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第21章 薔薇と白い月(ダークファンタジー)
第973話 薔薇と白い月(2) 不可抗力のグラウンドゼロ
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「クックック、呼ばれたからな、来たんだが…予想以上のグラウンドゼロだな。」
「やめてほしい。」
「…何それ、」
「そう言えば爆発とかないから、意味が分からないんだね、それ。」
「…甘い。そしてすっきり、謎。」
「確かになこれ。」
「これ、薬草らしいんだけど、本当に?」
「女3人そろえば姦しいというが…。」
ドランが呆れるのもわかる、今私の前の対面席に座るのはリューネ、ネル、そして教授だ。だがポイントは、うち二人を改めて鑑定すると”魔術の神””亜人の神”という特殊な称号と、能力がある事だ。神様就任…逆らえないというか、あの神様の同類なのか?神様2名と、勇者が、私の”甘薬草茶”をちびちび飲んでいる、いや、グイって言ってもいいんだろうが…甘すぎてちびちびとしか飲めないらしい。
「確かにそうじゃ、ふむ、これ売らんかのぉ。」
「売るかどうかは、市場調査してからだ、先に粉を作って”甘薬草糖”の作成だな。」
「というか。新品種かこれ?」
「…いや、これ、品種改良。」
「だよねぇ…となると、既存からコレ組めるの?このトレント作って増産したほうがいい?」
話が全然進まない。というかよっぽどのインパクトだったらしい、甘薬草。
「わし、御者した方がいいかのぉ?」
「味方いなくなるから、止めて欲しい、本気で。交渉で一人って怖いんだ。本当に。言っただろ鳥海も、せめて2対2だと。」
この場所だからわかる、確かに敵地で一人で交渉とか、胃液が漏れ出るぐらいに痛い。胃薬がいくらあっても足りん。
「分かっておるが、これだと儂、要るのか?」
「しらん。」
どうもすっきり甘い甘薬草茶に話題が行っているらしい。
「まあ、いいでしょう、まず、リリア…あんたに聞きたいことあるの。…最初からね。」
「…何なのじゃ?」
「私達から逃げた理由よ。学校にいなかった理由よ。」
「…。」
ドランは思案にふける。確かにそうだ。
「わしはたまたま、学校に遅刻したんじゃ。そしたらクラス部屋までなかったのじゃ。じゃから学校におれんかった。」
「は?主人公が学校を追われた!?」
「そうじゃ、しかも授業にはレッスン料が欲しくての。で、金を稼がんと基礎学科の授業以外受けれなかったんじゃ。」
「資金も無いと…これ確かに学校にいないはずだわ。しかも数回はあのド田舎に飛ばされたんでしょ?」
「そうじゃよ。だから…居たくても入れんかったんじゃ。」
「…最悪、そりゃあ学校を探しても見つからないはずだわ。」
「しかもシナリオは…田舎の農村だ。シナリオは学校に通いつつあそこの村で起きるんだ。」
「もっと学校にいなくなるわね。やばい。」
「じゃから…そっとしておいてほしいのじゃ。」
「分かったわ。そっとしておくわ、流石に…これは不備ね。」
「やめてほしい。」
「…何それ、」
「そう言えば爆発とかないから、意味が分からないんだね、それ。」
「…甘い。そしてすっきり、謎。」
「確かになこれ。」
「これ、薬草らしいんだけど、本当に?」
「女3人そろえば姦しいというが…。」
ドランが呆れるのもわかる、今私の前の対面席に座るのはリューネ、ネル、そして教授だ。だがポイントは、うち二人を改めて鑑定すると”魔術の神””亜人の神”という特殊な称号と、能力がある事だ。神様就任…逆らえないというか、あの神様の同類なのか?神様2名と、勇者が、私の”甘薬草茶”をちびちび飲んでいる、いや、グイって言ってもいいんだろうが…甘すぎてちびちびとしか飲めないらしい。
「確かにそうじゃ、ふむ、これ売らんかのぉ。」
「売るかどうかは、市場調査してからだ、先に粉を作って”甘薬草糖”の作成だな。」
「というか。新品種かこれ?」
「…いや、これ、品種改良。」
「だよねぇ…となると、既存からコレ組めるの?このトレント作って増産したほうがいい?」
話が全然進まない。というかよっぽどのインパクトだったらしい、甘薬草。
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「味方いなくなるから、止めて欲しい、本気で。交渉で一人って怖いんだ。本当に。言っただろ鳥海も、せめて2対2だと。」
この場所だからわかる、確かに敵地で一人で交渉とか、胃液が漏れ出るぐらいに痛い。胃薬がいくらあっても足りん。
「分かっておるが、これだと儂、要るのか?」
「しらん。」
どうもすっきり甘い甘薬草茶に話題が行っているらしい。
「まあ、いいでしょう、まず、リリア…あんたに聞きたいことあるの。…最初からね。」
「…何なのじゃ?」
「私達から逃げた理由よ。学校にいなかった理由よ。」
「…。」
ドランは思案にふける。確かにそうだ。
「わしはたまたま、学校に遅刻したんじゃ。そしたらクラス部屋までなかったのじゃ。じゃから学校におれんかった。」
「は?主人公が学校を追われた!?」
「そうじゃ、しかも授業にはレッスン料が欲しくての。で、金を稼がんと基礎学科の授業以外受けれなかったんじゃ。」
「資金も無いと…これ確かに学校にいないはずだわ。しかも数回はあのド田舎に飛ばされたんでしょ?」
「そうじゃよ。だから…居たくても入れんかったんじゃ。」
「…最悪、そりゃあ学校を探しても見つからないはずだわ。」
「しかもシナリオは…田舎の農村だ。シナリオは学校に通いつつあそこの村で起きるんだ。」
「もっと学校にいなくなるわね。やばい。」
「じゃから…そっとしておいてほしいのじゃ。」
「分かったわ。そっとしておくわ、流石に…これは不備ね。」
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