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第19章 VS飛鳥
第815話 ギルドは”ダンマス”互助組織。
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実際のケルベロスも、冥界の門番であり、その魂の話は人間と大きくかかわる、人間無くしても生まれるとは考え難い冥界の地獄の概念だ。
「そこが妙なのよね。だからこそ、ダンジョンの本当の役割は分からないのよ。ただ私たちはどう転がっても最終的に隙間さえあれば…。戦うようにできている、そう思ってる、実際勇者を取り込むのは数段上の…幸運と、運命の導きという者がないと、教授含め何回も私たちは死ぬほどの危機を背負ってきたのよ。」
「…そうなの?」
「あんたらが勇者を派遣して、ダンジョンを潰していたのではないか?」
ネルさんも聞いてしまっているあたり、この辺、どうも色々あるのか?
「私たちに戦いを挑むならね。但し私達から積極的には潰してないわよ。」
ん?なんか行き違いがある?
「…私たちはもともと”異世界転生した勇者や魔王、ダンマスを援助するため”の組織。」
「もともと冒険者ギルドもない、探索者もいない。飯はまずい、何もない世界が嫌でギルドを作ったらしいわ。」
確かに、俗にいうローファンタジーの最初の段階だと、中世ファンタジーに冒険者ギルドはなく、TRPGでも赤の他人4人以上がシートを作り参加するためには特殊な世界設定を必要とした。実際には存在しない。と言いたいが一応ドイツには”傭兵ギルド”で戦争に勝利した話があり、それがベースという話もある、が、どちらにしろ民間募集した冒険者が短期のバイトで、街の見回りをやるとかは普通の中世はありえない。その冒険者が”盗賊”になるかもしれないからだ。そう言う意味で、冒険者ギルドという”特殊設定”無しでは
「…そうなのか?」
「実際私が見た時にはあったけど…それも設立三か月とかよ。それまでは…その前は、そう言うのもなく、食事もそこまで旨いものもなく、冒険する意味もない。そんな場所だったのよ。今でいう勇者大陸は。」
想像もつかんな、立派な大都市とエルフの里…ん?
「…起業して大変。でも、いいことある、エルフの人権ある、それがいい。」
そう、そう言えばそうだ、この世界的に、ダンマス的にはエルフは”モンスター”だ。人類の敵側だ。それを無理やり、人間として認めさせたのか…。
「だから、私たち自体は余分な事をしないダンマスは…潰す気はなかったわよ。ただ…。」
「なんだ?」
「当時のギルドが成果主義で、勇者が暴走したのは事実よ。村の焼き討ちや…そう言う事迄したらしいのよ。無実の村とか…。そのことはいろいろ手いっぱいで気にかけて無かったけど、相当あの頃の…勇者もギルドもひどかったのは事実よ。」
なんか様子がおかしい。この辺。そう融和路線の会社がダンマスを潰しても気にかけない、その実力がある彼らが、いまでは、こんなに実力差が隔絶とした環境でさえ、気にかけている、どういう事だ?
「一つ聞いてみたかった。ギルドとは何だ?君たちは…何者だ?」
「私は私…という回答が欲しい?」
「…私。」
どうもネルさんは頷いているが、リューネは分かっているようだが…。
「最初のギルド…そして”最初の魔王”は、融和することを…ダンマスの支援を神に依頼された。そして最初からダンマスの役割は”勇者物語的に中ボス”の立ち位置よ。経験を積んでもらい…倒さる敵役、支援はするけど、人類敵としての役割があるのよ。ただ、それをダンマスには言わなかったらしいわ。だからこそ、どうなるのか、実験しているのでしょうね。あいつは…。」
「人類敵としての役割か…。」
ダンジョンは確かに人間を誘い込み、確かに奥深く経誘い込んで、殺す…そのために施設がある、10年かかろうが…いや、今では時間の概念の計算で5年人間をダンジョン内で生かせばその人を殺したと同等のDPが手に入る、が根本的には、いや私たちはこのロジックを発見するまでは…ダンジョンマスターは利益のために人間を殺すことに腐心したのではないか?シロウもそう言えば、勇者大陸にいた頃は当然のように人間を敵視し、モンスターを率いて戦争をしていたそうだ。勇者に滅ぼされるまで。捕虜にしてもそうだ。ダンジョンマスターとは何か、という問いが私にはある、意味が分からなくなってきた。
「まあ、私も襲えとは言われてないのよ。実際は。DP的には殺した方が有利でも、殺さない選択肢を掲げたのよ、最初の魔王は。一度聞いたことがあるの、なんでこんなことを思いついたのかってね。」
「最初の魔王か…。」
「この世界はどう見てもファンタジーじゃなかった。最初の頃のギルド商会は、文字通りギルドという”名前”の普通の商会だったそうよ。塩を売り、利益で儲けを出すね。そして、エルフも、モンスターを自然に溶け込ませることでスパイをしやすくする。という事らしいのよ。でもその時思ったのが…。これでは”面白くない”だそうよ。」
面白くない…か。建築家も、ゲームもそうだ。面白いから研究もする。根本的な事だな。
「ファンタジーみたいな自分たちは力を持っていても、それはその世界にはないのよ。だから”作った”、それからよ。神様が、ダンマス補助の役割を出したのは。」
あの神様が茶々を入れたのか。それでちぐはぐに…。
「だからまあ…何者かと言われれば今は…。ダンマスを助ける者…かな?敵ではないつもりよ、ただし敵対するなら潰すけどさ。」
敵ではないか…。」
「信用していいのか?」
こっちを敵対的に見ていたこともあるはずだが?
「今は条約を結んでいるから・・・・好戦的ではないと思うわ。だから、こうして来ている、」
敵ではない…か。真実が分からない。そして、本当にそれは敵なのか。って事だ。なんだろう、いろいろ複雑に見えてきた。そして…本当の敵は誰なのか。
「そこが妙なのよね。だからこそ、ダンジョンの本当の役割は分からないのよ。ただ私たちはどう転がっても最終的に隙間さえあれば…。戦うようにできている、そう思ってる、実際勇者を取り込むのは数段上の…幸運と、運命の導きという者がないと、教授含め何回も私たちは死ぬほどの危機を背負ってきたのよ。」
「…そうなの?」
「あんたらが勇者を派遣して、ダンジョンを潰していたのではないか?」
ネルさんも聞いてしまっているあたり、この辺、どうも色々あるのか?
「私たちに戦いを挑むならね。但し私達から積極的には潰してないわよ。」
ん?なんか行き違いがある?
「…私たちはもともと”異世界転生した勇者や魔王、ダンマスを援助するため”の組織。」
「もともと冒険者ギルドもない、探索者もいない。飯はまずい、何もない世界が嫌でギルドを作ったらしいわ。」
確かに、俗にいうローファンタジーの最初の段階だと、中世ファンタジーに冒険者ギルドはなく、TRPGでも赤の他人4人以上がシートを作り参加するためには特殊な世界設定を必要とした。実際には存在しない。と言いたいが一応ドイツには”傭兵ギルド”で戦争に勝利した話があり、それがベースという話もある、が、どちらにしろ民間募集した冒険者が短期のバイトで、街の見回りをやるとかは普通の中世はありえない。その冒険者が”盗賊”になるかもしれないからだ。そう言う意味で、冒険者ギルドという”特殊設定”無しでは
「…そうなのか?」
「実際私が見た時にはあったけど…それも設立三か月とかよ。それまでは…その前は、そう言うのもなく、食事もそこまで旨いものもなく、冒険する意味もない。そんな場所だったのよ。今でいう勇者大陸は。」
想像もつかんな、立派な大都市とエルフの里…ん?
「…起業して大変。でも、いいことある、エルフの人権ある、それがいい。」
そう、そう言えばそうだ、この世界的に、ダンマス的にはエルフは”モンスター”だ。人類の敵側だ。それを無理やり、人間として認めさせたのか…。
「だから、私たち自体は余分な事をしないダンマスは…潰す気はなかったわよ。ただ…。」
「なんだ?」
「当時のギルドが成果主義で、勇者が暴走したのは事実よ。村の焼き討ちや…そう言う事迄したらしいのよ。無実の村とか…。そのことはいろいろ手いっぱいで気にかけて無かったけど、相当あの頃の…勇者もギルドもひどかったのは事実よ。」
なんか様子がおかしい。この辺。そう融和路線の会社がダンマスを潰しても気にかけない、その実力がある彼らが、いまでは、こんなに実力差が隔絶とした環境でさえ、気にかけている、どういう事だ?
「一つ聞いてみたかった。ギルドとは何だ?君たちは…何者だ?」
「私は私…という回答が欲しい?」
「…私。」
どうもネルさんは頷いているが、リューネは分かっているようだが…。
「最初のギルド…そして”最初の魔王”は、融和することを…ダンマスの支援を神に依頼された。そして最初からダンマスの役割は”勇者物語的に中ボス”の立ち位置よ。経験を積んでもらい…倒さる敵役、支援はするけど、人類敵としての役割があるのよ。ただ、それをダンマスには言わなかったらしいわ。だからこそ、どうなるのか、実験しているのでしょうね。あいつは…。」
「人類敵としての役割か…。」
ダンジョンは確かに人間を誘い込み、確かに奥深く経誘い込んで、殺す…そのために施設がある、10年かかろうが…いや、今では時間の概念の計算で5年人間をダンジョン内で生かせばその人を殺したと同等のDPが手に入る、が根本的には、いや私たちはこのロジックを発見するまでは…ダンジョンマスターは利益のために人間を殺すことに腐心したのではないか?シロウもそう言えば、勇者大陸にいた頃は当然のように人間を敵視し、モンスターを率いて戦争をしていたそうだ。勇者に滅ぼされるまで。捕虜にしてもそうだ。ダンジョンマスターとは何か、という問いが私にはある、意味が分からなくなってきた。
「まあ、私も襲えとは言われてないのよ。実際は。DP的には殺した方が有利でも、殺さない選択肢を掲げたのよ、最初の魔王は。一度聞いたことがあるの、なんでこんなことを思いついたのかってね。」
「最初の魔王か…。」
「この世界はどう見てもファンタジーじゃなかった。最初の頃のギルド商会は、文字通りギルドという”名前”の普通の商会だったそうよ。塩を売り、利益で儲けを出すね。そして、エルフも、モンスターを自然に溶け込ませることでスパイをしやすくする。という事らしいのよ。でもその時思ったのが…。これでは”面白くない”だそうよ。」
面白くない…か。建築家も、ゲームもそうだ。面白いから研究もする。根本的な事だな。
「ファンタジーみたいな自分たちは力を持っていても、それはその世界にはないのよ。だから”作った”、それからよ。神様が、ダンマス補助の役割を出したのは。」
あの神様が茶々を入れたのか。それでちぐはぐに…。
「だからまあ…何者かと言われれば今は…。ダンマスを助ける者…かな?敵ではないつもりよ、ただし敵対するなら潰すけどさ。」
敵ではないか…。」
「信用していいのか?」
こっちを敵対的に見ていたこともあるはずだが?
「今は条約を結んでいるから・・・・好戦的ではないと思うわ。だから、こうして来ている、」
敵ではない…か。真実が分からない。そして、本当にそれは敵なのか。って事だ。なんだろう、いろいろ複雑に見えてきた。そして…本当の敵は誰なのか。
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