上 下
807 / 1,276
第19章 VS飛鳥

第799話 季節の挨拶からつばぜり合いが始まる事もある。

しおりを挟む
 ダンジョンに戻ったついでに偵察部隊のうち一名に”ペクダミン草”の確保を依頼。また、動植物の確保、登録の依頼である。こうすることで何かあるのかもしれない。そしてダンジョンゲートから…ゴールディに戻ると。500名のシルキーたちを待機させる、
「後は待つだけだな…。」
 ただ、今回は当然部屋の出入り口を見られては困る、そこで、裏口を作って。そこからの出入りだ。
「クックック、準備はできたようだね。」
「…来た。」
 来たのはいつも通りやたらフットワークの軽いこの教授とネルさんと…ん?ミーアさんもいる、
「来たのだ。」
「ようこそ・・・。」
 今回は首を引っ込め…私一人だ。後で出すが…。
「まあ…面白いくらい今、自動ゴーレム車でにぎわっているね。私としては…この開発は…難しいとみている。これいくらだね?」
「予想よりかかっていますよ、特に…。」
「分かっている、だからこそだ。考えたこともないデザイン、我が魔道具開発班の者たちがハッスルしていたよ。」
 確かに、魔道具の回路の改正は、こっちの魔道具を基に解析したからな…。
「あれ、揺れる。」
「まだ開発が欲しいですね…ただ依頼できるなら板バネや油圧ダンパーなど。できますが…今だとまだ盗まれる危険性のほうが高く…。」
「…教授。」
「季節の挨拶はこれ位にしようかね。」
 なんか、ストレートより痛い季節の挨拶だな。
「では行こうかね…。」
「出来たよー。ここでいいのだ―?」
 そう言えばミーアさんがいないな…。
「前に見た時に裏口があったからな…そこでいいかね?」
 ちゃんと木を使ってくれたらしい。
「それで。」
「…行く、行き、帰り、払う。」
 その現場である裏口に来ると、土魔法で覆いが出来ていた。…建物の中に戻って中に入るとミーアさんが階段を出していた。
「ここに入るのだ―!」
「じゃあ、みんな!行くぞ!」
 そう言うとわがダンジョンから…総勢500名のシルキーたちの更新が魔界に突入していく。
「シルキーたちなのだ!どこまでいるのだ!?」
 流石の彼女も驚いたようだ。
「総勢500名の突貫工事要因だ。」
 本来の船の工事はもっと多いかもしれない。ただし…船大工の経験は全員に無い。が今回は船幽霊の内装工事だ。建築において大切場バランスは…気にしたなくていい。そして私も魔界に入る、そこは…懐かしきシオバニラの町なのだが・・・なんか…。
「クックック。一応ここで工事してもらう、警備は我々が行う。」
 驚いた、大体シオバニラから半日の所にある、私が言ったドックと同じ形態の…飛鳥の外見だけ完成した…どころだった。
「よう。大変だな。」
「相良さん。お久しぶりです。」
「とりあえずよ。早速頼む。」
 今回の計画は…実は本来ダンジョンはパーツを砕いて渡しても…建築は成立する、ダンジョンコアが整頓して配置してくれるからだ。がここで体内ダンジョンの問題が出てくる、ダンジョンはマスターと二人三脚であり、処理部分はコアが行う。がその部分も全部自分でやらないといけない、DPでの登録、読み取り。そして、配置もだ。しかも現実型のダンジョンの体内ダンジョンなので、エリア指定できるが…大きさが一緒となる、その為…配置をまず当人の覚えてもらわないといけない。しかも規模が大きくなると、その分取り込むDPが大きくなる。そこで…私たちが実際船の中で工事を行い、構築する、という事になった、これが相手のDP被害を抑える最善の方法だと信じている、
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない… そんな中、夢の中の本を読むと、、、

魔法のせいだからって許せるわけがない

ユウユウ
ファンタジー
 私は魅了魔法にかけられ、婚約者を裏切って、婚約破棄を宣言してしまった。同じように魔法にかけられても婚約者を強く愛していた者は魔法に抵抗したらしい。  すべてが明るみになり、魅了がとけた私は婚約者に謝罪してやり直そうと懇願したが、彼女はけして私を許さなかった。

(完)聖女様は頑張らない

青空一夏
ファンタジー
私は大聖女様だった。歴史上最強の聖女だった私はそのあまりに強すぎる力から、悪魔? 魔女?と疑われ追放された。 それも命を救ってやったカール王太子の命令により追放されたのだ。あの恩知らずめ! 侯爵令嬢の色香に負けやがって。本物の聖女より偽物美女の侯爵令嬢を選びやがった。 私は逃亡中に足をすべらせ死んだ? と思ったら聖女認定の最初の日に巻き戻っていた!! もう全力でこの国の為になんか働くもんか! 異世界ゆるふわ設定ご都合主義ファンタジー。よくあるパターンの聖女もの。ラブコメ要素ありです。楽しく笑えるお話です。(多分😅)

側妃ですか!? ありがとうございます!!

Ryo-k
ファンタジー
『側妃制度』 それは陛下のためにある制度では決してなかった。 ではだれのためにあるのか…… 「――ありがとうございます!!」

絶対に間違えないから

mahiro
恋愛
あれは事故だった。 けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。 だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。 何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。 どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。 私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。

義妹がピンク色の髪をしています

ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

婚約破棄は誰が為の

瀬織董李
ファンタジー
学園の卒業パーティーで起こった婚約破棄。 宣言した王太子は気付いていなかった。 この婚約破棄を誰よりも望んでいたのが、目の前の令嬢であることを…… 10話程度の予定。1話約千文字です 10/9日HOTランキング5位 10/10HOTランキング1位になりました! ありがとうございます!!

処理中です...