上 下
198 / 206

他の厄災シリーズ現状

しおりを挟む
「お、おい。俺の体のパーツを集めてどうするつもりだぁ?オルゴロス」

 少し怯えた顔でオルゴロスを見ながら聞くゴウカァ。今からオルゴロスがすることの大体予想はついているんだろう。

「そうだなぁ。ゴウカァのバラバラにした体を一個ずつあのマグマにほうりこむ」
「ま、まて。はやまるな。流石の俺でもそこまでされたら再生に時間がかかる。だから考え直せ。な?」
「考え直せねぇ。それじゃ情報を、私が聞いた質問をちゃんとかえしたら考えてあげる」

 オルゴロスはゴウカァに言うとゴウカァは「わ、わかった」と答える。

「まず私とゴウカァ以外の厄災シリーズの居場所、あと生きてるか生きてないかを教えて」
「な、なんだ。簡単な質問じゃぁねぇか。それくらいなら答えてやるよ。全滅だよ。他の五龍王、雷龍と氷水龍と風龍に全員やられたよ。雷の厄災、ゴレクトは雷龍の空間に潜入後奴の雷に耐えきれずにやけ焦げて死んだよ。今の雷龍は龍種の中でもっとも強いとも噂されていたらしいからな。龍種からは」
「なぜそんなことを知っている?」

 オルゴロスはゴウカァに聞くとゴウカァは笑いながら

「俺の主人は炎龍サラマンルードを捕らえていたんだぞ。情報は娘の龍に何かをするといえば奴は情報をペラペラはいたからな。いやぁ。見ていて滑稽だったよ」
「そうか。では他の厄災シリーズは本当に死んだんだな?」
「ああ。水の厄災、スライトスも氷水龍に氷づけにされてくい殺されたよ。風の厄災、シィルドーも風龍の風魔法で体が回復できないほどに風の刃でバラバラにされて死んだ風龍の空間には地上という概念がない。だから自ら足場をつくらなければ永遠に落下をつづける。シィルドーは今落下の真っ最中だよ。死んだ状態でな」
「そりゃシィルドーも辛いだろうな。ゴウカァ以外とは私はあまり仲良くしてないから気にはしないけどねただ同じ厄災シリーズとしては可哀想とは思うわ」
「ふ。そ、そうか。なら俺のバラバラにした体も元どおりに。質問には嘘偽りなく答えたんだからオルゴロスの空間魔法で俺の体をくっつけ」

 ゴウカァがオルゴロスに言ってる間にオルゴロスはゴウカァの体、首以外の部位を全部マグマの中に放り込む。

「な、なぜだ!話が違うじゃないか!俺は、これじゃ再生がうまく」
「再生?まずさせる気がないんだから何を行ってるんだお前は?」
「え?」

 ゴウカァが驚いた間にゴウカァの首を掴んだ後にオルゴロスは空間魔法で適当な空間に繋げてゴウカァの首を放り投げた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

追放されたので幼馴染と異世界を満喫し、無双する

いっちー
ファンタジー
辺境の村に住む俺と幼馴染は、東京に旅行するために村を出た。東京に着いた3人は、観光をしてたら床から光が出てきて気が付いたら異世界に来ていた。周りを見ると、幼馴染の2人と高校生らしき4人組が居た。国王らしき人から話を聞くと高校生らしき4人組が勇者で自分と幼馴染は用済みと王宮を追放された。 追放されたからには「戻ってこいって言われても戻らない。幼馴染と一緒に異世界を満喫してやる!無双も出来るならしてやる!」という決意をした。 そして、追放した国は崩壊を迎え、勇者も… R-15は念の為の設定です。

俺だけ成長限界を突破して強くなる~『成長率鈍化』は外れスキルだと馬鹿にされてきたけど、実は成長限界を突破できるチートスキルでした~

つくも
ファンタジー
Fランク冒険者エルクは外れスキルと言われる固有スキル『成長率鈍化』を持っていた。 このスキルはレベルもスキルレベルも成長効率が鈍化してしまう、ただの外れスキルだと馬鹿にされてきた。 しかし、このスキルには可能性があったのだ。成長効率が悪い代わりに、上限とされてきたレベル『99』スキルレベル『50』の上限を超える事ができた。 地道に剣技のスキルを鍛え続けてきたエルクが、上限である『50』を突破した時。 今まで馬鹿にされてきたエルクの快進撃が始まるのであった。

月が導く異世界道中extra

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  こちらは月が導く異世界道中番外編になります。

普通に役立たずなので当たり前の様に追放されたんだけど明日からどうしよう

級長
ファンタジー
 低ランク魔物バスター、リュウガ・アークライドはとうとうギルドを追い出され、実家からも追放されてしまう。  チート能力も意外なお役立ちスキルも無いリュウガの明日はどっちだ? 真っ当に追放された青年の、逆転劇がここから始まる!  新章突入、突如転移してきた謎の建物「教室」。訪れたのは異世界の高校生? なぜ彼らは転移したのか、そしてレベル99の魔王、シンジの真相とは? 漂流した教室編開幕!

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第二章シャーカ王国編

男女比崩壊世界で逆ハーレムを

クロウ
ファンタジー
いつからか女性が中々生まれなくなり、人口は徐々に減少する。 国は女児が生まれたら報告するようにと各地に知らせを出しているが、自身の配偶者にするためにと出生を報告しない事例も少なくない。 女性の誘拐、売買、監禁は厳しく取り締まられている。 地下に監禁されていた主人公を救ったのはフロムナード王国の最精鋭部隊と呼ばれる黒龍騎士団。 線の細い男、つまり細マッチョが好まれる世界で彼らのような日々身体を鍛えてムキムキな人はモテない。 しかし転生者たる主人公にはその好みには当てはまらないようで・・・・ 更新再開。頑張って更新します。

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

処理中です...