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第20章 それは柴崎エナリシア

第869話 異世界召還された部下はコントロールできるのか?

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「その帝国とやらも気になりますが。それよりも職場で何をすればいいのか?」
 柴崎さんのやる気があるようだが。浮いている看板は謝っている、
「君たちのその能力などについて聞きたいのと、一度格納させてほしい、スキルのスキャニングをさせてもらう、」
「…分かりました。よく分かりませんが…またお会いしましょう。」
 そのまま柴咲さんは姿を消した。サンテが格納したんだ。
『スキルスキャニング開始。』
 これも、初心者講習で教わった”ダンジョン系基礎スキル”である。相手をスキャニングと言って色々解析すると相手のスキルを回収できる、基本的には相手のスキルなどを使ったデータなどを収集しそしてスキル化させる能力らしい。ダンジョンバトル勝利すれば開示されるらしいが、ダンジョンバトルで勝利…偽装の時しかないな。そしてこのスキャニングは現在は規制が入っており、昔はそのデータを登録しオーブが買えた。が今はできない。苦情は言っているらしいので、対策はすると言われたが、まだ来ない。そして柴崎さんとかにはスキルが大量に発現した。一つは飛鳥で料理長に憑依してメイド変身をさせたあの時のシルキーを材料に使いエナリシアに知識伝承を行う予定だった。が、何とスキルが発現していた。しかも上位スキルとか言う物だ。そして総務課、霊界人スキルだ。かなり有用スキル
だと思うが、戦闘には基本役に立たない。攻撃できない、攻撃されないというスキルだ。がこれはある意味有効だ。この三つのスキルの解析を頼んだ。ただし…結構時間がかかりそうだ。但しこれは”スキルオーブだけのスキル”などには通用しない。できるかは運しだいだ。ここまでエナリシアに投資したのは彼女にダンジョン町での料理の普及を依頼するつもりだったからだ。ウルフェの管理のサブマスターとしてだ。がスキル迄発生すると別だ。まずは回収したい。
「でもまあ…色々スキルが生えるとか、凄いな…。」
 これで料理人のスキルか…少し進歩したのだろうか。
「でもこのスキル・・・。」
「そうだな、取り合いになるな。但しSPでも取れるぞ。」
「ふむぅ、でものぉ、フレンチじゃろ?」
「イメージが仮名、器具に頼った料理で…。ふむぅ、でも器具の開発の役に立たないか?」
「というよりも、まさかな…。」
 ドランが呆れるのも不思議はない。ドランの方で霊界案内人を呼ぼうとしたところ、
『警告文:現在このモンスター召喚では転生異世界人を召喚します。それでもよろしければ同意をお願いします。』
 というメッセージが出たらしい、あれだけ高いコストだ、何かあると思った。そして元のステータスは人間と一緒。これは人間として扱われるというモンスターと思ったが、こう来るとはな。
「これも確かに厄ネタなのじゃ。」
 そう、この問題の大きな問題は霊界案内人が”霊系”に属しており。ゴースト系の材料で混ぜてモンスター召喚できる、ダンマスの裁量内なら結構色んなモンスターになれる逸材なのだ。ただし…。
「何か考えておるのじゃ?」
「柴崎さん、地味に…。」
「何なのじゃ?」
「あの人こっちの命令効かないで、動いていただろ。こっちのコントロール効いているのか?」
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