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ビーナの真の姿

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「私の美の前にはいかなる攻撃も消し飛ぶ。美の壁」
「バカなこと言ってるんじゃねぇよ。お前の魔法は光魔法。今のは光の壁、さしずめブライト・ウォールか?」

 俺はビーナに近づきビーナに斬りかかるとビーナは俺の攻撃を避け、俺の腹部を扇子で突く。

「うぐっ」
「汚らしい害虫が私に近づくんじゃありませんよ!全く!どうしてこうも私の周りには醜い奴らが集まるのかしら!イライラしますわね!」
「そりやぁ、お前の心がかなり汚れているからじゃないか。自称美の化身」
「っ!黙りなさい!害虫!美の矢!」

 光の矢、ブライト・アローを俺に向けて放つがジョーが壁を作って全て防ぐ。

「くっ!穢らわしい害虫如きが私の矢を防ぐなど!」
「当たり前のことをしただけです。敵からの攻撃を防ぐのは道理。それにキナ殿のことは女神様よりおまかせされていますゆえ。まぁ私程度に守られるのにおさまる方ではありませんが」

 ジョーはビーナに言った後、俺はビーナに近づき

「せいっ!」

 ビーナの片腕を切り落とし、ビーナは

「いやぁぁぁぁぁ!私の!私の美しい腕をよくも!この害虫が!」
「お前はもう黙れ!」

 俺はさらにもう片方の腕を斬り落とすとビーナは俺から距離をおき

「はぁ、はぁ。こんな。美の化身たる私にこんなことをしでかして。生きて帰れると思わないことね!」

 ビーナは一度目を閉じると次に目を開けた瞬間、ビーナの目の色が黒へと充血し肌も黒色へと変色する。斬り落とした腕の部分には黒い腕が生える。

「これは使いたくはなかったのだけど仕方ないわね。私の美とは反するけどあなたには私の美の魔法が通じないようだから。この姿。悪魔の姿でやるしかないわね」

 ビーナは俺とジョーに言った後に首をポキポキ鳴らした後、一気にジョーに近づいて

「この姿を見たものは誰であろうと生かさない。まずは壁の鬱陶しいあなた。死になさい」

 ジョーは壁を作ってビーナの攻撃を防ごうとしたがジョーの壁はいとも簡単に崩れ、ビーナはジョーの右肩をえぐる。

「かっは!」
「ジョー!」

 俺はビーナに急いで斬りかかるがビーナは俺の攻撃をものともせずにうけとめる。

「な!」
「待っていなさい。こいつを殺したら害虫。あなたの相手をしてあげるから」

 ビーナがジョーにとどめを刺そうとした時に俺はビーナの頭を何度も危険で斬りつけていると

「煩わしい害虫ね!いいわ。そんなに殺して欲しいなら先に殺してあげるわ!害虫!」

 ビーナの攻撃の矛先は俺に向いた。
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