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第23章 それでもやっぱり領地開発したい
第1078話 仕事は事務に振った後に分けてもらって自分がやる。
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俊三さんの会議の後は帰ってきたエナリシアを呼び、取りあえず、こっちに来たアポの精査を行ってもらった。こういうのは…私には全然わからん。
「終わりました。二人いて、副審が一人同能力でいるだけでここまで仕事がはかどるとか、本当に感謝してます。」
そう言うエナリシアの顔は、何かすっきりした顔だった。いや、仕事与えただけなんだが?
「そして、イーハ商会あては4件。そしてダンマス関連は楽園と、あとはスキュラカンパニーの案件が重要かと思いました。」
「まず、イーハ商会は?」
「はい、ザガートン国王から我が商会の交通網の拡大依頼ですね。できれば遠隔地にも配置して欲しいとの事。」
「ふむ、それは向こうの条件次第だ。こっちから伝文を頼む。」
『ミラージェさんに連絡しておきます。』
サンテはやっぱり有能だ。
「そして、2件目は奴隷市開催のお知らせです。せめて出店規模の通達をすれば優遇するそうです。」
「フェルミィに連絡。今回は前回の魔王討伐で有名になったゴーレム車の販売を考えておく。王侯貴族向け外装として意匠の計算が欲しい。」
『了解しました。』
「3件目は…楽園含め多数です。肉開放です。どうもレイロード嬢からリンシュメルト商店各員にこっちが肉を大量に抱えているという話が舞い込んだそうです。そして何より…ザガートン南部では冒険者による食料不足もあるそうで。食料供給を依頼されています。」
「今ある分のハムの容量は?」
「こっちの相場は…この数値聞きたかったのですけど頼りになります?」
差し出された資料を見つめる。
「ならんな。というのもハムは開発されて直近で、需要も供給も味も安定していない。輸出のレベルではない。地元ではこれでいいだろうがな。」
「そうだとすると、国内需給・・・自給率は78%でひっ迫と考えています。食料対策を打たないと、飢餓の可能性があります。」
これは、考えてこなかった。そう言えば食料担当の奥原はもういない。そしてダンジョンから生産される肉の量も限界がある。モンスターはスポナーで作れても、狩って加工してくれる人間は量産されないのだ。
「ルーティの具合はかなり輸出だが?」
「正確には、出生率が高いんです。いずれって事でしょう。」
これは、ヤバい。ある意味ヤバい。人間が増えるって事は当然食料も少なくなる。数年後には食糧危機の可能性が高いって事だ。頭痛い。
「その件は人間側の担当の鳥海に投げておいてくれ。気が付いているはずだから。」
「は、はい。」
「後は?」
「これに関して4番目として私情も絡みますがレイロード嬢が私の雇用主と、正式な会合を持ちたいとの事です。これは、正式書状で来られた時…命令に逆らえないので、出向く必要があるので、放置するよりあっておいたほうがよろしいかと。」
「法律を確認したのか?」
「どうもかなりどっかと似た法律ですが、リンシュメルトは法治国家です。正確には光の巫女に捧げし法の文章を神が認めて法と認められたという事になっている法律です。貴族には庶民に無理のない範囲での強制命令権が保証されています。これらは光の巫女の教会の司教以上の勧告でもないと止まらないそうです。」
そう言えばミラージェが確認した所だと、この国の法律は良くも悪くも貴族主義である。ファンタジー世界のド定番の規則”貴族に強い権限がある”という事になる。ついでに司祭は各地域の聖女教神殿の責任者クラスの事を指す。彼らは王宮の裁判官的役割も果たしている。この司教の上はエリアマネージャーや部長クラスとして大司祭。その上は教皇となっている。それが初代国王であることもあり、そう言う意味でも聖女教はリンシュメルトではかなり絶大な力を誇っている。
「分かった、後は向こうから日時を聞いておいてくれ。こっちが合わせる。」
「分かりました。」
「終わりました。二人いて、副審が一人同能力でいるだけでここまで仕事がはかどるとか、本当に感謝してます。」
そう言うエナリシアの顔は、何かすっきりした顔だった。いや、仕事与えただけなんだが?
「そして、イーハ商会あては4件。そしてダンマス関連は楽園と、あとはスキュラカンパニーの案件が重要かと思いました。」
「まず、イーハ商会は?」
「はい、ザガートン国王から我が商会の交通網の拡大依頼ですね。できれば遠隔地にも配置して欲しいとの事。」
「ふむ、それは向こうの条件次第だ。こっちから伝文を頼む。」
『ミラージェさんに連絡しておきます。』
サンテはやっぱり有能だ。
「そして、2件目は奴隷市開催のお知らせです。せめて出店規模の通達をすれば優遇するそうです。」
「フェルミィに連絡。今回は前回の魔王討伐で有名になったゴーレム車の販売を考えておく。王侯貴族向け外装として意匠の計算が欲しい。」
『了解しました。』
「3件目は…楽園含め多数です。肉開放です。どうもレイロード嬢からリンシュメルト商店各員にこっちが肉を大量に抱えているという話が舞い込んだそうです。そして何より…ザガートン南部では冒険者による食料不足もあるそうで。食料供給を依頼されています。」
「今ある分のハムの容量は?」
「こっちの相場は…この数値聞きたかったのですけど頼りになります?」
差し出された資料を見つめる。
「ならんな。というのもハムは開発されて直近で、需要も供給も味も安定していない。輸出のレベルではない。地元ではこれでいいだろうがな。」
「そうだとすると、国内需給・・・自給率は78%でひっ迫と考えています。食料対策を打たないと、飢餓の可能性があります。」
これは、考えてこなかった。そう言えば食料担当の奥原はもういない。そしてダンジョンから生産される肉の量も限界がある。モンスターはスポナーで作れても、狩って加工してくれる人間は量産されないのだ。
「ルーティの具合はかなり輸出だが?」
「正確には、出生率が高いんです。いずれって事でしょう。」
これは、ヤバい。ある意味ヤバい。人間が増えるって事は当然食料も少なくなる。数年後には食糧危機の可能性が高いって事だ。頭痛い。
「その件は人間側の担当の鳥海に投げておいてくれ。気が付いているはずだから。」
「は、はい。」
「後は?」
「これに関して4番目として私情も絡みますがレイロード嬢が私の雇用主と、正式な会合を持ちたいとの事です。これは、正式書状で来られた時…命令に逆らえないので、出向く必要があるので、放置するよりあっておいたほうがよろしいかと。」
「法律を確認したのか?」
「どうもかなりどっかと似た法律ですが、リンシュメルトは法治国家です。正確には光の巫女に捧げし法の文章を神が認めて法と認められたという事になっている法律です。貴族には庶民に無理のない範囲での強制命令権が保証されています。これらは光の巫女の教会の司教以上の勧告でもないと止まらないそうです。」
そう言えばミラージェが確認した所だと、この国の法律は良くも悪くも貴族主義である。ファンタジー世界のド定番の規則”貴族に強い権限がある”という事になる。ついでに司祭は各地域の聖女教神殿の責任者クラスの事を指す。彼らは王宮の裁判官的役割も果たしている。この司教の上はエリアマネージャーや部長クラスとして大司祭。その上は教皇となっている。それが初代国王であることもあり、そう言う意味でも聖女教はリンシュメルトではかなり絶大な力を誇っている。
「分かった、後は向こうから日時を聞いておいてくれ。こっちが合わせる。」
「分かりました。」
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