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なー

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濱田崇裕×浜中文一

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H side

俺がデビューしてから文一くんとは

会う機会も減り、プライベートでも

遊ぶ機会が減った。

俺が仕事のときに文一くんからメールが来る

なんて、間の悪い。

最近、文ちゃんに会いたすぎてたまらない。

俺がJrに入った頃から文一くんはいて

俺にとっては憧れの存在だった。

文一くんは俺がデビューして

俺は舞台派やからデビューできひんな

そ~言って悲しそうな顔をした。

俺はそんな文一くんに何も言うことができなかった。

俺がデビューしてどう思ってるんやろ?

「モヤモヤしててもらちあかん

                                         メールしてみよ」

(今何してますか?

ご飯でも行きませんか?)

メールを送った。

返ってくるかなぁ…

そんなことを思っていると

すぐに返信がきた。

(いいよ、どこいんの?)

はや!そう思いながら返信をする。

(家)

返信すると文一くんから電話がきた。

「今から行くわ」

「は!?ちょ…」

俺が何か言おうとする前に文一くんは電話を切った。

ふふ、俺は少し笑ってコートを着て

家の前で待つことにした。


15分後

文一くんらしき影が見えた。

俺は立って文一くんの元へ小走りで行った。

「なん?寒いのに待ってたん?」

「いや、いつ来るかわからんかったし

                  暖かくて寝てしまうかもしれんかったし」

少し無駄話をして文一くんが

「どこ行く?飯食ったん?」

「まだやで、腹減ったしご飯行こ」

そう言って2人でご飯を食べに行くことになった。

「何食べる?」

と文一くんが聞いてきた。

「ラーメン食べたい」

俺が言うと文一くんはすぐに

「ええよ」

と言ってくれた。優しいなぁ

そう思いながら文一くんと話しながら

いつも行くラーメン屋に行った。


ラーメンを食べていると今まで黙っていた

文一くんが急に口を開いた。

「俺になんか用あったんやろ?どしたん」

俺は驚いた。心読まれてるのかな

「いや、ちょっとさ…」

俺が困ったように言うと

「なん?ここでは言えへんのか?」

文一くんは優しく聞いてくれる。

「2人っきりになったら話すわ」

俺がそう言うと文一くんは ん と言って

ラーメンを食べ続けた。

ラーメンを食べ終わり文一くんは立ち上がった。

「もう行くん?」

俺がそう聞くと

「話すことあんのやろ?」

と文一くんが真顔でいってきた。

文一くんは何考えてるかわからんわ。

そう思いながら俺も立ち

勘定を済ませて店を後にした。


しばらく会話もなく歩いていると

文一くんは人気のない公園に入って行った。

「ここなら誰もおらんしここでええか?」

「あ、うん、ありがとう」

俺は何から話せばいいのか

どう話せばいいのかわからなくて

黙り込んでしまった。

すると文一くんが

「今日は仕事はよ終わったん?」

と俺に聞いてきた。

「今日は6時に終わって家帰ったら

文一くんのことばっか考えてた。」

と俺が言うと

文一くんが笑って

「はは、どんだけ俺のこと好きやねん(笑)」

そう言ってきた。

俺も笑って

「ほんまにな(笑)」

無駄な緊張がほぐれた。

少し静かな時間があり俺は

勇気を出して聞いてみた。

「文一くんはさ、、

      俺がデビューしてどう思ってのかなって」

文一くんは俺の方を見て驚いていた。

ちょっと考えて文一くんは

「うれしいで」

悲しそうに言ってきた。

文一くんの顔を見たらうれしいとは

思えず、俺は

「ほんまにそう思ってんの?

         顔めっちゃ悲しそうやで…」

そう言うと文一くんは

「俺自身はデビューできひんってわかってたし

濱ちゃんがデビューできたのはうれしいねん

めっちゃうれしいねんけど、ただ、Jr時代に

俺のそばにずっとおってくれたんは

濱ちゃんやから、濱ちゃんがデビューしたら

会える時間も少ななるし、仕事も一緒に

できひんし、うれしいねんけど悲しいねん」

泣きそうな顔で言ってきた。

俺は泣きそうになった。

「文一くん、俺はデビューできたのは

文一くんのお陰でもあると思ってるし

文一くんが思ってるのと同じで俺も

文一くんと会えへんかったり一緒に

仕事できひんかったりするのはほんまに悲しい。

けど、俺と文一くんの都合が会えば

ちょっとでも多く会いたいし

文一くんと色んなとこに行きたい。

めっちゃ文一くんのこと好きやねん。」

俺は泣くのを我慢して言った。

「俺も濱ちゃんのこと好きなんかもな

誰かを好きになったことなんてないし

あんまりレンアイとかわからんけど

俺は濱ちゃんとずっと一緒におりたい。

同じ仕事できんくても会われへんくても

俺は濱ちゃんと繋がってたい。」

文一くんはとうとう泣いてしまった。

俺はそんな文一くんを抱き寄せ

「文一くん俺と一緒にいてください。」

そう言うと文一くんは俺の顔を見て

「はい」

そう言ってくれた。

もう一度 文一くんを抱き寄せ唇を重ねた。

文一くんは顔を赤くして

「今日 、、濱ちゃん家 、、泊まっていい?」

俺は文一くんが甘えてくるなんて

思ってもみなくて、びっくりしたけど

「明日仕事休みやし、いいよ」

文一くんは笑って俺に飛びついてきた。

仕事とかですれ違う時も

あるかもしれんけど

俺は2人で乗り越えると

決めました。

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