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第18章 水木さんは地味に大幹部さん
第724話 そこにあるのは現代船の…。
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まず、私たちはポルホイと呼ばれた海の町を歩いているのだが・・・確かにさみしい、イメージとしてはさびれた海の田舎町であり、
「俺の意見が反対されたのもわかるんだが、ここが寂しすぎるんだよ。ここは今はフォレスタ大陸北部とザガートン大陸を結ぶ航路の真ん中なんだ。」
「言っていいのか?」
「それでこれだ。この人の数なんだ。」
確かに見た感じまばらだ。というか、これならルーティの町のほうが人がいっぱいいるぞ。
「どうも海に住むという感覚が人間に無いんだ。そして、この大陸間航路の知名度が非常に低い。だから来る商人も向こうの地元商人達ぐらいしかいないんだ。」
「あ…。」
そうだ、この世界では”沿岸航路”含む海に対する認識がかなり薄い。そして地形を見るとそのほとんどの海際を険しい山々で囲まれその岸壁には誰も住んでいない。海の傍の町の数は私が知っているだけで8個だ。草原同盟の中央の”川下都市”から繋がる沿岸貿易拠点。ザガートン南部の砂漠側にある”砂海渡りの町”ザガートン南部の南端の漁村が数個ある”沿岸地域”、そしてリラシルトの”黄金街道の端”、フォレスタ大陸北西部”スキュラの領域”、商業連合首都、メッチャングの町勇者大陸のパルミダークの町で8つだ。この中で交易ができるまで大きいのはこの大陸間交通のこの場所と商業連合首都、メッチャングの町、そして川下都市の
5つだ。なお王国にも最近港町が出来たが。まだ交易というより舩森がいるだけって感じの村である、そして、それらすら”塩生産都市”としての活動がほとんどで、船による沿岸交易さえない。そう考えると、きついな。
「だから、まずこの辺を通る上客がいないんだよ。だから経済が空回ってるんだ。まずここをどうにかしないと、無人島開発なんで無理なんだよ。」
「ふむ…。」
「ダーリン。」
ついでに相良にはなぜか、結構顔の明るいというかイメージの明るい恋人みたいな秘書が付き添っている、
「説明を続けてくれ。」
なんか余りの仲の良さにグッとくるものがあるが、歩こう。
「で、最後の俺の船…予定はあれだ。」
…は?
「ちょっと待て、あれは飛鳥じゃないのか?」
日本が誇る”豪華客船”それが”飛鳥”である。バージョンは2か3まである。
「そうだ、でしかもあれ…大きすぎて誰も寄れねえ…。それにだ、俺のダンジョンだ、それを他人に弄らせる根性が分からねぇ。」
「確かにな、でもこれは?」
「最近何故か11個の世界の豪華客船のデータが入ってな。それに伴い変身してみたんだ、あれも俺の船だ。ここではできないが、あれは”赤城”でもあるんだ。」
あれだ。神様からの報酬のあれだ。そう言えばこの相良も海川も大貫も一応討伐に参加して報酬をもらったはずだ。
「戦艦か?」
「空母だな、燃料の加減で原子力というよりかダンジョン力空母だがな。」
それは凄いな、変身の可能性を見た気がする。
「でも、問題があってな」
「ああ。」
「内装、ないんだ。」
「は?」
「弾がないだけではなくて、あれ、ほぼ全部ハリボテ。」
「…。」
確かにそう言えばこの世界は”思い出召喚”にしても向こう世界のアイテムに対して規制が多い。その中で豪華客船の”内装”という最悪商店まで含めた総合デザインははっきり言って、費用がいくらになるのかわからない。
「で、リチャードは一番費用が掛かる俺の船の内装即ち”豪華客船一つの内装すべて”にかかる金額全部そっちにおっかぶせろと言い出したんだ。」
「…確かに、費用は莫大にかかりそうだな。」
「…いやそのくせこの大きさだろ。使わねえんだよ。今航路に使っている軽ガレオンでさえめったに満席にならないのによ。」
「あ…。」
さっきの話からしても、どう聞いても今のリラシルトの商人達もこの航路に魅力を感じていない。大陸間貿易であるが…そうなるとこの巨大客船を使うという考えはない。スッカスカの巨大客船なんて、誰が使うんだ?
「自己満足でしかねえんだよ。やってもらって。それはすまないと思うんだ、流石に依頼してもよ。」
「ふむ、確かにわかった。が私個人なら、この船の改装を依頼するぞ。」
「へ、なんでだよ。」
「そうだよ。ダーリンの言うとおりだよ。」
「…いやあな、船を停泊させたままホテルとして使えないのか?これ。」
「あ…。」
豪華客船は通称”海のホテル”なんだ。それをただ地上のホテルのするのが嫌ならまた考えればいい。 鳥海にはすぐ使う”貸し一”が向こうにある感覚だったと伝え、戻ることにした。まとまってからにしてほしい。
「俺の意見が反対されたのもわかるんだが、ここが寂しすぎるんだよ。ここは今はフォレスタ大陸北部とザガートン大陸を結ぶ航路の真ん中なんだ。」
「言っていいのか?」
「それでこれだ。この人の数なんだ。」
確かに見た感じまばらだ。というか、これならルーティの町のほうが人がいっぱいいるぞ。
「どうも海に住むという感覚が人間に無いんだ。そして、この大陸間航路の知名度が非常に低い。だから来る商人も向こうの地元商人達ぐらいしかいないんだ。」
「あ…。」
そうだ、この世界では”沿岸航路”含む海に対する認識がかなり薄い。そして地形を見るとそのほとんどの海際を険しい山々で囲まれその岸壁には誰も住んでいない。海の傍の町の数は私が知っているだけで8個だ。草原同盟の中央の”川下都市”から繋がる沿岸貿易拠点。ザガートン南部の砂漠側にある”砂海渡りの町”ザガートン南部の南端の漁村が数個ある”沿岸地域”、そしてリラシルトの”黄金街道の端”、フォレスタ大陸北西部”スキュラの領域”、商業連合首都、メッチャングの町勇者大陸のパルミダークの町で8つだ。この中で交易ができるまで大きいのはこの大陸間交通のこの場所と商業連合首都、メッチャングの町、そして川下都市の
5つだ。なお王国にも最近港町が出来たが。まだ交易というより舩森がいるだけって感じの村である、そして、それらすら”塩生産都市”としての活動がほとんどで、船による沿岸交易さえない。そう考えると、きついな。
「だから、まずこの辺を通る上客がいないんだよ。だから経済が空回ってるんだ。まずここをどうにかしないと、無人島開発なんで無理なんだよ。」
「ふむ…。」
「ダーリン。」
ついでに相良にはなぜか、結構顔の明るいというかイメージの明るい恋人みたいな秘書が付き添っている、
「説明を続けてくれ。」
なんか余りの仲の良さにグッとくるものがあるが、歩こう。
「で、最後の俺の船…予定はあれだ。」
…は?
「ちょっと待て、あれは飛鳥じゃないのか?」
日本が誇る”豪華客船”それが”飛鳥”である。バージョンは2か3まである。
「そうだ、でしかもあれ…大きすぎて誰も寄れねえ…。それにだ、俺のダンジョンだ、それを他人に弄らせる根性が分からねぇ。」
「確かにな、でもこれは?」
「最近何故か11個の世界の豪華客船のデータが入ってな。それに伴い変身してみたんだ、あれも俺の船だ。ここではできないが、あれは”赤城”でもあるんだ。」
あれだ。神様からの報酬のあれだ。そう言えばこの相良も海川も大貫も一応討伐に参加して報酬をもらったはずだ。
「戦艦か?」
「空母だな、燃料の加減で原子力というよりかダンジョン力空母だがな。」
それは凄いな、変身の可能性を見た気がする。
「でも、問題があってな」
「ああ。」
「内装、ないんだ。」
「は?」
「弾がないだけではなくて、あれ、ほぼ全部ハリボテ。」
「…。」
確かにそう言えばこの世界は”思い出召喚”にしても向こう世界のアイテムに対して規制が多い。その中で豪華客船の”内装”という最悪商店まで含めた総合デザインははっきり言って、費用がいくらになるのかわからない。
「で、リチャードは一番費用が掛かる俺の船の内装即ち”豪華客船一つの内装すべて”にかかる金額全部そっちにおっかぶせろと言い出したんだ。」
「…確かに、費用は莫大にかかりそうだな。」
「…いやそのくせこの大きさだろ。使わねえんだよ。今航路に使っている軽ガレオンでさえめったに満席にならないのによ。」
「あ…。」
さっきの話からしても、どう聞いても今のリラシルトの商人達もこの航路に魅力を感じていない。大陸間貿易であるが…そうなるとこの巨大客船を使うという考えはない。スッカスカの巨大客船なんて、誰が使うんだ?
「自己満足でしかねえんだよ。やってもらって。それはすまないと思うんだ、流石に依頼してもよ。」
「ふむ、確かにわかった。が私個人なら、この船の改装を依頼するぞ。」
「へ、なんでだよ。」
「そうだよ。ダーリンの言うとおりだよ。」
「…いやあな、船を停泊させたままホテルとして使えないのか?これ。」
「あ…。」
豪華客船は通称”海のホテル”なんだ。それをただ地上のホテルのするのが嫌ならまた考えればいい。 鳥海にはすぐ使う”貸し一”が向こうにある感覚だったと伝え、戻ることにした。まとまってからにしてほしい。
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