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第22章 勇者大下の冒険
第1044話 エナリシアの旅 待機後
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私は会議場を飛び出すと、今回はミヨちゃんを連れて、まずはリラシルト国境の町周辺の停車宿屋に出口を設置してそのまま向かった。
「どうするの?場所、分からないよね。」
「それも問題だがな…。」
今回の私のプロジェクトは、。サブマスター用のダンジョンコアを持ってミヨちゃんのダンジョンを作ってもらう案だ。今まではいつでも設置できる宿屋としての運用だがそれはオウルに任せミヨちゃんのダンジョンとして黄泉の大穴を作る。最悪はそのまま放置して…ダンジョンを明け渡す。そのつもりでダンジョンを作る。が、先ず問題は…黄泉の大穴の構造上どこの地下にいるのかわからないほど、坂道を下った点だ。坂道はその傾斜に応じて、横に広がる特性があり、地味に高さ以外に縦横の面積を食う。その為、無計画な斜面は…位置を
混乱させる。山で正確な位置が分からなくなる原因でもある。
「じゃ、行くよ。」
熱心に慣れないギルドカードのメール機能で命令を伝えつつ、肩をつかまれ私達は移動を始めた。まずは黄泉の大穴周辺まで行かないといけない。しかも隠密でだ。その辺はミヨちゃんも理解している。飛び立つと同時に後光・・・幻覚、バリアから囲いを作り、ステルスを展開しつつ移動を開始した。
エナリシアたちが待機する事半日、三つのダンジョンを壊した私達は待機せざる負えなかった。そして指令がようやく来た。それをワタさんに見せる。
「やっぱりそう来たか。」
『どういう事?マスター?』
「ここから真上に…どこでもいいから掘れ…だと。こっちの現在位置がつかめない方が問題なのと…」
「ダンジョンを作って誤魔化す方向ですね。私が行くんじゃないんですね。」
「それ位ならコンちゃんとかに先にダンジョンを渡す。それにこの黄泉の大穴はリラシルトの人間が大挙する…攻めてくることが確定のダンジョンだ。エナリシアとか…暇のない部下にさせたら…管理しきれない恐れがある。で、ミヨちゃんが、フリーのダンジョンを持ってるからそっちの枠で突貫で作る。」
「管理も?」
「いや、管理は…この文章だと考えてない。会議は難航し、まとまらんかったそうだ。」
「うわぁ。」
柴崎は昔の足の引っ張り合いで三日は動かなかった会議の事を思い出した。
「仮はミヨちゃんが運営するそうだ。」
ワタさんは壁を這い、天井にたどり着くと、ボコを展開し穴をあけていく。穴は小さいけど…そのままスライムの体で這い上がっていく。
「…一応…私はいりませんでしたか…ふむ、戦力には計算が必要ですか?」
突然の声に後ろを向くと、一人の金髪少女の姿があった。
「あ、あの…。」
「私はギルドから調査に来た…ハーリスです。よろしく。」
小さい手を差し出すので、私も握手した。
「ふむ、一応ここ…そしてあなたの種族、確かに酸素が薄くても生きていけますね。一応我が主からの命令で、サポートを命じられてきました。」
いきなりまくしたてられると困るが、ここは地中に埋まった完全密室のはずだ。ダンジョンも閉じてる。
「一応人が来る予定になっていますが…。」
「だから、確認です。救助部隊が向かったという…言い訳用です。あなたも口裏合わせてください。」
思いっきり向こうの事情をねじ込んでくる少女だな。
「そして…あのスライム・・・ふむ、確かに戦力ではありますね。シングルモンスタースライムは初めて見ました。」
「出来れば、ご内密に。」
「私としては無駄な話をしないことが…ダンジョンカスタマーセンター室長としての役割です。」
「そ、そうなんですか?」
「してほしいならしますが?」
「い、いえ!いいです。」
なんかやば目の幼女だ。しかもここまで突然来れるだけの能力がある人だ。
「会議の方であなたの位置を特定する方法について、誰も語っていないと聞きまして。どうするのか聞きに来た次第です。」
「助けてはくれないんですか?」
一応助けに来たという話なら、普通は助けるはずだ。
「それが一応カバーストーリーで死んだことにするか、激闘の末に生き残るかの話は、本人に聞いて決めさせてほしいと言われまして。それを優先する運びになりますが…それはマスター側と話した方がいいでしょう。勇者にしても、激闘二日目ですか?その筈なので、後ですり合わせる必要があるとみてます。」
「勇者はどうしてるんですか?」
「あなたへの救援を求めてから…寝ました。今、リラシルト側にダンジョン破壊許可を取ってますが…取れた場合は伝えないといけないので。」
「出来ない場合は?」
「それはマスター側から聞いてください。」
落ち着いて直立不動でしゃべる少女は怖い。
「おーい、どうにか地上に行って目印ってハーリスさん!」
「ま、スライムさん。知っているんですか?」
危ない、相手はスライムとは認知しててもこれがマスターの分離帯だと知れるのはまずい。こういう時に癖が出る、抑えた私グッジョブ!
「…知っている人ですか?ああ、そう言えばモンスターに知識があるんですね。」
」あ、ああ、初めまして、こんなところで仕事ですか?」
「一応現在ギルド職員がリラシルト評議会に掛け合うところですが…どうも緊急会は開かれるのに問題があり…一週間はかかるようです。が、その間救出しないのも問題です。」
「確かに…。」
「で、数日で出るならいいんですが、最悪は私がフォローを建てる予定で参りました。が、ふむ、確かにこれなら必要ないですね。」
「というか、どうやってここに?」
「それは秘密です。では。」
ハーリスさんの姿はすっと消え…去っていった。
「厄介な…。」
「どうするの?場所、分からないよね。」
「それも問題だがな…。」
今回の私のプロジェクトは、。サブマスター用のダンジョンコアを持ってミヨちゃんのダンジョンを作ってもらう案だ。今まではいつでも設置できる宿屋としての運用だがそれはオウルに任せミヨちゃんのダンジョンとして黄泉の大穴を作る。最悪はそのまま放置して…ダンジョンを明け渡す。そのつもりでダンジョンを作る。が、先ず問題は…黄泉の大穴の構造上どこの地下にいるのかわからないほど、坂道を下った点だ。坂道はその傾斜に応じて、横に広がる特性があり、地味に高さ以外に縦横の面積を食う。その為、無計画な斜面は…位置を
混乱させる。山で正確な位置が分からなくなる原因でもある。
「じゃ、行くよ。」
熱心に慣れないギルドカードのメール機能で命令を伝えつつ、肩をつかまれ私達は移動を始めた。まずは黄泉の大穴周辺まで行かないといけない。しかも隠密でだ。その辺はミヨちゃんも理解している。飛び立つと同時に後光・・・幻覚、バリアから囲いを作り、ステルスを展開しつつ移動を開始した。
エナリシアたちが待機する事半日、三つのダンジョンを壊した私達は待機せざる負えなかった。そして指令がようやく来た。それをワタさんに見せる。
「やっぱりそう来たか。」
『どういう事?マスター?』
「ここから真上に…どこでもいいから掘れ…だと。こっちの現在位置がつかめない方が問題なのと…」
「ダンジョンを作って誤魔化す方向ですね。私が行くんじゃないんですね。」
「それ位ならコンちゃんとかに先にダンジョンを渡す。それにこの黄泉の大穴はリラシルトの人間が大挙する…攻めてくることが確定のダンジョンだ。エナリシアとか…暇のない部下にさせたら…管理しきれない恐れがある。で、ミヨちゃんが、フリーのダンジョンを持ってるからそっちの枠で突貫で作る。」
「管理も?」
「いや、管理は…この文章だと考えてない。会議は難航し、まとまらんかったそうだ。」
「うわぁ。」
柴崎は昔の足の引っ張り合いで三日は動かなかった会議の事を思い出した。
「仮はミヨちゃんが運営するそうだ。」
ワタさんは壁を這い、天井にたどり着くと、ボコを展開し穴をあけていく。穴は小さいけど…そのままスライムの体で這い上がっていく。
「…一応…私はいりませんでしたか…ふむ、戦力には計算が必要ですか?」
突然の声に後ろを向くと、一人の金髪少女の姿があった。
「あ、あの…。」
「私はギルドから調査に来た…ハーリスです。よろしく。」
小さい手を差し出すので、私も握手した。
「ふむ、一応ここ…そしてあなたの種族、確かに酸素が薄くても生きていけますね。一応我が主からの命令で、サポートを命じられてきました。」
いきなりまくしたてられると困るが、ここは地中に埋まった完全密室のはずだ。ダンジョンも閉じてる。
「一応人が来る予定になっていますが…。」
「だから、確認です。救助部隊が向かったという…言い訳用です。あなたも口裏合わせてください。」
思いっきり向こうの事情をねじ込んでくる少女だな。
「そして…あのスライム・・・ふむ、確かに戦力ではありますね。シングルモンスタースライムは初めて見ました。」
「出来れば、ご内密に。」
「私としては無駄な話をしないことが…ダンジョンカスタマーセンター室長としての役割です。」
「そ、そうなんですか?」
「してほしいならしますが?」
「い、いえ!いいです。」
なんかやば目の幼女だ。しかもここまで突然来れるだけの能力がある人だ。
「会議の方であなたの位置を特定する方法について、誰も語っていないと聞きまして。どうするのか聞きに来た次第です。」
「助けてはくれないんですか?」
一応助けに来たという話なら、普通は助けるはずだ。
「それが一応カバーストーリーで死んだことにするか、激闘の末に生き残るかの話は、本人に聞いて決めさせてほしいと言われまして。それを優先する運びになりますが…それはマスター側と話した方がいいでしょう。勇者にしても、激闘二日目ですか?その筈なので、後ですり合わせる必要があるとみてます。」
「勇者はどうしてるんですか?」
「あなたへの救援を求めてから…寝ました。今、リラシルト側にダンジョン破壊許可を取ってますが…取れた場合は伝えないといけないので。」
「出来ない場合は?」
「それはマスター側から聞いてください。」
落ち着いて直立不動でしゃべる少女は怖い。
「おーい、どうにか地上に行って目印ってハーリスさん!」
「ま、スライムさん。知っているんですか?」
危ない、相手はスライムとは認知しててもこれがマスターの分離帯だと知れるのはまずい。こういう時に癖が出る、抑えた私グッジョブ!
「…知っている人ですか?ああ、そう言えばモンスターに知識があるんですね。」
」あ、ああ、初めまして、こんなところで仕事ですか?」
「一応現在ギルド職員がリラシルト評議会に掛け合うところですが…どうも緊急会は開かれるのに問題があり…一週間はかかるようです。が、その間救出しないのも問題です。」
「確かに…。」
「で、数日で出るならいいんですが、最悪は私がフォローを建てる予定で参りました。が、ふむ、確かにこれなら必要ないですね。」
「というか、どうやってここに?」
「それは秘密です。では。」
ハーリスさんの姿はすっと消え…去っていった。
「厄介な…。」
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