658 / 1,264
第16章 途中退社は残された者がつらい
第652話 木は建材として、人類に最も人気の素材
しおりを挟む
それから、みんなでかわるがわる木を切り、そして林業に伝わる縄を使った木登りなどを教え、そして木の余すことのない加工方法も伝えた。皮はともかく木の枝を切り取り、そして木にお湯を当てて柔らかくしての木の皮落とし、そして、乾燥方法についてだ。乾燥は特にやっておかないと変に柔らかい木々は後で伸縮し使い物にならなくなる、建物の寸法ごと狂うのだ。だからこそ、乾燥した木材の重要性を説く。
「これはもはや…。」
「産業ですな。」
「そうともいえる、こうして加工した木々は当然家具や、その他の物や防具などあらゆる箇所に使える、木の性質もあるが、場合によってはもっと大きなものも作れる、だからこそ、この林業の発達は欲しかった。
「でも気をみんなで切っていくと、森が怒らないか?」
古いお爺さんの一言で全員が止まる、
「我が地方にはこういう考えがある、木の性質なのだが、まず木は密集していると大きくならない、又病の木があると、それが移り、移動できない木々は腐り果てる、だからこそ、そう言う木を見つけては切り倒して、他の木を救うのも、むしろ森が感謝さえしてくれると思っている、本当に良い森は空気がうまい、いるだけで気持ち良い。」
これは…ある時の土木関連の懇親会で林業ツアーがあって、生きたくなかったが付き合いで行った林業体験ツアーで言われてたことだ。木材が高い理由をコンコンと説明してくれたよ、これ位ならもっと安くしてくれって自分は思ったが、こうした間伐材を建築材に使う事は少ない、なので間伐材をと言ったら、品質が安定しないとかなんとか。ぐぬぬぬ。ただ、この話を聞いて全員の目が白黒していた。
「森が死ぬ…ですか?」
「ああ、ありうる。木も病は時として発生する病には勝てない。その為、管理はむしろ重要だ、動物も健全な森林だと増える、だからこそ、森は管理する必要がある、」
「イーハ、それはわが領民で出来ないか?」
「出来るかもしれない。まずは木や森を知る事だ、それは…森を汚した事にはなるまい?」、
「そうだな!みんな!聞いたか、我々は魔導士様より新しい道しるべを貰ったぞ、森を買いたくせよ、森を知り木々を守るのだ!」
「おおー!モアレ様万歳!」
いつの間にか、あれ?モアレに万歳コールが起き、みんなでこぶしを突き上げていた。これがのちに言うルーティレンジャーと呼ばれる森林部隊の始まりだった尾はこの時は思わなかった。本当は、木を家具に用いたいだけなんだがな。
「わけわからんなこれ。」
これにより、水車小屋の傍にある程度の建物ができたが……なんと、兵舎ではなく”木工工場”が出来上がった。私も意味が分からん。まあ、モアレたちが木材に目覚め、森の管理を訴える、なんかエルフみたいと言ってはいけない。それにより完成したのが木工工場と500人の人員も何故か、木こりに変化。そしてそれは辺境公モアレお抱えの部隊となった。そして、水車小屋は、まあ、それを見て、木を切って加工する水力式回転ノコギリを作った。これにより木の加工が容易となり、どうも木を使った新たな狩猟方法や木登りの開発をするそうだ。しばらくはモアレたちに任せる、
「これはもはや…。」
「産業ですな。」
「そうともいえる、こうして加工した木々は当然家具や、その他の物や防具などあらゆる箇所に使える、木の性質もあるが、場合によってはもっと大きなものも作れる、だからこそ、この林業の発達は欲しかった。
「でも気をみんなで切っていくと、森が怒らないか?」
古いお爺さんの一言で全員が止まる、
「我が地方にはこういう考えがある、木の性質なのだが、まず木は密集していると大きくならない、又病の木があると、それが移り、移動できない木々は腐り果てる、だからこそ、そう言う木を見つけては切り倒して、他の木を救うのも、むしろ森が感謝さえしてくれると思っている、本当に良い森は空気がうまい、いるだけで気持ち良い。」
