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第21章 薔薇と白い月(ダークファンタジー)
第953話 薔薇と白い月(2) 嫌がらせならしない方向のザマァを狙う
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リリアがマリモッサー邸に着くと早速舘の全員が出迎えてくれた。特に乗り気なのは…レベリングを邪魔してくれたイキールに対してだ。
「お待ちしておりました!」
「ふむ、みんなありがとうなのじゃ。でもいいのか?」
「一応、草原同盟に直接抗議を入れることも考えましたが。それをやったところで無駄でしょう。ならば直接暗殺とか…。」
一応妹のはずの、シオリさんの殺意が激しすぎじゃ。
「でも井原も言っておるし、さっき連絡も来た、どうもダンマス側もあんなところ狙うぐらいなら、他のダンジョンに行ってほしいそうじゃ。」
「嫌、そうじゃないですわ。あいつらが狩場独占なんて真似したこと自体が許せねえんですわ。」
「みんな稼ぎにここも含め一生懸命やっていた筈です。そんな場所の独占なんて…子供が飢えるのを見ただけでもう!」
全員の涙の裏に…なんか少し冷める藻を感じるがのぉ、実際に戦っても。結構戦略的に旨いはずなのじゃが。
「…わしがドライなだけかのぉ?」
「落ち着け!皆のもの!子供が困っているのは事実だ!泣いていては解決しないぞ!」
「流石!隊長!」
エージェントたちからまばらに拍手がある。しかも結構温度差が激しいみたいだ。
「確かにあの狩場、ちょっとショボいっす、だから別の場所にしましょ。」
特に魔族の女性陣は呆れているようだ。
「でも平均24レレベル、やるのぉ、」
その言葉に全員が整列する。
「帰ってきたようね。オウル。」
「ミヨちゃんはどこじゃ?」
「いろいろ探り入れてもらってるわ。」
ミラージェたちが下りてくる、今回は彼女たちは井原ではないが、当然元に戻ればその記憶は同期する。なので…扱いは井原と一緒だ。
「でもぉ…どうするのぉ?」
「お主らの意見も聞きたいのじゃ。儂は確かに報復計画を行うのじゃ。但し、殺すのはだめじゃ、逃げられる、」
そのこと簿に全員が頷く、
「なので・・・一つ目は連中のある通りで商売を行い…そして…連中の経済をぶっ壊す手なのじゃ、その為には当然いくつもの手を使う。」
だがその言葉に反応は薄い。
「二つ目は…連中よりもレべりを越したうえで…放置する手じゃ、あそこより効率のいい南のダンジョンである”水辺のダンジョン”に向かい稼ぐ手じゃ。」
ただ…ドランは言わなかったが欠点はある。それが王都だけが唯一”ダンジョン内で生活可能な食生活を確保した”ダンジョンであることだ。海辺、王都、赤石山脈、輝きの湖がある。
「でもこれ一番嫌がらせになるのぉ?」
「連中が考えておるのは大方…ハーレムルートや正式攻略ルートじゃ。その為にはあそこに行かんといけないんじゃがの。…王妃も儂もそんなものに興味ないのじゃ。誰も来ない場所閉鎖して
喜んでるなんぞ…。儂も失笑物じゃ。」
「…そうなんですか?」
「わしの得た情報を推論するとこんなところじゃな。儂からすれば、連中を今は放置してええと思うんじゃ。が嫌なら連中の目的である金をそぐ。という事じゃの。どっちがええ?」
「何で、逆に直接はだめなんです?」
ブレインが聞いてくる。ガドランは顔色一つ買えなかった。
「連中に、儂らへの開戦をさせる…言い訳になってしまうのじゃ。まあ、儂は戦ってもええと思うがのぉ、ただ、それは儂ら…千鳥万花のイメージとは会わん上に魔人連合にとってあんなクズ…大方攻めれない
位置におるからのぉ。ネガキャンを仕掛けるはずじゃ。そうなった時に…どうするかじゃの、わざわざ潰すにしても。お主らが勝手にその引き化が値を引くには…黒木に対してぐびりだとは思わんのかのぉ?」
その言葉に…全員が押しだまった。
「黒木は大方お主らの不義理は責任を取るじゃろう。じゃがの知った上で仕掛けるのは…覚悟がいるんじゃ、…おぬしら覚悟はあるのかのぉ?」
「お待ちしておりました!」
「ふむ、みんなありがとうなのじゃ。でもいいのか?」
「一応、草原同盟に直接抗議を入れることも考えましたが。それをやったところで無駄でしょう。ならば直接暗殺とか…。」
一応妹のはずの、シオリさんの殺意が激しすぎじゃ。
「でも井原も言っておるし、さっき連絡も来た、どうもダンマス側もあんなところ狙うぐらいなら、他のダンジョンに行ってほしいそうじゃ。」
「嫌、そうじゃないですわ。あいつらが狩場独占なんて真似したこと自体が許せねえんですわ。」
「みんな稼ぎにここも含め一生懸命やっていた筈です。そんな場所の独占なんて…子供が飢えるのを見ただけでもう!」
全員の涙の裏に…なんか少し冷める藻を感じるがのぉ、実際に戦っても。結構戦略的に旨いはずなのじゃが。
「…わしがドライなだけかのぉ?」
「落ち着け!皆のもの!子供が困っているのは事実だ!泣いていては解決しないぞ!」
「流石!隊長!」
エージェントたちからまばらに拍手がある。しかも結構温度差が激しいみたいだ。
「確かにあの狩場、ちょっとショボいっす、だから別の場所にしましょ。」
特に魔族の女性陣は呆れているようだ。
「でも平均24レレベル、やるのぉ、」
その言葉に全員が整列する。
「帰ってきたようね。オウル。」
「ミヨちゃんはどこじゃ?」
「いろいろ探り入れてもらってるわ。」
ミラージェたちが下りてくる、今回は彼女たちは井原ではないが、当然元に戻ればその記憶は同期する。なので…扱いは井原と一緒だ。
「でもぉ…どうするのぉ?」
「お主らの意見も聞きたいのじゃ。儂は確かに報復計画を行うのじゃ。但し、殺すのはだめじゃ、逃げられる、」
そのこと簿に全員が頷く、
「なので・・・一つ目は連中のある通りで商売を行い…そして…連中の経済をぶっ壊す手なのじゃ、その為には当然いくつもの手を使う。」
だがその言葉に反応は薄い。
「二つ目は…連中よりもレべりを越したうえで…放置する手じゃ、あそこより効率のいい南のダンジョンである”水辺のダンジョン”に向かい稼ぐ手じゃ。」
ただ…ドランは言わなかったが欠点はある。それが王都だけが唯一”ダンジョン内で生活可能な食生活を確保した”ダンジョンであることだ。海辺、王都、赤石山脈、輝きの湖がある。
「でもこれ一番嫌がらせになるのぉ?」
「連中が考えておるのは大方…ハーレムルートや正式攻略ルートじゃ。その為にはあそこに行かんといけないんじゃがの。…王妃も儂もそんなものに興味ないのじゃ。誰も来ない場所閉鎖して
喜んでるなんぞ…。儂も失笑物じゃ。」
「…そうなんですか?」
「わしの得た情報を推論するとこんなところじゃな。儂からすれば、連中を今は放置してええと思うんじゃ。が嫌なら連中の目的である金をそぐ。という事じゃの。どっちがええ?」
「何で、逆に直接はだめなんです?」
ブレインが聞いてくる。ガドランは顔色一つ買えなかった。
「連中に、儂らへの開戦をさせる…言い訳になってしまうのじゃ。まあ、儂は戦ってもええと思うがのぉ、ただ、それは儂ら…千鳥万花のイメージとは会わん上に魔人連合にとってあんなクズ…大方攻めれない
位置におるからのぉ。ネガキャンを仕掛けるはずじゃ。そうなった時に…どうするかじゃの、わざわざ潰すにしても。お主らが勝手にその引き化が値を引くには…黒木に対してぐびりだとは思わんのかのぉ?」
その言葉に…全員が押しだまった。
「黒木は大方お主らの不義理は責任を取るじゃろう。じゃがの知った上で仕掛けるのは…覚悟がいるんじゃ、…おぬしら覚悟はあるのかのぉ?」
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