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俺とジュナ 2

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「だ、大事な話ってな、何かな?」

 もじもじしながらもジュナは俺に聞くと俺は

「このシソンタウンの戦いが終わったら俺と結婚してほしい。そして一緒に幻の大地で生活しよう」

 俺はジュナに言うとジュナは顔を赤らめて照れながら

「ま、待って。わ、私にもやるべき、ことはある。へ、返事は保留にさせて。ち、ちなみに保留にしたけど結婚の件はオッケーだから」

 保留か。まぁ仕方ないよな。ジュナは俺のことそこまで・・・ん?

「待って今なんと?」
「結婚はオッケーです!恥ずかしいから何度も言わせないでよ!」

 ミワは顔を赤らめて首を凄い勢いで左右に振る。

「あ、ありがとう。でも保留の理由は?」
「そ、それは。私は今の帝国を変えたい。だからそれが落ち着くまでは結婚は考えられない。で、でもキナのことは好きだから、私はキナをキープしたいの。こんな条件でも、いや面倒な女でもいいならどうかよろしくお願い、します」
「こ、こちらこそよろしくお願いします!」

 俺とジュナは互いに頭を下げあった後に2人で気持ちよく笑った。

「これで俺にはもう悔いはない。ジュナの為にも戦う。だからジュナはジゴウ村でミワと待っていてくれないか?」
「・・・仕方ないわね。未来の旦那さんがそう言うならわかったわ。ただし必ず生きて帰ってきてね」
「無論だよ。俺を誰だと思っている。ジュナに告白をオッケーされたんだ。メギスがどれだけ強かろうが絶体生きて帰ってくるさ。それじゃジゴウ村に戻ろう」

 俺とジュナはジゴウ村に戻る際に恋人のように手をとりジゴウ村へと戻った。ジゴウ村に着くとミワが俺とジュナを待っていたようでミワが手を繋いでいるのを見て

「ジ、ジュナ姉もしかして兄様に告白したの?」
「ううん。キナから言われたわ。結婚してくれって」

 ミ、ミワに言うのか。1番の難関的なミワに。ジュナがどんな問い詰め方をされても俺がジュナを守らないと。俺はジュナを庇おうとするとミワは急に泣き出し

「よ、よかった。よかったよぉ。兄様とジュナ姉が結婚してくれるだなんて。私、嬉しいよぉ」

 え、えぇ。いつもの問い詰めはないのか?いちゃついたらダメとかそういうことは言わないのか!?
 俺が驚いているとジュナは

「ミワにはもう私の気持ちは伝えてあったの。だからちゃんとミワにはキナと付き合うことの了承は得ているのよ」
「了承も何も私は最初から2人が結婚してくれればそれでよかったんだよ!私はその為に兄様を女から守っていたんだから!」

 ミワは泣きながら俺に言った。
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