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2章 囚われの姫
13話 覚悟
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「え、えええええええええええぇぇぇぇ!?」
先ほどまで衰弱していたにもかかわらず、フィーリアは仰天するように元気な叫び声をあげた。
うんうん、流石は聖女の魔法だな。
「そうだろ? 聖女の魔法は――」
「エルさんって化け物なんですか!?」
「そうなんだよなぁ……って俺!?」
「そうですよ! やっぱり嘘だったんですね……」
フィーリアは腑に落ちたのか、納得するように頷いた。
そんな彼女に対して、俺は何にも意味が分からない。
なんで俺が化け物呼ばわりされてるんだ?
「俺が化け物!? そ、それに嘘? どういうことだ?」
「諜報部が入手した情報では勇者は勇者パーティーの中でも最弱、お兄ちゃ……魔王幹部である兄にも勝てないと言われてましたから」
「アスラだろ? 今朝見たけど、俺じゃ勝てないんじゃないかな。めっちゃ強そうだったし」
「いえ、絶対に兄の負けです。目の前で見たから分かります。エルさんに勝てるのは魔王様以外にありえません」
フィーリアは確信しているかのように断言する。
そういえば、昨日から自分の力に違和感を感じ始めていた。
どう説明すればいいのだろうか。今まで旅に出ていた俺の力が返ってきた、そんな感じだ。
ルーカスの拘束魔法を自力で破壊した時から薄々感じてはいたのだが。
「う~ん。何で強くなってるんだろうな?」
「パーティーメンバーだった他の三人のスキルとかが関係してるんですかね?」
「まぁそれしかないよな……」
フィーリアの言う通り、スキルとの因果関係が一番可能性としては濃い。
誰かにデバフをかけられていたとしても俺は【状態異常無効】のスキルを持っているため関係ないはず。
まぁ今考えたところでその結論は出ないだろう。
「時間も無くなるし、先に術式の再構築をしようか」
「あ、よろしくお願いします!」
「そういえば、敬語を使うの止めにしない? 年も近いと思うし」
「あ、分かりまし……分かった。まだ慣れないけど、これでいい? エル」
「あぁ、そっちの方が断然いい」
エリーナも俺に敬語を使っているが、何故か彼女に関してはしっくりくる。
お姉さん的な感じがするからだろうか。フィーリアは元気なお姉ちゃんか妹的な存在なので、敬語はこそばゆい。
そんなことを考えていると、フィーリアがくすっと笑みを漏らした。
「どうしたんだ?」
「いや、私は昔から友達が少なかったから。こうやって誰かと気軽に話すのが初めてで、つい楽しくて」
フィーリアが浮かべる笑顔には既に憎悪の感情は消え去っていた。
それでも想い続けていた憎悪という感情は彼女の真っ白な心に染みついていて。
それは何より、フィーリアの震えている手を見れば分かる。心で理解していても体が追い付くとは限らない。
「すぐに俺を信じようとしなくてもいいよ。信じてはもらいたいけど、フィーリアにとっては難しいことだと思うし」
「……私は魔王様からも何度も説得されてたのよ。勇者は悪くない。悪いのは賢者であり、勇者はいずれこちらの味方になってくれるお方だと」
「アルがそんなことを?」
「うん、魔王様はこの国に勇者を魔族の英雄、賢者を勇者を操り、魔族を滅ぼそうとする絶対的な悪、そう説明したの」
フィーリアは震える手を無理に抑えながら淡々と続ける。
「監視役のエリーナ先輩も最初はエルのことを疑ってたし、嫌いだって言ってた。でも途中から人が変わったように信じ始めたの。それから先輩はいつも『見たら分かる。エル様なら魔王様の隣に立てる』って口癖のように言い始めたわ」
エリーナの俺に対する信頼感は初対面にしては異常なものだった。
ずっと監視されていたのだとすると納得もいく。
それに何より、俺の行動がエリーナに認められた、そのことが俺を高揚感に浸らせる。
「でも私は信じられなかった。人類代表の勇者が魔族を見て殺さないわけがない。そうかたくなに魔王様や先輩の言葉に聞く耳を持たなかったの」
フィーリアは拳を握り締め、過去の自分を叱責するように言う。
そこにはフィーリアの存在意義も含まれていたはずだ。
この国が建国されたのは千年以上前。結界師も建国当初から幹部の役割として引き継がれてきた。
結界師となった者は代々、国民を守るために、自らの命を魔力根源として結界に捧げさせる。
そんな陰の功労者によってこの国の国民は戦争のことなど考えずに生きていける。苦しむのは魔王軍に所属している者だけで済んできた。
しかし人間と魔族が手を取り合える、そんなことがあれば、今までの苦労が、全て徒労へと変わってしまう。そう考えてしまうのも致し方ないな。
「でも、こうしてエルの目を見ると魔王様たちの言いたいことも分かる気がする。エルの目は人殺しの目じゃない」
フィーリアは俺の瞳孔を強い眼差しで射貫く。
それはフィーリアにとってとても大切な覚悟で。アルの夢物語を叶えるためには必要不可欠な決断で。
囚われの姫が鳥かごの中から飛び出す勇気をあらわにした、そのようなものだった。
「そうか、なら俺も……頑張らないとな」
俺はそんな彼女の覚悟を目の当たりにし、ただ一言だけ重く告げた。
憎んでいたはずの俺を信じ、覚悟まで決めてくれたフィーリアの想いに答えるために。皆が笑って毎日を謳歌できるように。
俺は――俺の役目を果たす。
「【術式展開】!」
俺は術式が刻まれた石板に手をかざし、決意を表すように吠える。
すると宙に複雑な術式が何重にも展開された。それはどんどん数を増やし、五十を超える術式が浮かび上がる。
これから俺が行うのは一つにまとめられていた術式を数十に分解し、一からきれいに再構築するという作業。古く効率が悪い術式を、最新式の術式に置き換える、そんな作業も含まれる。
術式を維持する精神力と忍耐力、精密な技術が求められる。それに流石は大陸を覆う結界の術式。通常の何倍も術式が複雑だ。本当にややこしいな。
怪訝そうな表情を浮かべている俺を見て、フィーリアは気遣うように申し出た。
「私は出ていた方がいい感じ?」
「そうしてもらえると助かる。二十分で終わらせるから」
術式の再構築の際には膨大な魔力が発生する。
俺は耐性があるものの、病み上がりのフィーリアには辛いはず。
俺を一人にさせるもの不安だろうが、こればかりは譲れない。フィーリアの命にかかわるから。
「分かった。終わったら呼んでね。それと一つ」
「ん? どうした?」
フィーリアはもじもじと恥ずかしそうに両手で顔を隠しながらつぶやく。
「無理だけはしないで。そ、そのぉ……初めて出来た友達っていうか、アレだから。エルには私のせいで絶対に傷ついてほしくないの」
「…………」
そのとき俺の中で熱を帯びた高揚感が沸き上がるのを感じた。
今まで誰もが俺を頼って。俺を利用して。
誰もエルという俺を見てはくれなかった。もちろん心配されることはあったが、それは勇者としての俺を心配しているだけ。
だからその一言が俺にとって何よりも嬉しくて、心地よかった。
「……あぁ! 大丈夫、任せてくれ!」
絶対にやり遂げる。
これはエルとして、俺がやるべきことで、やりたいことなのだから。
先ほどまで衰弱していたにもかかわらず、フィーリアは仰天するように元気な叫び声をあげた。
うんうん、流石は聖女の魔法だな。
「そうだろ? 聖女の魔法は――」
「エルさんって化け物なんですか!?」
「そうなんだよなぁ……って俺!?」
「そうですよ! やっぱり嘘だったんですね……」
フィーリアは腑に落ちたのか、納得するように頷いた。
そんな彼女に対して、俺は何にも意味が分からない。
なんで俺が化け物呼ばわりされてるんだ?
「俺が化け物!? そ、それに嘘? どういうことだ?」
「諜報部が入手した情報では勇者は勇者パーティーの中でも最弱、お兄ちゃ……魔王幹部である兄にも勝てないと言われてましたから」
「アスラだろ? 今朝見たけど、俺じゃ勝てないんじゃないかな。めっちゃ強そうだったし」
「いえ、絶対に兄の負けです。目の前で見たから分かります。エルさんに勝てるのは魔王様以外にありえません」
フィーリアは確信しているかのように断言する。
そういえば、昨日から自分の力に違和感を感じ始めていた。
どう説明すればいいのだろうか。今まで旅に出ていた俺の力が返ってきた、そんな感じだ。
ルーカスの拘束魔法を自力で破壊した時から薄々感じてはいたのだが。
「う~ん。何で強くなってるんだろうな?」
「パーティーメンバーだった他の三人のスキルとかが関係してるんですかね?」
「まぁそれしかないよな……」
フィーリアの言う通り、スキルとの因果関係が一番可能性としては濃い。
誰かにデバフをかけられていたとしても俺は【状態異常無効】のスキルを持っているため関係ないはず。
まぁ今考えたところでその結論は出ないだろう。
「時間も無くなるし、先に術式の再構築をしようか」
「あ、よろしくお願いします!」
「そういえば、敬語を使うの止めにしない? 年も近いと思うし」
「あ、分かりまし……分かった。まだ慣れないけど、これでいい? エル」
「あぁ、そっちの方が断然いい」
エリーナも俺に敬語を使っているが、何故か彼女に関してはしっくりくる。
お姉さん的な感じがするからだろうか。フィーリアは元気なお姉ちゃんか妹的な存在なので、敬語はこそばゆい。
そんなことを考えていると、フィーリアがくすっと笑みを漏らした。
「どうしたんだ?」
「いや、私は昔から友達が少なかったから。こうやって誰かと気軽に話すのが初めてで、つい楽しくて」
フィーリアが浮かべる笑顔には既に憎悪の感情は消え去っていた。
それでも想い続けていた憎悪という感情は彼女の真っ白な心に染みついていて。
それは何より、フィーリアの震えている手を見れば分かる。心で理解していても体が追い付くとは限らない。
「すぐに俺を信じようとしなくてもいいよ。信じてはもらいたいけど、フィーリアにとっては難しいことだと思うし」
「……私は魔王様からも何度も説得されてたのよ。勇者は悪くない。悪いのは賢者であり、勇者はいずれこちらの味方になってくれるお方だと」
「アルがそんなことを?」
「うん、魔王様はこの国に勇者を魔族の英雄、賢者を勇者を操り、魔族を滅ぼそうとする絶対的な悪、そう説明したの」
フィーリアは震える手を無理に抑えながら淡々と続ける。
「監視役のエリーナ先輩も最初はエルのことを疑ってたし、嫌いだって言ってた。でも途中から人が変わったように信じ始めたの。それから先輩はいつも『見たら分かる。エル様なら魔王様の隣に立てる』って口癖のように言い始めたわ」
エリーナの俺に対する信頼感は初対面にしては異常なものだった。
ずっと監視されていたのだとすると納得もいく。
それに何より、俺の行動がエリーナに認められた、そのことが俺を高揚感に浸らせる。
「でも私は信じられなかった。人類代表の勇者が魔族を見て殺さないわけがない。そうかたくなに魔王様や先輩の言葉に聞く耳を持たなかったの」
フィーリアは拳を握り締め、過去の自分を叱責するように言う。
そこにはフィーリアの存在意義も含まれていたはずだ。
この国が建国されたのは千年以上前。結界師も建国当初から幹部の役割として引き継がれてきた。
結界師となった者は代々、国民を守るために、自らの命を魔力根源として結界に捧げさせる。
そんな陰の功労者によってこの国の国民は戦争のことなど考えずに生きていける。苦しむのは魔王軍に所属している者だけで済んできた。
しかし人間と魔族が手を取り合える、そんなことがあれば、今までの苦労が、全て徒労へと変わってしまう。そう考えてしまうのも致し方ないな。
「でも、こうしてエルの目を見ると魔王様たちの言いたいことも分かる気がする。エルの目は人殺しの目じゃない」
フィーリアは俺の瞳孔を強い眼差しで射貫く。
それはフィーリアにとってとても大切な覚悟で。アルの夢物語を叶えるためには必要不可欠な決断で。
囚われの姫が鳥かごの中から飛び出す勇気をあらわにした、そのようなものだった。
「そうか、なら俺も……頑張らないとな」
俺はそんな彼女の覚悟を目の当たりにし、ただ一言だけ重く告げた。
憎んでいたはずの俺を信じ、覚悟まで決めてくれたフィーリアの想いに答えるために。皆が笑って毎日を謳歌できるように。
俺は――俺の役目を果たす。
「【術式展開】!」
俺は術式が刻まれた石板に手をかざし、決意を表すように吠える。
すると宙に複雑な術式が何重にも展開された。それはどんどん数を増やし、五十を超える術式が浮かび上がる。
これから俺が行うのは一つにまとめられていた術式を数十に分解し、一からきれいに再構築するという作業。古く効率が悪い術式を、最新式の術式に置き換える、そんな作業も含まれる。
術式を維持する精神力と忍耐力、精密な技術が求められる。それに流石は大陸を覆う結界の術式。通常の何倍も術式が複雑だ。本当にややこしいな。
怪訝そうな表情を浮かべている俺を見て、フィーリアは気遣うように申し出た。
「私は出ていた方がいい感じ?」
「そうしてもらえると助かる。二十分で終わらせるから」
術式の再構築の際には膨大な魔力が発生する。
俺は耐性があるものの、病み上がりのフィーリアには辛いはず。
俺を一人にさせるもの不安だろうが、こればかりは譲れない。フィーリアの命にかかわるから。
「分かった。終わったら呼んでね。それと一つ」
「ん? どうした?」
フィーリアはもじもじと恥ずかしそうに両手で顔を隠しながらつぶやく。
「無理だけはしないで。そ、そのぉ……初めて出来た友達っていうか、アレだから。エルには私のせいで絶対に傷ついてほしくないの」
「…………」
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今まで誰もが俺を頼って。俺を利用して。
誰もエルという俺を見てはくれなかった。もちろん心配されることはあったが、それは勇者としての俺を心配しているだけ。
だからその一言が俺にとって何よりも嬉しくて、心地よかった。
「……あぁ! 大丈夫、任せてくれ!」
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これはエルとして、俺がやるべきことで、やりたいことなのだから。
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