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第8章 勇者プロデューサーへの道
第291話 勇者だって実はそこまで楽ではありません
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次の日は…曇りか…ゆっくりと起き上がる。隣には自分と同じ姿…ミラージェだ。
「とりあえず首ワープは機能するようです。こちら経由で必要な物品は入れておきました。フェルミィは向こうで待機させてあります。」
「了解。後、例の計画用の開発を頼んだ。」
「はい。」
そう言うと、ミラージェの姿は消えた。首ワープの手法で、フェルミィの所に戻った為だ。ゆっくりと起き上がると階段を降りる、実は革靴も作ってあるが、今度はバイラード革の靴でも作るか、あれは高級品だがスパイク刻めばゴムスパイクの代わりにはなるんだが…まだ検証できてないんだよな…耐久度…。
「おはようだわさ。」
ゆっくりと降りると…。鳥海さんが…髪はともかく…。
「…おはよう。」
「癖は怖いな。」
「だわさ。」
めったにない寝起き会長を見つつ降りるが…。一応女将さんが掃除はしているが朝食はないようだ。
「一応頼めば出るよ、ギルドのケーキセット。」
こっちの目線に気が付いたのか、ふっきらぼうに答える。
「頼む。人数分。」
女将さんはカードを手にこっちに来る。それにタッチする。
「あいよ、待ってな。」
「先払いはどうなる?」
「ああ、やったことないんだね。これは契約って事になってるのさ。金を受け取ったら今日中に商品を支払わないと、ギルドを退会させられちまう。期限は一日。」
そう言うと、向こうから木の皿に乗って…結構丁寧に磨いてあるな。その上にシフォンケーキが乗っている、後…お茶化。緑の薬湯だろうか…。それを人数分置いていく
「ふむ…。」
実際ぼろを出さないように家、無言で食べる会長。そしてシロウ。
「まあまあだな。」
「…これだけ出れば十分。」
「だな。」
この世界のパンはどうも俗にいう”古代パン”という発酵のない粉を水で練って叩きつけて焼くタイプのパンだ。後で見たダンマス製のパンはどうも”発酵パン”らしい。なので、うまみが違う、後よく膨らむ。そうでなくとも、自分たちでは”クロワッサン”風味も作ってみたが。パン酵母がないため、制作に取り掛かっている、がこれはどうも
楽園にあるかもしれない。ここ数日研究用に取り寄せているが…それがどうも普通の日本パンに近い、時々は試作品で”菓子パン”さえ出る。そう考えると、かなり違和感があるレベルで。まあ、ともかくこうして出てくるのがシフォンケーキだ。当然パンとしてはうまいし、柔らかい。がここのギルドは本当に人がいないな…。
「おはようございます。」
「おはよう。」
「昨日はありがとうございます。」
「ああ、いいのよ。」
実はこっそり”慧眼”を使い、その中でも上位の”メニュー編集”を行う事ができる、これによりみる項目を変更できる、例えば…。
名前:音無 安祐美 (おとなし あゆみ)
職業:勇者LV4
HP:123/123 MP:22/49
STR:A VIT:B+ INT:C MID:A AGI:B MAG:S
状態:普通 スペック:147cm、BWH(未承諾) 精神状態:正常
現在位置:宿屋”ギルド”1F食堂(マーキング中)
スキル:集中LV2、英雄LV2、光魔法LV2、勇者の力LV1、偵察LV1
称号:勇者 異世界からの来訪者、無口、冷静
という感じだ。かなりすっきりしてる、ただし細かい数字が分からない上に、一定値以上だと。S表記のままになるので、細かい数字が分からなくなる。なので基本のままにしてある。ついでに承諾さえ取れればこれに本人の身体画像とか、様々な画像データまでつく。但し戦闘だと邪魔なので、基本のままの表示にしてある。で、見て気が付くだろうが身体状態や精神状態を判断できる機能等を選んで付ける事ができる。これが慧眼で加わっている部分だ。また、マーキングと言い、鑑定成功時に相手を追跡し、位置を表示できる。これも大きい。ついでにマーキングさせてもらった。但しマーキングは”魔法維持枠一個”を消費する。その上MAGも減る。この維持枠は人間が最大一つ。魔力操作訓練で最大5つまで維持できるようになる。その枠がもったないため、短期間追跡調査ができる…程度だと思っていい。
「あの…。」
「こっち来て座って。せっかくだから。」
「は、はい。」
「3人組だよな…。」
「はい。」
シロウの横に座る少女は…親子だな。これ。
「でもなんで倒れるまで…。」
「実は急ぎで召集されているんです。」
「ん?」
「金カード持ちって事はもしかしてギルドの偉い人ですか?」
「違うけど、上に話はできるわよ?」
南に一応交渉はできるだろうな。ダンマス経由で。
「できれば…一緒にリンシュメルトに連れて行ってほしいんです。」
「…どうして?」
「これです。」
音無ちゃんはカードを取り出すと。勇者SNSを魅せる、そこにはこうあった。
「クラウドドラゴン討伐?報酬100万GP。勇者は全員原則参加。未参加の場合は未参加の旨をメールで送信する事…。」
クラウドドラゴン?そんなモンスターいるのか?そして10GP=1DPで1000GP一金貨なので、金貨100枚が報酬となる。かなり大掛かりな、いやかなりの大金だ。しかも命令に強制力が大きい内容だな…。価値的には金貨一枚100万円なので報酬は一億円と変わらない。
「これで急いで、集合場所のリンシュメルトを目指したんですけど…。それで倒れちゃって。」
「これ、断ってもいいわよね。」
「それが、パーティの総意で、これを断った場合私たちの心象が悪くなります。ギルドの。なので、今回はできるだけ参加したほうがいいと、それで。」
不安が分からないわけでもないな。今は勇者が試されているのだろう、冒険者となって”自分に従うのがどれだけか”しかも大金を払うと来たもんだ。それにDPにしても10万取っ払いとなれば、相当大きい。
「で、どうして欲しいの?」
「できれば、今静留ちゃんが倒れちゃってるので、ゴーレム車の手配をお願い…。」
「…見損なわれた者ね。」
「ミラージェ?」
「道案内はお願いしていい?一緒に行くわよ。」
「え?」
「いいの?」
二人の顔も…まあ当然だな…。
「いいのよ。旅は道連れ世は情け。ってね。」
「とりあえず首ワープは機能するようです。こちら経由で必要な物品は入れておきました。フェルミィは向こうで待機させてあります。」
「了解。後、例の計画用の開発を頼んだ。」
「はい。」
そう言うと、ミラージェの姿は消えた。首ワープの手法で、フェルミィの所に戻った為だ。ゆっくりと起き上がると階段を降りる、実は革靴も作ってあるが、今度はバイラード革の靴でも作るか、あれは高級品だがスパイク刻めばゴムスパイクの代わりにはなるんだが…まだ検証できてないんだよな…耐久度…。
「おはようだわさ。」
ゆっくりと降りると…。鳥海さんが…髪はともかく…。
「…おはよう。」
「癖は怖いな。」
「だわさ。」
めったにない寝起き会長を見つつ降りるが…。一応女将さんが掃除はしているが朝食はないようだ。
「一応頼めば出るよ、ギルドのケーキセット。」
こっちの目線に気が付いたのか、ふっきらぼうに答える。
「頼む。人数分。」
女将さんはカードを手にこっちに来る。それにタッチする。
「あいよ、待ってな。」
「先払いはどうなる?」
「ああ、やったことないんだね。これは契約って事になってるのさ。金を受け取ったら今日中に商品を支払わないと、ギルドを退会させられちまう。期限は一日。」
そう言うと、向こうから木の皿に乗って…結構丁寧に磨いてあるな。その上にシフォンケーキが乗っている、後…お茶化。緑の薬湯だろうか…。それを人数分置いていく
「ふむ…。」
実際ぼろを出さないように家、無言で食べる会長。そしてシロウ。
「まあまあだな。」
「…これだけ出れば十分。」
「だな。」
この世界のパンはどうも俗にいう”古代パン”という発酵のない粉を水で練って叩きつけて焼くタイプのパンだ。後で見たダンマス製のパンはどうも”発酵パン”らしい。なので、うまみが違う、後よく膨らむ。そうでなくとも、自分たちでは”クロワッサン”風味も作ってみたが。パン酵母がないため、制作に取り掛かっている、がこれはどうも
楽園にあるかもしれない。ここ数日研究用に取り寄せているが…それがどうも普通の日本パンに近い、時々は試作品で”菓子パン”さえ出る。そう考えると、かなり違和感があるレベルで。まあ、ともかくこうして出てくるのがシフォンケーキだ。当然パンとしてはうまいし、柔らかい。がここのギルドは本当に人がいないな…。
「おはようございます。」
「おはよう。」
「昨日はありがとうございます。」
「ああ、いいのよ。」
実はこっそり”慧眼”を使い、その中でも上位の”メニュー編集”を行う事ができる、これによりみる項目を変更できる、例えば…。
名前:音無 安祐美 (おとなし あゆみ)
職業:勇者LV4
HP:123/123 MP:22/49
STR:A VIT:B+ INT:C MID:A AGI:B MAG:S
状態:普通 スペック:147cm、BWH(未承諾) 精神状態:正常
現在位置:宿屋”ギルド”1F食堂(マーキング中)
スキル:集中LV2、英雄LV2、光魔法LV2、勇者の力LV1、偵察LV1
称号:勇者 異世界からの来訪者、無口、冷静
という感じだ。かなりすっきりしてる、ただし細かい数字が分からない上に、一定値以上だと。S表記のままになるので、細かい数字が分からなくなる。なので基本のままにしてある。ついでに承諾さえ取れればこれに本人の身体画像とか、様々な画像データまでつく。但し戦闘だと邪魔なので、基本のままの表示にしてある。で、見て気が付くだろうが身体状態や精神状態を判断できる機能等を選んで付ける事ができる。これが慧眼で加わっている部分だ。また、マーキングと言い、鑑定成功時に相手を追跡し、位置を表示できる。これも大きい。ついでにマーキングさせてもらった。但しマーキングは”魔法維持枠一個”を消費する。その上MAGも減る。この維持枠は人間が最大一つ。魔力操作訓練で最大5つまで維持できるようになる。その枠がもったないため、短期間追跡調査ができる…程度だと思っていい。
「あの…。」
「こっち来て座って。せっかくだから。」
「は、はい。」
「3人組だよな…。」
「はい。」
シロウの横に座る少女は…親子だな。これ。
「でもなんで倒れるまで…。」
「実は急ぎで召集されているんです。」
「ん?」
「金カード持ちって事はもしかしてギルドの偉い人ですか?」
「違うけど、上に話はできるわよ?」
南に一応交渉はできるだろうな。ダンマス経由で。
「できれば…一緒にリンシュメルトに連れて行ってほしいんです。」
「…どうして?」
「これです。」
音無ちゃんはカードを取り出すと。勇者SNSを魅せる、そこにはこうあった。
「クラウドドラゴン討伐?報酬100万GP。勇者は全員原則参加。未参加の場合は未参加の旨をメールで送信する事…。」
クラウドドラゴン?そんなモンスターいるのか?そして10GP=1DPで1000GP一金貨なので、金貨100枚が報酬となる。かなり大掛かりな、いやかなりの大金だ。しかも命令に強制力が大きい内容だな…。価値的には金貨一枚100万円なので報酬は一億円と変わらない。
「これで急いで、集合場所のリンシュメルトを目指したんですけど…。それで倒れちゃって。」
「これ、断ってもいいわよね。」
「それが、パーティの総意で、これを断った場合私たちの心象が悪くなります。ギルドの。なので、今回はできるだけ参加したほうがいいと、それで。」
不安が分からないわけでもないな。今は勇者が試されているのだろう、冒険者となって”自分に従うのがどれだけか”しかも大金を払うと来たもんだ。それにDPにしても10万取っ払いとなれば、相当大きい。
「で、どうして欲しいの?」
「できれば、今静留ちゃんが倒れちゃってるので、ゴーレム車の手配をお願い…。」
「…見損なわれた者ね。」
「ミラージェ?」
「道案内はお願いしていい?一緒に行くわよ。」
「え?」
「いいの?」
二人の顔も…まあ当然だな…。
「いいのよ。旅は道連れ世は情け。ってね。」
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