22 / 85
第21話 大いなる悔悟
64 「あなた、私の人生をお金で償う心算ですか?」
しおりを挟む
今し方、山崎は大通りの交差点でタクシーを降りた。
普段、山崎がタクシーを使うことは滅多に無い。運転手付きの専用車で出かけるのが常であるが、今日は違っていた。昔の捨てた女に逢いに行くという、誰にも知られたくない秘かな行為に、社用車を使う気にはなれなかった。
タクシーの中で山崎は迷った。一度は会わなければならないだろうと腹を括って出て来はしたものの、いざとなると、迷いが出て来た。今まで放っておいたのだから、このまま会わずに帰ってしまっても、別にどうってことも無い、何も変わる訳ではない。それに、純子と会うのが怖いような気持も有る。引き返そうかと思ったとき、タクシーが交差点に着いて、山崎は漸く決心がついた。
大通りを北へ歩いて、山崎は、嘗てのサラリーマン時代の同僚である下野から聞いた店を探し求めた。高級クラブ、ラウンジ、スナック、バー、料亭、小料理屋が整然と立地している。風俗店やパチンコ店は全く無い。此処はこの都市最大級の高級飲食店街である。午後八時を少し回ってクラブやバーが開店した今時分は、夥しい数のタクシーがエリア内を溢れるほどに往来していた。ネオンが煌き、人がさざめき、これから熱気が街に満ち満ちて来る。この街は、大企業の接待や有名人・著名人の需要で支えられている、庶民性は一部のチェーン展開の店を除けば殆ど無い。
目指す店は直ぐに判った。瀟洒なホワイトビルの一階に在った。
店内は垢抜けて洒落ていた。床には紅い毛氈が敷かれ、照明はあたたかい橙黄色でほんのりと煙って霞んでいる。開店して間がない所為か、客は未だ二組しか居なかった。
山崎は「ママさんの知り合いだが・・・」と言って案内を乞うた。
席へ導いた若いホステスが、丁度、先客達に挨拶を終えた和服のママに耳打ちした。あっそう、という顔立ちでママは腰を上げ、山崎の方へ歩を向けた。
「いらっしゃいませ」
零れるばかりの笑顔を見せて挨拶したママは、山崎の顔を見て、一瞬、瞳に炎を燃え上がらせたようだった。
山崎は驚きの目を見張った。五十歳に一つ二つ手前だと思われるのに、容貌も体形も昔と殆ど変わらなかった。少し濃い目に丁寧に施された化粧と和装に調和してふんわりとセットされた髪形がしっくりと似合っていた。目尻に少し出来た小皺が無ければ二十数年前にタイムスリップした純子の着物姿そのものであった。
「お久し振りでございます」
席に着いたママのにこやかな笑顔は変わらなかったが、眼は笑っていなかった。
「・・・・・」
「どうして私が此処に居ることがお判りになったのですか?」
「うん。下野に聞いたものでね」
言いながら山崎は身体の中に後ろめたい思いが湧き上がり、それが胸の中一杯に拡がるのを感じた。
若いホステスが酒を運んで来て、水割りを作った。ママが目配せしてホステスはカウンターの方へ去って行った。
「ま、一杯飲こうか」
山崎の勧めに、ママはグラスを持ち上げただけで飲みはしなかった。
「下野さんにお会いになったのですか?」
「うん。彼は今、うちの代理店をやっているよ」
「そう言えば、山崎さんは立派な会社の社長さんでしたね。業界じゃ有名な会社だと伺っていますけど」
「なんだ、知っていたのか?」
「そりゃ知っていましたよ。あなたは私を騙した人ですからね」
ママは相変わらず丁寧な言い回しではあったが、辛辣であった。顔は穏やかに微笑んでいるのに眼は依然、刺すような眼差しである。
山崎は顔を伏せた。
「君は今でも僕を怨んでいるのだろうな」
「怨む?」
ママは山崎を凝っと見た。
「怨むねえ・・・そりゃあの時は怨みましたよ。あなたが上手いことを言って私を捨てたのは、ちゃんと判っていました。でも仕方が無いと思いましたね。殺してやりたい気持ちになったのは、その後、暫くして、あなたが社長の娘さんとちゃっかり結婚したことを知った時ですよ」
「・・・・・」
「あなたの新築の家に火をつけてやろうかと思いましたよ。知らないでしょうけど、真実にそう思って、ご自宅の近くにまで行ったことがあるのですから」
「・・・・・」
「でも、みんな過ぎてしまった昔のことです。こうして今日あなたに会うまで、そんな事が有ったなんて、忘れていました」
ママは短く笑って、襟足に手を遣った。
「私も色々世の中の裏表を見て来ましたからね。いつまでもあなたのことを怨んでいる訳にも行きませんでしたよ」
「結婚もしないでずうっとこの道を独りで歩いて来た、と下野から聞いたけど、そうだったのか?」
ママは薄く笑って応えた。
「でもねえ、この商売もなかなか捨てたものじゃありません。結構愉しいものですよ。それに今更、他の事をやってみても上手く行く筈もありませんしね。こうして毎日殿方のお相手をして暮らして行くのもまあまあ気楽なものです」
だが、もうそろそろ歳だろう、いつまでも水商売でもあるまい、と山崎は、濃い化粧の下に隠されているであろう小皺を思って、ママの顔を見つめた。
「さあ、どうぞ、召し上がって下さい」
グラスの氷が溶けて、チリンと音がした。山崎は苦い酒を一気に飲み干した。
「あらあら、そんな無茶な飲み方をしちゃ駄目ですよ」
山崎は、背広の内ポケットから、用意して来た額面五百万円の小切手を取り出して、徐に、ママの前に差し出した。
「あなた、どうしたのですか?これは何の真似です?」
ママは顔を上げて正面から山崎を見すえた。
「ほんの僕の気持だ、是非取っておいて欲しい」
「へ~え」
ママは言ったが、山崎から視線を離さなかった。
「ですがねえ山崎さん。こんなお金は頂く訳には行きませんよ。昔の詫びの心算ですか?罪滅ぼしですか?冗談じゃありません。あなた、私の人生をお金で償う心算ですか?お金で二十五年間を買おうって言うのですか?」
ママは小切手を掴み取ると、びりびりと引き裂いた。
「昔のことを言い出すのでしたら、一億が二億円積まれたって承知出来ませんよ。でもねえ、あなたのような薄情な人に惚れた私が馬鹿だったと、きっぱり忘れて生きて来たのですよ。それが何ですか、今頃になってのこのこ顔を出して。私もこの世界じゃ少しは知られた女です。憚りながら、五百万や一千万のお金に不自由している訳じゃありません。お金で帳消しにして楽な気持になろうたって、そうは行きませんよ」
「・・・・・」
「蔑んで貰っちゃ困ります。私の方であなたを哀れんでいたのですから。業界では名の通った会社か知りませんけど、中小企業の社長の椅子に眼が眩んで、冷や汗たらたらかいて
私を騙して逃げた男が、昔一人居たっけなあ、とね」
「・・・・・」
「勘違いしないで下さい。あなたを怨んで、あなたに復讐しようとして、この世界でのし上って来た訳じゃありません。私はね、他人が棚ぼた式に敷いたレールの上に乗っかって歩くような不甲斐無い安易な生き方ではなく、自分の力で、自分の足で切り開いて、私自身の意志で、この道一筋に生きて来たのです」
「然し・・・」
「さあ、もうお帰りになって下さい。今夜のお酒は私の奢りです。二度と顔を見せないで下さいまし」
山崎は黙って立ち上がった。
「有難うございました」
満面の笑みでママが頭を下げた。クラブのママそのものの艶やかな表情と物腰であった。
普段、山崎がタクシーを使うことは滅多に無い。運転手付きの専用車で出かけるのが常であるが、今日は違っていた。昔の捨てた女に逢いに行くという、誰にも知られたくない秘かな行為に、社用車を使う気にはなれなかった。
タクシーの中で山崎は迷った。一度は会わなければならないだろうと腹を括って出て来はしたものの、いざとなると、迷いが出て来た。今まで放っておいたのだから、このまま会わずに帰ってしまっても、別にどうってことも無い、何も変わる訳ではない。それに、純子と会うのが怖いような気持も有る。引き返そうかと思ったとき、タクシーが交差点に着いて、山崎は漸く決心がついた。
大通りを北へ歩いて、山崎は、嘗てのサラリーマン時代の同僚である下野から聞いた店を探し求めた。高級クラブ、ラウンジ、スナック、バー、料亭、小料理屋が整然と立地している。風俗店やパチンコ店は全く無い。此処はこの都市最大級の高級飲食店街である。午後八時を少し回ってクラブやバーが開店した今時分は、夥しい数のタクシーがエリア内を溢れるほどに往来していた。ネオンが煌き、人がさざめき、これから熱気が街に満ち満ちて来る。この街は、大企業の接待や有名人・著名人の需要で支えられている、庶民性は一部のチェーン展開の店を除けば殆ど無い。
目指す店は直ぐに判った。瀟洒なホワイトビルの一階に在った。
店内は垢抜けて洒落ていた。床には紅い毛氈が敷かれ、照明はあたたかい橙黄色でほんのりと煙って霞んでいる。開店して間がない所為か、客は未だ二組しか居なかった。
山崎は「ママさんの知り合いだが・・・」と言って案内を乞うた。
席へ導いた若いホステスが、丁度、先客達に挨拶を終えた和服のママに耳打ちした。あっそう、という顔立ちでママは腰を上げ、山崎の方へ歩を向けた。
「いらっしゃいませ」
零れるばかりの笑顔を見せて挨拶したママは、山崎の顔を見て、一瞬、瞳に炎を燃え上がらせたようだった。
山崎は驚きの目を見張った。五十歳に一つ二つ手前だと思われるのに、容貌も体形も昔と殆ど変わらなかった。少し濃い目に丁寧に施された化粧と和装に調和してふんわりとセットされた髪形がしっくりと似合っていた。目尻に少し出来た小皺が無ければ二十数年前にタイムスリップした純子の着物姿そのものであった。
「お久し振りでございます」
席に着いたママのにこやかな笑顔は変わらなかったが、眼は笑っていなかった。
「・・・・・」
「どうして私が此処に居ることがお判りになったのですか?」
「うん。下野に聞いたものでね」
言いながら山崎は身体の中に後ろめたい思いが湧き上がり、それが胸の中一杯に拡がるのを感じた。
若いホステスが酒を運んで来て、水割りを作った。ママが目配せしてホステスはカウンターの方へ去って行った。
「ま、一杯飲こうか」
山崎の勧めに、ママはグラスを持ち上げただけで飲みはしなかった。
「下野さんにお会いになったのですか?」
「うん。彼は今、うちの代理店をやっているよ」
「そう言えば、山崎さんは立派な会社の社長さんでしたね。業界じゃ有名な会社だと伺っていますけど」
「なんだ、知っていたのか?」
「そりゃ知っていましたよ。あなたは私を騙した人ですからね」
ママは相変わらず丁寧な言い回しではあったが、辛辣であった。顔は穏やかに微笑んでいるのに眼は依然、刺すような眼差しである。
山崎は顔を伏せた。
「君は今でも僕を怨んでいるのだろうな」
「怨む?」
ママは山崎を凝っと見た。
「怨むねえ・・・そりゃあの時は怨みましたよ。あなたが上手いことを言って私を捨てたのは、ちゃんと判っていました。でも仕方が無いと思いましたね。殺してやりたい気持ちになったのは、その後、暫くして、あなたが社長の娘さんとちゃっかり結婚したことを知った時ですよ」
「・・・・・」
「あなたの新築の家に火をつけてやろうかと思いましたよ。知らないでしょうけど、真実にそう思って、ご自宅の近くにまで行ったことがあるのですから」
「・・・・・」
「でも、みんな過ぎてしまった昔のことです。こうして今日あなたに会うまで、そんな事が有ったなんて、忘れていました」
ママは短く笑って、襟足に手を遣った。
「私も色々世の中の裏表を見て来ましたからね。いつまでもあなたのことを怨んでいる訳にも行きませんでしたよ」
「結婚もしないでずうっとこの道を独りで歩いて来た、と下野から聞いたけど、そうだったのか?」
ママは薄く笑って応えた。
「でもねえ、この商売もなかなか捨てたものじゃありません。結構愉しいものですよ。それに今更、他の事をやってみても上手く行く筈もありませんしね。こうして毎日殿方のお相手をして暮らして行くのもまあまあ気楽なものです」
だが、もうそろそろ歳だろう、いつまでも水商売でもあるまい、と山崎は、濃い化粧の下に隠されているであろう小皺を思って、ママの顔を見つめた。
「さあ、どうぞ、召し上がって下さい」
グラスの氷が溶けて、チリンと音がした。山崎は苦い酒を一気に飲み干した。
「あらあら、そんな無茶な飲み方をしちゃ駄目ですよ」
山崎は、背広の内ポケットから、用意して来た額面五百万円の小切手を取り出して、徐に、ママの前に差し出した。
「あなた、どうしたのですか?これは何の真似です?」
ママは顔を上げて正面から山崎を見すえた。
「ほんの僕の気持だ、是非取っておいて欲しい」
「へ~え」
ママは言ったが、山崎から視線を離さなかった。
「ですがねえ山崎さん。こんなお金は頂く訳には行きませんよ。昔の詫びの心算ですか?罪滅ぼしですか?冗談じゃありません。あなた、私の人生をお金で償う心算ですか?お金で二十五年間を買おうって言うのですか?」
ママは小切手を掴み取ると、びりびりと引き裂いた。
「昔のことを言い出すのでしたら、一億が二億円積まれたって承知出来ませんよ。でもねえ、あなたのような薄情な人に惚れた私が馬鹿だったと、きっぱり忘れて生きて来たのですよ。それが何ですか、今頃になってのこのこ顔を出して。私もこの世界じゃ少しは知られた女です。憚りながら、五百万や一千万のお金に不自由している訳じゃありません。お金で帳消しにして楽な気持になろうたって、そうは行きませんよ」
「・・・・・」
「蔑んで貰っちゃ困ります。私の方であなたを哀れんでいたのですから。業界では名の通った会社か知りませんけど、中小企業の社長の椅子に眼が眩んで、冷や汗たらたらかいて
私を騙して逃げた男が、昔一人居たっけなあ、とね」
「・・・・・」
「勘違いしないで下さい。あなたを怨んで、あなたに復讐しようとして、この世界でのし上って来た訳じゃありません。私はね、他人が棚ぼた式に敷いたレールの上に乗っかって歩くような不甲斐無い安易な生き方ではなく、自分の力で、自分の足で切り開いて、私自身の意志で、この道一筋に生きて来たのです」
「然し・・・」
「さあ、もうお帰りになって下さい。今夜のお酒は私の奢りです。二度と顔を見せないで下さいまし」
山崎は黙って立ち上がった。
「有難うございました」
満面の笑みでママが頭を下げた。クラブのママそのものの艶やかな表情と物腰であった。
1
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
【新作】読切超短編集 1分で読める!!!
Grisly
現代文学
⭐︎登録お願いします。
1分で読める!読切超短編小説
新作短編小説は全てこちらに投稿。
⭐︎登録忘れずに!コメントお待ちしております。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
大人への門
相良武有
現代文学
思春期から大人へと向かう青春の一時期、それは驟雨の如くに激しく、強く、そして、短い。
が、男であれ女であれ、人はその時期に大人への確たる何かを、成熟した人生を送るのに無くてはならないものを掴む為に、喪失をも含めて、獲ち得るのである。人は人生の新しい局面を切り拓いて行くチャレンジャブルな大人への階段を、時には激しく、時には沈静して、昇降する。それは、驟雨の如く、強烈で、然も短く、将に人生の時の瞬なのである。
季節の織り糸
春秋花壇
現代文学
季節の織り糸
季節の織り糸
さわさわ、風が草原を撫で
ぽつぽつ、雨が地を染める
ひらひら、木の葉が舞い落ちて
ざわざわ、森が秋を囁く
ぱちぱち、焚火が燃える音
とくとく、湯が温かさを誘う
さらさら、川が冬の息吹を運び
きらきら、星が夜空に瞬く
ふわふわ、春の息吹が包み込み
ぴちぴち、草の芽が顔を出す
ぽかぽか、陽が心を溶かし
ゆらゆら、花が夢を揺らす
はらはら、夏の夜の蝉の声
ちりちり、砂浜が光を浴び
さらさら、波が優しく寄せて
とんとん、足音が新たな一歩を刻む
季節の織り糸は、ささやかに、
そして確かに、わたしを包み込む
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる