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第19章 VS飛鳥
第845話 隠せる相手にプロレスは成り立つが、よく見ると偽装が分かる
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「あ、マスター。」
「どう?」
一応弁当は抱えたまま、椅子も持ってきた。
「ふがいない戦いを見せて、すいません。」
モアレは礼儀正しく、謝るが…そうじゃないよな。今はヴァンドレイと柳田の配下の柳田配下の”工場長”の一人ヨシヒコとヴァンドレイがバトルしている、お互い武器ありだが、戦法としては面白い事をしている、自分の背後と相手の背後に”影”を置き、影を挟む形で斧を投げる、影に入った斧は影内部で回収され、手元に戻る。しかも手元に戻る系武器にある”投げ方”による威力減衰がない。相手がキャッチをしても日本目がその掴んでいる腕を狙う、
「どっちが勝つかなアx?」
ん?よく見ると全員の手元には札がある…あ…そう言う事か。よく見ると賭けていたらしい。しかも”一勝”だ。そうヴァンドレイは一勝すると思ったが、誰も挑まないなら0勝となる。だからわざと挑んだのか…。
「一つ聞きたいのです。」
「ん!」
いつの間にか、席が一個増えて、エレノアが座っている。
「その子のデータ…本当なのです?」
「どういう事だ?」
「スキルがおかしいのです…。」
ギリギリだな、実は私たちはあることを実験していた。それが”幻のダンジョンマスター”の効果”フェイクマインド”である。この効果は偽装の上位に当たり、対象に見せるステータスや心理データを書き換えた後の物にする、というものだ。この効果は”鑑定などの看破系スキル”を上回り、そのステータスを表示する。そしてもう一個”モンスター認知率低下”は外でも効果があり、ここまでやったモアレになぜか注目がない。がそこはエレノアには効かなかったようだ。ついでにモアレ、ポアン両名の”ハイヒューマン”は当然爆弾だ。ソウルレベル4も当然爆弾だ。
「スキルは資産も投入すればなるだろう?」
「でも、そこまで強ければ…もっとなのです。」
よく見ると、この辺も暗いが…エレノアがいつの間にか二人いるようだ。ちゃんと審判もやっている、
「エレノア殿?あんまり詮索は…というより、そっちも同じでしょうが…。」
実際はスキルが進化の際に昇格し、なっただけなのでどうという事はないのだが…。
「それに大将軍は見た事無いのです。」
「一応…。」
「出来れば詮索はそこまでにしてほしいだわさ。ここは公共の場。騒ぎになるだわさ。」
あ、いつの間にか鳥海さんも来ていた。思いっきりしかめっ面だが、エレノアさんも気が付いたのだろう、ここで騒げばどうなるかも…。いらぬ騒ぎになる。
「…分かったのです。引き上げるのです。」
そう言うと、エレノアは溶けるように姿を消した。
「危なかっただわさ。ただ、後で話があるだわさ。」
「あ、はい。」
そう言えばモアレは当然”マルワール帝国の西の辺境公”公式の立場を持つ。アイドル活動は本国では公式でやらない事で黙認されているが、こうした決闘は当然国の立場を背負う。なお相手は隣国だ。負けても問題がだが、勝ち方も問題だ。最高にいいのは賭けに負けても、”自分が出ない”…ではある。
「マスターぁ。」
「こっちを見るな。私は関係ないぞ、今回は。」
そして、この後モアレたちは思いっきり説教された。将軍クラスがバトルに出ないのはいくら強かろうが、勝っても大人げないと言われかねず、負ければ国辱になるからだ。最低でもこういう時はマルワール皇帝にお伺いを立てる必要があったのだ。ただ、その辺には認識が薄いんだよな、私たちは。ただ、皇帝からは逆にお許しを貰った。実際の他の将軍は鳥海さんを除けば、あそこまでやれる奴はいないそうだ。そう言う意味でOKだそうだ。ただ私は知っている、あれは手加減に手加減を重ねていたと。
「どう?」
一応弁当は抱えたまま、椅子も持ってきた。
「ふがいない戦いを見せて、すいません。」
モアレは礼儀正しく、謝るが…そうじゃないよな。今はヴァンドレイと柳田の配下の柳田配下の”工場長”の一人ヨシヒコとヴァンドレイがバトルしている、お互い武器ありだが、戦法としては面白い事をしている、自分の背後と相手の背後に”影”を置き、影を挟む形で斧を投げる、影に入った斧は影内部で回収され、手元に戻る。しかも手元に戻る系武器にある”投げ方”による威力減衰がない。相手がキャッチをしても日本目がその掴んでいる腕を狙う、
「どっちが勝つかなアx?」
ん?よく見ると全員の手元には札がある…あ…そう言う事か。よく見ると賭けていたらしい。しかも”一勝”だ。そうヴァンドレイは一勝すると思ったが、誰も挑まないなら0勝となる。だからわざと挑んだのか…。
「一つ聞きたいのです。」
「ん!」
いつの間にか、席が一個増えて、エレノアが座っている。
「その子のデータ…本当なのです?」
「どういう事だ?」
「スキルがおかしいのです…。」
ギリギリだな、実は私たちはあることを実験していた。それが”幻のダンジョンマスター”の効果”フェイクマインド”である。この効果は偽装の上位に当たり、対象に見せるステータスや心理データを書き換えた後の物にする、というものだ。この効果は”鑑定などの看破系スキル”を上回り、そのステータスを表示する。そしてもう一個”モンスター認知率低下”は外でも効果があり、ここまでやったモアレになぜか注目がない。がそこはエレノアには効かなかったようだ。ついでにモアレ、ポアン両名の”ハイヒューマン”は当然爆弾だ。ソウルレベル4も当然爆弾だ。
「スキルは資産も投入すればなるだろう?」
「でも、そこまで強ければ…もっとなのです。」
よく見ると、この辺も暗いが…エレノアがいつの間にか二人いるようだ。ちゃんと審判もやっている、
「エレノア殿?あんまり詮索は…というより、そっちも同じでしょうが…。」
実際はスキルが進化の際に昇格し、なっただけなのでどうという事はないのだが…。
「それに大将軍は見た事無いのです。」
「一応…。」
「出来れば詮索はそこまでにしてほしいだわさ。ここは公共の場。騒ぎになるだわさ。」
あ、いつの間にか鳥海さんも来ていた。思いっきりしかめっ面だが、エレノアさんも気が付いたのだろう、ここで騒げばどうなるかも…。いらぬ騒ぎになる。
「…分かったのです。引き上げるのです。」
そう言うと、エレノアは溶けるように姿を消した。
「危なかっただわさ。ただ、後で話があるだわさ。」
「あ、はい。」
そう言えばモアレは当然”マルワール帝国の西の辺境公”公式の立場を持つ。アイドル活動は本国では公式でやらない事で黙認されているが、こうした決闘は当然国の立場を背負う。なお相手は隣国だ。負けても問題がだが、勝ち方も問題だ。最高にいいのは賭けに負けても、”自分が出ない”…ではある。
「マスターぁ。」
「こっちを見るな。私は関係ないぞ、今回は。」
そして、この後モアレたちは思いっきり説教された。将軍クラスがバトルに出ないのはいくら強かろうが、勝っても大人げないと言われかねず、負ければ国辱になるからだ。最低でもこういう時はマルワール皇帝にお伺いを立てる必要があったのだ。ただ、その辺には認識が薄いんだよな、私たちは。ただ、皇帝からは逆にお許しを貰った。実際の他の将軍は鳥海さんを除けば、あそこまでやれる奴はいないそうだ。そう言う意味でOKだそうだ。ただ私は知っている、あれは手加減に手加減を重ねていたと。
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