これは…ある時の土木関連の懇親会で林業ツアーがあって、生きたくなかったが付き合いで行った林業体験ツアーで言われてたことだ。木材が高い理由をコンコンと説明してくれたよ、これ位ならもっと安くしてくれって自分は思ったが、こうした間伐材を建築材に使う事は少ない、なので間伐材をと言ったら、品質が安定しないとかなんとか。ぐぬぬぬ。ただ、この話を聞いて全員の目が白黒していた。
「森が死ぬ…ですか?」
「ああ、ありうる。木も病は時として発生する病には勝てない。その為、管理はむしろ重要だ、動物も健全な森林だと増える、だからこそ、森は管理する必要がある、」
「イーハ、それはわが領民で出来ないか?」
「出来るかもしれない。まずは木や森を知る事だ、それは…森を汚した事にはなるまい?」、
「そうだな!みんな!聞いたか、我々は魔導士様より新しい道しるべを貰ったぞ、森を買いたくせよ、森を知り木々を守るのだ!」
「おおー!モアレ様万歳!」
いつの間にか、あれ?モアレに万歳コールが起き、みんなでこぶしを突き上げていた。これがのちに言うルーティレンジャーと呼ばれる森林部隊の始まりだった尾はこの時は思わなかった。本当は、木を家具に用いたいだけなんだがな。
「わけわからんなこれ。」
これにより、水車小屋の傍にある程度の建物ができたが……なんと、兵舎ではなく”木工工場”が出来上がった。私も意味が分からん。まあ、モアレたちが木材に目覚め、森の管理を訴える、なんかエルフみたいと言ってはいけない。それにより完成したのが木工工場と500人の人員も何故か、木こりに変化。そしてそれは辺境公モアレお抱えの部隊となった。そして、水車小屋は、まあ、それを見て、木を切って加工する水力式回転ノコギリを作った。これにより木の加工が容易となり、どうも木を使った新たな狩猟方法や木登りの開発をするそうだ。しばらくはモアレたちに任せる、
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
異世界なんて救ってやらねぇ
千三屋きつね
ファンタジー
勇者として招喚されたおっさんが、折角強くなれたんだから思うまま自由に生きる第二の人生譚(第一部)
想定とは違う形だが、野望を実現しつつある元勇者イタミ・ヒデオ。
結構強くなったし、油断したつもりも無いのだが、ある日……。
色んな意味で変わって行く、元おっさんの異世界人生(第二部)
期せずして、世界を救った元勇者イタミ・ヒデオ。
平和な生活に戻ったものの、魔導士としての知的好奇心に終わりは無く、新たなる未踏の世界、高圧の海の底へと潜る事に。
果たして、そこには意外な存在が待ち受けていて……。
その後、運命の刻を迎えて本当に変わってしまう元おっさんの、ついに終わる異世界人生(第三部)
【小説家になろうへ投稿したものを、アルファポリスとカクヨムに転載。】
【第五巻第三章より、アルファポリスに投稿したものを、小説家になろうとカクヨムに転載。】
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
私はただ、憧れのテントでゴロゴロしたいだけ。
もりのたぬき
ファンタジー
ある日、樹は残業続きでヘロヘロになりながら人通りの少ない真夜中の大通りを歩いていると、足元が突然光だし訳も分からないうちに真っ白な空間にへたりこんでいた。
「ここは何処…」
「ここは世界と世界の狭間じゃよ」
樹のつぶやきに答えた声の方を振り向くと、そこには真っ白な髭をたくわえた老人と、やけにお色気ムンムンの女性が居た。
なんだか知らないけど、異世界に召喚されてしまったらしい主人公、山野 樹(やまの いつき)
とりあえず安全な所に引きこもって、憧れのテントでゴロゴロしたい。ただそれだけの為に、異世界で生活を始める。
どんな物語になるか、作者もわかりません。
※小説家になろうにも投稿しています。
向こうの方がストーリーが先行していますので早く読みたい方はそちらをどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる