魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

第5章 決戦！時山田！

第２１９話 検証終わって、手元を見る。

「こうやって見ると、結構多いだわさ。効果誰かまとめてくれるとありがたいだわさ。」
『やっておきます。鳥のルームだと鳥のスポナーコストが、雨ですと、水関連のスポナーモンスターのスポナーの召喚コストが下がります。が対応したモンスター以外は確認できませんでした。』
　今はとりあえず、邸、人、築のコインを混ぜた建物なのだが。恐ろしいことが分かった。”築”の効果が”ダンジョン領域外に用地が確保してあれば建築可能”であり、城が”頑強になる”という事だ、ただし面積は一切変動しない、で人が”人間以外寄りたくなくなる家”だそうで、変身を解くと寄る気がなくなる。という効果だった。
「で提案は一応購入同盟ルールにある、”ファクターコイン共通管理”だというのもこっちも非常にコインが余る、が、大量に使う建築も今後出てくる。」
「ふむ。」
「でDPを払い、コインを抽出し手検証した結果、”簡単な物”だとほぼ外見影響がないって事だ。で、重複建築物も作りたいただろうし、修練用フィールドも作りたいだろう。」
「だわさ、確かに。という事は。」
「そう、コインがある段階なら、コイン召喚で固めてしまえばフロアはいくらでも作れる。そうなると、一元管理して…本音を言えば動物スポナー用のルームが作りたい。そうすることで、動物のコストが下がれば今あるダンジョンは経営コストが下がる。」
「確かに、ダンジョンは確か…。」
「そうだわさ。確かに欲しいだわさ、だからと言って使わないコインは大量にあるだわさ。」
「私はいいわよ、でも何作ろうかな…。外見が変わるんでしょ？」
　光海ちゃんも頷く。
「私もいいです、あの教会が強化されるなら。」
『ついでに魔力変換があり、中位ファクターがある場合、機能で、”コイン分解。コイン合成”が可能で、下級コイン5枚で中位ファクターコイン1枚となりますので、前のファクターも使用できます。』
「なら俺も…確かにいろいろ使ってみたい。足りなければ、一か月待ってしまえばいい。」
　シロウもまたやってみたい事ができたようだ。自分の元に余らせたコインは流石に無駄だ、これこそ”ラストエリクサー症候群”になってしまう、
「但し規約として使ったコインは記録させてもらう、あまりに無駄が多いなら…特に人気そうなのが愛だったりする気がするがな…。」
「だよねー。愛の住処…マイホームよね。」
　女性3人組の顔が明るい。鳥海さんはなんか、微妙に半眼な顔だ。」
「俺も構わない。が、家とか邸は？」
「あ、邸はうちが使うだわさ、バラン城に使うだわさ。後国境に砦代わりに大量に使うだわさ。ただ愛は…。」
「すいません、教会に使わせてほしいです、愛と家で、」
　花木さんが手を上げる、
「うちも家は欲しいかな、ほら、カフェってアットホームじゃん。後愛も欲しいかな。」
　その言葉に光海もうな空く。
「なら、それ以外で…というか、築と幻で”ダンジョン外に異界型ルーム”ができるよな…。何かに使えないか？」
「…それアイテムボックスだわさ。しかも生物はいるだわさ。凄い高いけど。」
　面積型アイテムボックス。夢があるな…。
「って事はだ。人はともかく・・・艇、築、幻、で頑丈アイテムボックスか？」
　シロウが酒をぐっと煽る、
「という事になるな？但し、ものすごく高価になるな。謎のシナジーがない限りな。」