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第一章
第二十二話 いにしえの殺し屋
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マリーの私室へと急ぐアンナとマンダリーヌが、目的地まであと一歩という所で遭遇したのはエドヴァルドであった。憂いを帯びた表情の国王は窓の外をぼんやりと眺め、その後ろではエドヴァルド直属の臣下ルヴィスが困ったようにその背中を見つめていた。
「……父上?」
「……アンナか」
「こんな所で何をなさっているのですか?」
エドヴァルドが居るのはマリーの私室正面の窓の前だ。早く中に入ればいいものを、彼はその場を一向に動く様子を見せない。
「入られないのですか?」
「…………追い出されたんだ」
「追い出された?」
「男は邪魔になるので入るな、と母に言われまして」
ルヴィスの言う母というのは、彼の実母サンのことであった。エドヴァルドからすれば義妹にあたるのだが、言わずもがな立場は彼の方が上である。
「ちょっと中の様子を見てきますので、アンナ様はここでお待ちくださいませ」
「頼む」
ノックをし、マンダリーヌは室内に消えた。残された三人の間に微妙な空気が流れ始める。気を使ったルヴィスが何か言おうと口を開きかけるが、アンナの視線が持ち上がったことに気が付き口を閉じた。
「まさか父上がいらしているとは思いませんでした」
「俺も来るつもりはなかったんだが……気が付いたらここへ向かっていた」
「そうでしたか……」
普段から雑談など全くしないと言っても過言ではない程、エドヴァルドとアンナの親子関係は希薄であった。訓練の際、刃を交えながら言葉を交わすことは多かったが、家族での食事の際も言葉を発するのは主に王妃のネヴィアスとマリーの二人ばかり。それ故、この場に沈黙が訪れるのは至極自然なことであった。
ここは場を盛り上げるのが得意な自分が──、と一瞬出しゃばりかけたルヴィスであったが、絨毯を打つ新たな足音に気が付き、その姿を確認するやいなや膝をつき頭を垂れた。
「皆揃ってこんな所で何をしておるのだ」
「は……母上……! いつお戻りになられたのですか」
たじろくエドヴァルドの視線の先に立つのは、すらりと背が高く壮年を遠に過ぎた女性──前国王でエドヴァルドの実母 アリア・ F・グランヴィであった。老婆と呼ぶには少々若すぎるアリアの背筋はピンと伸び、細身で上品なダークグレーのドレスを美しく着こなしている。頭頂部で複雑に纏められた髪を気にしながら、彼女は眼帯で覆われていない左目で、息子と孫娘へ刺すような冷たい視線を投げた。
「つい今しがたよ。出迎えのクラモアジーにマリーが産気付いたと聞いてな、気の早い者達が集まっておらぬかとこうして様子を見に来たのだ」
アリアの後ろに控えるのは、彼女直属の臣下──エカルラートである。臣下とは言っても現役を引退したアリアの身の回りの世話役で、メイドの上位互換のようなものであった。アンナより一つ年下のエカルラートはアリアの姪子。母の名譲りのカメリアピンクの美しい髪は肩の上で切り揃えられ、女性物のスーツを着こなす彼女ではあったがまだ少し幼さの残る顔立ちをしていた。
「気が早すぎましたかね……?」
「当たり前だ。産気付いてすぐに生まれるとでも思っているのか。お前、自分の子達が生まれた時のことを覚えておらぬのか」
「いえそういう訳では……ただ、」
「ただ?」
「あの……」
もうすぐ初孫に会えるのだと思うと居ても立ってもいられなかった、などと言えるはずもなく、口を閉じ沈黙を貫くことしか出来ぬエドヴァルド。 ルヴィスに助けを請うように視線を落とすが、頼みの臣下は未だ視線を床に落としたままであった。
「……フン、まあいい。とりあえずエドヴァルド、お前は退席するように。アンナ、お前は私について来な」
「……はい」
「はい!」
重々しい声を上げたエドヴァルドはルヴィスを引き連れその場を後にする。その背中を気の毒そうに見つめながら、アンナは祖母の後ろを緊張した足取りで追従した。
──コンコン!
アリアが少し強めのノックをすると、すぐに扉が開かれた。部屋の様子を見てくる、と言って室内に消えたマンダリーヌがちょうど部屋から出てくるところだったようだ。
「ア……アリア様! 失礼を致しました」
「構わぬ。マリーはどうだ?」
「ええ、今は落ち着いておられます」
体を壁際に寄せたマンダリーヌの横を通りすぎ、アリアとアンナはマリーの元へと向かう。寝室の半分程度の部屋の中央に置かれたベッドにマリーは仰向けになり、その横では夫のフォンが椅子に腰掛け彼女の手を握りしめていた。更にその回りではサンとヴィウィが慌ただしく出産の準備に追われていたが、部屋の入口に立つアリアとアンナの姿に気が付くと皆ぴたりと動きを止めた。
「構わぬ、準備を進めよ」
「はい」
アリアのひと声の後、サンとヴィウィはまたしても慌ただしく動き始める。顔を上げ挨拶をした マリーは二人の姿を見てにこりと微笑んだ。
「おばあ様、お久しぶり。今回は如何でした?」
「ああ、まあ楽しめた」
殺し屋としては既に隠居の身。王位をエドヴァルドに譲ってからというもの、アリアは頻繁に国外へ旅行に出掛けていた。「余生くらい好きにさせろ」と、数ヶ月単位の旅行ばかりではあるが、帰国すれば数ヶ月は国内に滞在する。帰国したその数ヶ月の間にエドヴァルドは小言を浴びる毎日であるので、彼にしてみればアリアが旅行に出掛けてくれているほうが有難いというのが本音であった。
「しかし、よくもまあここまで準備したものだな」
「仰々しいでしょう? あたしもフォンも寝室で構わないって言ったんだけど、それじゃサン達がフォンに気を使うだろうからってお母様が」
実はこの部屋、マリーの私室の空き部屋に少々手を加え、出産の準備からその後の育児に至るまでが滞りなく行われるよう王妃ネヴィアスの命(めい)で準備されたものであった。
「まあ、ネヴィアスらしい意見だな。それよりマリー、体の調子はどうなんだ」
「まだまだ。陣痛遠退いちゃったのかしら、生まれてくる気配がないの」
「なぁに、心配せずともそのうち出てくるさ」
「……なあ、姉上」
アリアの背後から、じいっと姉の腹を見つめていたアンナが、珍しく不安げな顔で口を開いた。
「どうしたのよ、変な顔して」
「出てくるって、赤ん坊はどこから出てくるんだ……?」
「あー…………」
答えたマリーはアンナの無知は致し方なし、と飽きれと同情、更には困惑の混じった複雑な表情を浮かべ、 アリアはといえば片手で目元を覆い天を仰ぎ首を横に振った。サンとヴィウィは聞こえていないフリをしてせっせと準備を進め、マンダリーヌは赤面して足元に視線を落とす。エカルラートはそんなマンダリーヌを見て不思議そうに首を傾げた。
「あの、おばあ様」
「私に話を振るなマリー。それはお前の仕事だ」
「絶対面倒なだけよね?」
「私は忙しいんだ。落ち着いたらまた顔を出すからな。元気な子を産むんだぞ」
勝手に話を終わらせると、アリアはエカルラートを連れて足早に退室していった。取り残されたアンナはどうしたものかと首を捻り、姉に視線を移す。
「あの、姉上?」
「そうよね……教えるなら今しかないわよね」
「教えてくれるのか!」
「あなたの将来の為にも教えておかないと恐ろしいものね……」
マリーの手を握っていたフォンはそれを聞いて立ち上がる。流石に色々と察することがあったのだろう、彼は「別室にいるから気にしないで」と言い残し部屋を後にした。準備を終えたサンとヴィウィはこの場に留まるようマリーに言い付けられ、落ち着かない様子で壁際に控えている。
「……じゃあ話すけどアンナ、あなたまず……子がどうやって出来るか知ってる?」
「どうやって?」
「方法」
「知らん」
「は~……分かってはいたけど、あたしがそこから話すの?」
助けを求めるようにマリーはサンを見つめるが、サンは固く口を閉じ首を横に振る。
「ねえ、サンったら」
「私のような年増の口から、そのようなことはお話しできません」
「あなた五人も産んでるじゃない」
「そうですね、昔のことですから……覚えておりません」
「逃げ方が上手いじゃない……」
仕方無しと腹を括ったマリーは渋々語り出す。途中顔を赤くしたり青くしたりするアンナに全てを語り終えたのはおよそ一時間後。アンナの質問を挟みながら休み休みで語った為、出産直前のマリーはそこまで疲弊しなかったようだが、アンナは珍しく背を丸め、ぐったりとした面持ちで部屋を後にすることとなった。
「……父上?」
「……アンナか」
「こんな所で何をなさっているのですか?」
エドヴァルドが居るのはマリーの私室正面の窓の前だ。早く中に入ればいいものを、彼はその場を一向に動く様子を見せない。
「入られないのですか?」
「…………追い出されたんだ」
「追い出された?」
「男は邪魔になるので入るな、と母に言われまして」
ルヴィスの言う母というのは、彼の実母サンのことであった。エドヴァルドからすれば義妹にあたるのだが、言わずもがな立場は彼の方が上である。
「ちょっと中の様子を見てきますので、アンナ様はここでお待ちくださいませ」
「頼む」
ノックをし、マンダリーヌは室内に消えた。残された三人の間に微妙な空気が流れ始める。気を使ったルヴィスが何か言おうと口を開きかけるが、アンナの視線が持ち上がったことに気が付き口を閉じた。
「まさか父上がいらしているとは思いませんでした」
「俺も来るつもりはなかったんだが……気が付いたらここへ向かっていた」
「そうでしたか……」
普段から雑談など全くしないと言っても過言ではない程、エドヴァルドとアンナの親子関係は希薄であった。訓練の際、刃を交えながら言葉を交わすことは多かったが、家族での食事の際も言葉を発するのは主に王妃のネヴィアスとマリーの二人ばかり。それ故、この場に沈黙が訪れるのは至極自然なことであった。
ここは場を盛り上げるのが得意な自分が──、と一瞬出しゃばりかけたルヴィスであったが、絨毯を打つ新たな足音に気が付き、その姿を確認するやいなや膝をつき頭を垂れた。
「皆揃ってこんな所で何をしておるのだ」
「は……母上……! いつお戻りになられたのですか」
たじろくエドヴァルドの視線の先に立つのは、すらりと背が高く壮年を遠に過ぎた女性──前国王でエドヴァルドの実母 アリア・ F・グランヴィであった。老婆と呼ぶには少々若すぎるアリアの背筋はピンと伸び、細身で上品なダークグレーのドレスを美しく着こなしている。頭頂部で複雑に纏められた髪を気にしながら、彼女は眼帯で覆われていない左目で、息子と孫娘へ刺すような冷たい視線を投げた。
「つい今しがたよ。出迎えのクラモアジーにマリーが産気付いたと聞いてな、気の早い者達が集まっておらぬかとこうして様子を見に来たのだ」
アリアの後ろに控えるのは、彼女直属の臣下──エカルラートである。臣下とは言っても現役を引退したアリアの身の回りの世話役で、メイドの上位互換のようなものであった。アンナより一つ年下のエカルラートはアリアの姪子。母の名譲りのカメリアピンクの美しい髪は肩の上で切り揃えられ、女性物のスーツを着こなす彼女ではあったがまだ少し幼さの残る顔立ちをしていた。
「気が早すぎましたかね……?」
「当たり前だ。産気付いてすぐに生まれるとでも思っているのか。お前、自分の子達が生まれた時のことを覚えておらぬのか」
「いえそういう訳では……ただ、」
「ただ?」
「あの……」
もうすぐ初孫に会えるのだと思うと居ても立ってもいられなかった、などと言えるはずもなく、口を閉じ沈黙を貫くことしか出来ぬエドヴァルド。 ルヴィスに助けを請うように視線を落とすが、頼みの臣下は未だ視線を床に落としたままであった。
「……フン、まあいい。とりあえずエドヴァルド、お前は退席するように。アンナ、お前は私について来な」
「……はい」
「はい!」
重々しい声を上げたエドヴァルドはルヴィスを引き連れその場を後にする。その背中を気の毒そうに見つめながら、アンナは祖母の後ろを緊張した足取りで追従した。
──コンコン!
アリアが少し強めのノックをすると、すぐに扉が開かれた。部屋の様子を見てくる、と言って室内に消えたマンダリーヌがちょうど部屋から出てくるところだったようだ。
「ア……アリア様! 失礼を致しました」
「構わぬ。マリーはどうだ?」
「ええ、今は落ち着いておられます」
体を壁際に寄せたマンダリーヌの横を通りすぎ、アリアとアンナはマリーの元へと向かう。寝室の半分程度の部屋の中央に置かれたベッドにマリーは仰向けになり、その横では夫のフォンが椅子に腰掛け彼女の手を握りしめていた。更にその回りではサンとヴィウィが慌ただしく出産の準備に追われていたが、部屋の入口に立つアリアとアンナの姿に気が付くと皆ぴたりと動きを止めた。
「構わぬ、準備を進めよ」
「はい」
アリアのひと声の後、サンとヴィウィはまたしても慌ただしく動き始める。顔を上げ挨拶をした マリーは二人の姿を見てにこりと微笑んだ。
「おばあ様、お久しぶり。今回は如何でした?」
「ああ、まあ楽しめた」
殺し屋としては既に隠居の身。王位をエドヴァルドに譲ってからというもの、アリアは頻繁に国外へ旅行に出掛けていた。「余生くらい好きにさせろ」と、数ヶ月単位の旅行ばかりではあるが、帰国すれば数ヶ月は国内に滞在する。帰国したその数ヶ月の間にエドヴァルドは小言を浴びる毎日であるので、彼にしてみればアリアが旅行に出掛けてくれているほうが有難いというのが本音であった。
「しかし、よくもまあここまで準備したものだな」
「仰々しいでしょう? あたしもフォンも寝室で構わないって言ったんだけど、それじゃサン達がフォンに気を使うだろうからってお母様が」
実はこの部屋、マリーの私室の空き部屋に少々手を加え、出産の準備からその後の育児に至るまでが滞りなく行われるよう王妃ネヴィアスの命(めい)で準備されたものであった。
「まあ、ネヴィアスらしい意見だな。それよりマリー、体の調子はどうなんだ」
「まだまだ。陣痛遠退いちゃったのかしら、生まれてくる気配がないの」
「なぁに、心配せずともそのうち出てくるさ」
「……なあ、姉上」
アリアの背後から、じいっと姉の腹を見つめていたアンナが、珍しく不安げな顔で口を開いた。
「どうしたのよ、変な顔して」
「出てくるって、赤ん坊はどこから出てくるんだ……?」
「あー…………」
答えたマリーはアンナの無知は致し方なし、と飽きれと同情、更には困惑の混じった複雑な表情を浮かべ、 アリアはといえば片手で目元を覆い天を仰ぎ首を横に振った。サンとヴィウィは聞こえていないフリをしてせっせと準備を進め、マンダリーヌは赤面して足元に視線を落とす。エカルラートはそんなマンダリーヌを見て不思議そうに首を傾げた。
「あの、おばあ様」
「私に話を振るなマリー。それはお前の仕事だ」
「絶対面倒なだけよね?」
「私は忙しいんだ。落ち着いたらまた顔を出すからな。元気な子を産むんだぞ」
勝手に話を終わらせると、アリアはエカルラートを連れて足早に退室していった。取り残されたアンナはどうしたものかと首を捻り、姉に視線を移す。
「あの、姉上?」
「そうよね……教えるなら今しかないわよね」
「教えてくれるのか!」
「あなたの将来の為にも教えておかないと恐ろしいものね……」
マリーの手を握っていたフォンはそれを聞いて立ち上がる。流石に色々と察することがあったのだろう、彼は「別室にいるから気にしないで」と言い残し部屋を後にした。準備を終えたサンとヴィウィはこの場に留まるようマリーに言い付けられ、落ち着かない様子で壁際に控えている。
「……じゃあ話すけどアンナ、あなたまず……子がどうやって出来るか知ってる?」
「どうやって?」
「方法」
「知らん」
「は~……分かってはいたけど、あたしがそこから話すの?」
助けを求めるようにマリーはサンを見つめるが、サンは固く口を閉じ首を横に振る。
「ねえ、サンったら」
「私のような年増の口から、そのようなことはお話しできません」
「あなた五人も産んでるじゃない」
「そうですね、昔のことですから……覚えておりません」
「逃げ方が上手いじゃない……」
仕方無しと腹を括ったマリーは渋々語り出す。途中顔を赤くしたり青くしたりするアンナに全てを語り終えたのはおよそ一時間後。アンナの質問を挟みながら休み休みで語った為、出産直前のマリーはそこまで疲弊しなかったようだが、アンナは珍しく背を丸め、ぐったりとした面持ちで部屋を後にすることとなった。
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