775 / 1,264
第19章 VS飛鳥
第768話 偽装工作には理由付けで必然性が欲しい。
しおりを挟む
ゴールディには簡単には入れた。行商人のゴーレム車と、ギルドの金カードのおかげだ。ただ仁義的に冒険者ギルドにあいさつには向かった。・・・ここは水木、アランと3名だ。アラン王子は地味に尊大な態度をしつつも中身は純朴な青年で、根が善人だ。一応水木も金カードである、ゴールディのギルドは入ってみると、人がいっぱいだ、その上、役所をほうふつとさせる広さと、受付の多さだ。その係員も全員エルフとなっており、田舎のギルド(フランチャイズ)とは気合の入り方が違う、私体は近くの木の椅子に座ると、周りを見渡す、ここはワークギルドらしく、職を求める者や買い取りでせわしなく人が往復する、忙しい場所だな…。
「…お前たちは…。」
いつの間にか…前に見た交渉役のハイエルフのミルカスの姿が…。
「仁義通しだ。挨拶だな。」
「ふむ、来るといい。ギルドマスターも会いたいとの事だ。」
「お前じゃないのか?」
「地区担当は違う人だ。」
よくあるミルカスクラスに声を掛けられてギルド員がビビるとか、そう言う演出があるのかと思ったがない。というより忙しすぎて、そう言う環境にない、
「ここはこんなに忙しいのか?」
「ああ、そうだ、ここは道中に出会ったモンスターや、そこにある護衛の依頼の依頼表とか・・・結構多いんだ。」
所々で、商人相手に一礼をして給料を受け取る冒険者たちの姿もあるな。
「あんたらは今回…。」
「一応イーハ商会だな。・・・できれば支店を置かせてもらえると嬉しいが…。」
「ここは一応”山岳同盟”の領域だ。そこはこれからであるし、私の管轄ではない。
それは入る時に分かっている、だからこそ、あいさつに来たんだ。ここで無視していると、けんかに来たとか悪だくみとか勘繰られる、ただ、やろうと思えば幻の…コイン召喚で作った分割ダンジョンで何とかカバーできるが…。宿屋にいる護衛達次第か…。しばらく階段を上がり、声が聞こえる通りを超える、ここはどうも…商談室のようだが。その上か…。
「ここだ。」
しばらく歩いた3Fの先にあるのがギルドマスタールームだ。
「よう。」
「ようこそニャー。」
「イツキ…。」
それは”掘り屋”イツキとの再会だった。
「どうしてここに?」
そう、イツキたち掘り屋のメンツはケイブシティにいるはずだった。
「ギルドマスターは戦力らしい、だから俺達だけはゲートでの移動が認められている」
そう言う事か、当然このギルドは”ネルの植物公園”の範囲だ。ゲートは本来”出入口2個”の効果を使ったものだ。只だ。少ない人数なら許可が出る、
「というより、あんたらが何でここに?と俺が聞きたい。」
「ケイブから、ゴーレム車の試作をしつつだ。第一何処から移動してきたの、ある程度の偽装が欲しいだろうが。」
「あ…。」
ゲート慣れしすぎだ。普通の人間は決して、転移魔法とかない。なので移動して、噂を作らないと不味い。
「…それにここからは例の”500人職人”を同行させる、その為にしばらく領域の一か所を開けて欲しいと頼む予定だ。」「
その瞬間にイツキたちが申し訳ない顔になった。
「…すまねえ。急にお前たちが現れたとか聞いて。千鳥万花の事を疑った。そこまで考えてくれているんだな。」」
「すまないニャ。」
「いや、いいんだ。後、その関係でここにイーハ商会の支店を置く話をしたい。
「確かに、ここに支店があればという要望は来ているんだ。」
「その為の登録をしたい。できればこの国の商売関連について聞かせてほしい。」
「思ったよりも商人承認してるにゃ、そう言えば小鳥のミヨちゃんは元気ニャ?」
ニャーコが…何か白いドリンクを。
「ああ、そいつは水で薄めた甘酒だ。健康飲料で好きだぞ。」
「すまない、貰うぞ。」
地味に…濃い味だな、妙に甘い。がこれもありか…。」
「確かに、イーハ商会に関しては、ここの利権は俺達の管轄だ、構わない。」
「いいのか、ドルカスに聞かなくて。」
隣に控えるエルフをイツキが一瞥する、
「俺は、賛同側さ。でもこいつらが気に食わないからだとよ。」
確かにそうだが・・・ダンジョン領域の権限は全て”ダンジョンマスター”が持つ。だからこそできる話だろう。
「支店に関しては・・・開いてる場所を聞きに、ニャーコ、案内頼む。」
「分かったニャ。その間に伺い立てておくわ。」
