979 / 1,264
第21章 薔薇と白い月(ダークファンタジー)
第971話 薔薇と白い月(2) 間が悪いとイベントが変にすっ飛ぶ
しおりを挟む
「あんたが…リリア?」
「そうじゃが?ここでは効果がないが…あえて…改めて、儂がリリアじゃが…御愁傷様じゃの。」
「いや!それは!」
「まあ…突然で悪いな、そこに座ってくれ。あんたも重鎮だ。薬草を乾燥させた薬草茶でいいな?」
反論を待たずコップに、お茶を入れた茶を三つ用意する。最近うちの領地で”茶ブーム”が起きており、何でも乾燥して砕いて、湯を通して、味付けをする…そう言う茶ブームだ。香草も茶になり…どうもアロエティーに近い何かとかできている。ただ、一番はドランお気に入り”昆布茶”とか、後はリンゴティー。なんてものもある、今回のは違う、
「…何じゃこれ?』
「甘いんだけどこれ?何?」
「ほら、薬草を乾燥させて茶にして売ろうかと思ってな、提案予定だっただ。」
「茶…薬草?」
「ふむ、お主やはり、」
「というかあんた何者?普通の人間ではないよね。」
「その意見は、ある意味正しいな、私はマリモッサー子爵だ。この村で、村長をしている、」
どうもこっちの顔は知らないらしい…というか殆どミラージェが担当していたな、外見は。という・・
「…井原・・・あんた。」
「そうだな。久しぶりだな。と言っても最近ではあるか。」
「うーんいいわ。でこれはどういう事?」
「バグだな。」
「「へ!?」」
「私は最低でもあの時は半年に一度の授業の人数を聞きに王都にいた。リリアは知らんが私は王都にいたはずだ。そして、イベントがそのリリアで起きたはずだ、そしてその時の場所の位置にうつされたんだ。」
「あんたも被害者ってわけね…でも甘いわねこれ。」
気が付いていないようだな…でもそうでもないか…大方このリューネも慧眼を持っている、ドランだけの特権ではないようだが…流石、魔王軍幹部。
「甘すぎるくらい甘いわね。これ。」
そう言いながらもちびちび飲んでいる。
「こっちで甘味料として出す予定だったんだ。家は代々薬草を作ってそれを売るしかできないからな。そこで、薬草ならいいんだろって事で、薬草を甘くしたんだ。で、そのお茶。」
「あんた、さらっとしてるわね…でもまあ、本当に甘いわね、ここ半年甘いものあるにはあるんだけど、こう、甘いお茶は初めてで。」
「そうじゃな、儂もじゃ。」
「結構、インドのチャイや、中東みたいに甘みを中和するための苦みとしてお茶は甘いものという場所は多いんだ。甘いと頭に糖分を回せる即効性の栄養になるんだ。だから…。」
いや、リューネさん、ジト目で見るな、こっちを。
「しゃべりが長いおっさんは嫌われるのじゃ。」
「…じゃなくて、そう言うの良く知ってるわね。」
「…昔な、豪邸を建てる時に聞いたんだ。そこには喫茶室があったんだが、そこが床に絨毯とソファーで変な部屋だったからな。・・そしたら、中東風の茶やタバコ、後はお香を楽しむ場所だと聞かされてな。そこでチャイを飲んだんだ。」
「さて、少し、色々聞かせてもらいましょう。私も忙しいんだけど、学校に帰りたいからね。」
「そうじゃが?ここでは効果がないが…あえて…改めて、儂がリリアじゃが…御愁傷様じゃの。」
「いや!それは!」
「まあ…突然で悪いな、そこに座ってくれ。あんたも重鎮だ。薬草を乾燥させた薬草茶でいいな?」
反論を待たずコップに、お茶を入れた茶を三つ用意する。最近うちの領地で”茶ブーム”が起きており、何でも乾燥して砕いて、湯を通して、味付けをする…そう言う茶ブームだ。香草も茶になり…どうもアロエティーに近い何かとかできている。ただ、一番はドランお気に入り”昆布茶”とか、後はリンゴティー。なんてものもある、今回のは違う、
「…何じゃこれ?』
「甘いんだけどこれ?何?」
「ほら、薬草を乾燥させて茶にして売ろうかと思ってな、提案予定だっただ。」
「茶…薬草?」
「ふむ、お主やはり、」
「というかあんた何者?普通の人間ではないよね。」
「その意見は、ある意味正しいな、私はマリモッサー子爵だ。この村で、村長をしている、」
どうもこっちの顔は知らないらしい…というか殆どミラージェが担当していたな、外見は。という・・
「…井原・・・あんた。」
「そうだな。久しぶりだな。と言っても最近ではあるか。」
「うーんいいわ。でこれはどういう事?」
「バグだな。」
「「へ!?」」
「私は最低でもあの時は半年に一度の授業の人数を聞きに王都にいた。リリアは知らんが私は王都にいたはずだ。そして、イベントがそのリリアで起きたはずだ、そしてその時の場所の位置にうつされたんだ。」
「あんたも被害者ってわけね…でも甘いわねこれ。」
気が付いていないようだな…でもそうでもないか…大方このリューネも慧眼を持っている、ドランだけの特権ではないようだが…流石、魔王軍幹部。
「甘すぎるくらい甘いわね。これ。」
そう言いながらもちびちび飲んでいる。
「こっちで甘味料として出す予定だったんだ。家は代々薬草を作ってそれを売るしかできないからな。そこで、薬草ならいいんだろって事で、薬草を甘くしたんだ。で、そのお茶。」
「あんた、さらっとしてるわね…でもまあ、本当に甘いわね、ここ半年甘いものあるにはあるんだけど、こう、甘いお茶は初めてで。」
「そうじゃな、儂もじゃ。」
「結構、インドのチャイや、中東みたいに甘みを中和するための苦みとしてお茶は甘いものという場所は多いんだ。甘いと頭に糖分を回せる即効性の栄養になるんだ。だから…。」
いや、リューネさん、ジト目で見るな、こっちを。
「しゃべりが長いおっさんは嫌われるのじゃ。」
「…じゃなくて、そう言うの良く知ってるわね。」
「…昔な、豪邸を建てる時に聞いたんだ。そこには喫茶室があったんだが、そこが床に絨毯とソファーで変な部屋だったからな。・・そしたら、中東風の茶やタバコ、後はお香を楽しむ場所だと聞かされてな。そこでチャイを飲んだんだ。」
「さて、少し、色々聞かせてもらいましょう。私も忙しいんだけど、学校に帰りたいからね。」
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
そんなにホイホイ転生させんじゃねえ!転生者達のチートスキルを奪う旅〜好き勝手する転生者に四苦八苦する私〜
Open
ファンタジー
就活浪人生に片足を突っ込みかけている大学生、本田望結のもとに怪しげなスカウトメールが届く。やけになっていた望結は指定された教会に行ってみると・・・
神様の世界でも異世界転生が流行っていて沢山問題が発生しているから解決するために異世界に行って転生者の体の一部を回収してこい?しかも給料も発生する?
月給30万円、昇給あり。衣食住、必要経費は全負担、残業代は別途支給。etc...etc...
新卒の私にとって魅力的な待遇に即決したけど・・・
とにかくやりたい放題の転生者。
何度も聞いた「俺なんかやっちゃいました?」
「俺は静かに暮らしたいのに・・・」
「まさか・・・手加減でもしているのか・・・?」
「これぐらい出来て普通じゃないのか・・・」
そんな転生者を担ぎ上げる異世界の住民達。
そして転生者に秒で惚れていく異世界の女性達によって形成されるハーレムの数々。
もういい加減にしてくれ!!!
小説家になろうでも掲載しております
異世界なんて救ってやらねぇ
千三屋きつね
ファンタジー
勇者として招喚されたおっさんが、折角強くなれたんだから思うまま自由に生きる第二の人生譚(第一部)
想定とは違う形だが、野望を実現しつつある元勇者イタミ・ヒデオ。
結構強くなったし、油断したつもりも無いのだが、ある日……。
色んな意味で変わって行く、元おっさんの異世界人生(第二部)
期せずして、世界を救った元勇者イタミ・ヒデオ。
平和な生活に戻ったものの、魔導士としての知的好奇心に終わりは無く、新たなる未踏の世界、高圧の海の底へと潜る事に。
果たして、そこには意外な存在が待ち受けていて……。
その後、運命の刻を迎えて本当に変わってしまう元おっさんの、ついに終わる異世界人生(第三部)
【小説家になろうへ投稿したものを、アルファポリスとカクヨムに転載。】
【第五巻第三章より、アルファポリスに投稿したものを、小説家になろうとカクヨムに転載。】
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる