237 / 1,276
第6章 勇者と旅芸人
第235話 規格外の外敵は…基本自爆待ちです。
しおりを挟む
その頃井原建築事務所、特別会議室では警戒情報として喧々諤々の大論争になっていた。
「奴をぶっ殺す!あいつが!」
「待て、シロウ!お前スローライフじゃないのか?」
井原が止め、シロウが目の前の敵”教授”に暴走し、女性陣がおびえていた。
「あれが教授だわさ?」
「らしい。前に聞いた魔王と倒した勇者。あの姿が…少年というか陰険メガネだな。」
「だと思った。クックックとかいう人初めて聞いた。」
光海は怖さで震えているようだが、それはダンジョンモンスター陣全員もそうだ。
「でもどうする?あの周辺の。」
「分かってるだわさ、今魔王国と交渉中だわさ。向こうも対応分かれてるだわさ。ゴブリン12万があの辺の森に潜伏なら…問題だわさ。」
どうも時山田を配下に加えた際にレイドが解除されたらしくあのゴブリンの区分は”中立”に戻ったようだ。その為中立となったゴブリン軍20万はそのまま移動開始。しかも配下にした時に元々統率していた”ホブゴブリン将軍”は一度ダンジョンの支配が切れ中立になってしまった。しかも一度時山田領域は処理の際にリセットされてしまい。取得できなかった。その為、あの周辺は誰も支配者のいない中立地域となっていて、魔王国がDPで国境線だけ引いた形だ。が連中はその内部で倒しても何もない。がここで出て来たのがあの教授だ。報告によると8万体のゴブリンをナイフ一本で倒したとかいう化け物である。ついでに裏技ナシなら、ミヨちゃんでも大方…範囲次第でいけない事もないか。がそれを超えるオウルの恐怖の仕方。大方本物の勇者だ。ヤマシロの時は何ともなかったが。となると相当強い。
「落ち着け!それに奴をやって…どうする?」
「それは…。」
「奴の裏に大方魔王軍がいる。正面切って戦うか?今更。魔王と呼ばれた連中もいるんだぞ?」
「が…。」
「戦ったらうちら死ぬだわさ。あんな化け物…あの少女も大方…。」
『現在解析かけてますが、全部…”見切られて”ます。』
「どういうことだ?」
「奴の能力だろう。見切って効果がないって奴だ。大方正面切って戦って勝てる相手じゃない。見切られたら最後、その攻撃が効かなくなる。鑑定さえこのざまだ。」
「元々勝てるほど…弱くないのな!」
「文句言うな、第一あんたが最初に村を襲ってなければ、あいつは動かなかったかもしれん、向こうも仕事だ。こっちも生存だが、あの類を先制攻撃で襲うか?」
「…」
「周り見ろ。」
そこにはおびえる女子3人組がいた。
「…すまねえ。俺は、また失うところだった。カッとなるんだよ、」
シロウが、90度頭を下げ、謝罪する。
「でもわかるだわさ、あいつはあんたを殺した一見だわさ。」
「どうするのよ、そんな凶悪。」
流石に奥原も警戒だった。
「このままあいつの言う事を飲んで、この地を去ってもらう、表立って敵対はしないが。主でだって抱え込みもしない。怖いからというのもあるが、魔王国との絡みもある、抱え込めば大方、抗争に発展する。」
「奴をぶっ殺す!あいつが!」
「待て、シロウ!お前スローライフじゃないのか?」
井原が止め、シロウが目の前の敵”教授”に暴走し、女性陣がおびえていた。
「あれが教授だわさ?」
「らしい。前に聞いた魔王と倒した勇者。あの姿が…少年というか陰険メガネだな。」
「だと思った。クックックとかいう人初めて聞いた。」
光海は怖さで震えているようだが、それはダンジョンモンスター陣全員もそうだ。
「でもどうする?あの周辺の。」
「分かってるだわさ、今魔王国と交渉中だわさ。向こうも対応分かれてるだわさ。ゴブリン12万があの辺の森に潜伏なら…問題だわさ。」
どうも時山田を配下に加えた際にレイドが解除されたらしくあのゴブリンの区分は”中立”に戻ったようだ。その為中立となったゴブリン軍20万はそのまま移動開始。しかも配下にした時に元々統率していた”ホブゴブリン将軍”は一度ダンジョンの支配が切れ中立になってしまった。しかも一度時山田領域は処理の際にリセットされてしまい。取得できなかった。その為、あの周辺は誰も支配者のいない中立地域となっていて、魔王国がDPで国境線だけ引いた形だ。が連中はその内部で倒しても何もない。がここで出て来たのがあの教授だ。報告によると8万体のゴブリンをナイフ一本で倒したとかいう化け物である。ついでに裏技ナシなら、ミヨちゃんでも大方…範囲次第でいけない事もないか。がそれを超えるオウルの恐怖の仕方。大方本物の勇者だ。ヤマシロの時は何ともなかったが。となると相当強い。
「落ち着け!それに奴をやって…どうする?」
「それは…。」
「奴の裏に大方魔王軍がいる。正面切って戦うか?今更。魔王と呼ばれた連中もいるんだぞ?」
「が…。」
「戦ったらうちら死ぬだわさ。あんな化け物…あの少女も大方…。」
『現在解析かけてますが、全部…”見切られて”ます。』
「どういうことだ?」
「奴の能力だろう。見切って効果がないって奴だ。大方正面切って戦って勝てる相手じゃない。見切られたら最後、その攻撃が効かなくなる。鑑定さえこのざまだ。」
「元々勝てるほど…弱くないのな!」
「文句言うな、第一あんたが最初に村を襲ってなければ、あいつは動かなかったかもしれん、向こうも仕事だ。こっちも生存だが、あの類を先制攻撃で襲うか?」
「…」
「周り見ろ。」
そこにはおびえる女子3人組がいた。
「…すまねえ。俺は、また失うところだった。カッとなるんだよ、」
シロウが、90度頭を下げ、謝罪する。
「でもわかるだわさ、あいつはあんたを殺した一見だわさ。」
「どうするのよ、そんな凶悪。」
流石に奥原も警戒だった。
「このままあいつの言う事を飲んで、この地を去ってもらう、表立って敵対はしないが。主でだって抱え込みもしない。怖いからというのもあるが、魔王国との絡みもある、抱え込めば大方、抗争に発展する。」
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
魔法のせいだからって許せるわけがない
ユウユウ
ファンタジー
私は魅了魔法にかけられ、婚約者を裏切って、婚約破棄を宣言してしまった。同じように魔法にかけられても婚約者を強く愛していた者は魔法に抵抗したらしい。
すべてが明るみになり、魅了がとけた私は婚約者に謝罪してやり直そうと懇願したが、彼女はけして私を許さなかった。
(完)聖女様は頑張らない
青空一夏
ファンタジー
私は大聖女様だった。歴史上最強の聖女だった私はそのあまりに強すぎる力から、悪魔? 魔女?と疑われ追放された。
それも命を救ってやったカール王太子の命令により追放されたのだ。あの恩知らずめ! 侯爵令嬢の色香に負けやがって。本物の聖女より偽物美女の侯爵令嬢を選びやがった。
私は逃亡中に足をすべらせ死んだ? と思ったら聖女認定の最初の日に巻き戻っていた!!
もう全力でこの国の為になんか働くもんか!
異世界ゆるふわ設定ご都合主義ファンタジー。よくあるパターンの聖女もの。ラブコメ要素ありです。楽しく笑えるお話です。(多分😅)
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる