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第12章 開発再び

第471話 無双されてみてわかる、絶望感と、ある意味安心感。

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 そこからの戦闘は、はっきり言って異次元だった。キラリの本気は…クラウドドラゴン戦では出されていなかったことがはっきりと明らかになっていた。そして全員、キラリの実力を舐めていた。巨大レーザーを打った後、そのほとんどを一撃で殲滅。残ったキング及び幹部級2名に殲滅戦を仕掛けた。キラリは従者と合体し(文字通り)なぜか縦ロールとバトルドレスの姿になり、しかもその縦ロールを射出。オールレンジ攻撃を相手に仕掛けた。いくら私たちが研究しているとは言え…有名勇者は格が違った。ついでにあれだけ縦ロールが似合わないボーイッシュっぷりで、いや…男だ。それが、全体的に作戦室含め空気をしらけさせていた。そしてそれを余裕シャクシャクに見る…ネルやリューネ達。はっきり言って異常だ。
「とりあえず中止だ。これは異常だ、手直し良いか?」
「構わない。とりあえずスポナーは撤去だ。それで、もう少し検証する。」
 とりあえず、検証は中止。そのままこれらをダンジョンの奥に配置して、取りあえず急場しのぎで、メイズを大量購入してもらい。それでしのぐのだという。ああ、その仕込みをして宝箱の配置まで、突貫でやった。別室でな。そしてこれでいいはずだが。そのまま開店する事となった。
「でも止めないのか、異常事態が…。」
 バグやエラーで対処をしないといけないことも多い。
「あれを止めれるのか?」
 作戦室の画面から見えるのはれるに並ぶ・・・あ、鳥海の奴いない。あの画面内に目立つと差がかあるな。これは、内部調査もやるのか、大方冒険者の視察か。だが、そうでないにしろ人々は多い。突貫は下から対処は可能だ。まあ、細かい配置変更は手慣れている。
「でもあれは知っていたのか?」
「…俺もキラリの話は聞いていた。が、あそこまでとは思わなかった。」
「知らんかったのか?」
「ダンジョンのテスターと監査って奴は基本調整ミスがありうるからというわけで、ダンジョンの関係者でかつ、実績を認められた冒険者に限るという通達があった。で今はこれしかいない。」
「あれだけあれば十分だろ、」
 ゴブリン村の実績でも知っていた、旧魔王軍の実績だがこうして目の当たりにすると、対抗が無駄に思える差だ。どこぞかふうになると、俺ツエーしたくて来たのにこうした上を見ると俺が主人公だったはずなのにという話も…あれなら出るほどの実力者だ。
「音無たちも…いい感じじゃないのか?」
「そう言うものか?」
「まあな、俺にはそう見えた。今いる連中よりよっぽど慎重だぞ。だからな…。」
 そう言うドルカスも、一緒にダンジョンの手直しを行っている。メイズでごまかす、スポナーの配置があるものの、最終決定権は現在ドルカスが持っている、確認が必要だ。
「…彼らの意見を尊重する。それでいいな。私もそんなに…。」
「まあな…。頼むわ。」
 …確かに彼女たちの活躍はもう、食肉ダンジョンではきつかろう。そして何より、ギルド上層部の顔覚えもいい。そろそろ限界だろう。タイミングかもしれん。
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