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第7章 魔界慰安旅行一泊二日

第252話 一日で終わる名残惜しさ

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「さて、SNSの書き方によると、一日が立てば、強制排出と聞いてるが…。」
 その日の夜、あまり人のいない昼に全員が戻っていた。簡単に調査した後、結果として、ここは観光都市であるが、この世界における都市は2つしかなく、集落は全てと言っていいほど後の物は”敵対勢力”と呼べる巨大敵対勢力しかいない事である。…戦闘するには楽しいんだろうな…。ただ好きかと言われると違う、
「だよね、だから思いっきり遊んだ。」
「はい!」
 奥原さんたちはまあ、あまり普通な生活をしていないから、逆にいいのか、ついでに水着やもあり、なぜか現代風の水着も売っていた。で、ギルドでは普通にデザートセットが料理で出ていた。クリームブリュレとか、ショートケーキだ。これが女性陣のハッスル具合を上げた。で、シロウもちょっと感動していた。格安で”缶ビール”が飲めているからだ。ここまで来ると、保養地だな。外に行って銭湯できれば資金も調達できる、レベリングも自由。
「で、このまま寝ればいいの?」
「そういう事だ、上を見せてもらったが、布団でこの世界の大気自体が相当気持ちいいから、すぐに寝れるぞ、」
 魔界とは何だったのか…でもなんでそんな数万とか言う軍隊が3勢力争ってるのにこんな観光地が成立してるんだ?
「だよね。というより?」
「何だ?」
「夜、早くない?」
「はい、そう思いました。日が暮れるの早いよね。」
「そう言えばあまり気にしていないが、世界は48時間周期っぽいぞ、一日が、前にちょっと怪しいから測ってみた。」
「え!」
「だから、年数の話次第では最低でも年齢は聞いた年齢の2倍でないといけない。6歳だと地球換算12歳って感じだ。」
「むむ。そうなると私…7歳児?」
「………8歳……。」
「私も外見は8歳ですね。」
「俺が…ショタっ子に綯っちまうぞ、そんなこと言うと。」
 シロウもめったに言わない。ジョークを言ってるな、目の前にいくつも缶ビールが置いてある、
「だから、鳥海さんが成人年齢の方通して、学習開始年齢を3歳。で、8歳までに卒業しないと帝国の兵士採用に使わないって事になってる。オウル達”セージオウル”による境域だな。」
「ああ、あれ、そう言う意味?」
 セージオウル達が派遣される際に、後押しする法律として、3歳以下の子供たちにこの法律を課し、当然のごとく”給食”を普及。で、8歳以下であるなら、この法律を盾にダンジョンへの侵入を拒んで、ライセンスを発行してない。ライセンスはさらに”初心者講習””応急手当”を教えている、ついでに酒の発酵を加速させ作った消毒液を国が補助した名義で格安販売している。これがないとヒールウォーターの効果が下がるからだ。キールウォーターの効果に”雑菌”も大抵直してしまうため、区別した魔力操作をしたヒールウォーターなんて緊急事態では回復できなくなる。なので、消毒液で傷口浄化後に回復させる。ただアコライトに”手当、回復”というスキルができるので、そっちの検証はしていない
「子供を狩りの最前線に送り込むのは流石にまずい、特にオーガ、ラクシャーサの身長考えると、人間の大人でさえ巻き込み事故起きるぞ。」
「だよね。」
 ウルフェのダンジョンでは現在、平地を挟んで人間と、オーガ達と人間たちが…微妙な感じで共存している。人間の方はダンジョンに入り狩りを繰り返しそれを地上に処理して送る工場だが、中に入ると、基本出てこない、彼らが木細工職人を連れ込み、ダンジョンに生えている期から家具や家を作ってしまい…村ができてる。DP利益になるから許可は出してるが一度ダンジョンに入ると、基本地上から商会の仕送り部隊が来て、パンや生活必需品と交換に肉を持って行く、皮や骨はゴミ捨て場と書かれた場所をウルフェが設置、DPとして回収している。1Fのメイズエリアを背負子を背負い。丁稚の子供たちに警備させで来るのだ。中は小さいペットやスライムなので、子供たちに経験値を稼がせつつ往復させるのだ
「でもまあ…。あそこでガキ出来たらどうするんだよ?」
「ウルフェが確認すると、追い出すことにしてる。オーク側にはほら、アルバイト行ってもらってるだろ?」
「まあな。」
 そして対岸はゴブリンが固めて進化させられた…オーガ達が現在2万人住んでいる、指導者としてラクシャーサ達が住み、農耕と狩猟をしている、こっちもウルフェが管理で遊びに行く。最近は彼らの精神も安定していて、向こうの人間たちからいくつか骨を譲ってもらい、武器に加工しつつ、それなりの交流をしている。特にウルフェダンジョンは”魔境”という扱いで稀に”ゴールデンブル”が出る事になってる、DPは15万するのだが少数話して、”繁殖”を狙っている、味は脳がしびれるほどの甘みと革も厚みが良く、高さ7mを誇る巨体の”歩く金塊”と呼ばれるモンスターだ。但しバーストブルの進化系なので、硬いうえに角に触れると、…相手が爆発する。その為オーガ達であっても狩る時はラクシャーサに援軍を頼むか。又は300人を用意する。それくらいの強さを誇る。但し骨も極めて魔素が強く、且つ固い、革も金色に輝く。毛も長く糸として加工可能。と使えない場所がない動物である。但しああ見えて”上位種”極めて強い。そこで人間と合同で狩るのだ、ゴールデンブルは群れる事が多い、スポナーで出した場合でも同族と一定の距離で寄り添うので当然複数のゴールデンブルがいる、それを切り離して一体ずつ倒すにしても命懸け。その為、徐々にお互いの生息域で交流が図られることになったのだ。ただ、オークも馬鹿だと困るので、賢者の称号を持つラクシャーサ達が時々教師として色々基礎学習を行う、狩りをするだけでもこの読み書き計算は十分連係の役に立つからだ。
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