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第13章 新入社員と改革のススメ

第504話 バフが無理なら、デバフする。

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 結局結論が出ないため。どうしようもないという判断となり…一応最終必殺技の投入を伝え…承認された。単純である。”動物が強くて問題なら。弱くすればいい”という事にした。
パークボアの投入をやめ。シロウに新たな狩りモンスターの相談を行う。モンスターの開発は今彼がトップだからな。
「難しいぞ、大体3種類だ。今までの儲けがなくなるなら…って感じだ。」

デュライトラビットTIPS:通称一角ウサギ。角を使い、そこから大気中の匂いを嗅ぐ習性があり角を切ると死ぬ。元々は穴に住んでいたが、穴を出ると襲ってくる獣が多かったため警戒用に耳と角が発展した。主に草食。時として穀類やナッツ系も食べる。性格は非常に憶病で。巣の中を移動することが好き。すぐに逃げる。

エジャンケルドーリーTIPS:鶏肉の帝王と言われた鳥。ある島に暮らしていたが、外敵がおらず、鋭いくちばしでの体重を乗せた一撃必殺が売り。肉は太く絶品。余りの旨さに発見後30年で絶滅の危機に瀕した程。性格は鈍重で人を見ても逃げない。但し環境によってはすぐに狩られる。

プランパTIPS:セヴォール湿地に住む伝説のカエル。巨体であり群れをつくるがめったに動かない。但し声に魔力があり、聞くと混乱する。が魔力の乗った肉は格別で、プランパが繁殖する夏の沼地での狩りは大陸移動と見まごうほどに人をおびき寄せる。性格は狂暴だが、鈍重、主に、小魚や水草を食べる。

「ウサギ、鳥、カエルか…。」
 渋い顔でリストを見つめる。ウサギか?
「繁殖力が高い。そして採りやすい。って感じだな。但し、出すのに非常に労力がかかった。獣のダンジョンマスターでも材料が結構かかった。」
「…そうか…。」
 材料は、特殊な物が結構あるな…。一番下のカエルに至っては魔歌やオウムなどの鳥系が多く必要だった。
「一応うちらの周りで繁殖させておこうかとピックアップしたものだ。」
「カエルはいいのか?」
「一応3種類とも欠点がある。ウサギは逃げやすいが増えやすい。鳥は、遅いが油断すると地面を抉るだけの突きをしてくる。カエルは、実は書いてないが結構感知範囲が狭い。遠目から石を投げれて、回収できればかなり美味しい。特に龍田揚げが抜群だった。」
 こうなると難しいな。ウサギは見つからない恐れがあるが、数が多くなれば食えるだろう。鳥は火力があるが地味に問題があるのが…環境だ。よく生きていたなこいつ。ってなる。カエルは沼地を作らないといけない。いまさら急激な土地変更はまずい、今後の為にリザーブにしよう。
「この中で、即効性があるのは、ウサギだろう、ウサギを投入する。」
「分かった。」
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