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お酒にそんなに強くないわたしでさえ、350mlのビール缶三本程度なら飲みきることが出来るというのに、彼のお酒の弱さは想像を遥かに越えていた。
「ほら……頑張って、もう少しだから」
「…………うん」
わたしよりも三十センチ近く背の高い彼の腕を肩に回し、アパートの階段を上る。手摺に掴まりよたよたと足を動かす彼のこんな姿は初めて見るので非常に新鮮だ。酔ったら大変なことになると言っていたのはこういうことだったのだろうか。
結婚報告を実家の両親に済ませた後、お隣のご一家と一緒に始まった庭先でのバーベキュー。梅雨が明けたとはいえ蒸し暑い夕空の下だ──皆、喉をならして冷たいビールを美味しそうに流し込んでいた。
酔いが回ってしまうと脱ぎ上戸になってしまうわたしは、外での飲酒を控えるよう彼と約束をしている為、全く飲めず。その結果、父やお隣のおじ様から執拗に酒を勧められた彼は、ビール一缶でノックアウト。倒れるように眠ってしまった為、食事もそこまでとれておらず、夜中に空腹で目覚めないかと心配だ。
「柊悟くん、ほら、着いたよ」
「…………うん」
バタバタと靴を脱ぎ、彼をベッドに寝かせた後洗面所へと向かう。手を洗って顔を上げると、背後には彼の姿。驚いて跳ねたわたしの肩を、彼の手ががしりと掴んだ。
「大丈夫?」
「手、洗うの……」
「どうぞ。あっ、危ないからお風呂は駄目だよ? 朝にしてね?」
「…………うん」
返事をしたものの、柊悟くんは手を洗う様子を全く見せない。それどころか何を思ったのか、後ろからわたしの耳たぶを乱暴に吸い上げた。
「あッ……ちょっと、柊悟くん……」
「ん……」
「手、洗うんでしょ?」
「うん……」
うなじに伸びていた舌を引っ込め手を洗った彼は、よろよろとベッドへと向かう。無事に到着したことを確認すると、わたしはそのまま服を脱ぎバスルームへと踏み入った。面倒なのでバスタブにお湯は溜めず、シャワーで済ませてしまった。
彼が寝ているのをいいことに、入浴後は丈が太腿上の短いハーフパンツ、それにキャミソールで過ごす。お風呂上がりで暑いのだから仕方がないと、ブラジャーは身に付けていない。彼が起きていればまずこんなことはしないのだが……寝る前に着衣をきちんとしておかなければならない。
頂いて帰ったビールを冷蔵庫から取り出し、一本二本と飲み干す。みんながお酒を飲んでいた中我慢をしていたので、いつもよりも格段に美味しく感じる。トイレを済ませた後、三本目を冷蔵庫から取り出した所で柊悟くんがむくりと起き上がった。
「大丈夫?」
「うん」
「何か飲む?」
「ほたるを飲む……」
「何言ってるのよ」
笑い飛ばしてビールに口をつけると、立ち上がった柊悟くんがフラフラとわたしに近寄る。彼はわたしの手の中からビール缶を取り上げると、それを一気に飲み干した。
「ちょ……弱いのに、そんなに一気に飲んだら……!」
「ほたる」
「えっ…………んッ、く…………」
しっとりと濡れた彼の唇が、わたしのものと重なり、吸い付き、吸い上げる。飲むというのはこういうことだったのかと、彼の後頭部を子供のようによしよしと撫でつける。
「ほたる……」
「疲れたでしょ? もう寝たら?」
「お腹すいた……」
部屋の真ん中に立ったままの姿勢で、彼はわたしの首筋をちろちろと舌先で舐め回す。それがくすぐったくて、お返しと言わんばかりに彼の耳に吸い付くと、艶っぽい声がわたしの耳を撫でた。「寝たら?」と提案をしておきながら、その声に欲情してしまう自分がいた。
「何か軽いもの食べてから寝る?」
「ほたる……」
「なに?」
「ほたるを食べる」
「柊悟くん?」
「ブラ、つけてないの?」
「ちょ──」
どすん、と勢いよく壁際に追いやられてしまった。キャミソールの裾からするりと入り込んだ手は、わたしの左胸を乱暴に揉み回す。彼の右手から空っぽのビール缶が床に落下し、空いたその手はショーツの前側からするりと中に侵入した。
「あッ……や、しゅ、しゅう、ご……くんッ……ちょ──」
いつもより乱暴な彼の中指に、身体が驚いている。胸だってこんな触り方などしたことはないというのに。
「脱いで」
「ど……どうしたの?」
「早く脱いでよ」
「う、うん」
キャミソールを脱ぎ、ハーフパンツとショーツもすとんと足元に落下。彼はまだカッターシャツのままだというのに、わたしだけ全裸だなんて笑ってしまいそうになる。
「なんでブラつけてなかったの?」
「シャワー浴びたら暑くて……」
「一人だけシャワー浴びるなんてずるい」
晒されたわたしの両胸の先端を、親指──人差し指──中指で摘まんだ彼は、くりくりとそれを弄くり回す。首元にも跡がつきそうなほど激しく吸い付き、それに耐えられないわたしは口の端からは声が漏れだした。
「……ずるい子にはお仕置きしないと」
「やッ、やッあ……ッ!」
「乳首、やだ?」
やっぱりおかしい。普段の彼ならば絶対に口にしない単語が当たり前のように口から発せられている。普段よりも力が強いので、胸の先端が快感を通り越してじんじんと痛む。
「そ、そんな風に……しないで……」
「どうして?」
「柊悟く……ん、なんか、変だよ…………いッ、あ……
!」
手を引かれ、乱暴にベッドに押し倒される。正面から見た彼の目にはいつもの優しさがなく────完全に酒に酔った目をしていた。お酒を飲むと大変なことになると言っていたのはこういうことだったのかと合点がいった。
「これ着て」
「これ……」
「早く」
「う、うん」
彼がわたしに手渡したのは、誕生日に職場の先輩がくれた布面積の少ない黒のネグリジェだった。ベッド脇のチェストの一番下に隠していたというのに、いつバレたのろうか。
「すっごい透け透け」
「恥ずかしい……」
「いいじゃん」
胸元がVの字大胆に開いたプランジングネックのキャミソールワンピース。す、と布地を横にずらせば隠された胸が外に零れ落ちる仕様だ。とはいっても全体が透け素材なので、どっちにしろ胸は丸見え。ショーツに至ってはソングタイプでお尻は丸出し、おまけに紐だ。布というよりもこれは紐の束に近い。
「お酒……けっこう飲んだけど大丈夫?」
「問題ないよ?」
「……そう」
彼は人が変わったように据わった目のままわたしを視線で押さえ付ける。いつもならたくさんしてくれるキスもそこそこに、彼の手が伸びるのはわたしの下半身の紐の隙間。
「なに、ほたる全然濡れてないじゃん」
脆弱な布地をするりとずらすと、親指を除く四本の指が、わたしの秘部を捏ねるようにぐちゅぐちゅと弄くる。自然と足が開いてゆき、足は暴れて腰が浮いてしまう。そんなことなどお構いなしに彼は両手でそこを苛め、攻める。
「あああッ! あ……は、あ、あ、あ、ああッん!」
「暴れないでよ」
「だっ……って、しゅう、ごく、ん、ちょ……ああッそこはだめぇッ、やッやめ──」
左腕ががりしとわたしの太腿に回され、左足の自由が利かなくなる。自由なままの彼の左手はわたしの蕾をくりくりとほぐし、右手の指たちは代わる代わる膣(なか)を掻き回す。
「クリトリス、ぱんぱんになってる」
「や……や、そんなこと、言わないッ……で……」
「どうして? つやつやでおいしそうだよ」
「ひ……ッ!!」
蕾の両脇を指で押し広げる。熱い彼の吐息に身震いしたのも束の間、熱を孕んだそこにちゅう、っと吸い付かれる。伸びてきた舌先がつんつんと蕾をつつき、ざらりとした舌全体で舐め回される。膣を突く指の動きが規則的になり、早まり、電気が走ったように腰から下が震え始める。
「あッあッあッあぁッ! イッ…………あ、イきそ──柊悟く、あぁっ、イッ……イッちゃう、や──」
「だーめ」
「──ッ……?」
快感の頂点に達すると思った矢先、彼の舌はわたしから引っ込んだ。愛液でベタベタになった指先を枕元のシーツで拭うと、彼は意地の悪い笑みを浮かべて、わたしの両手首を力強く塞いだ。
「まだ、イかせてあげない」
「ほら……頑張って、もう少しだから」
「…………うん」
わたしよりも三十センチ近く背の高い彼の腕を肩に回し、アパートの階段を上る。手摺に掴まりよたよたと足を動かす彼のこんな姿は初めて見るので非常に新鮮だ。酔ったら大変なことになると言っていたのはこういうことだったのだろうか。
結婚報告を実家の両親に済ませた後、お隣のご一家と一緒に始まった庭先でのバーベキュー。梅雨が明けたとはいえ蒸し暑い夕空の下だ──皆、喉をならして冷たいビールを美味しそうに流し込んでいた。
酔いが回ってしまうと脱ぎ上戸になってしまうわたしは、外での飲酒を控えるよう彼と約束をしている為、全く飲めず。その結果、父やお隣のおじ様から執拗に酒を勧められた彼は、ビール一缶でノックアウト。倒れるように眠ってしまった為、食事もそこまでとれておらず、夜中に空腹で目覚めないかと心配だ。
「柊悟くん、ほら、着いたよ」
「…………うん」
バタバタと靴を脱ぎ、彼をベッドに寝かせた後洗面所へと向かう。手を洗って顔を上げると、背後には彼の姿。驚いて跳ねたわたしの肩を、彼の手ががしりと掴んだ。
「大丈夫?」
「手、洗うの……」
「どうぞ。あっ、危ないからお風呂は駄目だよ? 朝にしてね?」
「…………うん」
返事をしたものの、柊悟くんは手を洗う様子を全く見せない。それどころか何を思ったのか、後ろからわたしの耳たぶを乱暴に吸い上げた。
「あッ……ちょっと、柊悟くん……」
「ん……」
「手、洗うんでしょ?」
「うん……」
うなじに伸びていた舌を引っ込め手を洗った彼は、よろよろとベッドへと向かう。無事に到着したことを確認すると、わたしはそのまま服を脱ぎバスルームへと踏み入った。面倒なのでバスタブにお湯は溜めず、シャワーで済ませてしまった。
彼が寝ているのをいいことに、入浴後は丈が太腿上の短いハーフパンツ、それにキャミソールで過ごす。お風呂上がりで暑いのだから仕方がないと、ブラジャーは身に付けていない。彼が起きていればまずこんなことはしないのだが……寝る前に着衣をきちんとしておかなければならない。
頂いて帰ったビールを冷蔵庫から取り出し、一本二本と飲み干す。みんながお酒を飲んでいた中我慢をしていたので、いつもよりも格段に美味しく感じる。トイレを済ませた後、三本目を冷蔵庫から取り出した所で柊悟くんがむくりと起き上がった。
「大丈夫?」
「うん」
「何か飲む?」
「ほたるを飲む……」
「何言ってるのよ」
笑い飛ばしてビールに口をつけると、立ち上がった柊悟くんがフラフラとわたしに近寄る。彼はわたしの手の中からビール缶を取り上げると、それを一気に飲み干した。
「ちょ……弱いのに、そんなに一気に飲んだら……!」
「ほたる」
「えっ…………んッ、く…………」
しっとりと濡れた彼の唇が、わたしのものと重なり、吸い付き、吸い上げる。飲むというのはこういうことだったのかと、彼の後頭部を子供のようによしよしと撫でつける。
「ほたる……」
「疲れたでしょ? もう寝たら?」
「お腹すいた……」
部屋の真ん中に立ったままの姿勢で、彼はわたしの首筋をちろちろと舌先で舐め回す。それがくすぐったくて、お返しと言わんばかりに彼の耳に吸い付くと、艶っぽい声がわたしの耳を撫でた。「寝たら?」と提案をしておきながら、その声に欲情してしまう自分がいた。
「何か軽いもの食べてから寝る?」
「ほたる……」
「なに?」
「ほたるを食べる」
「柊悟くん?」
「ブラ、つけてないの?」
「ちょ──」
どすん、と勢いよく壁際に追いやられてしまった。キャミソールの裾からするりと入り込んだ手は、わたしの左胸を乱暴に揉み回す。彼の右手から空っぽのビール缶が床に落下し、空いたその手はショーツの前側からするりと中に侵入した。
「あッ……や、しゅ、しゅう、ご……くんッ……ちょ──」
いつもより乱暴な彼の中指に、身体が驚いている。胸だってこんな触り方などしたことはないというのに。
「脱いで」
「ど……どうしたの?」
「早く脱いでよ」
「う、うん」
キャミソールを脱ぎ、ハーフパンツとショーツもすとんと足元に落下。彼はまだカッターシャツのままだというのに、わたしだけ全裸だなんて笑ってしまいそうになる。
「なんでブラつけてなかったの?」
「シャワー浴びたら暑くて……」
「一人だけシャワー浴びるなんてずるい」
晒されたわたしの両胸の先端を、親指──人差し指──中指で摘まんだ彼は、くりくりとそれを弄くり回す。首元にも跡がつきそうなほど激しく吸い付き、それに耐えられないわたしは口の端からは声が漏れだした。
「……ずるい子にはお仕置きしないと」
「やッ、やッあ……ッ!」
「乳首、やだ?」
やっぱりおかしい。普段の彼ならば絶対に口にしない単語が当たり前のように口から発せられている。普段よりも力が強いので、胸の先端が快感を通り越してじんじんと痛む。
「そ、そんな風に……しないで……」
「どうして?」
「柊悟く……ん、なんか、変だよ…………いッ、あ……
!」
手を引かれ、乱暴にベッドに押し倒される。正面から見た彼の目にはいつもの優しさがなく────完全に酒に酔った目をしていた。お酒を飲むと大変なことになると言っていたのはこういうことだったのかと合点がいった。
「これ着て」
「これ……」
「早く」
「う、うん」
彼がわたしに手渡したのは、誕生日に職場の先輩がくれた布面積の少ない黒のネグリジェだった。ベッド脇のチェストの一番下に隠していたというのに、いつバレたのろうか。
「すっごい透け透け」
「恥ずかしい……」
「いいじゃん」
胸元がVの字大胆に開いたプランジングネックのキャミソールワンピース。す、と布地を横にずらせば隠された胸が外に零れ落ちる仕様だ。とはいっても全体が透け素材なので、どっちにしろ胸は丸見え。ショーツに至ってはソングタイプでお尻は丸出し、おまけに紐だ。布というよりもこれは紐の束に近い。
「お酒……けっこう飲んだけど大丈夫?」
「問題ないよ?」
「……そう」
彼は人が変わったように据わった目のままわたしを視線で押さえ付ける。いつもならたくさんしてくれるキスもそこそこに、彼の手が伸びるのはわたしの下半身の紐の隙間。
「なに、ほたる全然濡れてないじゃん」
脆弱な布地をするりとずらすと、親指を除く四本の指が、わたしの秘部を捏ねるようにぐちゅぐちゅと弄くる。自然と足が開いてゆき、足は暴れて腰が浮いてしまう。そんなことなどお構いなしに彼は両手でそこを苛め、攻める。
「あああッ! あ……は、あ、あ、あ、ああッん!」
「暴れないでよ」
「だっ……って、しゅう、ごく、ん、ちょ……ああッそこはだめぇッ、やッやめ──」
左腕ががりしとわたしの太腿に回され、左足の自由が利かなくなる。自由なままの彼の左手はわたしの蕾をくりくりとほぐし、右手の指たちは代わる代わる膣(なか)を掻き回す。
「クリトリス、ぱんぱんになってる」
「や……や、そんなこと、言わないッ……で……」
「どうして? つやつやでおいしそうだよ」
「ひ……ッ!!」
蕾の両脇を指で押し広げる。熱い彼の吐息に身震いしたのも束の間、熱を孕んだそこにちゅう、っと吸い付かれる。伸びてきた舌先がつんつんと蕾をつつき、ざらりとした舌全体で舐め回される。膣を突く指の動きが規則的になり、早まり、電気が走ったように腰から下が震え始める。
「あッあッあッあぁッ! イッ…………あ、イきそ──柊悟く、あぁっ、イッ……イッちゃう、や──」
「だーめ」
「──ッ……?」
快感の頂点に達すると思った矢先、彼の舌はわたしから引っ込んだ。愛液でベタベタになった指先を枕元のシーツで拭うと、彼は意地の悪い笑みを浮かべて、わたしの両手首を力強く塞いだ。
「まだ、イかせてあげない」
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