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『世間のご意見番 59』
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273番目の民草のひとりごと
しっかしほんと、あの事件のおかげですっかりよくなったよな。
風通しがいいというかなんというかさ。
274番目の民草のひとりごと
役人も腐敗した奴らがみんないなくなって質が良くなったよな。
前みたいに言いがかりつけられることもなくなったし。
275番目の民草のひとりごと
騎士たちの食事も私達が農耕や酪農を教えることでだいたいが自給自足でまかなえるようになって、税金の節約にもなってるしな。
276番目の民草のひとりごと
あの事件の被害者である元聖女様には感謝しないとな、あのお方のおかげで連中の罪が明らかになったんだから。
277番目の民草のひとりごと
例の騎士団と、団長の愛人からいじめられてたんだろ?
可哀そうにな……ホント、英雄だよ。
278番目の民草のひとりごと
今は自身の魔力を生かして治療や加護を無償で与えつつ、子供の教育に尽力しているそうだ。令嬢の皆様と協力してな。
本当に立派だよ。あんなことがあったら魔法はおろか貴族たちなんてもう関わりたくないはずなのに。
279番目の民草のひとりごと
悪い貴族どもに翻弄されたが、彼女に手を貸したご令嬢方の優しさに触れ、彼らとのわだかまりを無くすために相互理解を深めようとしたのだと。
素晴らしいお方だ。
280番目の民草のひとりごと
それで、そんな元聖女様を虐げた連中はどうなったんだ?
ただ「始末された」としか聞かされたないが。
281番目の民草のひとりごと
どうせ貴族様なのだから追放して終わりだろ。
282 アザミ
僕……実は聞いたことあるよ。
みんな知りたがってるみたいだから教えようかなって。
固定名は好きな花から。
283番目の民草のひとりごと
>>282 まじかよ。とんでもないやつがきた。
284番目の民草のひとりごと
>>282 聞かせてくれよ!頼む!
オレは北西の出身で、あの騎士団たちには事件の前からひどい目にあったんだ。
一週間見世物として晒されていたが、あれじゃ怒りが収まらない!
まだ復興も進んでいないオレらのためにも、奴らがどう地獄に落ちたのか教えてくれ!
285 アザミ
じゃあまずは騎士団の連中についてね。
みんなも知っての通り騎士団長サマのように貴族主義ゴリゴリで平民を見下す性根の腐った連中だよ。むしろそういった奴らだけを集めてた騎士団だったみたい。意見したりしたら壮絶ないじめや嫌がらせをしてやめさせたんだって。ここら辺は皆が想像してた通りの下種だね。
で、役人。
騎士団長様の遠縁の親戚で、自分の息子を入れるって条件で聖女様への虐待を黙認してた。
昔から随分な食わせモノでね、聖女になりたいって夢があったけどそれを叶えられなかったから聖女になった女性に昔から嫌がらせしてたみたい。壁への落書きとか、事実無根の噂の流布もね。バレたらその度に親にもみ消して貰ったんだってさ。
息子も息子で被害者みたいでさ。所謂ずーっとこの母親に聖騎士なるように監視されてるような生活を受けてたんだって。簡単に言うと、自分の気に食わないと暴力は伴わないにしろひどい言葉を言ったり、友達を詰ったりしたらしい。そのせいで随分息子さんはやつれてたよ。
286番目の民草のひとりごと
ああ……役人の婆、世間でいう毒親ってやつだな。可愛そうに。
それはそれとして騎士団はクソ。
287番目の民草のひとりごと
息子さんが糞母から解放されてよかったな。自由になってくれ。
ババアと騎士団は全員檻の中で暮らしな。
288 アザミ
息子さんには然るべき精神療養の場が設けられて復学の予定もあるから。
糞b……役人には息子との接近禁止魔法陣を刻んだし、こいつと騎士団の奴らにはしっかり罰を受けて流刑地に行って貰ってる。絶対に脱獄なんて無理な場所にいるって。どっかの孤島だったかな?
てなわけで次は偽聖女と騎士団長。
この事件の主犯の末路についてだね。
289番目の民草のひとりごと
お!待ってました!
290番目の民草のひとりごと
お家断絶からの終身刑としか聞いてなかったからな。
291番目の民草のひとりごと
どんなひどい結末を迎えるんだ?教えてくれよ!
292 アザミ
みんなも知ってるかもしれないけどざっくり説明するね。
・騎士団長
知っての通りのTHEクズ貴族様。
甘やかされた嫡子というわけでやりたい放題。逆らったやつはおろか忠告した奴も嫌がらせしたりする、もはや駄々っ子。
・偽聖女
騎士団長の幼馴染。婚約者みたいな関係だったけど、通ってたアカデミーで問題を起こして退学。一応勘当はされていないが実家での謹慎を余儀なくされた。だから聖女になることで名誉を回復して騎士団長と結婚しようと計画していた。
293番目の民草のひとりごと
あらためて聞くとホントヤバいな
294番目の民草のひとりごと
風の噂で貴族様の学校で大暴れした馬鹿令嬢がいると聞いたが…まさかな…
295 アザミ
こいつらの罪としては
・平民への不当な搾取。
・気に入らない騎士団員への嫌がらせといじめ。
・役人を介しての脱税。
・そして、元聖女様へのあれこれ。
・それによって北西の地に多大な被害を与えたこと。
これだけでもう国家反逆者並みの重罪ってことになった。
一般の団員と役人は一族から縁を切られたし貴族の身分も奪われているし、さっき言った絶対に逃げられない場所で一生労役なので、それ以上の苦しみを与えられることになる。
本来なら民草の前で晒し上げられたのちにギロチンや火刑に処されるはずだった。
だがな、王の怒りはそれでは収まらなかった。
296 アザミ
守秘義務の中で言える範囲内で言うとな、二人は生きてるよ。
絶対逃げられないところで。
ここまで聞くと他の奴らと同じだけど、もっとひどい。
いわば実験動物のような扱いをされてる。
簡単に死なない体にもされて、ね。
297番目の民草のひとりごと
298番目の民草のひとりごと
299番目の民草のひとりごと
300番目の民草のひとりごと
なあ、それ、禁術じゃねえの?
生命や肉体に関わる魔法がご法度って、平民のオレだって知ってるぞ。
301番目の民草のひとりごと
そうだよな。
そりゃ相手が救いようもない奴だからって……
302番目の民草のひとりごと
裏掲示板で昔禁術を喰らった罪人の話を呼んだことあるけど、結構キツいぞ。
体のほとんどがドロドロのヘドロみたいになって、死にたくても腕が無くて、自分の体がずっと溶かされるような痛みを味わうんだ。
そして生命由来の魔力エネルギーを奪われて利用され続けたり、死なない体を利用していろんな実験をされたりして……思い出しただけで気持ち悪くなってくる話だった。
303番目の民草のひとりごと
まさか本当に……?
304 アザミ
ま、あくまで噂だけどね。
でももしこれが真実だったらいいなって思う人もいたでしょ?
この話みんなにも広めていいよ。あくまで噂、なんだから。
王に逆らい、聖女を侮り、魔物から民を守る騎士としての役目を果たさなかった者たちが地獄に落ちたのは本当だし。
むしろ教訓として国民全員に伝えた方がいい。
その為にここに書き込んだんだ。
頼んだよ。
305番目の民草のひとりごと
アザミさん。あなたって、その、事件の関係者だったりする?
もしかして、王宮魔術師……とか。
306 アザミ
さあ、どうかな。
僕はただ何処かで聞いた噂を流しに来ただけのただの投稿者だよ。
じゃ、これで落ちるね。
元聖女様がた、そしてこの国の未来に幸あれ!
しっかしほんと、あの事件のおかげですっかりよくなったよな。
風通しがいいというかなんというかさ。
274番目の民草のひとりごと
役人も腐敗した奴らがみんないなくなって質が良くなったよな。
前みたいに言いがかりつけられることもなくなったし。
275番目の民草のひとりごと
騎士たちの食事も私達が農耕や酪農を教えることでだいたいが自給自足でまかなえるようになって、税金の節約にもなってるしな。
276番目の民草のひとりごと
あの事件の被害者である元聖女様には感謝しないとな、あのお方のおかげで連中の罪が明らかになったんだから。
277番目の民草のひとりごと
例の騎士団と、団長の愛人からいじめられてたんだろ?
可哀そうにな……ホント、英雄だよ。
278番目の民草のひとりごと
今は自身の魔力を生かして治療や加護を無償で与えつつ、子供の教育に尽力しているそうだ。令嬢の皆様と協力してな。
本当に立派だよ。あんなことがあったら魔法はおろか貴族たちなんてもう関わりたくないはずなのに。
279番目の民草のひとりごと
悪い貴族どもに翻弄されたが、彼女に手を貸したご令嬢方の優しさに触れ、彼らとのわだかまりを無くすために相互理解を深めようとしたのだと。
素晴らしいお方だ。
280番目の民草のひとりごと
それで、そんな元聖女様を虐げた連中はどうなったんだ?
ただ「始末された」としか聞かされたないが。
281番目の民草のひとりごと
どうせ貴族様なのだから追放して終わりだろ。
282 アザミ
僕……実は聞いたことあるよ。
みんな知りたがってるみたいだから教えようかなって。
固定名は好きな花から。
283番目の民草のひとりごと
>>282 まじかよ。とんでもないやつがきた。
284番目の民草のひとりごと
>>282 聞かせてくれよ!頼む!
オレは北西の出身で、あの騎士団たちには事件の前からひどい目にあったんだ。
一週間見世物として晒されていたが、あれじゃ怒りが収まらない!
まだ復興も進んでいないオレらのためにも、奴らがどう地獄に落ちたのか教えてくれ!
285 アザミ
じゃあまずは騎士団の連中についてね。
みんなも知っての通り騎士団長サマのように貴族主義ゴリゴリで平民を見下す性根の腐った連中だよ。むしろそういった奴らだけを集めてた騎士団だったみたい。意見したりしたら壮絶ないじめや嫌がらせをしてやめさせたんだって。ここら辺は皆が想像してた通りの下種だね。
で、役人。
騎士団長様の遠縁の親戚で、自分の息子を入れるって条件で聖女様への虐待を黙認してた。
昔から随分な食わせモノでね、聖女になりたいって夢があったけどそれを叶えられなかったから聖女になった女性に昔から嫌がらせしてたみたい。壁への落書きとか、事実無根の噂の流布もね。バレたらその度に親にもみ消して貰ったんだってさ。
息子も息子で被害者みたいでさ。所謂ずーっとこの母親に聖騎士なるように監視されてるような生活を受けてたんだって。簡単に言うと、自分の気に食わないと暴力は伴わないにしろひどい言葉を言ったり、友達を詰ったりしたらしい。そのせいで随分息子さんはやつれてたよ。
286番目の民草のひとりごと
ああ……役人の婆、世間でいう毒親ってやつだな。可愛そうに。
それはそれとして騎士団はクソ。
287番目の民草のひとりごと
息子さんが糞母から解放されてよかったな。自由になってくれ。
ババアと騎士団は全員檻の中で暮らしな。
288 アザミ
息子さんには然るべき精神療養の場が設けられて復学の予定もあるから。
糞b……役人には息子との接近禁止魔法陣を刻んだし、こいつと騎士団の奴らにはしっかり罰を受けて流刑地に行って貰ってる。絶対に脱獄なんて無理な場所にいるって。どっかの孤島だったかな?
てなわけで次は偽聖女と騎士団長。
この事件の主犯の末路についてだね。
289番目の民草のひとりごと
お!待ってました!
290番目の民草のひとりごと
お家断絶からの終身刑としか聞いてなかったからな。
291番目の民草のひとりごと
どんなひどい結末を迎えるんだ?教えてくれよ!
292 アザミ
みんなも知ってるかもしれないけどざっくり説明するね。
・騎士団長
知っての通りのTHEクズ貴族様。
甘やかされた嫡子というわけでやりたい放題。逆らったやつはおろか忠告した奴も嫌がらせしたりする、もはや駄々っ子。
・偽聖女
騎士団長の幼馴染。婚約者みたいな関係だったけど、通ってたアカデミーで問題を起こして退学。一応勘当はされていないが実家での謹慎を余儀なくされた。だから聖女になることで名誉を回復して騎士団長と結婚しようと計画していた。
293番目の民草のひとりごと
あらためて聞くとホントヤバいな
294番目の民草のひとりごと
風の噂で貴族様の学校で大暴れした馬鹿令嬢がいると聞いたが…まさかな…
295 アザミ
こいつらの罪としては
・平民への不当な搾取。
・気に入らない騎士団員への嫌がらせといじめ。
・役人を介しての脱税。
・そして、元聖女様へのあれこれ。
・それによって北西の地に多大な被害を与えたこと。
これだけでもう国家反逆者並みの重罪ってことになった。
一般の団員と役人は一族から縁を切られたし貴族の身分も奪われているし、さっき言った絶対に逃げられない場所で一生労役なので、それ以上の苦しみを与えられることになる。
本来なら民草の前で晒し上げられたのちにギロチンや火刑に処されるはずだった。
だがな、王の怒りはそれでは収まらなかった。
296 アザミ
守秘義務の中で言える範囲内で言うとな、二人は生きてるよ。
絶対逃げられないところで。
ここまで聞くと他の奴らと同じだけど、もっとひどい。
いわば実験動物のような扱いをされてる。
簡単に死なない体にもされて、ね。
297番目の民草のひとりごと
298番目の民草のひとりごと
299番目の民草のひとりごと
300番目の民草のひとりごと
なあ、それ、禁術じゃねえの?
生命や肉体に関わる魔法がご法度って、平民のオレだって知ってるぞ。
301番目の民草のひとりごと
そうだよな。
そりゃ相手が救いようもない奴だからって……
302番目の民草のひとりごと
裏掲示板で昔禁術を喰らった罪人の話を呼んだことあるけど、結構キツいぞ。
体のほとんどがドロドロのヘドロみたいになって、死にたくても腕が無くて、自分の体がずっと溶かされるような痛みを味わうんだ。
そして生命由来の魔力エネルギーを奪われて利用され続けたり、死なない体を利用していろんな実験をされたりして……思い出しただけで気持ち悪くなってくる話だった。
303番目の民草のひとりごと
まさか本当に……?
304 アザミ
ま、あくまで噂だけどね。
でももしこれが真実だったらいいなって思う人もいたでしょ?
この話みんなにも広めていいよ。あくまで噂、なんだから。
王に逆らい、聖女を侮り、魔物から民を守る騎士としての役目を果たさなかった者たちが地獄に落ちたのは本当だし。
むしろ教訓として国民全員に伝えた方がいい。
その為にここに書き込んだんだ。
頼んだよ。
305番目の民草のひとりごと
アザミさん。あなたって、その、事件の関係者だったりする?
もしかして、王宮魔術師……とか。
306 アザミ
さあ、どうかな。
僕はただ何処かで聞いた噂を流しに来ただけのただの投稿者だよ。
じゃ、これで落ちるね。
元聖女様がた、そしてこの国の未来に幸あれ!
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とても簡潔にまとめてあるのに内容にはいりやすく面白くてもう少し長編でも良かったのではないかと思いました。
次回作を楽しみにお待ちします。
ありがとうございます!!楽しんでいただけてよかったです。
試験的に書いた作品でして、そういって頂けて光栄です…
励みになります!!