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第10章 VSクラウドドラゴン戦(裏)

第363話 ファンタジーな作戦へのあこがれはあります。

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 次の日一日を休暇にして、寝た。ついでにミヨちゃんたちに頼んで冒険者風の衣装を頼んだ。そして、全員元気いっぱい…。
「報酬より休みが欲しいブラック進行だわさ。」
「一応遊戯のよしみで来たのじゃが…ブラックすぎないか?}
 あまり言わないが、二つ理由がある。依頼のクラウドドラゴン戦の画像は当然流せない。亜人同盟が一番乗りで倒した…実績が目的だからだ。が、この亜人同盟主導の戦闘なら画像は流れるとみている。もう一つは25億DP山分けではなく、勇者の実態調査だ。勇者の実態についての調査において、こういうレイド戦は意味はある。警戒度数を図るためだ。南の用意した階段を降りると、白いベルサイユ宮殿を現代風にアレンジしたほどほどに豪華な宮殿の…一室に降り立った。ここが入り口でもあった。違うのは前は城の中は落ち着いた感じだったが、今は喧騒が響く…。
「飛竜じゃ。」
 そして窓の外には飛竜が待機し、その足元には餌付けをする勇者たちの姿だ。彼らに命を預けるのだ。撫でている子もいるが、結構でかいな。
「ふむ、ワイバーンの上じゃからのお。体も大きければ移動速度も速い上級種じゃ。」
 そう言えばワイバーンはドランから譲ってもらったはずだ。
「今回はいいのか?}
「部下の5色戦隊たちは置いてきた。お忍びじゃしのお。亜人同盟にばれるほうが困る。」
 今回は参加が許可された代わりの条件がこれで…”正体がばれない事”だ。亜人同盟単独討伐だったことにしたい亜人からすれば、千鳥万花の手助けは致命的だ。そうなると
覇を唱えるどころではない。なので、身分を隠すことを条件とした。
「一応、もう一体は…。」
 今回は2チームで出る事になっている、一チームは音無ちゃんたち勇者グループだ。そして、もう一体がこっちの建築事務所および、シロウ、鳥海だ。
「どうするだわさ。」
 そう言えばどうやってあの飛竜を飼いならしたんだ?南はもういない上に会場には勇者たちが集まり始めていた。決戦一時間前だからだ。緊張するな、
「儂が音無たちの牙を担当するのじゃ。頼むぞ。」
「は、はい、」
 今回の作戦は…昨日夜に考えてメールで送ったが先日みたいな影回廊通行作戦は使えない。目立つからだ。となると全員を空輸しないといけない。が、、航空作戦は…。
「大丈夫なのですよ。」
 ん?あ、魔王…なのか?なんか先ほどの派手な赤いドレスではなく、鎧を着ているな、
「送迎用の飛竜はこっちが出すのです。」
「そうなのか?」
「ただし、向こうについてからです。でないとつじつまが合わなくなるです。」
「分かった。」
 ならいいだろう、無理して言ったんだ。
「ただし、今回は空中迎撃班に回る。そっちも頼んだぞ。」
「はい!」
 これが今回の作戦2号だ。内部の目立つ戦場は向こうに任せ、こっちは壁削りに奔走する。そうすることで、連中の攻略を助ける。奴が破産以外倒せないならその手助けを
見える地味な範囲でやっておけばいい。後手を抜きたい。
「でもあんたも参加するのか?}
「そうなのです。相手を偽装しつつ援護するのです。これはハーリスもやるのです。なので、こっちで今回の味方の顔を覚えに来たのです。」
「いいのか?}
「大丈夫なのです、」
 いや、あんたは強すぎるだろ。っていう意味だ。目立つだろ?
「その辺はどうにかするのです。後今回は地上部隊のあるのです。」
 指さした方では…ハイエルフ共がいるな…。ステータス4ケタ後半か。流石亜人だな、用意できるエルフも全然桁が違う。ステータス次第では単独で…それ以外に全員
基礎魔法及び、光、闇持ち。徹底してやがる。空中戦も可能なように配備してある。…こっちは手を抜くだけでいいな。ただ条件は分からないが、仕事しないと報酬は
貰えないだろう。
「地上部隊はどうやって行くのだわさ?}
「ああ、ネルが弦を張って相手を固定するのです。その蔓を足場に駆け上がるのです。」
 やばい、ファンタジーすぎて逆に憧れる作戦だ。
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