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最終話 教育者
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クラウスの暴動の件から一週間が経った。
あの後、見事にボコボコにされたクラウスは、今までの悪事をすべて認めた。
身分の剥奪のうえに禁固刑五年。要するに五年たって牢屋から出たとしても、それから永遠に奴隷として生きていかなければならないということだ。
もう二度とクラウスが権力を持つことはないだろう。
そして、今後の白金の刃についてなのだが……
「アリアさん! ほんとに無理ですって!」
シアンは涙目で私に訴えかけてくる。
現在、私たちはギルド長の部屋でゆったりと飲み物をすすっていた。
ゆったり出来ているのは私だけらしい。シアンは落ち着けないようで部屋の中をうろちょろしている。
可哀想ではあるが、決定事項だ。受け入れてもらうしかない。
「シアンなら大丈夫よ。ちょっと隊員が増えただけじゃない」
「千人をちょっとと言う世界線ってどこですかね!?」
そう、白金の刃は原初の剣に併合されることになった。
もちろん、今までの行いだけを見れば解体が無難だろう。
しかし悪事に手を染めていたのはごく少数。大多数の隊員は知る由さえもなかった。
そんな隊員たちに今日からギルドは解体です、というのはあまりにも酷ではないだろうか。
「大丈夫よ。隊員たちだって整理したじゃない」
当然だが、全員を受け入れたわけではない。
悪事に手を染めていた者たちはもちろんのこと、素行が悪い者など、私たちのギルドには必要ないと思った者は切り捨てている。
「でも、そのせいで僕たちのギルド順位がヤバいことになってるんですよ!?」
「そういえば上がるんだっけ?」
「九十五位から五位ですよ!? 五大ギルドの中に入っちゃったじゃないですか!」
五大ギルドはその名の通り、この国で覇権を握っている五つのギルドのことを指す。
白金の刃が併合されたため私たち原初の剣が入ったというわけだ。
と言ってもクラウスや幹部たちがいない白金の刃では全盛期の実力が出せるわけもなく、五位という順位に落ち着いている。
「それに今後、僕たちのギルドは孤立してますから、すぐに食われますよ……」
五大ギルドのうち、私たちのギルド以外、背後に大きな存在がいる。
たとえば国内一の銀行であったり、商業ギルドだったり。だからこそ、その地位まで上り詰めることが出来た。
されど白金の刃の背後にいた者たちは全てクラウスと一緒に牢屋送り。
援助してくれる存在がいない、シアンはそう言いたいのだろう。
でも、その答えは大いに間違っている。
「いるじゃない。とんでもない大きい存在が」
「大きな存在?」
にんまりと笑みを浮かべている私を見てシアンは不安そうに頭をひねる。
そんな中、コンコンコンと扉をノックする音が鳴った。
「アリア様、連れてきました」
「入っていいわよ」
私はネイトの声だと気づくと、彼をこの部屋に招き入れる。
すると、彼の背後には煌びやかな服装で身を包む者がいた。
シアンはその男が誰だか認識すると、自分の目を疑うかのように何度も目を擦る。
しかし変わらない光景に、シアンは仰天するように声をあげた。
「こ、こ、国王様!?」
「一週間ぶりだな。シアン君」
「な、何故国王様がこのような場所に!?」
「それはもちろん君たちの力になるためだ。本来なら早く赴くべきだったのだろうが、例の件で忙しそうだったのでな」
「ん? 僕たちの力になる?」
シアンはピンと来ていないようで、首を傾げていた。
目の前に国王がいるということもあり、まともに思考が回っていないのだろう。
「さっきシアンが言ったじゃない。私たちに援助してくれる人がいるって」
「え、えぇ。それとこれがどう繋がるんですか?」
「だから、陛下が私たちを援助してくれるのよ」
アレクの件もあり、国王はどうにか私に恩を返したいと言ってくれていたのだ。
それなら私たちのスポンサーになってくれないかと、提案したところ、快く引き受けてくれた。
そう、私たちには王族という絶対的な存在が援助してくれることになる。
「は、はあああああぁぁぁぁぁ!?」
やっと理解が追い付いたのか、シアンはさらに大声を上げる。
そして目に血を走らせながら私の両肩をがっしりと掴んだ。
シアンは私をぐわんぐわんと前後に揺らしながら、
「王族が支援してくれるって嘘ですよね!? 冗談ですよね!?」
まるで否定してくれとでも言わんばかりの勢いだ。
援助を受けることは、これから長い間、王族と関係を持っていくことと同じ。
シアンにはかなりの重圧がかかることだろう。
「まぁそこまで気負わなくても大丈夫だと思うわよ」
私はシアンを安心させるように言う。
しかし、私の言葉では何の意味を持たないだろう。
私に代わるように見ていた国王が口を開いた。
「そうだ。別に私は君たちに一番になってほしいと思っているわけではない」
「え? ならなんで……」
戸惑っているシアンに対して国王は、彼の瞳をとらえ、真剣な面持ちで告げる。
「君たちに幸せになってもらいたいから……だろうな。正直、君たちがいなければアレクとの溝は修復不可能なほどに深かっただろう」
私と出会ったことで王族の考え方も少しずつ変化が起きているそうだ。
前のように傲慢な態度をとる者は少なくなっているという。
そんな変化が国王にとっては喜ばしくて。何よりも望んでいるもので。
だから、そのきっかけを作った私たちに援助をしてくれる。自分の息子の居場所を守りたいとも考えているだろう。
「それに君たちならもっと未知を見せてくれそうな気がするのだ。好奇心というやつかな」
「だそうよ。別にシアンだけが背負う必要はないの。私だって内政は教育者として任されてるわけだし。アレクもリッドもミーシャもいる」
「アリアさん……」
シアンはどこか感涙するようにつぶらな瞳を向けてくる。
「それにアレンたちも援助してくれるらしいし」
「そうですか。至極の三剣も援助を……至極の三剣もおおおぉぉ!?」
「そうよ! これでもっと安心でき――」
アレクたちもあの騒動後、正式に援助すると言ってくれた。
至極の三剣が援助するなど前代未聞。これからどんどん原初の剣の影響は広がっていくことだろう。
うんうん、アレクたちがいれば安全だし、安心できるよね。
なのに私の言葉はシアンの絶叫交じりの叫び声によって遮られた。
「アリアさんはいっつもやりすぎなんですよおおおおおおおぉぉぉ!」
シアンは目を見開き、私に抗議するように唸る。
でも、その表情には憂い一つなくて。心の底から笑っているように見えて。
だからこそ私も心の中で誓った。
このギルドを国内最強のギルドへと再建すると。
【|教育者《プロフェッサー】として、彼らが笑っていられるような未来へと導くと。
そう、これは私たちの物語。
これは、『不当解雇された【教育者】が底辺ギルドを再建して無双する』そんな物語だ。
――完――
完結しましたああああああああぁぁぁぁぁ!
皆様、本当に最終話まで今作にお付き合いいただきありがとうございます。
この瞬間が、作者にとって一番報われる瞬間です。
途中で読み止めることなく、最後まで追ってくださった皆様には本当に感謝しきれません。
作品は読者様がいるからこそ成り立つものです。こうして皆様が読んでくださったため、更新し続けることができました。
改めて、読者の皆様には心より感謝を。
今後ですが、春休みに死ぬ気で書いて、四月ぐらいに新作を出す予定です。
高2になったら色々時間が取れなくなるかもしれないので、今後、どんどんペースを上げていけたらなと考えています。
次作でまた皆様にお会いできることを楽しみにしています。
柊彼方
あの後、見事にボコボコにされたクラウスは、今までの悪事をすべて認めた。
身分の剥奪のうえに禁固刑五年。要するに五年たって牢屋から出たとしても、それから永遠に奴隷として生きていかなければならないということだ。
もう二度とクラウスが権力を持つことはないだろう。
そして、今後の白金の刃についてなのだが……
「アリアさん! ほんとに無理ですって!」
シアンは涙目で私に訴えかけてくる。
現在、私たちはギルド長の部屋でゆったりと飲み物をすすっていた。
ゆったり出来ているのは私だけらしい。シアンは落ち着けないようで部屋の中をうろちょろしている。
可哀想ではあるが、決定事項だ。受け入れてもらうしかない。
「シアンなら大丈夫よ。ちょっと隊員が増えただけじゃない」
「千人をちょっとと言う世界線ってどこですかね!?」
そう、白金の刃は原初の剣に併合されることになった。
もちろん、今までの行いだけを見れば解体が無難だろう。
しかし悪事に手を染めていたのはごく少数。大多数の隊員は知る由さえもなかった。
そんな隊員たちに今日からギルドは解体です、というのはあまりにも酷ではないだろうか。
「大丈夫よ。隊員たちだって整理したじゃない」
当然だが、全員を受け入れたわけではない。
悪事に手を染めていた者たちはもちろんのこと、素行が悪い者など、私たちのギルドには必要ないと思った者は切り捨てている。
「でも、そのせいで僕たちのギルド順位がヤバいことになってるんですよ!?」
「そういえば上がるんだっけ?」
「九十五位から五位ですよ!? 五大ギルドの中に入っちゃったじゃないですか!」
五大ギルドはその名の通り、この国で覇権を握っている五つのギルドのことを指す。
白金の刃が併合されたため私たち原初の剣が入ったというわけだ。
と言ってもクラウスや幹部たちがいない白金の刃では全盛期の実力が出せるわけもなく、五位という順位に落ち着いている。
「それに今後、僕たちのギルドは孤立してますから、すぐに食われますよ……」
五大ギルドのうち、私たちのギルド以外、背後に大きな存在がいる。
たとえば国内一の銀行であったり、商業ギルドだったり。だからこそ、その地位まで上り詰めることが出来た。
されど白金の刃の背後にいた者たちは全てクラウスと一緒に牢屋送り。
援助してくれる存在がいない、シアンはそう言いたいのだろう。
でも、その答えは大いに間違っている。
「いるじゃない。とんでもない大きい存在が」
「大きな存在?」
にんまりと笑みを浮かべている私を見てシアンは不安そうに頭をひねる。
そんな中、コンコンコンと扉をノックする音が鳴った。
「アリア様、連れてきました」
「入っていいわよ」
私はネイトの声だと気づくと、彼をこの部屋に招き入れる。
すると、彼の背後には煌びやかな服装で身を包む者がいた。
シアンはその男が誰だか認識すると、自分の目を疑うかのように何度も目を擦る。
しかし変わらない光景に、シアンは仰天するように声をあげた。
「こ、こ、国王様!?」
「一週間ぶりだな。シアン君」
「な、何故国王様がこのような場所に!?」
「それはもちろん君たちの力になるためだ。本来なら早く赴くべきだったのだろうが、例の件で忙しそうだったのでな」
「ん? 僕たちの力になる?」
シアンはピンと来ていないようで、首を傾げていた。
目の前に国王がいるということもあり、まともに思考が回っていないのだろう。
「さっきシアンが言ったじゃない。私たちに援助してくれる人がいるって」
「え、えぇ。それとこれがどう繋がるんですか?」
「だから、陛下が私たちを援助してくれるのよ」
アレクの件もあり、国王はどうにか私に恩を返したいと言ってくれていたのだ。
それなら私たちのスポンサーになってくれないかと、提案したところ、快く引き受けてくれた。
そう、私たちには王族という絶対的な存在が援助してくれることになる。
「は、はあああああぁぁぁぁぁ!?」
やっと理解が追い付いたのか、シアンはさらに大声を上げる。
そして目に血を走らせながら私の両肩をがっしりと掴んだ。
シアンは私をぐわんぐわんと前後に揺らしながら、
「王族が支援してくれるって嘘ですよね!? 冗談ですよね!?」
まるで否定してくれとでも言わんばかりの勢いだ。
援助を受けることは、これから長い間、王族と関係を持っていくことと同じ。
シアンにはかなりの重圧がかかることだろう。
「まぁそこまで気負わなくても大丈夫だと思うわよ」
私はシアンを安心させるように言う。
しかし、私の言葉では何の意味を持たないだろう。
私に代わるように見ていた国王が口を開いた。
「そうだ。別に私は君たちに一番になってほしいと思っているわけではない」
「え? ならなんで……」
戸惑っているシアンに対して国王は、彼の瞳をとらえ、真剣な面持ちで告げる。
「君たちに幸せになってもらいたいから……だろうな。正直、君たちがいなければアレクとの溝は修復不可能なほどに深かっただろう」
私と出会ったことで王族の考え方も少しずつ変化が起きているそうだ。
前のように傲慢な態度をとる者は少なくなっているという。
そんな変化が国王にとっては喜ばしくて。何よりも望んでいるもので。
だから、そのきっかけを作った私たちに援助をしてくれる。自分の息子の居場所を守りたいとも考えているだろう。
「それに君たちならもっと未知を見せてくれそうな気がするのだ。好奇心というやつかな」
「だそうよ。別にシアンだけが背負う必要はないの。私だって内政は教育者として任されてるわけだし。アレクもリッドもミーシャもいる」
「アリアさん……」
シアンはどこか感涙するようにつぶらな瞳を向けてくる。
「それにアレンたちも援助してくれるらしいし」
「そうですか。至極の三剣も援助を……至極の三剣もおおおぉぉ!?」
「そうよ! これでもっと安心でき――」
アレクたちもあの騒動後、正式に援助すると言ってくれた。
至極の三剣が援助するなど前代未聞。これからどんどん原初の剣の影響は広がっていくことだろう。
うんうん、アレクたちがいれば安全だし、安心できるよね。
なのに私の言葉はシアンの絶叫交じりの叫び声によって遮られた。
「アリアさんはいっつもやりすぎなんですよおおおおおおおぉぉぉ!」
シアンは目を見開き、私に抗議するように唸る。
でも、その表情には憂い一つなくて。心の底から笑っているように見えて。
だからこそ私も心の中で誓った。
このギルドを国内最強のギルドへと再建すると。
【|教育者《プロフェッサー】として、彼らが笑っていられるような未来へと導くと。
そう、これは私たちの物語。
これは、『不当解雇された【教育者】が底辺ギルドを再建して無双する』そんな物語だ。
――完――
完結しましたああああああああぁぁぁぁぁ!
皆様、本当に最終話まで今作にお付き合いいただきありがとうございます。
この瞬間が、作者にとって一番報われる瞬間です。
途中で読み止めることなく、最後まで追ってくださった皆様には本当に感謝しきれません。
作品は読者様がいるからこそ成り立つものです。こうして皆様が読んでくださったため、更新し続けることができました。
改めて、読者の皆様には心より感謝を。
今後ですが、春休みに死ぬ気で書いて、四月ぐらいに新作を出す予定です。
高2になったら色々時間が取れなくなるかもしれないので、今後、どんどんペースを上げていけたらなと考えています。
次作でまた皆様にお会いできることを楽しみにしています。
柊彼方
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