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19話 依頼完了
しおりを挟む3人は王都に戻り、冒険者ギルドに向かった。
「受付嬢、盗賊退治終わったぞー。ギルマスを呼んでくれ」
響也は入ってきて早々にリズに話しかけた。
「え!?もう、終わったんですか?まだ、ここを出て行って30分も経っていませんよ!!」
受付嬢リズは、びっくりしすぎて席を立った。
「だって終わったんだから仕方ないだろ…」
「まぁ、そうですけど…」
「ちゃんと、盗賊退治はしてきたから、ギルマスを呼んで来てくれ」
「あっ、それなら響也様達が来たら、『私の部屋まで来てくれ』って言ってましたよ」
「分かったじゃあな。シルビー、リル行くぞ」
「はい」
「はーい」
3人は『めんどくせー(面倒くさいです)』と、言いながら言いながらギルマスの部屋に向かった。
シルビーだけは、『なんで、絶対神である、響也様がギルマスごときのために足を運ばなければならないんでしょう…』と愚痴りながら響也の後ろをついて行った。
3人はギルマスの部屋の前に来た。
「おーい、入るぞー」
響也はそう言いながらドアを開けた。
「おぉ、もう終わったのか!早すぎないか?」
ギルマスは驚いた表情をした。
そして、3人をソファーに座るように勧めた。
「意外と簡単だったな。」
「そうですね。でも、私がいなかったら盗賊は見つけれませんでしたけど…」
シルビーは横目で響也を見た。
「私が空を飛ばなかったらこんなに早くは盗賊退治はできなかったけどね」
リルも横目で響也を見た。
「…そうだな…2人ともありがとう」
響也は2人を交互に見て言って、頭を撫でた。
シ 2人は頬を赤くしていた。
「……イチャイチャは終わったか?」
ギルマスは呆れたような顔で言った。
「あっ、おお!終わったぞ」
響也は頭を撫でている手をしまった。
そして、頭を撫でて貰っていた2人はギルマスを睨んだ。
「あっ、そうそう、疑うなら見るか?」
「?見るってどういうとこだ?」
ギルマスは頭を傾げて言った。
「そのままの意味だ。」
響也はそう言うと、〈無限収納〉に入れてあった盗賊達を机の上に出した。
ギルマスは口をあんぐり開け、目が飛び出るんじゃないかというくらい見開いていた。
「凄い…こんなに早く盗賊退治をして…ましてや盗賊は全員外傷もなく仕留められている…凄い…でも、若干…いや、だいぶ苦しそうだが…」
ギルマスは1人の世界に入ってしまった。
「「「……」」」
3人はギルマスの世界から出てくるのを待った。
10分後…
「いやいや、すまない。こんなにきれいな状態で盗賊を始末する人は俺がギルマスになってから見たことが無かったからな。」
ギルマスはガッハッハーと笑って言った。
「じゃあ、盗賊退治完了って事でいいんだな?」
「あぁ、終わりだ。お前らは今日からAランク冒険者だ。ギルドカードと今回の報酬は…これな」
ギルマスはそう言いながら、机の上に3枚の金色に光るカードと金貨5枚が置かれた。
「じゃあ、有り難く貰って…」
響也は報酬とギルマスカードを3枚取って1枚ずつシルビーとリルに渡した。
「じゃあな」
「お邪魔しました」
「まったねー!」
3人はギルマスの部屋を出で行った。
__________________________________________________
読んでいただきありがとうございました。
更新がめちゃくちゃ遅くなってしまってすいませんでした。
今後とも、この作品をよろしくお願いします。
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誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
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誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
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