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第10章 VSクラウドドラゴン戦(裏)

第372話 商人の仕事は戦争の前と後に多いです。

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 勝利後、全員は流石に魔界では戦勝会の会場は借りれないため、地上に戻り、リンシュメルトの…場内は無理だったので、練兵場に急遽テーブルを設置。大量のギルド製作のいや性格にはコック姿の楽園のメンバーがいたためそこの料理をなった。会場はソコソコ偉いドルカスが音頭を取り、料理が運ばれ、ついでに25億の分配は亜人同盟の組織と私たちの2分割の値となるので、こちらがそこから、9割を返還した。参加させてほしいという願いであり、DPはどっちでもいいからだ。ついでにこれをさらに向こうでは分割し、ギルド経由で国家、ダンマスに振り分けられる。勇者は固定金額支払いだそうだ。一人100万GP=10万DP=金貨1千枚。こう聞くと大盤振る舞いだが実際は25億DP=250億GP=250万金貨だ。国家予算より大きそう。ついでにザガートン王国というのはドルカスの地元であり、今ギルドが取り込み中の国だ。どうもザガートン大陸と名がついたあの大陸ではこのザガートン国は大国らしく商業利権が大きい。冒険者及び”貨幣鋳造権”確保のため多額に金銭を与え、それをDP経由で品物に変換してやることでこの国を裏から支配する。これが目的らしいとそう思った。うまく巧妙だ。彼らは商売をメインとしており、魔物の素材も買い取る。これは亜人同盟領域では、うちらと一緒で”ダンジョンでの消費DP軽減”となり、大型モンスターの配備を容易くできる。外のダンジョンとか、対外組織相手では相手のモンスターの材料合成により持っていないモンスターの召喚が可能となる。確かにこれは旨味だ。
「流石に自然派でうまいだわさ。」
「何さぼってる。ここからだぞ。」
 今回の目的はドロップの一部の回収である。特に空中都市のかけらは数をそろえないといけない。が、自分たちがいくら参加してかさまししても当然足りるはずのない数字だった。パーツは最下級に属するアイテムらしいがドロップの詳細は確認できない。が、これがあればあのクラウドドラゴンはわがダンジョンの…正確には…。
「へ?何言ってるだわさ?ここでうまいものを食って帰る、はずだわさ」
「まあいい。私が行ってくる。」
 私は周囲を見渡す。流石に戦勝会というだけあって、王族は壇をまたいで上。勇者含む庶民は下となっている。飲んで無礼働いて死にたくない。が、いた、
「よくわからないんだよな、この欠片。」
「何かのパーツですかね?」
 勇者と従者と思しき、それなりに頭のよさそうな眼鏡少女と、普通青年の組み合わせだ。
「へえ、それ、どうしたの?」
 少し丸い感じの柔らかいお姉さんが近づく。いつものフェルミィだ。
「ほら、」
「それ、不思議たよねぇ。面白いかもしれない。それ、うちが買おうか?」
「いいんですか?」
「いいよ、勇者様は忙しいでしょ?こういう地味な仕事はうちらに任せて。」
 フェルミィは軽くトンと胸を叩く。
「もし、調べて面白い事になったら依頼するかもしれないよ。」
「そうですか!…じゃあ…。」
「これでどう?」
「へ?」
 カードから見せた金額は今回の報酬と同額の100万GPだ。
「い、いいんですか!」
「こういう古代のロマンは趣味でね。そうだ。もしかしたら、全部集まれば何か起きるかも。だからさ、他の人でこれ持っている人。いたら、あたしが買おうか?」
「これ、お願いします。ほら。」
「あ、はい。」
 見せてもらったのは、金で出来た本物の財宝みたいな。この勇者のパーティであろう。5人が集まって来る
「これは、売れば高いかもしれないよ。こっちのでいいよ。」
「このスキルオーブも…ですか?}
 鑑定を使うと、慧眼でぎりぎりか”液状体”のスキルオーブだ。
「それ、買おうかスキルオーブの相場もあるけど、せっかく譲ってもらうんだ、色、漬けるよ、他の子にも伝えてあげてね。」
「は、はい!」
 数人の子たちが、走ってその場を去っていく、
「さてさて、このロマン、おいくらかしら。」
「面白そうなことをしておるのぉ。」
「ドラン。」
「儂も手伝うのじゃ。」
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