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第19章 VS飛鳥
第752話 愚かな上司と優秀な部下が最善の世界。
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「…でもこれ…向こうが全部飲んだだわさ?」
「ただし大方、金額は技術料で後払いにさせてもらう事になった。」
「技術として…向こうにモーターの技術を開発させ、取り込む。後ガラスもあんたが言った通りに呼び水としていい感じだった。」
実は金属も全部出していいなら。…ガラスも、ポリエステルも、ウレタンも全部…ようやく全種類生産できるようになった。やっと例の商品見本を10t集め。鉱山設置が可能となった。合金もだ。その為1g単位で金属は出せる上に地味に…金属は鉱山まで可能になると、安くなる。設定として人間に鉱山で掘らせて、回収すれば…只に近い金額で手に入るからだ。その為材料はガラス含め全部出せる。しかも耐熱フィルター込みでだ。ガラスに耐熱や耐衝撃を付加するにはそのガラスに薄いフィルターを張り付ける必要がある。まあ、専用カッターとか特殊な物が欲しいが…。その為向上に頼んで加工してもらう必要もある。そのフィルターも手に入ったのだ。係透明に見えてかなりの頑丈さをほこる。これを使ったゴーレムの登録を行っている、現在ダンパーやサスペンション付きゴーレムカーや板ゴーレムなどの開発だ。ついでに我がダンジョン、誰も挑んでこない。あのドランの放送以来、謎のダンジョンとなった。あのダンジョンは…難攻不落の一角となっている、そして…例の50kmブリッジランもある、そのせいで侵入に利益なしと見られた。ま、確かにミヨちゃん、
オウル、ウルフェの3人のどれかの突破は難しい。まあ、SNSの言い方だと、ダンジョンバトルであのルーム系のトラップを出されたら、ダンジョンバトルで相手がモンスターを出さなくても全滅の恐れがあると書かれてしまえば、だれもやり合いたくないだろう。って事だ。もっとおいしい餌が他にあるんだから。
「でも、向こうの本気度を測るとはいえ。どうだわさ?」
「向こうの理由もこちらに旨味は全然ない。むしろ敵に利する。だと思っている。」
「だわさ、でも不戦条約もあるから…ある程度はカバーしないと。」
一応不戦条約を行う事で、ダンマス業界は一時的な休息を得ることになった。自分たちが知っている限りその中に”草原諸国”は入っていないが。声明としては手を出さないと明言している、それくらい…自分たちの周りの”インスタンスダンジョン”潰しが優先されたのだ。気が付いていない奴もいるし、利用するものもいるその中で、リラシルトは…大方最高難易度の”食いこみにくさ”である。大金を持つギルドも、スキュラカンパニーも歯が立たない、相手は5人である。彼らから当然軍による制圧もあるだろう。私はありだと思っている、
「ふと思ったんだ、あそこで反政府運動とか…どうだ?」
「得策ではないだわさ。」
「あんたが珍しいな、市民に幸せとか言いそうだが…。」
「確かにそれが最善だわさ。但し今みたいな”外部からの食い込みを狙う上では、独裁者のほうがくみしやすいだわさ。」
「ん?」
「議会制は一見強固だわさ。ただし隙のなさは、今の状況では…狙いにくいだわさ。」
「議会制…あまりな…。」
「分かるだわさ。よくある2院制はこの権力をさらに薄くした…人類の知恵だと思っているだわさ。この強固さがない組織を狙い撃ちにできる。そしてそれが愚かな暴君であるうちは…そして市民への被害が薄いほど…ちょうどいいお飾りだわさ。そう考えていると思うだわさ。」
「愚かである利点か…。」
「愚かであり、それを認める者はある意味民主主義に匹敵する…とアチシは思っているだわさ。愚かさもやろうと思えば武器になるだわさ。そして行政もその多くは賢い下っ端と。頭の悪い上司でうまくいくだわさ・・・平和なうちは。」
「戦乱では違うと。」
「そうだわさ。そういう時はできそうな下っ端を生贄…いや、引っ張り出せばいいだわさ。その為の…人類という名の組織の物だわさ。今は平時のはずだわさ。」
聞けば聞くだけ、政治って奴が信じられなくなる発言だな。
「聞けば穀倉地帯を抱え、小麦の輸出が多い。」
「穀物が豊かで情報によるとタッパ芋とかいう…お化け穀物のある国だわさ。まず、籠城に持ち込んでも兵糧攻めが効かなさそうな。国だわさ。そうなると、考えるより強大な国だわさ。軍事侵攻も油断させて、組しないと思ったらやれる、というぐらいにしておくつもりだとみているだわさ。それに忘れているだわさ。」
「何が?」
「一般的なダンマスが”戦争嫌い”の日本人だわさ。腐っていようが血を見るよりましと考える…はずだわさ。」
そう言えばそうか、忘れていた…殺伐なイベントが多かったせいか忘れているが。ダンマスの多くは飛行機事故の際に乗っていた”日本人”が多い。当然アレルギー的戦争忌避があるはずだ。…現地の人間にあるかは不明だがな…。
「でも民衆から反対はないのか?」
「…ないはずだわさ。よくこういう名言があるだわさ”衣食足りて礼節を知る”という物だわさ。これは俗にいう”政治の格言”だわさ。」
「何だそれ?」
「飯が食えて、寒く無ければ礼節を知り人にやさしくできるだわさ。盗賊や犯罪をなくすなら飢えている人間に飯を出せば礼節をわきまえ、犯罪をしなくなる。という意味だわさ。犯罪抑止と支持率の為には市民を飢えさせてはならない。基礎だわさ。」
「そこに住はないんだな…。」
「…今いる場所が住だわさ。本当に飯が食えるならだれでも…移動するのがこの中世だわさ。」
そう言えばそうか…飯か…。
「ただし大方、金額は技術料で後払いにさせてもらう事になった。」
「技術として…向こうにモーターの技術を開発させ、取り込む。後ガラスもあんたが言った通りに呼び水としていい感じだった。」
実は金属も全部出していいなら。…ガラスも、ポリエステルも、ウレタンも全部…ようやく全種類生産できるようになった。やっと例の商品見本を10t集め。鉱山設置が可能となった。合金もだ。その為1g単位で金属は出せる上に地味に…金属は鉱山まで可能になると、安くなる。設定として人間に鉱山で掘らせて、回収すれば…只に近い金額で手に入るからだ。その為材料はガラス含め全部出せる。しかも耐熱フィルター込みでだ。ガラスに耐熱や耐衝撃を付加するにはそのガラスに薄いフィルターを張り付ける必要がある。まあ、専用カッターとか特殊な物が欲しいが…。その為向上に頼んで加工してもらう必要もある。そのフィルターも手に入ったのだ。係透明に見えてかなりの頑丈さをほこる。これを使ったゴーレムの登録を行っている、現在ダンパーやサスペンション付きゴーレムカーや板ゴーレムなどの開発だ。ついでに我がダンジョン、誰も挑んでこない。あのドランの放送以来、謎のダンジョンとなった。あのダンジョンは…難攻不落の一角となっている、そして…例の50kmブリッジランもある、そのせいで侵入に利益なしと見られた。ま、確かにミヨちゃん、
オウル、ウルフェの3人のどれかの突破は難しい。まあ、SNSの言い方だと、ダンジョンバトルであのルーム系のトラップを出されたら、ダンジョンバトルで相手がモンスターを出さなくても全滅の恐れがあると書かれてしまえば、だれもやり合いたくないだろう。って事だ。もっとおいしい餌が他にあるんだから。
「でも、向こうの本気度を測るとはいえ。どうだわさ?」
「向こうの理由もこちらに旨味は全然ない。むしろ敵に利する。だと思っている。」
「だわさ、でも不戦条約もあるから…ある程度はカバーしないと。」
一応不戦条約を行う事で、ダンマス業界は一時的な休息を得ることになった。自分たちが知っている限りその中に”草原諸国”は入っていないが。声明としては手を出さないと明言している、それくらい…自分たちの周りの”インスタンスダンジョン”潰しが優先されたのだ。気が付いていない奴もいるし、利用するものもいるその中で、リラシルトは…大方最高難易度の”食いこみにくさ”である。大金を持つギルドも、スキュラカンパニーも歯が立たない、相手は5人である。彼らから当然軍による制圧もあるだろう。私はありだと思っている、
「ふと思ったんだ、あそこで反政府運動とか…どうだ?」
「得策ではないだわさ。」
「あんたが珍しいな、市民に幸せとか言いそうだが…。」
「確かにそれが最善だわさ。但し今みたいな”外部からの食い込みを狙う上では、独裁者のほうがくみしやすいだわさ。」
「ん?」
「議会制は一見強固だわさ。ただし隙のなさは、今の状況では…狙いにくいだわさ。」
「議会制…あまりな…。」
「分かるだわさ。よくある2院制はこの権力をさらに薄くした…人類の知恵だと思っているだわさ。この強固さがない組織を狙い撃ちにできる。そしてそれが愚かな暴君であるうちは…そして市民への被害が薄いほど…ちょうどいいお飾りだわさ。そう考えていると思うだわさ。」
「愚かである利点か…。」
「愚かであり、それを認める者はある意味民主主義に匹敵する…とアチシは思っているだわさ。愚かさもやろうと思えば武器になるだわさ。そして行政もその多くは賢い下っ端と。頭の悪い上司でうまくいくだわさ・・・平和なうちは。」
「戦乱では違うと。」
「そうだわさ。そういう時はできそうな下っ端を生贄…いや、引っ張り出せばいいだわさ。その為の…人類という名の組織の物だわさ。今は平時のはずだわさ。」
聞けば聞くだけ、政治って奴が信じられなくなる発言だな。
「聞けば穀倉地帯を抱え、小麦の輸出が多い。」
「穀物が豊かで情報によるとタッパ芋とかいう…お化け穀物のある国だわさ。まず、籠城に持ち込んでも兵糧攻めが効かなさそうな。国だわさ。そうなると、考えるより強大な国だわさ。軍事侵攻も油断させて、組しないと思ったらやれる、というぐらいにしておくつもりだとみているだわさ。それに忘れているだわさ。」
「何が?」
「一般的なダンマスが”戦争嫌い”の日本人だわさ。腐っていようが血を見るよりましと考える…はずだわさ。」
そう言えばそうか、忘れていた…殺伐なイベントが多かったせいか忘れているが。ダンマスの多くは飛行機事故の際に乗っていた”日本人”が多い。当然アレルギー的戦争忌避があるはずだ。…現地の人間にあるかは不明だがな…。
「でも民衆から反対はないのか?」
「…ないはずだわさ。よくこういう名言があるだわさ”衣食足りて礼節を知る”という物だわさ。これは俗にいう”政治の格言”だわさ。」
「何だそれ?」
「飯が食えて、寒く無ければ礼節を知り人にやさしくできるだわさ。盗賊や犯罪をなくすなら飢えている人間に飯を出せば礼節をわきまえ、犯罪をしなくなる。という意味だわさ。犯罪抑止と支持率の為には市民を飢えさせてはならない。基礎だわさ。」
「そこに住はないんだな…。」
「…今いる場所が住だわさ。本当に飯が食えるならだれでも…移動するのがこの中世だわさ。」
そう言えばそうか…飯か…。
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