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読書感想系6 漂流記やら原始やらがテーマの本2選 サバイバル系ヒロイン超頑張るお話!
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漂流記とかサバイバルって、男主人公の方が圧倒的に多いですよね。
去年はアニメで女の子が遭難するソウナンですかが出てきたけどw
本のジャンル内ではサバイバルの女子ってかなり少ないんじゃないかなあ。
そのニッチな女子主人公の本の感想です。
まずはこちら。元祖漂流系ヒロインの話じゃなかろうか
◆青いイルカの島 (理論社名作の森) (日本語) ハードカバー – 2004/7/1
スコット オデル (著), 小泉 澄夫 (イラスト), Scott O'Dell (原著), 藤原 英司 (翻訳)
この本、なんと実話を元に書かれた本です。
wiki参照***********
サン・ニコラス島の孤独な女性
サン・ニコラス島(アメリカの離島)の最も有名な住民は、「サン・ニコラス島の孤独な女性」として知られる、洗礼名フアナ・マリアである。彼女の生まれたときの名前は本土の誰にも知られることはなかった。Nicoleñoのほとんどが本土に移住したとき、彼女は取り残された(これについての解説は文献によって異なる)。彼女は、1853年に船長のジョージ・ニデバーとその乗組員によって発見され、 サンタ・バーバラへ連れて行かれる前に、18年もの間一人で島に住み続けていた。彼女の物語は、スコット・オデルによる子供向けの小説「青いイルカの島」で知られている。
wiki参照***********
この本を原作に実写映画も撮られた事あるようですね。
中学の時に読んで夢中になった本です。
最初が結構血なまぐさい。ネイティブ部族同士の争いで死者多数。
もう島に住めないと脱出しようとするも、なんやかんやで取り残された姉弟。姉当時12歳。弟はサバイバルの途中で死亡、姉だけ生き残る。
生き残った少女は島の犬だか狼だかをペットというか相棒に、一人で孤島内18年を生き抜く。
まー、宣教師に見つかって助け出された?島から連れ出された後も、英語はほぼ話せなかったらしいですし、資料もあんまりないんですよ。つまり実話は元にしてるけど、基本的にほぼ創作の本でアメリカ人の主観で書かれてます。
しかし、情緒的過ぎなところはあるが、結構サバイバルに臨場感があって面白いと思いました。自分はね。
何故か一人暮らし(物理)なのに、綺麗な鳥の羽拾って、おしゃれを一生懸命頑張ってたりなw
けど、そういう遊びが大事だと思ってたんかな、アメリカ人。
実際のフアナ・マリアさんは、英語もほぼ話せなかったみたいだし、アメリカに移住したら数年でインフルなのかハシカなのかそんな良くある系の伝染病に掛かってお亡くなりになっちゃったみたいですね。
孤島だったら病気にならなかったかもねと思うと、諸行無常な感じがしましたなあ。
参考********
サンニコラス島(英語: San Nicolas island、ガブリエリーノ語: Haraasnga[1])は、アメリカ合衆国本土の海岸から南西に98キロメートル離れたところにある島であり、カリフォルニア州のチャンネル諸島を構成する。
スコット・オデール アメリカの児童文学作家
en:The King's Fifth 1966 (『黄金の七つの都市』岩波少年少女の本、大塚勇三訳、岩波書店、1977)
太陽の子エステバン - 『黄金の七つの都市』を基に日本とフランスが共同製作したテレビアニメ。
エステバンの原作本書いた方だったんですねえ。これも好きだった、懐かしい。
*******
次ですが、これは完全創作ですけど。裏付け資料とか取材力とか圧倒的。
◆エイラ 地上の旅人 ジーン・アウル
内容紹介引用*******
3万5千年前、クロマニオン人の少女が、ネアンデルタールの一族に拾われる。29カ国で翻訳され、最古のヒロイン「エイラ」の名で読者を魅了した壮大な愛の物語
*******内容紹介引用ここまで
私がこの本に最初に出会ったのは、「大地の子エイラ」という児童書のシリーズでしたね。
実は大人向け。エイラが成長するにつれ、結構性描写がある作品だが、それでもぼかしてあったらしい。児童に適さない部分が残ってる、エイラ地上の旅人って方が原作シリーズで、表紙もちょっとアダルトチック(エロさはないが色気はある)。まあ、そりゃ子供を作るには性交が必要だからしょうがない。多分原始だと生活上でも性交が身近でしょうし。スッゴク太った裸婦像の土偶とかペニス型とか海外で出土してるしな。子孫繁栄とか豊穣の象徴、かなまら祭とかなw。原始生活での生々しさってのが結構迫真で本当に圧倒的な取材力!かなりの名作だと思ってます。
エイラは地震で家族を亡くして、滅びゆくネアンデルタールの一族に拾われるんですね。種族の切り替わりの時期って設定。様々な生きる上での事を学んでいくが、やっぱ異分子なので部族内で色々な衝突が有ったり。著者が古代の事をすんごい緻密に調べてて、圧巻ですね~。古代史の良質な資料を読んでる気分にもなれますね。この本で、石投げ器は使いこなせばすごい武器ってのと、麦角(麦に生えるカビ)は毒だけど少量だと堕胎薬ってのを知ったのも良い思い出。
霊性ってのを大事にしてたんじゃないかってのと、性の文化を創造してるのもすごくリアル。子供は性じゃなく霊によるって信じてんのね、エイラのとこの部族は。けど、エイラは性によるんじゃないかと気が付いたり。長年の連載が16巻(2013)で完結してたようですね。
自分は大陸を旅するエイラまでだったので、ちょっとチェックしようかなあと思ってます。
漂流系だと、米テレビドラマのLOSTが有名だけど、な~んかああいう作りこまれすぎたドラマのは好きくない。
昔のTVの電波少年で、漂流少女って企画やってましたが、世界各国の少女を集めて無人島脱出するってやつ。
日本人がリーダーっぽくなって、アジア系は結構動いてくれるけど、欧米は全く動かず遊んでるだけでしたね~。あれはイライラしたんだけど、番組に義理なんか無いんだし、欧米の方が主張としては当然かな、思ったんです。その時はね。
けど、その後サバイバル系の欧米番組でも、欧米男は結構頑張って無人島サバイバルしてるけど、欧米女は遊んでばっかっての見て、ああ、これは教育とか文化の関係だと思い直しましたな。エスコート文化レディファースト文化てのあるもんね。女性には男が色々サービスするもんだ。女は遊んでばっか。そんなん。
乙女ゲー物のテンプレなモブがドレスと流行と香水と良い男捕まえる事ばっか。そういうののまさに典型がテレビに出る欧米女系なんだろな~って。もちろんテレビに出ない、承認欲求とか低い、目立ちたがり屋じゃない女はその限りじゃないんだろうけど、ある種の典型を見たって思ったな。
典型的な欧米女だと漂流したらヤバそうだけど、紹介した2作は典型欧米女の話じゃないから、結構逞しいし色々動きます。けど、エイラの方はかなりストレスはたまる。結構ドアマットヒロインなのでw
この2冊ってサバイバルの原点として良著ですので、機会があったら少し覗いてみても損はないと思います。
去年はアニメで女の子が遭難するソウナンですかが出てきたけどw
本のジャンル内ではサバイバルの女子ってかなり少ないんじゃないかなあ。
そのニッチな女子主人公の本の感想です。
まずはこちら。元祖漂流系ヒロインの話じゃなかろうか
◆青いイルカの島 (理論社名作の森) (日本語) ハードカバー – 2004/7/1
スコット オデル (著), 小泉 澄夫 (イラスト), Scott O'Dell (原著), 藤原 英司 (翻訳)
この本、なんと実話を元に書かれた本です。
wiki参照***********
サン・ニコラス島の孤独な女性
サン・ニコラス島(アメリカの離島)の最も有名な住民は、「サン・ニコラス島の孤独な女性」として知られる、洗礼名フアナ・マリアである。彼女の生まれたときの名前は本土の誰にも知られることはなかった。Nicoleñoのほとんどが本土に移住したとき、彼女は取り残された(これについての解説は文献によって異なる)。彼女は、1853年に船長のジョージ・ニデバーとその乗組員によって発見され、 サンタ・バーバラへ連れて行かれる前に、18年もの間一人で島に住み続けていた。彼女の物語は、スコット・オデルによる子供向けの小説「青いイルカの島」で知られている。
wiki参照***********
この本を原作に実写映画も撮られた事あるようですね。
中学の時に読んで夢中になった本です。
最初が結構血なまぐさい。ネイティブ部族同士の争いで死者多数。
もう島に住めないと脱出しようとするも、なんやかんやで取り残された姉弟。姉当時12歳。弟はサバイバルの途中で死亡、姉だけ生き残る。
生き残った少女は島の犬だか狼だかをペットというか相棒に、一人で孤島内18年を生き抜く。
まー、宣教師に見つかって助け出された?島から連れ出された後も、英語はほぼ話せなかったらしいですし、資料もあんまりないんですよ。つまり実話は元にしてるけど、基本的にほぼ創作の本でアメリカ人の主観で書かれてます。
しかし、情緒的過ぎなところはあるが、結構サバイバルに臨場感があって面白いと思いました。自分はね。
何故か一人暮らし(物理)なのに、綺麗な鳥の羽拾って、おしゃれを一生懸命頑張ってたりなw
けど、そういう遊びが大事だと思ってたんかな、アメリカ人。
実際のフアナ・マリアさんは、英語もほぼ話せなかったみたいだし、アメリカに移住したら数年でインフルなのかハシカなのかそんな良くある系の伝染病に掛かってお亡くなりになっちゃったみたいですね。
孤島だったら病気にならなかったかもねと思うと、諸行無常な感じがしましたなあ。
参考********
サンニコラス島(英語: San Nicolas island、ガブリエリーノ語: Haraasnga[1])は、アメリカ合衆国本土の海岸から南西に98キロメートル離れたところにある島であり、カリフォルニア州のチャンネル諸島を構成する。
スコット・オデール アメリカの児童文学作家
en:The King's Fifth 1966 (『黄金の七つの都市』岩波少年少女の本、大塚勇三訳、岩波書店、1977)
太陽の子エステバン - 『黄金の七つの都市』を基に日本とフランスが共同製作したテレビアニメ。
エステバンの原作本書いた方だったんですねえ。これも好きだった、懐かしい。
*******
次ですが、これは完全創作ですけど。裏付け資料とか取材力とか圧倒的。
◆エイラ 地上の旅人 ジーン・アウル
内容紹介引用*******
3万5千年前、クロマニオン人の少女が、ネアンデルタールの一族に拾われる。29カ国で翻訳され、最古のヒロイン「エイラ」の名で読者を魅了した壮大な愛の物語
*******内容紹介引用ここまで
私がこの本に最初に出会ったのは、「大地の子エイラ」という児童書のシリーズでしたね。
実は大人向け。エイラが成長するにつれ、結構性描写がある作品だが、それでもぼかしてあったらしい。児童に適さない部分が残ってる、エイラ地上の旅人って方が原作シリーズで、表紙もちょっとアダルトチック(エロさはないが色気はある)。まあ、そりゃ子供を作るには性交が必要だからしょうがない。多分原始だと生活上でも性交が身近でしょうし。スッゴク太った裸婦像の土偶とかペニス型とか海外で出土してるしな。子孫繁栄とか豊穣の象徴、かなまら祭とかなw。原始生活での生々しさってのが結構迫真で本当に圧倒的な取材力!かなりの名作だと思ってます。
エイラは地震で家族を亡くして、滅びゆくネアンデルタールの一族に拾われるんですね。種族の切り替わりの時期って設定。様々な生きる上での事を学んでいくが、やっぱ異分子なので部族内で色々な衝突が有ったり。著者が古代の事をすんごい緻密に調べてて、圧巻ですね~。古代史の良質な資料を読んでる気分にもなれますね。この本で、石投げ器は使いこなせばすごい武器ってのと、麦角(麦に生えるカビ)は毒だけど少量だと堕胎薬ってのを知ったのも良い思い出。
霊性ってのを大事にしてたんじゃないかってのと、性の文化を創造してるのもすごくリアル。子供は性じゃなく霊によるって信じてんのね、エイラのとこの部族は。けど、エイラは性によるんじゃないかと気が付いたり。長年の連載が16巻(2013)で完結してたようですね。
自分は大陸を旅するエイラまでだったので、ちょっとチェックしようかなあと思ってます。
漂流系だと、米テレビドラマのLOSTが有名だけど、な~んかああいう作りこまれすぎたドラマのは好きくない。
昔のTVの電波少年で、漂流少女って企画やってましたが、世界各国の少女を集めて無人島脱出するってやつ。
日本人がリーダーっぽくなって、アジア系は結構動いてくれるけど、欧米は全く動かず遊んでるだけでしたね~。あれはイライラしたんだけど、番組に義理なんか無いんだし、欧米の方が主張としては当然かな、思ったんです。その時はね。
けど、その後サバイバル系の欧米番組でも、欧米男は結構頑張って無人島サバイバルしてるけど、欧米女は遊んでばっかっての見て、ああ、これは教育とか文化の関係だと思い直しましたな。エスコート文化レディファースト文化てのあるもんね。女性には男が色々サービスするもんだ。女は遊んでばっか。そんなん。
乙女ゲー物のテンプレなモブがドレスと流行と香水と良い男捕まえる事ばっか。そういうののまさに典型がテレビに出る欧米女系なんだろな~って。もちろんテレビに出ない、承認欲求とか低い、目立ちたがり屋じゃない女はその限りじゃないんだろうけど、ある種の典型を見たって思ったな。
典型的な欧米女だと漂流したらヤバそうだけど、紹介した2作は典型欧米女の話じゃないから、結構逞しいし色々動きます。けど、エイラの方はかなりストレスはたまる。結構ドアマットヒロインなのでw
この2冊ってサバイバルの原点として良著ですので、機会があったら少し覗いてみても損はないと思います。
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