし、今の雪はお腹が膨れるよりも、そちらの方が幾分ましに聞こえた。
「三回……っ?」
「——正解」
正解、と言われ雪にちゅっと口付けた男は、「じゃあ、雪は何回イッた?」と訊いた。
「三回…?」
じっと男の目を見ると、スッと細められ、口元がニヤリと動いた。
「——残念……七回イッた」
さぁッと血の気が引いて青褪めたが、止まったはずの腰が動き出し、執拗だった。
「九十五に三回出したから、後、九十二回か……」
「あ、もぉ、むり、むり、やだぁ、くがさまぁ!」
「様だって……」
最中に『様』付になるのが、最高に可愛くて堪らないね。
「分けて、分けて……」
お願い、と懇願し縋るように男を見た。
九十五回も出すって言うのは、半分本気だったが……そんな事は無理な話で、本当にすれば壊れてしまいかねないので、出なくなるまで攻め立てて、終わるつもりだった。
しかし、組み敷いた少女があまりにも可愛くて、可哀想で、本気で怯えて、怯えながらも、感じているものだから、少し悪戯をしたくなったのである。
「分けても良いけど、その分日数分が増えて行くだけだよ? 明日になったら、九十三回になるよ? 明後日なら九十四回かな」
「んんんんっ」
首をフルフルと振って、怯える雪に深く口付けをしながら指で耳朶をやわやわと揉んだ。
口付を止(や)めてから、雪の耳孔を舌で抉るようにして舐めると、膣(なか)がきゅっとしまる感覚がある。
「あっん、んっ、ふぁっ、あっ」
「耳、好き?」
コクコクと首を縦に振られてその様子を見ながら男は腰を打ち続ける。
「あ、も、久賀様、くがさまぁああああっ」
「はっ、あっ、雪っ……俺のっ……」
右の耳を犯されながら、久賀の声が脳髄に響き、男の精液が膣(なか)で爆ぜて、耳元で男が獣のように唸った。その声にも脳が震えてしまう。
「はっ……雪……」
耳元で名前を呼ばれながら、硬さを取り戻したそれを雪は昔、久賀の兄が言っていた単語をぼんやりと思い出していた。
何だったっけかなぁ——…
ぼんやりとしていた頭のせいか何も考えられなくなった雪は瞼をゆっくりと閉じて、本当の暗闇に覆われた。
思考がまだ残っている時に、男から右耳に囁かれた言葉は、雪が本当に——欲しい言葉ではなくて、心がしゅんと萎んで行くのを感じながら雪は意識を手放した。
0
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
絶倫彼は私を離さない~あぁ、私は貴方の虜で快楽に堕ちる~
一ノ瀬 彩音
恋愛
私の彼氏は絶倫で、毎日愛されていく私は、すっかり彼の虜になってしまうのですが
そんな彼が大好きなのです。
今日も可愛がられている私は、意地悪な彼氏に愛され続けていき、
次第に染め上げられてしまうのですが……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
妹に呪われてモフモフにされたら、王子に捕まった
秋月乃衣
恋愛
「お姉様、貴女の事がずっと嫌いでした」
満月の夜。王宮の庭園で、妹に呪いをかけられた公爵令嬢リディアは、ウサギの姿に変えられてしまった。
声を発する事すら出来ず、途方に暮れながら王宮の庭園を彷徨っているリディアを拾ったのは……王太子、シオンだった。
※サクッと読んでいただけるように短め。
そのうち後日談など書きたいです。
他サイト様でも公開しております。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる