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無自覚アレン
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俺は冒険者ギルドに入ると一直線に受付嬢のところへ向かった。
本当なら今頃、憧れの冒険職に胸を弾ませ飛び跳ねて喜んでいただろう。
しかし、今そんなことをして許されるような状況ではない。
「あの。俺たち冒険者登録したいんですけど」
こんな状況のため、適当に魔力測定や個人情報の記入をすれば冒険者になれるだろう。
本当ならランク適性試験を受け、自分に相応なクエストを受けるのだが、今はそんなことをしている余裕がない。
すると、受付嬢はランドロフの方は特に気にしていないようだが、俺の方をじろじろと見てくる。
そして、
「このような状況にもかかわらず、冒険職に志望ありがとうございます。ですが申し訳ございません。まだ未成年の方はご遠慮させていただくのがルールですので」
受付嬢は腰を折り、頭を下げながら言った。
その様子に俺とランドロフは唖然としてしまう。
俺はすぐに眠っていた記憶を呼び起こしながら言う。
「…………え? いや、あの伝説の勇者だって十五歳でSランク冒険者になったって…………」
「…………ふふっ。それはおとぎ話ですので。実際、現勇者は二十歳を超えて冒険者になっています」
受付嬢は一瞬唖然としたものの、苦笑いしながら答えてくれた。
俺の声が大きかったのか、周りにいた冒険者や受付嬢たちも苦笑いをしている。
しかし、そんな空気の均衡をぶち壊すようにランドロフが受付嬢に聞いた。
「じゃあ…………僕が推薦したらどうですか?」
「ふっふっふ。二人とも面白いんですね。冒険者でもない方が推薦だなんて」
受付嬢はさらにランドロフの言葉を聞いてお腹を押さえながら笑っている。
しかし、ランドロフは動揺することなく、
「早く試験を始めさせてください」
「分かりました。ではついて来てください」
受付嬢は口元を押さえ、再び笑ってしまわないように受付からランドロフと共に去っていった。
そしてランドロフがいなくなると当然、周りからは、
「あっはっは! あいつ他人を推薦するとか! A級以上の実力がないと出来ないの知らないのか?」
「やばい! 久しぶりにこんな面白い新人を見た!」
「え、なになに? なんか面白いことやってんの?」
こんな状況であるため皆色々ストレスが溜まっていたのだろう。
それを発散させるように大爆笑が巻き起こっている。
ちなみに、ランドロフは知らずに言ったのだろうが、他人を推薦することが出来るのはAランク冒険者以上でなければならない。
もし、俺が推薦されることが出来れば、無条件に冒険者になることが出来る。
まぁ元々Aランク冒険者などこの世界に三桁もいないため、そんな推薦が起きるなどほぼないのだ。
すると、巨大なモニターにランドロフとギルド長が映った。
冒険者ギルドの訓練場で一対一の決闘が試験であるようだ。
その光景が今、ロビーの巨大なモニターでリアルタイムで公開されているのだ。
俺はその様子に釘付けになっている。
「おい坊主。あのガキは俺より強いと思うか?」
俺はランドロフの頬へ視線を向けていると、近くにいた山賊のようなおじさんがニマニマと笑いながら聞いてくる。
俺は特に何も考えず、振り向かないまま口を開いた。
「そりゃあ、あなたの方が弱いでしょ…………あ」
「…………あん? 何だとこのガキ」
言葉にしてから気づく。とても無神経な言葉だったと。
当然、おじさんは後ろから俺に殺気を向けてきた。
「あっはっは! あの坊主、ガンジスに喧嘩売ったぞ!」
「二人とも馬鹿だったか!」
「ちょっと可哀想だけど、二、三本は骨が折れるんじゃない?」
その様子を周りは発展させようとはやし立てる。
そんな流れに乗り、おじさんは俺の肩に手を置いた。
そして、周りにいたやじ馬たちは被害を被られないように俺たちから距離をとり始める。
「ちょっと一般常識を学ぼうか? 坊主!」
おじさんはおじさんで一人、戦闘隊形に入ろうとしているが、俺は俺でランドロフのことが気になってしょうがない。
流石に殺しはしないだろうが、ギルド長がどんな状態になるか分からない。
「…………オラッ!」
そんなことを考えていると、急に俺の右頬へ鈍い拳が飛んできた。
本当に今はこんなおじさんの相手をしている時間なんてないのに。
「もう、ちょっと黙っててくださいよ」
俺はめんどくさいため、おじさんの拳をはたき落そうとする。
ペチンッ!
「……………………あぅ?」
「「「……………………あ」」」
おじさんは自分の右手を見ながら変な声を出した。
そして、周りのやじ馬たちも素っ頓狂な声を出す。
しかし、俺はそんな状況に気づいていない。
「…………本当にお願いだから、殺人だけはしないように」
俺はモニターを見ながら両手を合わして拝んでおいた。
今、おじさんの右腕をへし折った奴が何を言っているんだという話は置いておいてほしい。
後でしっかり謝ったが、まさか人間がここまで貧弱だったとは思ってもいなかったのだ。
どうやら俺も無自覚に魔力を纏い、自分の身体を強化していたらしい。
まぁそんなことはさておき、ランドロフに問題を起こされたらすべてが終わるのだからそんなこと気にしている余裕などないのだ。
『じゃあ始めようか。青年』
『よろしくお願いしますね。ギルド長』
ランドロフとギルド長と呼ばれた四十代ぐらいの強靭な男性はその言葉と同時に地を駆け、戦闘を開始した。
本当なら今頃、憧れの冒険職に胸を弾ませ飛び跳ねて喜んでいただろう。
しかし、今そんなことをして許されるような状況ではない。
「あの。俺たち冒険者登録したいんですけど」
こんな状況のため、適当に魔力測定や個人情報の記入をすれば冒険者になれるだろう。
本当ならランク適性試験を受け、自分に相応なクエストを受けるのだが、今はそんなことをしている余裕がない。
すると、受付嬢はランドロフの方は特に気にしていないようだが、俺の方をじろじろと見てくる。
そして、
「このような状況にもかかわらず、冒険職に志望ありがとうございます。ですが申し訳ございません。まだ未成年の方はご遠慮させていただくのがルールですので」
受付嬢は腰を折り、頭を下げながら言った。
その様子に俺とランドロフは唖然としてしまう。
俺はすぐに眠っていた記憶を呼び起こしながら言う。
「…………え? いや、あの伝説の勇者だって十五歳でSランク冒険者になったって…………」
「…………ふふっ。それはおとぎ話ですので。実際、現勇者は二十歳を超えて冒険者になっています」
受付嬢は一瞬唖然としたものの、苦笑いしながら答えてくれた。
俺の声が大きかったのか、周りにいた冒険者や受付嬢たちも苦笑いをしている。
しかし、そんな空気の均衡をぶち壊すようにランドロフが受付嬢に聞いた。
「じゃあ…………僕が推薦したらどうですか?」
「ふっふっふ。二人とも面白いんですね。冒険者でもない方が推薦だなんて」
受付嬢はさらにランドロフの言葉を聞いてお腹を押さえながら笑っている。
しかし、ランドロフは動揺することなく、
「早く試験を始めさせてください」
「分かりました。ではついて来てください」
受付嬢は口元を押さえ、再び笑ってしまわないように受付からランドロフと共に去っていった。
そしてランドロフがいなくなると当然、周りからは、
「あっはっは! あいつ他人を推薦するとか! A級以上の実力がないと出来ないの知らないのか?」
「やばい! 久しぶりにこんな面白い新人を見た!」
「え、なになに? なんか面白いことやってんの?」
こんな状況であるため皆色々ストレスが溜まっていたのだろう。
それを発散させるように大爆笑が巻き起こっている。
ちなみに、ランドロフは知らずに言ったのだろうが、他人を推薦することが出来るのはAランク冒険者以上でなければならない。
もし、俺が推薦されることが出来れば、無条件に冒険者になることが出来る。
まぁ元々Aランク冒険者などこの世界に三桁もいないため、そんな推薦が起きるなどほぼないのだ。
すると、巨大なモニターにランドロフとギルド長が映った。
冒険者ギルドの訓練場で一対一の決闘が試験であるようだ。
その光景が今、ロビーの巨大なモニターでリアルタイムで公開されているのだ。
俺はその様子に釘付けになっている。
「おい坊主。あのガキは俺より強いと思うか?」
俺はランドロフの頬へ視線を向けていると、近くにいた山賊のようなおじさんがニマニマと笑いながら聞いてくる。
俺は特に何も考えず、振り向かないまま口を開いた。
「そりゃあ、あなたの方が弱いでしょ…………あ」
「…………あん? 何だとこのガキ」
言葉にしてから気づく。とても無神経な言葉だったと。
当然、おじさんは後ろから俺に殺気を向けてきた。
「あっはっは! あの坊主、ガンジスに喧嘩売ったぞ!」
「二人とも馬鹿だったか!」
「ちょっと可哀想だけど、二、三本は骨が折れるんじゃない?」
その様子を周りは発展させようとはやし立てる。
そんな流れに乗り、おじさんは俺の肩に手を置いた。
そして、周りにいたやじ馬たちは被害を被られないように俺たちから距離をとり始める。
「ちょっと一般常識を学ぼうか? 坊主!」
おじさんはおじさんで一人、戦闘隊形に入ろうとしているが、俺は俺でランドロフのことが気になってしょうがない。
流石に殺しはしないだろうが、ギルド長がどんな状態になるか分からない。
「…………オラッ!」
そんなことを考えていると、急に俺の右頬へ鈍い拳が飛んできた。
本当に今はこんなおじさんの相手をしている時間なんてないのに。
「もう、ちょっと黙っててくださいよ」
俺はめんどくさいため、おじさんの拳をはたき落そうとする。
ペチンッ!
「……………………あぅ?」
「「「……………………あ」」」
おじさんは自分の右手を見ながら変な声を出した。
そして、周りのやじ馬たちも素っ頓狂な声を出す。
しかし、俺はそんな状況に気づいていない。
「…………本当にお願いだから、殺人だけはしないように」
俺はモニターを見ながら両手を合わして拝んでおいた。
今、おじさんの右腕をへし折った奴が何を言っているんだという話は置いておいてほしい。
後でしっかり謝ったが、まさか人間がここまで貧弱だったとは思ってもいなかったのだ。
どうやら俺も無自覚に魔力を纏い、自分の身体を強化していたらしい。
まぁそんなことはさておき、ランドロフに問題を起こされたらすべてが終わるのだからそんなこと気にしている余裕などないのだ。
『じゃあ始めようか。青年』
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