そして、私たちは部屋を出た。
「…お前たちは…。」
いつの間にか…前に見た交渉役のハイエルフのミルカスの姿が…。
「仁義通しだ。挨拶だな。」
「ふむ、来るといい。ギルドマスターも会いたいとの事だ。」
「お前じゃないのか?」
「地区担当は違う人だ。」
よくあるミルカスクラスに声を掛けられてギルド員がビビるとか、そう言う演出があるのかと思ったがない。というより忙しすぎて、そう言う環境にない、
「ここはこんなに忙しいのか?」
「ああ、そうだ、ここは道中に出会ったモンスターや、そこにある護衛の依頼の依頼表とか・・・結構多いんだ。」
所々で、商人相手に一礼をして給料を受け取る冒険者たちの姿もあるな。
「あんたらは今回…。」
「一応イーハ商会だな。・・・できれば支店を置かせてもらえると嬉しいが…。」
「ここは一応”山岳同盟”の領域だ。そこはこれからであるし、私の管轄ではない。
それは入る時に分かっている、だからこそ、あいさつに来たんだ。ここで無視していると、けんかに来たとか悪だくみとか勘繰られる、ただ、やろうと思えば幻の…コイン召喚で作った分割ダンジョンで何とかカバーできるが…。宿屋にいる護衛達次第か…。しばらく階段を上がり、声が聞こえる通りを超える、ここはどうも…商談室のようだが。その上か…。
「ここだ。」
しばらく歩いた3Fの先にあるのがギルドマスタールームだ。
「よう。」
「ようこそニャー。」
「イツキ…。」
それは”掘り屋”イツキとの再会だった。
「どうしてここに?」
そう、イツキたち掘り屋のメンツはケイブシティにいるはずだった。
「ギルドマスターは戦力らしい、だから俺達だけはゲートでの移動が認められている」
そう言う事か、当然このギルドは”ネルの植物公園”の範囲だ。ゲートは本来”出入口2個”の効果を使ったものだ。只だ。少ない人数なら許可が出る、
「というより、あんたらが何でここに?と俺が聞きたい。」
「ケイブから、ゴーレム車の試作をしつつだ。第一何処から移動してきたの、ある程度の偽装が欲しいだろうが。」
「あ…。」
ゲート慣れしすぎだ。普通の人間は決して、転移魔法とかない。なので移動して、噂を作らないと不味い。
「…それにここからは例の”500人職人”を同行させる、その為にしばらく領域の一か所を開けて欲しいと頼む予定だ。」「
その瞬間にイツキたちが申し訳ない顔になった。
「…すまねえ。急にお前たちが現れたとか聞いて。千鳥万花の事を疑った。そこまで考えてくれているんだな。」」
「すまないニャ。」
「いや、いいんだ。後、その関係でここにイーハ商会の支店を置く話をしたい。
「確かに、ここに支店があればという要望は来ているんだ。」
「その為の登録をしたい。できればこの国の商売関連について聞かせてほしい。」
「思ったよりも商人承認してるにゃ、そう言えば小鳥のミヨちゃんは元気ニャ?」
ニャーコが…何か白いドリンクを。
「ああ、そいつは水で薄めた甘酒だ。健康飲料で好きだぞ。」
「すまない、貰うぞ。」
地味に…濃い味だな、妙に甘い。がこれもありか…。」
「確かに、イーハ商会に関しては、ここの利権は俺達の管轄だ、構わない。」
「いいのか、ドルカスに聞かなくて。」
隣に控えるエルフをイツキが一瞥する、
「俺は、賛同側さ。でもこいつらが気に食わないからだとよ。」
確かにそうだが・・・ダンジョン領域の権限は全て”ダンジョンマスター”が持つ。だからこそできる話だろう。
「支店に関しては・・・開いてる場所を聞きに、ニャーコ、案内頼む。」
「分かったニャ。その間に伺い立てておくわ。」
そして、私たちは部屋を出た。
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界なんて救ってやらねぇ
千三屋きつね
ファンタジー
勇者として招喚されたおっさんが、折角強くなれたんだから思うまま自由に生きる第二の人生譚(第一部)
想定とは違う形だが、野望を実現しつつある元勇者イタミ・ヒデオ。
結構強くなったし、油断したつもりも無いのだが、ある日……。
色んな意味で変わって行く、元おっさんの異世界人生(第二部)
期せずして、世界を救った元勇者イタミ・ヒデオ。
平和な生活に戻ったものの、魔導士としての知的好奇心に終わりは無く、新たなる未踏の世界、高圧の海の底へと潜る事に。
果たして、そこには意外な存在が待ち受けていて……。
その後、運命の刻を迎えて本当に変わってしまう元おっさんの、ついに終わる異世界人生(第三部)
【小説家になろうへ投稿したものを、アルファポリスとカクヨムに転載。】
【第五巻第三章より、アルファポリスに投稿したものを、小説家になろうとカクヨムに転載。】
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
百花繚乱 〜国の姫から極秘任務を受けた俺のスキルの行くところ〜
幻月日
ファンタジー
ーー時は魔物時代。
魔王を頂点とする闇の群勢が世界中に蔓延る中、勇者という職業は人々にとって希望の光だった。
そんな勇者の一人であるシンは、逃れ行き着いた村で村人たちに魔物を差し向けた勇者だと勘違いされてしまい、滞在中の兵団によってシーラ王国へ送られてしまった。
「勇者、シン。あなたには魔王の城に眠る秘宝、それを盗み出して来て欲しいのです」
唐突にアリス王女に突きつけられたのは、自分のようなランクの勇者に与えられる任務ではなかった。レベル50台の魔物をようやく倒せる勇者にとって、レベル100台がいる魔王の城は未知の領域。
「ーー王女が頼む、その任務。俺が引き受ける」
シンの持つスキルが頼りだと言うアリス王女。快く引き受けたわけではなかったが、シンはアリス王女の頼みを引き受けることになり、魔王の城へ旅立つ。
これは魔物が世界に溢れる時代、シーラ王国の姫に頼まれたのをきっかけに魔王の城を目指す勇者の物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
「専門職に劣るからいらない」とパーティから追放された万能勇者、教育係として新人と組んだらヤベェ奴らだった。俺を追放した連中は自滅してるもよう
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「近接は戦士に劣って、魔法は魔法使いに劣って、回復は回復術師に劣る勇者とか、居ても邪魔なだけだ」
パーティを組んでBランク冒険者になったアンリ。
彼は世界でも稀有なる才能である、全てのスキルを使う事が出来るユニークスキル「オールラウンダー」の持ち主である。
彼は「オールラウンダー」を持つ者だけがなれる、全てのスキルに適性を持つ「勇者」職についていた。
あらゆるスキルを使いこなしていた彼だが、専門職に劣っているという理由でパーティを追放されてしまう。
元パーティメンバーから装備を奪われ、「アイツはパーティの金を盗んだ」と悪評を流された事により、誰も彼を受け入れてくれなかった。
孤児であるアンリは帰る場所などなく、途方にくれているとギルド職員から新人の教官になる提案をされる。
「誰も組んでくれないなら、新人を育て上げてパーティを組んだ方が良いかもな」
アンリには夢があった。かつて災害で家族を失い、自らも死ぬ寸前の所を助けてくれた冒険者に礼を言うという夢。
しかし助けてくれた冒険者が居る場所は、Sランク冒険者しか踏み入ることが許されない危険な土地。夢を叶えるためにはSランクになる必要があった。
誰もパーティを組んでくれないのなら、多少遠回りになるが、育て上げた新人とパーティを組みSランクを目指そう。
そう思い提案を受け、新人とパーティを組み心機一転を図るアンリ。だが彼の元に来た新人は。
モンスターに追いかけ回されて泣き出すタンク。
拳に攻撃魔法を乗せて戦う殴りマジシャン。
ケガに対して、気合いで治せと無茶振りをする体育会系ヒーラー。
どいつもこいつも一癖も二癖もある問題児に頭を抱えるアンリだが、彼は持ち前の万能っぷりで次々と問題を解決し、仲間たちとSランクを目指してランクを上げていった。
彼が新人教育に頭を抱える一方で、彼を追放したパーティは段々とパーティ崩壊の道を辿ることになる。彼らは気付いていなかった、アンリが近接、遠距離、補助、“それ以外”の全てを1人でこなしてくれていた事に。
※ 人間、エルフ、獣人等の複数ヒロインのハーレム物です。
※ 小説家になろうさんでも投稿しております。面白いと感じたらそちらもブクマや評価をしていただけると励みになります。
※ イラストはどろねみ先生に描いて頂きました。
3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる