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第14章 下部組織は基本押し付け
第517話 月下とナギサと勇者と
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オウルからの報告は調略は、第一段階を成功させたと聞いた。王は金を受け取り、追加便を送り込む話に頷いたからだ。オウルに金を持たせ、実はミヨちゃんが連絡用に影残を配置して設置、そこからタミさんを送り込み、現地人数名を勧誘し、出入り口を設置させる予定だ。そこにオウルのダンジョンを設置する。そうすることで、ここを拠点化。亜人同盟はこっちと定型なうえにこっちがこの国を抑え込むので、向こうは…事実上軍隊の覇権はしない。向こうからしても、攻めた場合の着地点が、ザガートンの首脳事態の性質もあり、滅ぼすまで無理っぽいのだ。それが地味に亜人同盟には気に食わないので、国境維持にしたいとの事。そうなると出てくるのが、第三国的”千鳥万花”である。まあ、マッチポンプだがね。
「ふむ、後は、様子を見るのだが…。」
「だわさ、ミヨちゃんからは?」
「サンテとつながった偵察用ダミーコアを持たせ、撮影した。連中はどうも砂漠の地下の情報を聞いて強制的に領域化。そのまま北上したそうだ。」
「勝てるのだわさ?」
「相手のレベル次第だ。ステータスが200前後なら、相手にならん。それに…。」
「なんだ?」
「あのナギサだ。タミさんと…数十万のステータス持ちと引き分ける化け物だ。それが…負けると思うか、」
「人間には疲労があるだわさ。」
「…魔法が無いなら、それは言えるな、相手は魔王討伐した勇者だぞ、」
「あ…。」
画面にはオーガを中心に雑多な群れを統率している、薔薇を加えた馬鹿と言える薔薇のヨシカゲを先頭にモンスターの大軍が、村を避け、山中に潜っていく、そして、それに呼応するように学校でも動きがあり、生徒たちが…打出して…すごいな、たいまつで案内を出してある、それをたどり、村に向かっていた。
「これが…勇者たち。」
「というより、これ全員勇者だ。」
総勢30名近い人数の生徒が歩き、先生もいるようだ。その全員が特殊能力はともかく勇者だ。これは…。
「領域識別確認だわさ。どうも聞いたことのないダンマスみたいだわさ。」
「大方…。」
月下のナギサだと思う、
「だわさ、どういう事が起きたと思うだわさ?」
「ダンマスをやめる方法なんて考えたことが無かった。のでわからないが、大方”引き継ぐ”方法があったのだろう。」
「そう考えるほうが普通だわさ。」
「そして、制度上名前が違うので”未登録”扱いとなった。という感じだろう。公平ではあるが…こういうランキングの上下も確認するべきだ。」
「引継ぎ・・・だわさ。」
「今後交渉次第ではこういうダンジョンも増えるだろうよ。数だけは減った扱いのな。」
画像を見ると、学校の方はなぜか周囲に城壁が展開され、防御が完成していく、土魔法だろうが、鮮やかな手並みだな。
「…これは読んで、みんなで観戦だわさ。」
「だな。…月下のホロ部瞬間を見る羽目になるとは…。」
「思うところがあるわさ?」
「私には少ないが、こうして反亜人同盟を狩られていくと思うと…。いつでも手を取り合えたかもしれんがな。」
「…まあ縁が無いというのはこういう事を言うだわさ。」
助けれる人数には限界もある、羽を乱されても困ると思えば…確かに無制限な援助はろくでもないのは分かっていてもな…。ある意味サガなのだろうか。
「ふむ、後は、様子を見るのだが…。」
「だわさ、ミヨちゃんからは?」
「サンテとつながった偵察用ダミーコアを持たせ、撮影した。連中はどうも砂漠の地下の情報を聞いて強制的に領域化。そのまま北上したそうだ。」
「勝てるのだわさ?」
「相手のレベル次第だ。ステータスが200前後なら、相手にならん。それに…。」
「なんだ?」
「あのナギサだ。タミさんと…数十万のステータス持ちと引き分ける化け物だ。それが…負けると思うか、」
「人間には疲労があるだわさ。」
「…魔法が無いなら、それは言えるな、相手は魔王討伐した勇者だぞ、」
「あ…。」
画面にはオーガを中心に雑多な群れを統率している、薔薇を加えた馬鹿と言える薔薇のヨシカゲを先頭にモンスターの大軍が、村を避け、山中に潜っていく、そして、それに呼応するように学校でも動きがあり、生徒たちが…打出して…すごいな、たいまつで案内を出してある、それをたどり、村に向かっていた。
「これが…勇者たち。」
「というより、これ全員勇者だ。」
総勢30名近い人数の生徒が歩き、先生もいるようだ。その全員が特殊能力はともかく勇者だ。これは…。
「領域識別確認だわさ。どうも聞いたことのないダンマスみたいだわさ。」
「大方…。」
月下のナギサだと思う、
「だわさ、どういう事が起きたと思うだわさ?」
「ダンマスをやめる方法なんて考えたことが無かった。のでわからないが、大方”引き継ぐ”方法があったのだろう。」
「そう考えるほうが普通だわさ。」
「そして、制度上名前が違うので”未登録”扱いとなった。という感じだろう。公平ではあるが…こういうランキングの上下も確認するべきだ。」
「引継ぎ・・・だわさ。」
「今後交渉次第ではこういうダンジョンも増えるだろうよ。数だけは減った扱いのな。」
画像を見ると、学校の方はなぜか周囲に城壁が展開され、防御が完成していく、土魔法だろうが、鮮やかな手並みだな。
「…これは読んで、みんなで観戦だわさ。」
「だな。…月下のホロ部瞬間を見る羽目になるとは…。」
「思うところがあるわさ?」
「私には少ないが、こうして反亜人同盟を狩られていくと思うと…。いつでも手を取り合えたかもしれんがな。」
「…まあ縁が無いというのはこういう事を言うだわさ。」
助けれる人数には限界もある、羽を乱されても困ると思えば…確かに無制限な援助はろくでもないのは分かっていてもな…。ある意味サガなのだろうか。
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