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番外編
艶本 4 (終)※
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「ゆっくりで良いから、そのまま腰を落として」
最初の痺れるような快感が過ぎると、アリシアはレイヴンの声に導かれるままゆっくりと腰を落とした。
「あっ、あぁ…っ」
腰を落とすと、熱い切っ先がゆっくりと隘路を押し広げて入ってくる。
ずずっと内側を擦られて、体がビクビク跳ねる。
アリシアはその度に甘い声が漏れるのを抑えることができない。
「良かった。痛くはないみたいだね」
ホッとしたようなレイヴンの声に、アリシアはただコクコクと頷いた。
レイヴンはアリシアの体が倒れてしまわない様に支えながら、ビクビク跳ねる背中を愛撫している。
その感触もアリシアは快感として拾ってしまう。
「ん、んん…っ」
高みに達する直前で引き戻された体は刺激を求めて疼いている。ゆっくりな刺激が物足りなくてもどかしい。
だけど自分から受け入れていくのは初めての体験で、レイヴンに様子をじっくり見られているのも恥ずかしい。
羞恥心を捨てきれないアリシアはできるだけ痴態を晒さない様にと、上がりそうになる声を精一杯堪えていた。
「あっ!ああっ?!」
レイヴンのものを半分程飲み込んだ時、アリシアの腰が大きく跳ねた。
強烈な快感が駆け巡る。
ビクピクと体を揺らしていると何度もそこを擦られることになり、それがまた感じてしまう。
アリシアが腰をくねらせると、「んっ」というレイヴンの抑えた声が聞こえた。
「…アリシアの好きなところだね」
「……っ、レイヴン、さまぁっ」
強烈な快感をやり過ごしたアリシアは動けなくなっていた。
動いたらまた、あの強烈な快感を感じてしまう。
熱が籠った体は刺激を求めて疼いている。
だけど強すぎる快感は………怖い。
「アリシア…っ」
泣きそうなアリシアをレイヴンは抱き締めた。
レイヴンもゆっくり過ぎる刺激に体が疼いている。
昂ぶりはまだ半分ほどしか入っていない。それでもアリシアの蜜壺にきゅうきゅうと締めつけられて弾けてしまいそうだ。
奥まですぐに押し込みたい。
それをアリシアを怯えさせない様に堪えている。
「少しだけ、動いて良い?」
抱き締めたまま問い掛けるとアリシアが頷いた。
アリシアもレイヴンの首に腕をまわしてぎゅっと抱き着いている。
レイヴンはアリシアの背中を宥める様に撫でながら、ゆっくりと腰を動かした。
「あああーーっ!!」
途端にアリシアの腰が跳ねる。
レイヴンの先端がアリシアの悦いところを小刻みに擦っている。
強烈な快感が体内を駆け抜けていく。
「あっ!ああっ!いやぁ…っ!!」
アリシアが声を上げると、レイヴンの動きがピタッと止まった。
急に放り出されたようでアリシアの腰がビクビクと跳ねる。いつの間にか生理的な涙がポロポロと流れていた。
レイヴンが涙を拭いながら不安そうな顔をしている。
「本当に嫌?嫌ならやめる。いつもみたいにしよう」
アリシアの目を見つめながらレイヴンが訊く。
「いや」と言ってしまったのは気持ち良すぎるせいだ。
そんなことを言うのは恥ずかしい。だけどきっと、言わなければレイヴンは止めてしまう。そして二度と「いつもと違う体位を…」とは言わないだろう。
「……この体勢は、嫌じゃ、ありません。でもそこは…っ気持ち良すぎて、こ、怖い…です」
アリシアの顔が赤く染まっていく。
恥ずかしいのだろう、生理的ではない涙が零れてくる。
「アリシア…っ!」
愛しさが込み上げてきてレイヴンはアリシアをぎゅっと抱き締めた。
アリシアもレイヴンの肩に顔を埋めて泣いている。
それもまた、可愛い。
「ここが嫌なら、最後まで挿入れよう」
「…え?」
レイヴンはアリシアの答えを待たずに腰を浮かせた。
同時に背中にまわしていた腕を腰へ移して押さえつけるように引き寄せる。
それだけでずずっと奥へ入っていく。
「あっ、あぁ…っ」
アリシアは声を上げて反射的に腰を引こうとするが、レイヴンに抑えられているので逃げることができない。
いつの間にかアリシアはレイヴンの上にぺたんと座るようになっていた。
レイヴンに凭れかかるようにして息を弾ませる。
「全部、入ったよ…っ」
レイヴンの息も弾んでいた。
全部咥えこんだレイヴンのものがアリシアの中でビクビクと震えているのがわかる。
いつもより深いところまでレイヴンのものが届いている。
レイヴンがはぁっと大きく息を吐いた。
レイヴンに凭れかかりながら体を震わせるアリシアを強く抱き締める。
「アリシアも僕の背中に腕をまわして…?」
言われてアリシアもレイヴンの背中へ腕をまわす。
レイヴンは嬉しそうに頬を緩ませた。
「これでぴったりくっついた。ぴったりくっついて抱きたかったんだ」
「え…?」
確かに最近はアリシアもレイヴンの背中へ腕をまわすようになっていたけれど、いつもより近くにくっついている気がする。
レイヴンは恥ずかし気に笑うと小刻みに腰を揺すり出した。
「あぁ…っ」
いつもより深い場所が擦られて体が震えてくる。
レイヴンの手が頬に触れて見上げると、唇を塞がれた。
アリシアの声がレイヴンに飲み込まれる。
繋がりながら口づけるのは初めてだった。
最近まで繋がる頃にはアリシアが口元を手で覆っていたから仕方がない。
「ふぅ…っ、んぅ…っ」
飲み込み切れない声が漏れる頃にはレイヴンの動きが激しくなっていた。
僅かに空いた隙間から乳房が揉みしだかれる。
「ん!んん…っ!はぁ…っ」
いつの間にかアリシアも大きく腰を振っていた。
無意識に悦いところへ当たるように腰を動かしている。
「うぁ、あ、ああーーーっ!!!」
大きく仰け反り、アリシアが果てた。
きゅううっと絞られ、レイヴンも昇り詰める。
「うぁっ、くぅ…っ」
レイヴンがアリシアの背中を強く引き寄せ、最奥へ精を放つ。
2人共、果てた後もそのまま抱き合っていた。
お互いに小刻みに震えているのが伝わってきて愛しさが込み上げてくる。
「んっ、ちゅっ」
体の震えが落ち着いた頃、どちらからともなく口づけ合っていた。
レイヴンのものはまだ挿入ったままで、十分な硬度を保っている。
レイヴンの腰が動き出すと、アリシアも知らずに応えていた。
今夜もまた、長い夜になりそうだ。
最初の痺れるような快感が過ぎると、アリシアはレイヴンの声に導かれるままゆっくりと腰を落とした。
「あっ、あぁ…っ」
腰を落とすと、熱い切っ先がゆっくりと隘路を押し広げて入ってくる。
ずずっと内側を擦られて、体がビクビク跳ねる。
アリシアはその度に甘い声が漏れるのを抑えることができない。
「良かった。痛くはないみたいだね」
ホッとしたようなレイヴンの声に、アリシアはただコクコクと頷いた。
レイヴンはアリシアの体が倒れてしまわない様に支えながら、ビクビク跳ねる背中を愛撫している。
その感触もアリシアは快感として拾ってしまう。
「ん、んん…っ」
高みに達する直前で引き戻された体は刺激を求めて疼いている。ゆっくりな刺激が物足りなくてもどかしい。
だけど自分から受け入れていくのは初めての体験で、レイヴンに様子をじっくり見られているのも恥ずかしい。
羞恥心を捨てきれないアリシアはできるだけ痴態を晒さない様にと、上がりそうになる声を精一杯堪えていた。
「あっ!ああっ?!」
レイヴンのものを半分程飲み込んだ時、アリシアの腰が大きく跳ねた。
強烈な快感が駆け巡る。
ビクピクと体を揺らしていると何度もそこを擦られることになり、それがまた感じてしまう。
アリシアが腰をくねらせると、「んっ」というレイヴンの抑えた声が聞こえた。
「…アリシアの好きなところだね」
「……っ、レイヴン、さまぁっ」
強烈な快感をやり過ごしたアリシアは動けなくなっていた。
動いたらまた、あの強烈な快感を感じてしまう。
熱が籠った体は刺激を求めて疼いている。
だけど強すぎる快感は………怖い。
「アリシア…っ」
泣きそうなアリシアをレイヴンは抱き締めた。
レイヴンもゆっくり過ぎる刺激に体が疼いている。
昂ぶりはまだ半分ほどしか入っていない。それでもアリシアの蜜壺にきゅうきゅうと締めつけられて弾けてしまいそうだ。
奥まですぐに押し込みたい。
それをアリシアを怯えさせない様に堪えている。
「少しだけ、動いて良い?」
抱き締めたまま問い掛けるとアリシアが頷いた。
アリシアもレイヴンの首に腕をまわしてぎゅっと抱き着いている。
レイヴンはアリシアの背中を宥める様に撫でながら、ゆっくりと腰を動かした。
「あああーーっ!!」
途端にアリシアの腰が跳ねる。
レイヴンの先端がアリシアの悦いところを小刻みに擦っている。
強烈な快感が体内を駆け抜けていく。
「あっ!ああっ!いやぁ…っ!!」
アリシアが声を上げると、レイヴンの動きがピタッと止まった。
急に放り出されたようでアリシアの腰がビクビクと跳ねる。いつの間にか生理的な涙がポロポロと流れていた。
レイヴンが涙を拭いながら不安そうな顔をしている。
「本当に嫌?嫌ならやめる。いつもみたいにしよう」
アリシアの目を見つめながらレイヴンが訊く。
「いや」と言ってしまったのは気持ち良すぎるせいだ。
そんなことを言うのは恥ずかしい。だけどきっと、言わなければレイヴンは止めてしまう。そして二度と「いつもと違う体位を…」とは言わないだろう。
「……この体勢は、嫌じゃ、ありません。でもそこは…っ気持ち良すぎて、こ、怖い…です」
アリシアの顔が赤く染まっていく。
恥ずかしいのだろう、生理的ではない涙が零れてくる。
「アリシア…っ!」
愛しさが込み上げてきてレイヴンはアリシアをぎゅっと抱き締めた。
アリシアもレイヴンの肩に顔を埋めて泣いている。
それもまた、可愛い。
「ここが嫌なら、最後まで挿入れよう」
「…え?」
レイヴンはアリシアの答えを待たずに腰を浮かせた。
同時に背中にまわしていた腕を腰へ移して押さえつけるように引き寄せる。
それだけでずずっと奥へ入っていく。
「あっ、あぁ…っ」
アリシアは声を上げて反射的に腰を引こうとするが、レイヴンに抑えられているので逃げることができない。
いつの間にかアリシアはレイヴンの上にぺたんと座るようになっていた。
レイヴンに凭れかかるようにして息を弾ませる。
「全部、入ったよ…っ」
レイヴンの息も弾んでいた。
全部咥えこんだレイヴンのものがアリシアの中でビクビクと震えているのがわかる。
いつもより深いところまでレイヴンのものが届いている。
レイヴンがはぁっと大きく息を吐いた。
レイヴンに凭れかかりながら体を震わせるアリシアを強く抱き締める。
「アリシアも僕の背中に腕をまわして…?」
言われてアリシアもレイヴンの背中へ腕をまわす。
レイヴンは嬉しそうに頬を緩ませた。
「これでぴったりくっついた。ぴったりくっついて抱きたかったんだ」
「え…?」
確かに最近はアリシアもレイヴンの背中へ腕をまわすようになっていたけれど、いつもより近くにくっついている気がする。
レイヴンは恥ずかし気に笑うと小刻みに腰を揺すり出した。
「あぁ…っ」
いつもより深い場所が擦られて体が震えてくる。
レイヴンの手が頬に触れて見上げると、唇を塞がれた。
アリシアの声がレイヴンに飲み込まれる。
繋がりながら口づけるのは初めてだった。
最近まで繋がる頃にはアリシアが口元を手で覆っていたから仕方がない。
「ふぅ…っ、んぅ…っ」
飲み込み切れない声が漏れる頃にはレイヴンの動きが激しくなっていた。
僅かに空いた隙間から乳房が揉みしだかれる。
「ん!んん…っ!はぁ…っ」
いつの間にかアリシアも大きく腰を振っていた。
無意識に悦いところへ当たるように腰を動かしている。
「うぁ、あ、ああーーーっ!!!」
大きく仰け反り、アリシアが果てた。
きゅううっと絞られ、レイヴンも昇り詰める。
「うぁっ、くぅ…っ」
レイヴンがアリシアの背中を強く引き寄せ、最奥へ精を放つ。
2人共、果てた後もそのまま抱き合っていた。
お互いに小刻みに震えているのが伝わってきて愛しさが込み上げてくる。
「んっ、ちゅっ」
体の震えが落ち着いた頃、どちらからともなく口づけ合っていた。
レイヴンのものはまだ挿入ったままで、十分な硬度を保っている。
レイヴンの腰が動き出すと、アリシアも知らずに応えていた。
今夜もまた、長い夜になりそうだ。
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