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第15章 オペレーション:ハッピードライブ
第602話 現場での身分証明書の代わりにこの人を。
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それから、私たちは準備を進め、その間にSNSをチェック、よく聞くと、スキュラの幹部で連れてきた覚えのない”相良”の存在を確認。どうも教授の付き添いだったようだ。ただ、それと同時に3隻の船…しかもこの船…どう見ても現代の船だ。しかも…軍艦。空母1、戦艦2の編成だ。警護官としての巡洋艦はないが、その周囲にはスキュラ部隊の影も確認していた。まあ、乗りとしては空母に体を預けての休憩をしていたらしいが、海にも大量のモンスターを確認。海上に来たら逃げ切るつもりだ。それとともに地上のスキュラカンパニーの監視をしているオウルからの連絡で、パルミダークから出た馬車が南に向かい、捜索部隊に混ざる積りらしいとの報告を得ている、
「考えたんだがよ。」
「何ですぅ。」
「一度その商会長と合わせてくれねえか?それで決めたい。」
勇者たちと付き添い1週間かけ、どうにか無人の…これが魔王城か。途中から、ゴーレムに手で持たせて森林を歩くこと6日、どうにか平原部につき、魔王城という小さな城にたどり着いた。こっちの役割は兵站部隊という事もあり、発見した雑魚魔王城の城に向かうための兵士を集める拠点としてこの魔王城を使用する。と言っても
この魔王城、エレノアの居城であるが、内部なダンジョンコアで開く魔王の間と戦闘フィールド用の玉座の間しかない。ダンマスの魔王の間はコアルーム限定だがこれは神様謹製らしく外部施設だ。その為、この二部屋しかなく…。先行偵察部隊の・・・大野君という勇者が一人先に来ていた。というか召喚勇者。葉隠に見せたら
チート過ぎると言われるだろうな。
「そうです、あなたがいい人でも、上が信用できるとは限りません。」
少女の言葉も理解できる、ただしそれに猫耳少女は苦笑いしている、
「なら、商会長を呼ぶのでぇ…。」
「え!?}
「ちょっと待ってねぇ。」
私の影から這い出る首の一部ミラージェが現れる。現在の衣装はあの時の夜目を模した…。ビジネスパンツとブラウスのセットでこういう男っぽい衣装を好んでいたのを思い出して、待機していた。
「…来たわよ。フェルミィ。」
が、出てきた人物に全員が固まった。
「ミラージェちゃん。商会長に合いたいってさ。」
全員には当然裏を知っているはずの猫耳少女を含む。こう見えても私は幻ファクターの効果で偽装を重ね。立場を隠していた。当然シロウも隠してある。
「ん?あんたもきたのです?」
あ、エレノアか…。
「お久しぶりです。先日の件ぶりです。」
「ま、魔王と知り合い?」
これも全員だが…。いや猫耳少女あんたはどこまで聞いていたんだ?
「一応こう見えて…この辺で見ない腕前なのです。特に建築や魔法にはうんちくがあるのです。」
魔王の身分保障に…。流石に顎が外れそうだが、こういう優越感がある物だな。
「凄いやつだったのか?この商会って。」
「まあ、そう言う訳ね。後、提言があるので、」
「…分かったのです。ちょっと向こうに行くのです。」
エレノアに連れられ、ミラージェは行ってしまった。
「…お前すげえ奴なのか?」
「そう見えないけどねぇ…。」
「これは大物。だよえ。」
「これは、よろしく頼みたい、できれば魔王とか…。色々教えて欲しい。」
「とりあえず、食事のぉ、支度をするのでぇ。手を動かしましょうねぇ。ここで仕込みをしないとぉ。不味いのですからぁ。」
「考えたんだがよ。」
「何ですぅ。」
「一度その商会長と合わせてくれねえか?それで決めたい。」
勇者たちと付き添い1週間かけ、どうにか無人の…これが魔王城か。途中から、ゴーレムに手で持たせて森林を歩くこと6日、どうにか平原部につき、魔王城という小さな城にたどり着いた。こっちの役割は兵站部隊という事もあり、発見した雑魚魔王城の城に向かうための兵士を集める拠点としてこの魔王城を使用する。と言っても
この魔王城、エレノアの居城であるが、内部なダンジョンコアで開く魔王の間と戦闘フィールド用の玉座の間しかない。ダンマスの魔王の間はコアルーム限定だがこれは神様謹製らしく外部施設だ。その為、この二部屋しかなく…。先行偵察部隊の・・・大野君という勇者が一人先に来ていた。というか召喚勇者。葉隠に見せたら
チート過ぎると言われるだろうな。
「そうです、あなたがいい人でも、上が信用できるとは限りません。」
少女の言葉も理解できる、ただしそれに猫耳少女は苦笑いしている、
「なら、商会長を呼ぶのでぇ…。」
「え!?}
「ちょっと待ってねぇ。」
私の影から這い出る首の一部ミラージェが現れる。現在の衣装はあの時の夜目を模した…。ビジネスパンツとブラウスのセットでこういう男っぽい衣装を好んでいたのを思い出して、待機していた。
「…来たわよ。フェルミィ。」
が、出てきた人物に全員が固まった。
「ミラージェちゃん。商会長に合いたいってさ。」
全員には当然裏を知っているはずの猫耳少女を含む。こう見えても私は幻ファクターの効果で偽装を重ね。立場を隠していた。当然シロウも隠してある。
「ん?あんたもきたのです?」
あ、エレノアか…。
「お久しぶりです。先日の件ぶりです。」
「ま、魔王と知り合い?」
これも全員だが…。いや猫耳少女あんたはどこまで聞いていたんだ?
「一応こう見えて…この辺で見ない腕前なのです。特に建築や魔法にはうんちくがあるのです。」
魔王の身分保障に…。流石に顎が外れそうだが、こういう優越感がある物だな。
「凄いやつだったのか?この商会って。」
「まあ、そう言う訳ね。後、提言があるので、」
「…分かったのです。ちょっと向こうに行くのです。」
エレノアに連れられ、ミラージェは行ってしまった。
「…お前すげえ奴なのか?」
「そう見えないけどねぇ…。」
「これは大物。だよえ。」
「これは、よろしく頼みたい、できれば魔王とか…。色々教えて欲しい。」
「とりあえず、食事のぉ、支度をするのでぇ。手を動かしましょうねぇ。ここで仕込みをしないとぉ。不味いのですからぁ。」
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