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ダレン先生の授業
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二階の東側の角部屋が、聖獣リトと家庭教師――筆頭宮廷魔術師ダレン・リリーのための教室だった。
六畳ほどの広さの部屋の壁には大きな黒板があり、設えられた本棚には様々な教材が揃っている。部屋の窓際には、優美な彫刻のある木製の机と、揃いの椅子が二脚。
召喚されてきた聖獣が、己を召喚した宮廷魔術師から教育を受けるという慣例の通り、ふたりはいま机を挟んで向かい合っていた。
(今日もいいにおいだな……)
むちむちした肉付きの、いい匂いがする美人家庭教師と密室にふたりきりという、童貞にはあまりにも酷な状況だ。これがエロゲーのイベントだったら喜ぶところだが、リトはふつうに勉強がしたかったので、煩悩はちぎって捨てた。
「それではまず、この世界の成り立ちからお話しましょうか」
あまく語尾のかすれた、十八禁の声帯が言う。リトはがんばって先生の話に集中した。
「この世界には、天界と魔界、それから人間界があります。このみっつの世界は次元の壁を隔てて存在していて、魔族と天族であれば互いに行き来も可能です。われわれの世界から隔絶されたところに聖界があり、そしてリト様が暮らしていた地球を含む銀河系がある。それらすべてを、輪廻の海というおおきな魂のうねりが取り巻いています」
「魂の、うねり?」
「わたしたちの魂は、この輪廻の海から生まれて、輪廻の海へ還るんです。天界と魔界、人間界、聖界、地球へ、ぐるぐると転生を繰り返しながら。もちろん、転生したことのないまっさらな魂も生まれてきますけど、やはり還るところは同じです」
思っていたよりも壮大な話だった。ダレンは滔々と続ける。
「むかしむかしは、この世界には天界しかありませんでした。天界にはイーオンという世界樹があり、この世界樹イーオンがすべての生命を育む豊かなマナを生んでいます。天族と魔族は、世界樹イーオンに護られた天界で仲良く暮らしていたんです。天界では、マナのバランスが崩れるといったこともありません」
「えっ、そうなんですか?」
「そうなんですよ。ではなぜ魔界のマナは不安定なのかと言うと、魔界にある世界樹アエテルヌムが不完全だからなんです」
「不完全……?」
リトが首をかしげると、ダレンはうなずいた。
「天界で仲良く暮らしていた天族と魔族ですが、そのうちにふたつの種族は対立するようになっていきます。天界の支配権を巡る戦争は長く続き、最終的には魔族が敗北して天界を追放されてしまいます。このとき、魔族のひとりが世界樹イーオンの若枝を折って天界から持ち出したんです。この魔族が、のちにマグナルク王国の初代国王となります。追いやられた次元の壁の向こうのまっさらな世界へ、王はその枝を挿し木しました」
「それが、魔界の世界樹……?」
「はい。世界樹アエテルヌムは魔界に根付きましたが、なぜか世界樹イーオンのように安定してマナを生み出すことができなかった。そこで、マグナルク王国の初代国王が、マナの扱いに長けた聖界の聖獣と盟約を交わしたのです。彼がいったいどうやって聖獣と出会ったのか、聖獣がどうして魔族と盟約を交わしてくれたのかは、いまとなってはもうわかりません。けれど、聖獣はいまでも古い誓いを守って、われわれの喚び声に応えてくださる。
――本当にありがとうございます」
ダレンに真摯な眼差しで礼を言われて、リトはすこし困ってしまった。
確かに自分の意思で「そこに行きたい」と思った記憶はあるのだが、聖獣の祖先が交わした古い盟約の話もなにも知らなかったのだ。そもそも、自分が聖獣である自覚すらなかった。
「ふふ、困らせてしまいましたね」
「すみません……おれ、あんまり自覚がなくて」
「謝らないでください。わたしが感謝を伝えたかっただけですから」
やさしい顔でほほ笑むダレンを見やって、リトの胸にふと疑問が湧いた。
「あの、天族と魔族って、いまは仲良しなんですよね?」
国交もあるようだし、ゲームと同じく天界の皇子が遊学に来ていると聞いた。なにより、ダレン・リリーは天族と魔族の混血だ。
「そうですね、もう長いこと戦争はしていません。次元の壁を超えてまで争うほど互いに執着がないというか……天界での戦争も、たぶん暇つぶしだったんじゃないかなあ」
「暇つぶし……?!」
「それに、ある日とつぜん人間界ができてから、天族は人間に夢中ですからね。直接人間界に干渉することは禁じられているんですけど、魔族と戦争するより、人間界をただ眺めているほうがたのしいんですよ」
(上位存在ってかんじだあ……)
人間であるリトには、その感覚はよくわからない。ノンフィクションの映画やドラマを観ているようなものなのだろうか。
「人間界って、そんないきなりできたんですか?」
「そうなんですよ。急にできたんです。人間界の皆さんが言うには『神さま』っていう存在が創ったことになっているんですけど、われわれは『神さま』を見たことがないので、よくわからないんですよね」
「はあ……」
「人間界には世界樹がないので、災害はしょっちゅう起きるし、疫病もあるし、皆さんすっごく過酷な環境で生きているんです。それも、『神さま』からの試練なんですって。そうしてわたしたちは、天使とか悪魔とか呼ばれています」
「……なるほど」
人間界の文化水準がどの程度のものなのかリトにはわからないが、地球で言うところの中世あたりなのだろうか。
「人間界のひとたちも、魔界や天界の存在はわかってるんですか?」
「自由に行き来はできませんが、『在る』ことはわかっていますね。魔族は人間に干渉することを禁じられていませんから、中には人間を伴侶とする者もいます」
リトの脳裏に、ふとレヴィの顔がよぎった。
レヴィの場合は、父親が武門であるグリフィス侯爵家の次男で、母親が人間だった。ゲーム内ではふたりの出会いまでは言及されていなかったが、レヴィがまだ赤ん坊のときに、両親は事故で亡くなってしまう。その後、子がいなかった侯爵家当主に嫡男として引き取られたのだ。
混血とはいえ、レヴィは魔族の血のほうが強い。そのこともあって己の出生になんの疑問も抱かず成長したのだが、ひょんなことから自身が人間との混血であることを知ってしまう。しかし、本当の息子のように育ててくれた義両親を慮って、己の胸のうちだけに秘めている――という設定だった。
あくまでゲームの中での設定だから、実際にどうなのかまではリトは知らない。
いまやリトの護衛であるレヴィだが、この時間は剣術の鍛錬をしている。ダレンの授業を受けているあいだは、自由時間ということにしたのだ。筆頭宮廷魔術師であるダレンがそばにいるときは彼がリトを守ってくれるし、
(ほんとに二十四時間拘束してたら、アデルがレヴィに会いに来れない)
好きなひとに会えないなんて、そんなのは推しが可哀想すぎる。推しにガチ恋しているリト的には大変に複雑なのだが、かといってここでレヴィをアデルに会わせないようにしたら、リトがアデルに恨まれてしまう。それでなくとも嫌われているのに、恨みまで買いたくない。
「われわれの世界の成り立ちについては、こんなところですね」
ダレンの言葉にはっと顔を上げ、リトは「よくわかりました」とうなずいた。
(『マグナルク』のこと訊くなら、いまだよな……)
マグナルク王国のことではない。リトが地球でプレイしたBLゲームの『マグナルク』のことだ。
「先生! おれ、先生に訊きたいことがあって」
リトが思いきってそう口を開くと、ダレンはなぜか恍惚とひとみをうるませた。
「リトさまに『先生』って呼ばれるの、すごくいいです……♡」
真面目に聞いてほしい。
六畳ほどの広さの部屋の壁には大きな黒板があり、設えられた本棚には様々な教材が揃っている。部屋の窓際には、優美な彫刻のある木製の机と、揃いの椅子が二脚。
召喚されてきた聖獣が、己を召喚した宮廷魔術師から教育を受けるという慣例の通り、ふたりはいま机を挟んで向かい合っていた。
(今日もいいにおいだな……)
むちむちした肉付きの、いい匂いがする美人家庭教師と密室にふたりきりという、童貞にはあまりにも酷な状況だ。これがエロゲーのイベントだったら喜ぶところだが、リトはふつうに勉強がしたかったので、煩悩はちぎって捨てた。
「それではまず、この世界の成り立ちからお話しましょうか」
あまく語尾のかすれた、十八禁の声帯が言う。リトはがんばって先生の話に集中した。
「この世界には、天界と魔界、それから人間界があります。このみっつの世界は次元の壁を隔てて存在していて、魔族と天族であれば互いに行き来も可能です。われわれの世界から隔絶されたところに聖界があり、そしてリト様が暮らしていた地球を含む銀河系がある。それらすべてを、輪廻の海というおおきな魂のうねりが取り巻いています」
「魂の、うねり?」
「わたしたちの魂は、この輪廻の海から生まれて、輪廻の海へ還るんです。天界と魔界、人間界、聖界、地球へ、ぐるぐると転生を繰り返しながら。もちろん、転生したことのないまっさらな魂も生まれてきますけど、やはり還るところは同じです」
思っていたよりも壮大な話だった。ダレンは滔々と続ける。
「むかしむかしは、この世界には天界しかありませんでした。天界にはイーオンという世界樹があり、この世界樹イーオンがすべての生命を育む豊かなマナを生んでいます。天族と魔族は、世界樹イーオンに護られた天界で仲良く暮らしていたんです。天界では、マナのバランスが崩れるといったこともありません」
「えっ、そうなんですか?」
「そうなんですよ。ではなぜ魔界のマナは不安定なのかと言うと、魔界にある世界樹アエテルヌムが不完全だからなんです」
「不完全……?」
リトが首をかしげると、ダレンはうなずいた。
「天界で仲良く暮らしていた天族と魔族ですが、そのうちにふたつの種族は対立するようになっていきます。天界の支配権を巡る戦争は長く続き、最終的には魔族が敗北して天界を追放されてしまいます。このとき、魔族のひとりが世界樹イーオンの若枝を折って天界から持ち出したんです。この魔族が、のちにマグナルク王国の初代国王となります。追いやられた次元の壁の向こうのまっさらな世界へ、王はその枝を挿し木しました」
「それが、魔界の世界樹……?」
「はい。世界樹アエテルヌムは魔界に根付きましたが、なぜか世界樹イーオンのように安定してマナを生み出すことができなかった。そこで、マグナルク王国の初代国王が、マナの扱いに長けた聖界の聖獣と盟約を交わしたのです。彼がいったいどうやって聖獣と出会ったのか、聖獣がどうして魔族と盟約を交わしてくれたのかは、いまとなってはもうわかりません。けれど、聖獣はいまでも古い誓いを守って、われわれの喚び声に応えてくださる。
――本当にありがとうございます」
ダレンに真摯な眼差しで礼を言われて、リトはすこし困ってしまった。
確かに自分の意思で「そこに行きたい」と思った記憶はあるのだが、聖獣の祖先が交わした古い盟約の話もなにも知らなかったのだ。そもそも、自分が聖獣である自覚すらなかった。
「ふふ、困らせてしまいましたね」
「すみません……おれ、あんまり自覚がなくて」
「謝らないでください。わたしが感謝を伝えたかっただけですから」
やさしい顔でほほ笑むダレンを見やって、リトの胸にふと疑問が湧いた。
「あの、天族と魔族って、いまは仲良しなんですよね?」
国交もあるようだし、ゲームと同じく天界の皇子が遊学に来ていると聞いた。なにより、ダレン・リリーは天族と魔族の混血だ。
「そうですね、もう長いこと戦争はしていません。次元の壁を超えてまで争うほど互いに執着がないというか……天界での戦争も、たぶん暇つぶしだったんじゃないかなあ」
「暇つぶし……?!」
「それに、ある日とつぜん人間界ができてから、天族は人間に夢中ですからね。直接人間界に干渉することは禁じられているんですけど、魔族と戦争するより、人間界をただ眺めているほうがたのしいんですよ」
(上位存在ってかんじだあ……)
人間であるリトには、その感覚はよくわからない。ノンフィクションの映画やドラマを観ているようなものなのだろうか。
「人間界って、そんないきなりできたんですか?」
「そうなんですよ。急にできたんです。人間界の皆さんが言うには『神さま』っていう存在が創ったことになっているんですけど、われわれは『神さま』を見たことがないので、よくわからないんですよね」
「はあ……」
「人間界には世界樹がないので、災害はしょっちゅう起きるし、疫病もあるし、皆さんすっごく過酷な環境で生きているんです。それも、『神さま』からの試練なんですって。そうしてわたしたちは、天使とか悪魔とか呼ばれています」
「……なるほど」
人間界の文化水準がどの程度のものなのかリトにはわからないが、地球で言うところの中世あたりなのだろうか。
「人間界のひとたちも、魔界や天界の存在はわかってるんですか?」
「自由に行き来はできませんが、『在る』ことはわかっていますね。魔族は人間に干渉することを禁じられていませんから、中には人間を伴侶とする者もいます」
リトの脳裏に、ふとレヴィの顔がよぎった。
レヴィの場合は、父親が武門であるグリフィス侯爵家の次男で、母親が人間だった。ゲーム内ではふたりの出会いまでは言及されていなかったが、レヴィがまだ赤ん坊のときに、両親は事故で亡くなってしまう。その後、子がいなかった侯爵家当主に嫡男として引き取られたのだ。
混血とはいえ、レヴィは魔族の血のほうが強い。そのこともあって己の出生になんの疑問も抱かず成長したのだが、ひょんなことから自身が人間との混血であることを知ってしまう。しかし、本当の息子のように育ててくれた義両親を慮って、己の胸のうちだけに秘めている――という設定だった。
あくまでゲームの中での設定だから、実際にどうなのかまではリトは知らない。
いまやリトの護衛であるレヴィだが、この時間は剣術の鍛錬をしている。ダレンの授業を受けているあいだは、自由時間ということにしたのだ。筆頭宮廷魔術師であるダレンがそばにいるときは彼がリトを守ってくれるし、
(ほんとに二十四時間拘束してたら、アデルがレヴィに会いに来れない)
好きなひとに会えないなんて、そんなのは推しが可哀想すぎる。推しにガチ恋しているリト的には大変に複雑なのだが、かといってここでレヴィをアデルに会わせないようにしたら、リトがアデルに恨まれてしまう。それでなくとも嫌われているのに、恨みまで買いたくない。
「われわれの世界の成り立ちについては、こんなところですね」
ダレンの言葉にはっと顔を上げ、リトは「よくわかりました」とうなずいた。
(『マグナルク』のこと訊くなら、いまだよな……)
マグナルク王国のことではない。リトが地球でプレイしたBLゲームの『マグナルク』のことだ。
「先生! おれ、先生に訊きたいことがあって」
リトが思いきってそう口を開くと、ダレンはなぜか恍惚とひとみをうるませた。
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