上 下
655 / 1,264
第16章 途中退社は残された者がつらい

第649話 やっぱり情勢が大事

しおりを挟む
 大隊募兵の間に…しかたないので、モアレの親父さんに会議にかけてもらい、取りあえず候補地を出してもらう間、こっちはダンジョン経営だ。どうもかなり多くの変更点があるらしく、それを鳥海が箇条書きにしてくれた。かなり大きいのは以下の物だ。

・変身が多頭は各戸別首ごと。及び人間が取得禁止に。但し憑依後は可能。又コストを10倍の10万スタートにする、
・大きさについて、大きさに合わせたステータス倍率になる、小さくなると減り、大きくなるとステータスも倍率になる、(INT込み)
・言語についても改定、レベル10上限化と、詠唱を言語内に同封。魔王語のコストを上昇。
・一部スキルの取得制限、魔法改定計画中。現在テスト計画中。
・新システム開発中。参加することでDPがもらえる、できるだけ参加したい。
・一部ランキング報酬を一年に一回支給に改定。突発ランキング停止。
・勇者召喚魔法の一時的停止。また”異世界の門”起動停止。
・フェンリルを一般モンスターに格下げ。それに代わるモンスター一体を追加する、
・王種作成の際の領地はダンマスは再取得不可。消去時に再取得可能となる、
・スキルのドロップと取得修正。ダンジョンによる”スキルオーブコピー”の禁止、
・スキャニングで手に入れられるスキルは一回生成するとリストから消滅、
・宝箱の階層配置数制限を強化。宝箱関連変化多数。

 メールの内容は関係者にしか伝わらないのでこれらの情報の多くは知っているか不明だが、これらは実際体感しているのでわかるが、大きいのは三つ、ランキング報酬の減少、大きさ関連による不正停止、そしてフェンリルの一般化、すなわちウルフェの弱体化だ。

・千鳥万花に伝えられた情報によると、現在召喚された勇者5名。転生した勇者8名。転生した異世界人27名。離散した異世界人9名。が現在この世界にいます、

 これが…鳥海が求めた情報だった。一応瑕疵があるので情報寄こせとごねた結果がこれらしい、まあ、対処もある、このうちうちらが抱えるのはジャンだ。これは…どうも”転生した異世界人”の欄に入っている、そしてこれは黒川の娘”美玖”もこれに入る、そして、教授によるともう2名確認しているらしい。一人はスキュラに。そしてもう一人はゴールディ周辺に。だそうだ。後私が知っている草原諸国の料理屋の人も、この類だろう。そして一応大下君とかいう勇者、教授、大野、里中。下村の5名の勇者と、その従者に異世界人が二人いるそうだ。これは水木情報だ。うち一人は”監視者”であり、リューネの弟子だという。流石、亜人と言ったところか。そして、転生勇者8名。これは…4名が九人済みだという、一人はザガートン南部で勇者を。、一人はどうもフォレスタの北部ホワルカナン北部にいるらしい、そして、もう一人はザガートン南部の大都市に、浮浪者でいるらしい。但し、ちらっと見ただけで、確認できず探索中。そしてあとの一人は…商業連合の太守の息子だ。この子供が問題で、勇者と知っているのは魔王国のエージェントのみ、そう、魔王国が商業連合と和平に踏み切ったのも、こいつがいるからだ。それなりに頭のいい子らしく向こうのダンマスとも接触するのではないかという…感じだ。ここで勇者と反目してはむこうの正義の名の下、こっちが断罪されかねない。そうしたら、勇者による。暴虐は”正統化”される、ダンマスが関わるとその行為は全部勇者にとって正当化されてしまう現象込みで。連中に勇者を使われたくないのだ。非戦闘勇者になってくれればよし、そうでないなら…最悪の事態も考える。ただ、水木が調べきれない勇者も一名いるらしく、しかも、転生勇者もひそかにギルドは確認していたことが分かったので、流石に向こうも抜け目ない。そう、向こうは勇者がここで消えても、転生勇者分が残っていたことを知っていたのだ。しかもそれをわざと含まなかった。それが質が悪い、それが今回の報告書の、見た感じ思ったところだ。
「今後の事も考え、ウルフェ。君をフェンリルプリンセスにする。」
「マスター。有り難き幸せ。」
 最後の王種に関する変更の為、私のダンジョンと、ミラージェのダンジョン面積は激減。天狐姫(コンちゃん)、ラクシャーサプリンセス(オウル)によるものだ。ついでにガルーダはシングルにつきいらない。だがフェンリルは最悪誰かが量産しうると判断。先んじてプリンセスをコストを払い取得する、これに伴い全ダンジョンを
レベル10まで上昇させた。サブタンジョンはメインのダンマスのLV迄DPのみで上げることができる、ついでに私も幻でごまかせるので、レベル10にあげた。ついでにこの産業都市のダンジョンの管理はミヨちゃんにした。そうでないと、こっちは三つのダンジョンの面積を減らしたので、産業都市の面積を確保できなくなった。
が、これによりウルフェ、オウル、ミヨちゃんの3名のダンジョンはレベル10になり、出入り口二つとなった。一応これで移動は確保できた。オウルはこれに伴い子爵国にダンジョンを持ち、出入り口二つ持ちとなった。但し、面積は不明。最悪オウルのダンジョンも王種の為に使うので、小さめに作ってもらった。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

そんなにホイホイ転生させんじゃねえ!転生者達のチートスキルを奪う旅〜好き勝手する転生者に四苦八苦する私〜

Open
ファンタジー
就活浪人生に片足を突っ込みかけている大学生、本田望結のもとに怪しげなスカウトメールが届く。やけになっていた望結は指定された教会に行ってみると・・・ 神様の世界でも異世界転生が流行っていて沢山問題が発生しているから解決するために異世界に行って転生者の体の一部を回収してこい?しかも給料も発生する? 月給30万円、昇給あり。衣食住、必要経費は全負担、残業代は別途支給。etc...etc... 新卒の私にとって魅力的な待遇に即決したけど・・・ とにかくやりたい放題の転生者。 何度も聞いた「俺なんかやっちゃいました?」       「俺は静かに暮らしたいのに・・・」       「まさか・・・手加減でもしているのか・・・?」       「これぐらい出来て普通じゃないのか・・・」 そんな転生者を担ぎ上げる異世界の住民達。 そして転生者に秒で惚れていく異世界の女性達によって形成されるハーレムの数々。 もういい加減にしてくれ!!! 小説家になろうでも掲載しております

異世界なんて救ってやらねぇ

千三屋きつね
ファンタジー
勇者として招喚されたおっさんが、折角強くなれたんだから思うまま自由に生きる第二の人生譚(第一部) 想定とは違う形だが、野望を実現しつつある元勇者イタミ・ヒデオ。 結構強くなったし、油断したつもりも無いのだが、ある日……。 色んな意味で変わって行く、元おっさんの異世界人生(第二部) 期せずして、世界を救った元勇者イタミ・ヒデオ。 平和な生活に戻ったものの、魔導士としての知的好奇心に終わりは無く、新たなる未踏の世界、高圧の海の底へと潜る事に。 果たして、そこには意外な存在が待ち受けていて……。 その後、運命の刻を迎えて本当に変わってしまう元おっさんの、ついに終わる異世界人生(第三部) 【小説家になろうへ投稿したものを、アルファポリスとカクヨムに転載。】 【第五巻第三章より、アルファポリスに投稿したものを、小説家になろうとカクヨムに転載。】

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

魔力0の俺は王家から追放された挙句なぜか体にドラゴンが棲みついた~伝説のドラゴンの魔力を手に入れた俺はちょっと王家を懲らしめようと思います~

きょろ
ファンタジー
この異世界には人間、動物を始め様々な種族が存在している。 ドラゴン、エルフ、ドワーフにゴブリン…多岐に渡る生物が棲むここは異世界「ソウルエンド」。 この世界で一番権力を持っていると言われる王族の“ロックロス家”は、その千年以上続く歴史の中で過去最大のピンチにぶつかっていた。 「――このロックロス家からこんな奴が生まれるとは…!!この歳まで本当に魔力0とは…貴様なんぞ一族の恥だ!出ていけッ!」 ソウルエンドの王でもある父親にそう言われた青年“レイ・ロックロス”。 十六歳の彼はロックロス家の歴史上……いや、人類が初めて魔力を生み出してから初の“魔力0”の人間だった―。 森羅万象、命ある全てのものに魔力が流れている。その魔力の大きさや強さに変化はあれど魔力0はあり得なかったのだ。 庶民ならいざ知らず、王族の、それもこの異世界トップのロックロス家にとってはあってはならない事態。 レイの父親は、面子も権力も失ってはならぬと極秘に“養子”を迎えた―。 成績優秀、魔力レベルも高い。見捨てた我が子よりも優秀な養子を存分に可愛がった父。 そして――。 魔力“0”と名前の“レイ”を掛けて魔法学校でも馬鹿にされ成績も一番下の“本当の息子”だったはずのレイ・ロックロスは十六歳になったこの日……遂に家から追放された―。 絶望と悲しみに打ちひしがれる……… 事はなく、レイ・ロックロスは清々しい顔で家を出て行った。 「ああ~~~めちゃくちゃいい天気!やっと自由を手に入れたぜ俺は!」 十六年の人生の中で一番解放感を得たこの日。 実はレイには昔から一つ気になっていたことがあった。その真実を探る為レイはある場所へと向かっていたのだが、道中お腹が減ったレイは子供の頃から仲が良い近くの農場でご飯を貰った。 「うめぇ~~!ここの卵かけご飯は最高だぜ!」 しかし、レイが食べたその卵は何と“伝説の古代竜の卵”だった――。 レイの気になっている事とは―? 食べた卵のせいでドラゴンが棲みついた―⁉ 縁を切ったはずのロックロス家に隠された秘密とは―。 全ての真相に辿り着く為、レイとドラゴンはほのぼのダンジョンを攻略するつもりがどんどん仲間が増えて力も手にし異世界を脅かす程の最強パーティになっちゃいました。 あまりに強大な力を手にしたレイ達の前に、最高権力のロックロス家が次々と刺客を送り込む。 様々な展開が繰り広げられるファンタジー物語。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

処理中です...