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第16章 途中退社は残された者がつらい
第657話 商売の基本はふれあい
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鳥海さんは散々俊三やんに謝った上で、帰還、私はこっちに残り、土や木のサンプルを取得した。ただ、今は紅葉の季節ではないので、楓の木は枯れ木だった。後、どうもモートリアから小麦の種が来ているのと、この地位も岩塩が主体の塩産業があった道だ。楓の木?印象に深いから覚えていた。まあ、後は普通の畜産の町で、この辺はモンスターの畜産を行っているらしくブランブルカウが飼われていた。その為牛乳がメイン産業だそうだ。
「では私が、軽く調査しますか…。」
ダークボックスから、ゴーレム車と、ゴーレムコアを取り出すと、周囲の素材て肉体を形成させ『イーハ商会行商人セット1』を出して、ゴーレム車に積み込んでいた。
「それは?」
「ああ、これか、イーハ商会が使う潜入用行商人セットだ。」
前にタミさんがザガートン大陸南部を旅した際に、毎回品物をを選んで補充するのが面倒だからと言われて登録した良く売れる商品セットだ。ついでにこれがパルマキア公国のショップにも並んでいる。中身は”シードル大樽(100ℓ)”三つ、”パークボアの燻製肉”100㎏相当。”革製小物入れなど加工品”20kg”革製衣類”ワンセット一箱となっている、これを摘んでおけば大抵の場所で、人が集まる、え?こんなもの商売にならん?現代ではそうだ。だがここは娯楽の薄い中世だ。行商人が音を立てて現れるだけで人が集まり、そしてこれらをほどほど安価に売ることで、村人を懐柔し、情報を得るのが目的のセットだ。だから酒とつまみが多めに配分されている、ついでにこれで馬車の6割が埋まる、あと4割は前の残りか運搬に寄るゴーレムの損耗を抑えた物にする。
「これが…。」
「一応行商はしていないが、イーハ商会のメイン商品だな。こっちでの、向こうだと”魔骨スープ”やリンゴ酵母パン。家具が乗る、」
「家具もあるんかのぉ?」
「ああ、ソファーとか、一品物が多いが、それなりの装飾の物が多い、」
現在この行商人セットは1から3がある、1は他大陸用のセット、2は、貴族向け家具付きのセット、革張りのソファーなどが追加される、主に国内に行商人で郁容のセットだ、よくシルキーゴーレム車部隊が持って行く、そして3番目は1番+駄菓子と酵母パンセット+蓄音機の通称”アイドル巡業セット”と呼ばれるセットだ。ミヨちゃん達がこれを持って行き村でダンスを披露し、その客の呼び込みにパンとリンゴサイダー(かなり薄めのシードル+リンゴ果汁)を売り、章を堪能してもらいおひねりを貰う、最初のパンは”入場券替わり”だ。それが意外といい売り上げと、ミヨちゃんの目立ちたいのと話したい趣味と合致するらしく、度々これを持って各地を旅芸人として回っているらしい、付き合わされているオウルがかわいそうだ。ついでに私が取り出したのは1番の普通セットだ。
「でも魔道具はどうするんじゃ?」
「ん?」
「この辺の行商人は魔道具をよく持って来ておっての。」
そう言えば、前の行商ん瓶も魔道具を持って来ていたな。
「また開発が必要だろうが、今回はイーハ商会、別の者が来たという扱いで行く。」
「儂も商品を見るためについて一定以下の?実際を見てみたいからのぉ。」
「まあいい。来てくれ。」
ゆっくりとゴーレム車を走らせる、スピードは人が歩くより少し早いくらいだ。これは…一足の車を意識したスピードにした。この中央山地の三つの村は非常にのどかであり、はっきり言って、ゆっくりとした時間が流れている、実際の研究を見ると俊三さん、意外とマッドな研究者だが。少し村から距離を置いている、ただ、それも気にならないくらい、今は小さい秋どれの麦の苗がなびいている、
「おおー!久々の商人様じゃ。」
なんか、遠くから歓声が上がる、子供たちが掛けてくる。大人たちも興味があるようだ、
「・・・あー、商人さん、今日は買い付け?」
「いや、私はリンシュメルトで知られた商人の”イーハ商会”の商人でね、各地を回って、酒や肉、食べ物を売っているんだ。」
ん?買い付け?
「そうか、魔道具屋ではなく別…見せてもらってもええか?」
おっさんらしい中年の髭の濃そうなオッサンが来た。
「トシさん、どうした?」
「ああ、通り道におったのでのぉ。載せてもらったんじゃ、こういうのにはの。」
俊三さんが下りると、パークボアの燻製肉や革製品をゴーレム車の前に置いていく、ついでに盗難とかを防止するため、このゴーレム車には幌が付いていて、地味に革による防御補強がなされている、ジーンズ加工はないため、これが限界だ。そしてこのホロ、地味にイーハ商会のマーク葉っぱと、その真ん中に”i”のマークをかたどった、商会のマークが刻まれている、
「イーハ商会は、食品と、革製品が売りの商売だ。面白いものがあったら見て行ってくれ、」
その言葉に村人たちが集まる、
「これは?」
「ああ、地元の猟師がとった肉の保存食にした奴だ、日に当てない限り長持ちする肉だ。」
地味に私はこの”燻製肉”が好きだ。イーハ商会聖はチップは地元にある期から選んだ最適な木と、リンゴの木の2種類で作られた甘い燻製肉だ。癖が強い。ただこの味は…。
「でも…。」
「まずは食ってみてくれ、こいつは面白い味だからさ。」
そう言うと、私は近くの燻製肉一つをナイフで切り出し、そのまま差し出す、これがこっちでの試食のマナーだ。これはミヨちゃんに聞いた。というのもこの世界ではまだ食器が未発達で手て食べるか、ナイフで切ったものを直接口に運ぶかだ。後は木の枝を削って作ったスプーンだ。これはスープ用で、それも稀な方だ。基本
スープは器を飲み干し、具は液体ごと口に入れてかみ砕くことが多い、反をしみさせることもあるが、それはドロッとしたスープの時だけで、基本はそれもない、ただ、この燻製肉、私たちは”肉の代わり”として販売しているが、時々営業に出かけるミヨちゃんによるとそうではない使い方様に3種類目の燻製肉がある、それが”塩漬けジャーキー”だ。これは山間部では特に珍重された”調味料”で濃厚な肉の味と、塩と油の混ざった場合によってはわざと血抜きしないままあえて血ごと”塩漬け”することにより、その血の旨味ごと閉じ込めた”出し”として用いられる、貴重なたんぱく源としても人気で、貧しい家計だとこれを一本買って一家4人が冬を過ごすという、そう言う味付け用だ、ついでに飲んでみたが、かなり濃い濃厚な味で、スープに欠片を入れるだけで、味が決まってしまう事もある、ついでに私は改良版として高級品用の”エルフ醤油ジャーキー”も作ってある、これは旨味が強すぎて、人欠片入れるとそれ以外の味がしない、野菜を入れてもだ。なので、ジャーキーマニア用として販売している、
「これは確かに…。」
こともが受け取ったジャーキーをずっと噛んでいる、これがもう一個の売りだ。硬いジャーキーは噛めば噛むだけ味がする、そして、これが病みつきになるのだ。
「どうだ?」
「いくらだ?」
「金貨1と言いたいが?」
「ふむぅ…。」
これもタミさんの行商データにより最適化されている、少し高めに吹っ掛けて相手に適した値段を探るのだ。
「後の商品も見せてもらっていいか?」
「構わない、そこの樽だ。酒でな。シードル酒という、」
「シードル?」
「ああ、万病に効くという伝説の木の実である”リンゴ”を発行させて作った、シュワシュワする世にも変わった酒だ。かなり甘くてうまい。」
このシードル、地味に人気が高い、特に濃厚な蒸留酒が嫌いな女性には高評価で、楽園から購入打診があったほどだ。
「酒か!」
村の大人たちがざわつき始める、
「最近リンシュメルトで人気という、大変珍しい酒だ。どうだ?」
「おじさん、これは?」
「それはその箱の奴一つ銀貨一枚だ。そっりの服は、銀貨20かな。」
その言葉に子供たちは小物の箱を、奥様方は服をあさり始める、
「ふむ…このカウ乳と、交換はだめかね。」
「カウ乳を聞いたことが無くてね、味見させてほしいが…。」
「ああ、すまない、後で持ってこよう、この子らもこういう商人が来るのが楽しみでね。」
こういう行商人も悪くないな…。
「では私が、軽く調査しますか…。」
ダークボックスから、ゴーレム車と、ゴーレムコアを取り出すと、周囲の素材て肉体を形成させ『イーハ商会行商人セット1』を出して、ゴーレム車に積み込んでいた。
「それは?」
「ああ、これか、イーハ商会が使う潜入用行商人セットだ。」
前にタミさんがザガートン大陸南部を旅した際に、毎回品物をを選んで補充するのが面倒だからと言われて登録した良く売れる商品セットだ。ついでにこれがパルマキア公国のショップにも並んでいる。中身は”シードル大樽(100ℓ)”三つ、”パークボアの燻製肉”100㎏相当。”革製小物入れなど加工品”20kg”革製衣類”ワンセット一箱となっている、これを摘んでおけば大抵の場所で、人が集まる、え?こんなもの商売にならん?現代ではそうだ。だがここは娯楽の薄い中世だ。行商人が音を立てて現れるだけで人が集まり、そしてこれらをほどほど安価に売ることで、村人を懐柔し、情報を得るのが目的のセットだ。だから酒とつまみが多めに配分されている、ついでにこれで馬車の6割が埋まる、あと4割は前の残りか運搬に寄るゴーレムの損耗を抑えた物にする。
「これが…。」
「一応行商はしていないが、イーハ商会のメイン商品だな。こっちでの、向こうだと”魔骨スープ”やリンゴ酵母パン。家具が乗る、」
「家具もあるんかのぉ?」
「ああ、ソファーとか、一品物が多いが、それなりの装飾の物が多い、」
現在この行商人セットは1から3がある、1は他大陸用のセット、2は、貴族向け家具付きのセット、革張りのソファーなどが追加される、主に国内に行商人で郁容のセットだ、よくシルキーゴーレム車部隊が持って行く、そして3番目は1番+駄菓子と酵母パンセット+蓄音機の通称”アイドル巡業セット”と呼ばれるセットだ。ミヨちゃん達がこれを持って行き村でダンスを披露し、その客の呼び込みにパンとリンゴサイダー(かなり薄めのシードル+リンゴ果汁)を売り、章を堪能してもらいおひねりを貰う、最初のパンは”入場券替わり”だ。それが意外といい売り上げと、ミヨちゃんの目立ちたいのと話したい趣味と合致するらしく、度々これを持って各地を旅芸人として回っているらしい、付き合わされているオウルがかわいそうだ。ついでに私が取り出したのは1番の普通セットだ。
「でも魔道具はどうするんじゃ?」
「ん?」
「この辺の行商人は魔道具をよく持って来ておっての。」
そう言えば、前の行商ん瓶も魔道具を持って来ていたな。
「また開発が必要だろうが、今回はイーハ商会、別の者が来たという扱いで行く。」
「儂も商品を見るためについて一定以下の?実際を見てみたいからのぉ。」
「まあいい。来てくれ。」
ゆっくりとゴーレム車を走らせる、スピードは人が歩くより少し早いくらいだ。これは…一足の車を意識したスピードにした。この中央山地の三つの村は非常にのどかであり、はっきり言って、ゆっくりとした時間が流れている、実際の研究を見ると俊三さん、意外とマッドな研究者だが。少し村から距離を置いている、ただ、それも気にならないくらい、今は小さい秋どれの麦の苗がなびいている、
「おおー!久々の商人様じゃ。」
なんか、遠くから歓声が上がる、子供たちが掛けてくる。大人たちも興味があるようだ、
「・・・あー、商人さん、今日は買い付け?」
「いや、私はリンシュメルトで知られた商人の”イーハ商会”の商人でね、各地を回って、酒や肉、食べ物を売っているんだ。」
ん?買い付け?
「そうか、魔道具屋ではなく別…見せてもらってもええか?」
おっさんらしい中年の髭の濃そうなオッサンが来た。
「トシさん、どうした?」
「ああ、通り道におったのでのぉ。載せてもらったんじゃ、こういうのにはの。」
俊三さんが下りると、パークボアの燻製肉や革製品をゴーレム車の前に置いていく、ついでに盗難とかを防止するため、このゴーレム車には幌が付いていて、地味に革による防御補強がなされている、ジーンズ加工はないため、これが限界だ。そしてこのホロ、地味にイーハ商会のマーク葉っぱと、その真ん中に”i”のマークをかたどった、商会のマークが刻まれている、
「イーハ商会は、食品と、革製品が売りの商売だ。面白いものがあったら見て行ってくれ、」
その言葉に村人たちが集まる、
「これは?」
「ああ、地元の猟師がとった肉の保存食にした奴だ、日に当てない限り長持ちする肉だ。」
地味に私はこの”燻製肉”が好きだ。イーハ商会聖はチップは地元にある期から選んだ最適な木と、リンゴの木の2種類で作られた甘い燻製肉だ。癖が強い。ただこの味は…。
「でも…。」
「まずは食ってみてくれ、こいつは面白い味だからさ。」
そう言うと、私は近くの燻製肉一つをナイフで切り出し、そのまま差し出す、これがこっちでの試食のマナーだ。これはミヨちゃんに聞いた。というのもこの世界ではまだ食器が未発達で手て食べるか、ナイフで切ったものを直接口に運ぶかだ。後は木の枝を削って作ったスプーンだ。これはスープ用で、それも稀な方だ。基本
スープは器を飲み干し、具は液体ごと口に入れてかみ砕くことが多い、反をしみさせることもあるが、それはドロッとしたスープの時だけで、基本はそれもない、ただ、この燻製肉、私たちは”肉の代わり”として販売しているが、時々営業に出かけるミヨちゃんによるとそうではない使い方様に3種類目の燻製肉がある、それが”塩漬けジャーキー”だ。これは山間部では特に珍重された”調味料”で濃厚な肉の味と、塩と油の混ざった場合によってはわざと血抜きしないままあえて血ごと”塩漬け”することにより、その血の旨味ごと閉じ込めた”出し”として用いられる、貴重なたんぱく源としても人気で、貧しい家計だとこれを一本買って一家4人が冬を過ごすという、そう言う味付け用だ、ついでに飲んでみたが、かなり濃い濃厚な味で、スープに欠片を入れるだけで、味が決まってしまう事もある、ついでに私は改良版として高級品用の”エルフ醤油ジャーキー”も作ってある、これは旨味が強すぎて、人欠片入れるとそれ以外の味がしない、野菜を入れてもだ。なので、ジャーキーマニア用として販売している、
「これは確かに…。」
こともが受け取ったジャーキーをずっと噛んでいる、これがもう一個の売りだ。硬いジャーキーは噛めば噛むだけ味がする、そして、これが病みつきになるのだ。
「どうだ?」
「いくらだ?」
「金貨1と言いたいが?」
「ふむぅ…。」
これもタミさんの行商データにより最適化されている、少し高めに吹っ掛けて相手に適した値段を探るのだ。
「後の商品も見せてもらっていいか?」
「構わない、そこの樽だ。酒でな。シードル酒という、」
「シードル?」
「ああ、万病に効くという伝説の木の実である”リンゴ”を発行させて作った、シュワシュワする世にも変わった酒だ。かなり甘くてうまい。」
このシードル、地味に人気が高い、特に濃厚な蒸留酒が嫌いな女性には高評価で、楽園から購入打診があったほどだ。
「酒か!」
村の大人たちがざわつき始める、
「最近リンシュメルトで人気という、大変珍しい酒だ。どうだ?」
「おじさん、これは?」
「それはその箱の奴一つ銀貨一枚だ。そっりの服は、銀貨20かな。」
その言葉に子供たちは小物の箱を、奥様方は服をあさり始める、
「ふむ…このカウ乳と、交換はだめかね。」
「カウ乳を聞いたことが無くてね、味見させてほしいが…。」
「ああ、すまない、後で持ってこよう、この子らもこういう商人が来るのが楽しみでね。」
こういう行商人も悪くないな…。
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