29 / 142
ゴブくんも疲れました
しおりを挟む
「……ん…………もう朝か」
窓から差し込む朝日で俺はゆっくりと混沌に沈んでいた俺の意識が起き始める。
朦朧とする意識を起こすため、俺は自室にある洗面台の前で顔をごしごしと洗う。
最近、色々あったためか少し体が重い気がする。
まぁ嫌な気分ではないが。
「…………ん?」
何かいつもより部屋の中がどんよりしている気がする。
俺の部屋はもちろん一人部屋だ。
俺の隣の部屋がゴブくん。反対側にドラがいる。
俺の部屋にはベットとテーブルと椅子が一つずつという簡素な部屋だ。
あと一週間したらテレビ? というものを魔王が置いてくれるらしい。少し楽しみである。
そんな簡素な部屋にも関わらず、何かしらの圧迫感があった。
俺は空気が原因かと思い、窓を大きく押し開ける。
すると、
「「「「「「「「おはようございます! アレン様!!」」」」」」」」
バタッ
俺は目にも止まらぬ速さで窓を閉める。
そして頭を押さえ、目を何度もこする。
「……………………本当に疲れてるんだな」
学校に行くという慣れないこともした。
俺は特に何も思わなかったが少しからずストレスが溜まっていたのかもしれない。
でも、もしかしたらと思い、もう一度ゆっくり窓を押し開け、
「「「「「「「「おはようございます! アレン様!!」」」」」」」」
バタッ!
俺は先ほどより強い勢いで窓を閉める。
「幻覚症状に幻聴…………医者に診てもらわなきゃ」
俺はそう自分自身を悲観しながら口にした。
俺は窓の鍵を閉め、重い腰を上げ部屋から出ようとすると、
「うえぇぇん! 助けてくださぁい! もう僕には無理です!」
目に涙を浮かべながらゴブくんが俺の部屋に突入してきた。
俺はその必死さに少しひいてしまう。
そしてゴブくんが俺の肩をどんどんと揺らしてくる。
「…………どうしたの? そんなに動揺してるなんて珍しい」
「あんなの無理ですよ! 僕はもう死んじゃいます!」
「…………はぁ?」
俺は流石に脳が追い付かず素っ頓狂な声を出してしまう。
しかし、ゴブくんの興奮は収まりそうにならない。
「分かった。何があったの?」
俺はゴブくんに椅子を勧めながらそう口にした。
ゴブくんは素直に席に座り一度ため息をついてから話し始めた。
「僕、いつものように朝市行ってきてたんですよ」
そう。ゴブくんは毎日、朝食の材料を買いに早く起きているのだ。
別に宮廷料理人が作ってくれるのだが、ゴブくんは『主の飯は僕が作ります』と張り切っていつも朝食を作ってくれているのだ。
ちなみに普通においしい。
「その時にですね。僕…………三十回も殺されかけたんですよ」
「…………何言ってんの?」
「……なッ! そんな顔で見ないでくださいよ! 本当なんですから!」
俺がジト目でゴブくんを見るとゴブくんは悲しそうな表情で俺を見てくる。
「本当なん……………………いやあああああぁぁぁ!」
急に俺の方、いや正確には俺の背後を見て急に席から崩れ落ち、後ろに這いずるように逃げていく。
俺はゆっくりと振り返るが特に何も変わらない俺の部屋の一部が映るだけだった。
「……ま…………マド」
窓を指さしながらゴブくんは口をパクパクさせ、そう言った。
俺は窓の外に何かいるのかと思い、ゆっくりと押し開ける。
「「「「「「「「おはようございます! アレン様!!」」」」」」」」
バタッ!!
「どうしたんだ? 何もいなかったよ?」
「主⁉ 現実から目を背けないでくださいよ! いましたよね⁉ 今! 絶対にいましたよね⁉」
「ん? 多分ゴブくんも疲れてるんだよ」
俺はアハハハと笑いながら体の骨をポキポキと鳴らす。
だってそれはだれでも現実だとは思わないだろう。
朝起きて窓を開けたら何百もの鳥類の魔獣が挨拶をしに来るなんて。
しかも、全員、魔獣の第三形態だ。
俺たち魔族の言葉も進化にあたり知能が上がるため一瞬で覚えられたのだろう。
「私、なんかその魔獣たちの中で主の第一位の配下? みたいな認識になってるらしく朝から決闘ばかり…………もう嫌です! 助けてください!」
ちなみにゴブくんはこの一年で緑人族から緑魔人に進化した。
これは偉業らしく、世界でも初だと魔王が言っていた。
ゴブくん曰く。こんな規格外な奴らと生活していれば嫌でも進化するらしい。
しかし、紫電鳥たちは三次形態だ。二次形態のゴブくんが勝てるわけがない。
「…………ドンマイ」
「なんでそんな他人事なんですか! 僕死んじゃうかもしれないんですよ⁉」
「ゴブくんならどうにかなるさ! 俺は学校に行ってくるよ!」
俺はうずくまっていたゴブくんの肩に手を置き慈悲のある笑みを浮かべながら俺は先に部屋を出た。
「嫌だああああああぁぁぁ!」
ゴブくんは俺の部屋で独り、悲しみを表現するように叫んでいた。
窓から差し込む朝日で俺はゆっくりと混沌に沈んでいた俺の意識が起き始める。
朦朧とする意識を起こすため、俺は自室にある洗面台の前で顔をごしごしと洗う。
最近、色々あったためか少し体が重い気がする。
まぁ嫌な気分ではないが。
「…………ん?」
何かいつもより部屋の中がどんよりしている気がする。
俺の部屋はもちろん一人部屋だ。
俺の隣の部屋がゴブくん。反対側にドラがいる。
俺の部屋にはベットとテーブルと椅子が一つずつという簡素な部屋だ。
あと一週間したらテレビ? というものを魔王が置いてくれるらしい。少し楽しみである。
そんな簡素な部屋にも関わらず、何かしらの圧迫感があった。
俺は空気が原因かと思い、窓を大きく押し開ける。
すると、
「「「「「「「「おはようございます! アレン様!!」」」」」」」」
バタッ
俺は目にも止まらぬ速さで窓を閉める。
そして頭を押さえ、目を何度もこする。
「……………………本当に疲れてるんだな」
学校に行くという慣れないこともした。
俺は特に何も思わなかったが少しからずストレスが溜まっていたのかもしれない。
でも、もしかしたらと思い、もう一度ゆっくり窓を押し開け、
「「「「「「「「おはようございます! アレン様!!」」」」」」」」
バタッ!
俺は先ほどより強い勢いで窓を閉める。
「幻覚症状に幻聴…………医者に診てもらわなきゃ」
俺はそう自分自身を悲観しながら口にした。
俺は窓の鍵を閉め、重い腰を上げ部屋から出ようとすると、
「うえぇぇん! 助けてくださぁい! もう僕には無理です!」
目に涙を浮かべながらゴブくんが俺の部屋に突入してきた。
俺はその必死さに少しひいてしまう。
そしてゴブくんが俺の肩をどんどんと揺らしてくる。
「…………どうしたの? そんなに動揺してるなんて珍しい」
「あんなの無理ですよ! 僕はもう死んじゃいます!」
「…………はぁ?」
俺は流石に脳が追い付かず素っ頓狂な声を出してしまう。
しかし、ゴブくんの興奮は収まりそうにならない。
「分かった。何があったの?」
俺はゴブくんに椅子を勧めながらそう口にした。
ゴブくんは素直に席に座り一度ため息をついてから話し始めた。
「僕、いつものように朝市行ってきてたんですよ」
そう。ゴブくんは毎日、朝食の材料を買いに早く起きているのだ。
別に宮廷料理人が作ってくれるのだが、ゴブくんは『主の飯は僕が作ります』と張り切っていつも朝食を作ってくれているのだ。
ちなみに普通においしい。
「その時にですね。僕…………三十回も殺されかけたんですよ」
「…………何言ってんの?」
「……なッ! そんな顔で見ないでくださいよ! 本当なんですから!」
俺がジト目でゴブくんを見るとゴブくんは悲しそうな表情で俺を見てくる。
「本当なん……………………いやあああああぁぁぁ!」
急に俺の方、いや正確には俺の背後を見て急に席から崩れ落ち、後ろに這いずるように逃げていく。
俺はゆっくりと振り返るが特に何も変わらない俺の部屋の一部が映るだけだった。
「……ま…………マド」
窓を指さしながらゴブくんは口をパクパクさせ、そう言った。
俺は窓の外に何かいるのかと思い、ゆっくりと押し開ける。
「「「「「「「「おはようございます! アレン様!!」」」」」」」」
バタッ!!
「どうしたんだ? 何もいなかったよ?」
「主⁉ 現実から目を背けないでくださいよ! いましたよね⁉ 今! 絶対にいましたよね⁉」
「ん? 多分ゴブくんも疲れてるんだよ」
俺はアハハハと笑いながら体の骨をポキポキと鳴らす。
だってそれはだれでも現実だとは思わないだろう。
朝起きて窓を開けたら何百もの鳥類の魔獣が挨拶をしに来るなんて。
しかも、全員、魔獣の第三形態だ。
俺たち魔族の言葉も進化にあたり知能が上がるため一瞬で覚えられたのだろう。
「私、なんかその魔獣たちの中で主の第一位の配下? みたいな認識になってるらしく朝から決闘ばかり…………もう嫌です! 助けてください!」
ちなみにゴブくんはこの一年で緑人族から緑魔人に進化した。
これは偉業らしく、世界でも初だと魔王が言っていた。
ゴブくん曰く。こんな規格外な奴らと生活していれば嫌でも進化するらしい。
しかし、紫電鳥たちは三次形態だ。二次形態のゴブくんが勝てるわけがない。
「…………ドンマイ」
「なんでそんな他人事なんですか! 僕死んじゃうかもしれないんですよ⁉」
「ゴブくんならどうにかなるさ! 俺は学校に行ってくるよ!」
俺はうずくまっていたゴブくんの肩に手を置き慈悲のある笑みを浮かべながら俺は先に部屋を出た。
「嫌だああああああぁぁぁ!」
ゴブくんは俺の部屋で独り、悲しみを表現するように叫んでいた。
12
お気に入りに追加
2,356
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!
レジェンドテイマー ~異世界に召喚されて勇者じゃないから棄てられたけど、絶対に元の世界に帰ると誓う男の物語~
裏影P
ファンタジー
【2022/9/1 一章二章大幅改稿しました。三章作成中です】
宝くじで一等十億円に当選した運河京太郎は、突然異世界に召喚されてしまう。
異世界に召喚された京太郎だったが、京太郎は既に百人以上召喚されているテイマーというクラスだったため、不要と判断されてかえされることになる。
元の世界に帰してくれると思っていた京太郎だったが、その先は死の危険が蔓延る異世界の森だった。
そこで出会った瀕死の蜘蛛の魔物と遭遇し、運よくテイムすることに成功する。
大精霊のウンディーネなど、個性溢れすぎる尖った魔物たちをテイムしていく京太郎だが、自分が元の世界に帰るときにテイムした魔物たちのことや、突然降って湧いた様な強大な力や、伝説級のスキルの存在に葛藤していく。
持っている力に振り回されぬよう、京太郎自身も力に負けない精神力を鍛えようと決意していき、絶対に元の世界に帰ることを胸に、テイマーとして異世界を生き延びていく。
※カクヨム・小説家になろうにて同時掲載中です。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
お人好し底辺テイマーがSSSランク聖獣たちともふもふ無双する
大福金
ファンタジー
次世代ファンタジーカップ【ユニークキャラクター賞】受賞作
《あらすじ》
この世界では12歳になると、自分に合ったジョブが決まる。これは神からのギフトとされこの時に人生が決まる。
皆、華やかなジョブを希望するが何に成るかは神次第なのだ。
そんな中俺はジョブを決める12歳の洗礼式で【魔物使い】テイマーになった。
花形のジョブではないが動物は好きだし俺は魔物使いと言うジョブを気にいっていた。
ジョブが決まれば12歳から修行にでる。15歳になるとこのジョブでお金を稼ぐ事もできるし。冒険者登録をして世界を旅しながらお金を稼ぐ事もできる。
この時俺はまだ見ぬ未来に期待していた。
だが俺は……一年たっても二年たっても一匹もテイム出来なかった。
犬や猫、底辺魔物のスライムやゴブリンでさえテイム出来ない。
俺のジョブは本当に魔物使いなのか疑うほどに。
こんな俺でも同郷のデュークが冒険者パーティー【深緑の牙】に仲間に入れてくれた。
俺はメンバーの為に必死に頑張った。
なのに……あんな形で俺を追放なんて‼︎
そんな無能な俺が後に……
SSSランクのフェンリルをテイム(使役)し無双する
主人公ティーゴの活躍とは裏腹に
深緑の牙はどんどん転落して行く……
基本ほのぼのです。可愛いもふもふフェンリルを愛でます。
たまに人の為にもふもふ無双します。
ざまぁ後は可愛いもふもふ達とのんびり旅をして行きます。
もふもふ仲間はどんどん増えて行きます。可愛いもふもふ仲間達をティーゴはドンドン無自覚にタラシこんでいきます。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる