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第5章 決戦!時山田!

第197話 支援を行うのにはまず面接が必須です。

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 枝の祝福を集中や”領域守護で補強しつつトレントの木で船の建設を終え、水平を確認、まあ、左右対象に組めたから、まあいいのではないか?と完成品をミヨちゃんにまずはメッチャングからヌーア村周辺の海岸に着水させ、…一応15m級の中型キャラバン船だ。トレント製の軽木を使ったので、魔法の防御を張りやすい…代わりに
魔法で燃えやすい、という、なんとも言えない、大方魔法の杖を作る際にはいい触媒になる、製法が分かればな。
「とりあえず、呼び出しただわさ。」
「で、また俺か、」
 一応ミラージェ、フェルミィがストック内で待機中の中、ダンジョンバトル用のルームとして、鳥海改修のバラン城2にいた。今度はちゃんと設計図をコアに組んでもらいバラン城は見事ワンルームとなった。コストは今では少額だな…。で、それに伴い地下にルーレットフィールドを組み、鳥海さん好みの鳥と樹木(トレント)の楽園を
作った。人間からしたら極めて危険で、全部の木が歩行可能なトレントだが。DPの関係でどうにかDP収支が黒字になっている、後は魔力の多い”サンクチュアリソング”を中立的にして放せばDP生産工場となる、ダンジョンだと土地の保持とか光に維持費が欲しいが、それさえカバーできればDP収支がガンガン上がる、
「もうすぐだわさ。」
 現れたのは貴族の服を着た…一人のピンク色の髪の毛の女性だった。
「初めまして、雨のダンジョンマスター。花木でございます。」
「…アチシは鳥のダンジョンマスター。鳥海だわさ。千鳥万花の会長だわさ。」
「一応千鳥万花のオブサーバーだ。話を聞くだけだが?」
「…。」
 いい印象はないようだ。が鳥海さんがわざとこの態度をしろと言って来ていたからな。
「今回の件は、はっきり言ってあんたを信用してないだわさ。」
「何で!」
「単純だわさ、アチシは今まで、前世においても。数多くの弱者を救済してきただわさ。」
 そりゃあ、NGO職員。いくつも貧困地域に行って、救済をしてきたのだ。
「それじゃあ!」
 花木さんの声も明るい、
「但し、救済してもそのあと、その救済を使って私腹を肥やして、結局村が崩壊したとか、死ぬ程見ただわさ。だからこそ、だったからこそ、あんたがそうでない証明がアチシには欲しいだわさ。」
「な!」
「手あたり次第人を助けて、裏切り者を中に入れるほど甘くないだわさ。それこそ救ってきた他の同胞をアチシは殺すことになるだわさ。なので、いくつか聞くだわさ。」
「…何を?」
「何で助けを求めただわさ?調べによると、商業連合南側は三つのダンマスエリアが短冊状に並ぶ、エリアで、独立小国家があるだけだわさ。但し単体の国の大きさはそれほどでないから、だからこそ、助けを求める理由が不明だわさ。」
 そういう事か、戦う力があるのに救援なら、裏があると見ていいのか。
「私は千鳥万花に入り…。」
「戦わないだわさ。はっきり言うだわさ。」
「・・・!」
 わざとだな、これ。
「うちは生産系のほほんダンマスだわさ。その話なら、魔王国に持って行けば…。」
「魔王国は時山田の手先よ!」
 ヒステリックに花木さんが叫ぶ、
「生きていけるなら、時山田でもいいはずだわさ。それを蹴ってうちに来る理由は?だからあんたは本心を話してないだわさ、」
「私たちはダンジョンマスターになって、人間に助けられた。私の能力は”水魔法と淡水系モンスターの値段半額”なのよ。それで訓練して雨を降らせていた、国を代表する巫女として、」
 そういう事か、ダンジョン領域にして、”天候:雨”を発動するまで水魔法をダンジョンに注いだんだ。それで、人心掌握DPを稼ぐ…か…、
「それで救国の巫女として。私は聖女と呼ばれるようになったの。でも…。それに目を付けた時山田が水資源の独占を狙って私を潰そうとしたの。文字通り、ダンジョンを破壊するつもりで。」
「だとするとダンジョンを破壊されると…。」
「又はうわさに聞く従属か支配で来るでしょうね。それでは…。」
「あんたの望みは何だわさ?」
「私は…。」
 言いよどむ顔に曇りがある、普通と言えば普通か。
「アチシが知ってる限り、ダンジョン女子会にも来ないダンマスは。望みがあっても恥ずかしいというだわさ。それ位望みが原動力だと知らないだわさ。」
「何で!」
 ペースを握られてるな…。
「望まない奴は動かないだわさ。初動が大事と死ぬほど説得しても動かないだわさ、ある柔道家の格言があるだわさ。技術は誰が教えてもうまくなるが、精神は才能だわさ。」
「ほう?」
「投げ飛ばして、ああやられちゃた。っていう奴は育たないだわさ。たとえ格上と分かろうが睨みつける胆力があって初めて育つだわさ。その原動力こそ望みだわさ。」
「望み…。」
「欲望だわさ。その欲望を叶えたくて来てるのから、アチシが力を貸す以上、その吐露もできないならアチシとあんたは敵だわさ。裏切る人間を懐に入れないだわさ。」
 語尾のせいでふざけているが、その目は真剣だった。
「あたしは…あたしは…。」
「じゃ、帰るだわさ・・。」
「だって、城下のアランを守りたいのに!あんたらに理解できる!?」
「そいつは?」
「私を助けてくれた人。城で冒険者とかやってるかっこいい衛兵の人。」
「そいつをどうしたいだわさ?」
「アランと?どうしたい?」
 流石にピンとこなかったようだ。
「ダンマスには眷属化という能力があるだわさ。但し、アチシの体験だと。好感度がよっぽど高くないと、モンスターと打ち明けると、拒否反応示して逃げるだわさ。」
「あんたは?」
「アチシは金と物資をそれこそどっさり積んだだわさ。これをくれてやる代わり貴族位寄こせ。あんたらを助ける代わりにアチシを人間に仕立てろってね。」
 凄い話だな。真正面から物理(わいろ)で貴族位を買ったのか。
「そんな事…。」
「そう言う覚悟はあるだわさ?あんたはその度胸はあるだわさ?」
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