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第三章
3-25
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注:流血シーンがあります
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長い髪を後ろに一つに括った男は刀を手に持ちながら、その場に立っていた。
首が刎ねられたのは本当に一瞬だった。あの肉の塊のせいでどこが首なのか分からないような太い首をたった一斬りで斬ったのは相当の手慣れに違いなく、また手にする刀は名刀と言われの高い刀で、人斬りが好んで使う刀として有名で、また切れ味も最高級だと言われていた。
首が身体を離れ転がる寸前で痩せた男は少女の口から自分のブツを抜くとその男に対抗しようと刀を抜こうと腰に手をやるが刀がなく青褪めた。自分の刀は少女を犯す為に邪魔で入り口に立てかけたのを思い出す。
「刀は武士の魂、じゃなかったか?」
と自嘲気味に吐かれ、足元にある胴体と首が離れた男が投げ飛ばした刀を長髪の男は蹴り飛ばした。
その目からは感情が読めないが、その気は怒りを含ませ、それだけで人を殺せそうなで声を荒げる事もないのに気を抜けば、その空気に触れれば死にそうな程、冷たく殺気に満ちていた。
突然現れた男は二人が捨てた似顔絵を拾い上げると、一瞬だけ驚きの目で見開いたがほんの一瞬の出来事であり、恐怖に怯える男はそんな機敏な動きなど気付く筈もなかった。
長い髪の男————久賀は切長の目を細め、萎えた下半身をチラリとだけ見ると、自由に動けるようになった身体を蹲るように丸めて口元を押さえる雪へと移動させた。
上半身は上しか羽織っておらず下は裸で何をされそうになったのか一目瞭然だった。何をされそう————ではなく、されたのかもしれない。
ゴホゴホと咳き込み、胃液を苦しげに吐く背中を痛まし目に見つめて顔を歪めれば、久賀の後を追って来た薫が雪の名前を呼びながらその場に現れた。
吐き続ける雪の背中を摩ってあげれば、薫の声が聞こえてゆるゆると雪は顔を上げた。薫の視界に殴られて瞼や頬が腫れきった顔が映って、薫は目を大きく見開くいてすぐ、くしゃりと顔を歪めた。
薫は自分の着物の袖を破り鼻の下の血を綺麗に拭き取ってやると、血が止まったようで安堵に胸を撫で下ろした。
「顔に、血が…ついて、る…」
「怪我してるの…? 大丈夫?」と人のことを心配する雪を薫は泣きそうになって抱き締めた。
すると、おずおずと薫の背中に手が伸びて来たかと思えば、力一杯抱きしめられ、雪はわんわんと声をあげて泣きじゃくった。
「怖かっ、た、怖、かった…! やだって言ったのに、言ったのに…! やだって、ううっ、ひっ、うっ、ひゅ、うっ」
口の中に男の物が残っている気がして、臭いが未だに残っている気がして吐き気が襲って薫から離れると再び蹲った。吐きたいのに吐く物がなくなったのか、オエッという嗚咽しか出て来ずグズグズと泣く背中を、薫はただ優しく手で摩って「大丈夫だから、大丈夫」と震える雪を慰めた。
その様子を静かに見守る久賀を見た男は、こっそりと逃げようと座ったまま動いたが、ジロリと睨まれ、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる。
男の顔は何がおかしいのか口元を歪めて笑みを浮かべているが、目が笑っておらず、じりじりと痩せた男の元へ近づいて来る。蝋燭の淡い灯りが刀に鈍い光を反射させ、刃先から床にかけてぽとぽとと血が流れて床を汚して行く。それでも男の端正な顔は綺麗に笑みを浮かべたままだった。
「あ、あ、安心してくれ、あの餓鬼はお前のだったんだろ? 俺らは未遂だから、旦那の子供を俺らは、傷物にしちゃいねぇから」
「そうか…そりゃ、いい事聞いたな」
薄ら笑うが、全然そういう風に聞こえなかった。
ゆっくりと刃先が男の顔の前に向けられる。
「命だけは助けてやろう」
「な、なんでも言ってくれ、何でもやるから、命は助けてくれ」
にっと笑う久賀は先ほど拾った紙を男に広げて見せた。
「誰がこれを書いた?」
「誰が書いたかは知らねっ」
喉に当てられ悲鳴を洩らした。
「ほ、本当だよ! 誰が書いたかは知らねぇんだ!! ただどっかのお偉いさんに、生死を問わないから探して来いと、花街に居るからと…!」
「そのお偉いさんは誰だ」
「俺らみたいな人間に仕事を振る男が居て、そいつにたまにお偉いさんが部下を使いたくない時にその仕事を振る男に…外部に依頼するんだよ…俺は、直接受けた事がねぇから…あ、知りたきゃ外であの胸のでかい餓鬼とよろしくやってた男に聞けば良い。あいつがその仕事を振る奴と知り合————」
よく考えれば、あの餓鬼がここに来たってことは…あの男は生きちゃいねぇかもしんねぇ————…
その考えに辿り着いて男を見上げれば、にーっと口元だけ動かされ笑みを深くされた。
「知らねぇんだな」
「頼む、命だけは」
「命だけは、良いと、言ってるだろう?」
刀を下され何も思う事も出来ず、自分の剥き出しになったままのそれに刃先が下された瞬時に激痛が走り、痩せた男は叫び声を上げた。
「動くと千切れるぞ。刺してんだから」
「貴様ぁぁあぁぁーーーー! 死ね、死ね、死ね!しっ!!!」
悪態を吐きながら痛みでのたうち回り、静かに見下ろして刀を動かさない久賀は感情の籠らない目でひたすら見下した。
「どこぞの国には去勢する刑罰があるらしいと聞く。その後皇帝や後宮に仕え側近として仕えたとか。罰なのに笑えるよなぁ。高貴な方々に仕えられるんだからなぁ」
淡々と喋る男の声など痛みで聞いちゃいられなかった。その刀はまだ刺されたままだ。
「自主的に去勢して宦官を志願する事例も出て来ていたという。しかしだ。去勢した後の傷口から細菌が入って三割が死ぬんだとさ。宦官になるのは命がけだったらしいんだが————お前はどうなるだろうな?」
「生きるか、死ぬか。どう転ぶかな?」
グッと力を入れられたのがわかり、ガッと抜かれた事により血がダラダラと大量に溢れ出しその痛みでものたうち回る。それを見た
子供の短い悲鳴が聞こえたがそれどころじゃなかった。
「命だけは助けただろう? あとは生きるか死ぬかはお前次第だ」
俺の最大限の慈悲だ、と言わんばかりに男は優しげに微笑んだが、やはり目の奥は笑っちゃいなかった。
「もし、その依頼人に会う事があったらこう伝えろ」
痩せた男の耳元で久賀はボソボソと呟くと、痩せた男は何度も頷いて見せた。
「二度と顔を見せるなよ。見せたらどうなるか分かるな?」
下半身から血を流す男は傷口を押さえてよろけながら出口へと向かって行く。途中何かに躓き派手に転んだが、その動けぬ何かにジロリと見られ、悲鳴をあげると転がるように建物の外へと出て行った。
刀に付いた血を振り払うように刀を振ると腰に下げた鞘に収め後ろを振り返った。
床に座り込んだ薫の膝の上に頭を預けて腰に抱き付きながら身体を丸め、泣きじゃくる雪の背中を久賀は真っ直ぐに捉えた。
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長い髪を後ろに一つに括った男は刀を手に持ちながら、その場に立っていた。
首が刎ねられたのは本当に一瞬だった。あの肉の塊のせいでどこが首なのか分からないような太い首をたった一斬りで斬ったのは相当の手慣れに違いなく、また手にする刀は名刀と言われの高い刀で、人斬りが好んで使う刀として有名で、また切れ味も最高級だと言われていた。
首が身体を離れ転がる寸前で痩せた男は少女の口から自分のブツを抜くとその男に対抗しようと刀を抜こうと腰に手をやるが刀がなく青褪めた。自分の刀は少女を犯す為に邪魔で入り口に立てかけたのを思い出す。
「刀は武士の魂、じゃなかったか?」
と自嘲気味に吐かれ、足元にある胴体と首が離れた男が投げ飛ばした刀を長髪の男は蹴り飛ばした。
その目からは感情が読めないが、その気は怒りを含ませ、それだけで人を殺せそうなで声を荒げる事もないのに気を抜けば、その空気に触れれば死にそうな程、冷たく殺気に満ちていた。
突然現れた男は二人が捨てた似顔絵を拾い上げると、一瞬だけ驚きの目で見開いたがほんの一瞬の出来事であり、恐怖に怯える男はそんな機敏な動きなど気付く筈もなかった。
長い髪の男————久賀は切長の目を細め、萎えた下半身をチラリとだけ見ると、自由に動けるようになった身体を蹲るように丸めて口元を押さえる雪へと移動させた。
上半身は上しか羽織っておらず下は裸で何をされそうになったのか一目瞭然だった。何をされそう————ではなく、されたのかもしれない。
ゴホゴホと咳き込み、胃液を苦しげに吐く背中を痛まし目に見つめて顔を歪めれば、久賀の後を追って来た薫が雪の名前を呼びながらその場に現れた。
吐き続ける雪の背中を摩ってあげれば、薫の声が聞こえてゆるゆると雪は顔を上げた。薫の視界に殴られて瞼や頬が腫れきった顔が映って、薫は目を大きく見開くいてすぐ、くしゃりと顔を歪めた。
薫は自分の着物の袖を破り鼻の下の血を綺麗に拭き取ってやると、血が止まったようで安堵に胸を撫で下ろした。
「顔に、血が…ついて、る…」
「怪我してるの…? 大丈夫?」と人のことを心配する雪を薫は泣きそうになって抱き締めた。
すると、おずおずと薫の背中に手が伸びて来たかと思えば、力一杯抱きしめられ、雪はわんわんと声をあげて泣きじゃくった。
「怖かっ、た、怖、かった…! やだって言ったのに、言ったのに…! やだって、ううっ、ひっ、うっ、ひゅ、うっ」
口の中に男の物が残っている気がして、臭いが未だに残っている気がして吐き気が襲って薫から離れると再び蹲った。吐きたいのに吐く物がなくなったのか、オエッという嗚咽しか出て来ずグズグズと泣く背中を、薫はただ優しく手で摩って「大丈夫だから、大丈夫」と震える雪を慰めた。
その様子を静かに見守る久賀を見た男は、こっそりと逃げようと座ったまま動いたが、ジロリと睨まれ、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる。
男の顔は何がおかしいのか口元を歪めて笑みを浮かべているが、目が笑っておらず、じりじりと痩せた男の元へ近づいて来る。蝋燭の淡い灯りが刀に鈍い光を反射させ、刃先から床にかけてぽとぽとと血が流れて床を汚して行く。それでも男の端正な顔は綺麗に笑みを浮かべたままだった。
「あ、あ、安心してくれ、あの餓鬼はお前のだったんだろ? 俺らは未遂だから、旦那の子供を俺らは、傷物にしちゃいねぇから」
「そうか…そりゃ、いい事聞いたな」
薄ら笑うが、全然そういう風に聞こえなかった。
ゆっくりと刃先が男の顔の前に向けられる。
「命だけは助けてやろう」
「な、なんでも言ってくれ、何でもやるから、命は助けてくれ」
にっと笑う久賀は先ほど拾った紙を男に広げて見せた。
「誰がこれを書いた?」
「誰が書いたかは知らねっ」
喉に当てられ悲鳴を洩らした。
「ほ、本当だよ! 誰が書いたかは知らねぇんだ!! ただどっかのお偉いさんに、生死を問わないから探して来いと、花街に居るからと…!」
「そのお偉いさんは誰だ」
「俺らみたいな人間に仕事を振る男が居て、そいつにたまにお偉いさんが部下を使いたくない時にその仕事を振る男に…外部に依頼するんだよ…俺は、直接受けた事がねぇから…あ、知りたきゃ外であの胸のでかい餓鬼とよろしくやってた男に聞けば良い。あいつがその仕事を振る奴と知り合————」
よく考えれば、あの餓鬼がここに来たってことは…あの男は生きちゃいねぇかもしんねぇ————…
その考えに辿り着いて男を見上げれば、にーっと口元だけ動かされ笑みを深くされた。
「知らねぇんだな」
「頼む、命だけは」
「命だけは、良いと、言ってるだろう?」
刀を下され何も思う事も出来ず、自分の剥き出しになったままのそれに刃先が下された瞬時に激痛が走り、痩せた男は叫び声を上げた。
「動くと千切れるぞ。刺してんだから」
「貴様ぁぁあぁぁーーーー! 死ね、死ね、死ね!しっ!!!」
悪態を吐きながら痛みでのたうち回り、静かに見下ろして刀を動かさない久賀は感情の籠らない目でひたすら見下した。
「どこぞの国には去勢する刑罰があるらしいと聞く。その後皇帝や後宮に仕え側近として仕えたとか。罰なのに笑えるよなぁ。高貴な方々に仕えられるんだからなぁ」
淡々と喋る男の声など痛みで聞いちゃいられなかった。その刀はまだ刺されたままだ。
「自主的に去勢して宦官を志願する事例も出て来ていたという。しかしだ。去勢した後の傷口から細菌が入って三割が死ぬんだとさ。宦官になるのは命がけだったらしいんだが————お前はどうなるだろうな?」
「生きるか、死ぬか。どう転ぶかな?」
グッと力を入れられたのがわかり、ガッと抜かれた事により血がダラダラと大量に溢れ出しその痛みでものたうち回る。それを見た
子供の短い悲鳴が聞こえたがそれどころじゃなかった。
「命だけは助けただろう? あとは生きるか死ぬかはお前次第だ」
俺の最大限の慈悲だ、と言わんばかりに男は優しげに微笑んだが、やはり目の奥は笑っちゃいなかった。
「もし、その依頼人に会う事があったらこう伝えろ」
痩せた男の耳元で久賀はボソボソと呟くと、痩せた男は何度も頷いて見せた。
「二度と顔を見せるなよ。見せたらどうなるか分かるな?」
下半身から血を流す男は傷口を押さえてよろけながら出口へと向かって行く。途中何かに躓き派手に転んだが、その動けぬ何かにジロリと見られ、悲鳴をあげると転がるように建物の外へと出て行った。
刀に付いた血を振り払うように刀を振ると腰に下げた鞘に収め後ろを振り返った。
床に座り込んだ薫の膝の上に頭を預けて腰に抱き付きながら身体を丸め、泣きじゃくる雪の背中を久賀は真っ直ぐに捉えた。
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