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第4章 始動!千鳥万花
第152話 本当に力が欲しいのか?
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「でも…。」
「そう、レベルアップは一回ごとにステータスを上げる、だからこそ…足踏みしたほうが最終的に強くなる。これが大方、魔王軍の秘密だ。まあ、限界突破を持っていない場合はって事だが、大方ステータスは”成長ブースト”を大量に積んだんだろう。そして幼いミニゴブリンから全モンスターを丁寧に一体づつ作る。そして出来上がった最強モンスター軍団さ。きっと。」
「凄いわね、そうなると…。」
「が、そこまでの力欲しいか?」
「んーと…。」
「実際、鳥海さんは言っていた、俺達からするとバーストブルは狩りの対象というだけで、たいして強い気がしないが、向こうは瀕死の狩りとなる。」
「だよね。」
「って事は。もうそれなりには強いんだ。全幹部。」
「…。」
じっとタミさん、ミヨちゃん、サンテもを自分の手を見る。
「が、少し考える事がある。ふと思ったんだ。本当に魔王軍は敵か?」
「どういう意味?」
「一年経とうが、実はもう勇者は進行してもおかしくない。が、来てない。それに楽園の連中も悪人ではない。」
「そう言えば…。」
実は新年が終わり、…そろそろダンジョンができて激動の一年となる。もう一年経ったのだ。にもかかわらず勇者が来たという報告はSNSに無い。むしろ内乱を誘うだけの余力が全員にある。
「だから、我々には情報が足りない。で、君をその情報を得る活動を頼みたい。」
「具体的には?」
「まずは飛び地作成用にコアを持ち、ダンジョン閉鎖後に適度に人化に近い場所を探してダンジョンを設置。できれば”森”を占拠して欲しい。」
「森?」
「どうもダンマスは人が入りにくい”森”の多いみたいだ。そこで、適度に森を買ってその人化との出入口を占拠する。で隣の大陸とできれば…勇者大陸にも・・・できれば接触不可能ダンマス。スライムのダンジョンマスターと連絡を付けたい。」
「分かった。で、メンバーは?」
「そっちにお前の旧部下の魂と憑依先として、副官に妖狐を付ける。後の部下の生成はそっちに任せた。リストはこっちからすべて使用可能にしておく。」
「は!」
憑依にはある法則があり、憑依を持つ生命体には憑依できない。お互いの憑依が邪魔し合い、必ず相殺し合うらしい、なので必ず憑依を持つモンスターは憑依を持たないモンスター矢人間とタッグでないといけない。鹿も憑依される側が憑依する側のステータスの1%以下だと激痛が走る。体が引き裂かれるんだそうだ。ポアンで試してみた。
なので現在対策を検討中だ。が妖狐はステータスがそれなりに高いので。大丈夫だろう、職業もある。
「では改めて、妖狐、君をコンちゃん。と命名する。正式にはコンな、」
「ハヒィ!ギャンバリマシュ!」
思いっきりかんでる少女だった。これで新たな幹部となった。
「いいよ、大丈夫、大体私が何とかするから。で…ルートは?」
ミヨちゃんも地図を片手に不安そうだ。
「偵察したほうと逆、大森林を西に抜けるルートだ。その為に出発前日までタミさんとDPで北野台山脈を西に掌握、線を引くことに成功した。」
居合わせた全員が声を上げる。これで、この北と南を私たちが分断することに成功した。
「まずはそこに配置変更後、西に向かってもらう、休憩であると考えると、もう一個の大陸が見えるはず。最悪は水中に設置、領域化した後、帰還するように。」
「は!」
「凄い作戦だわさ、確かに大森林はうちらの領域だわさ。でもあそこは…。」
そう、確認した地形だと、海岸にも山が多く、人が住めない海岸もすごい多かった。思ったより人間の生息かのう息が少ないのだ、あとダンマス開拓可能地域もだ。ダンマスにとって木は”生命”であり、基本撤去不可能オブジェだ。それこそ木を切り倒して解体しないとDPが少し貰えるだけの人や生命が住めない領地となる。それが大森林というこの大陸の7割を覆う。生存可能地域の薄くない大陸となった。その西側はさらに山脈まであり今度は人さえも住めない。そんな自然の厳しい地域だ。
中立スポナーでゴブリンでも放置すれば勝手に開拓してくれるだろうが。オーガスポナーや獣人スポナーを本気で検討し始めてる自分がいる。ついでに共和国が大体割合大陸の10%を握っているというが、その30倍以上の大きさが大森林南部にある、そして北部はそれよりさらに大きい。開拓できさえすれば楽園。それが大森林だ。
「でもこれが大森林西部…。私怖い。」
映像を船員で見ている奥原さんの顔もわかる。何せ太さが数mもある巨木なのだ。大きさの桁も違う。東側はまだ小さく柔らかい木も多いが奥地は巨木もいい所。開拓のための労働力は無尽蔵に吸うレベルの樹木がある。
「これは、すげえな。予想外だ。」
「ああ、予想外だ。そしてもう一個もな。」
そうその大森林を分断する”大山脈”もまたアルプス映像を見るくらいの険しい山脈で、人が住める地域に見えなかった。都市設置可能領域を探すだけで手いっぱいの上ダンマスがいないなら生存不可能だ。そこまでの自然だった。まず水がない。で険しすぎて滑落の危険性が高すぎて、DP生産地に向かない。基礎工事DPだけで数百億の
試算をコア4名の連名で出したレベルの開拓困難だ。あれなら西部の森林で木を切った方が安上がり、というものだった。が山を見た東側は動物が西と違い多く、”グラップラーエイプ””狒々”等のサル系モンスターを確認。そして中央部には侵攻できていないことが発覚した。が、森の入り口には当然ダンマスの領域があった。
「あっちはあっちで茨だわさ。」
「あっちは厳しい攻撃にさらされる自然か…。こっちでよかった。」
「こっちは飢え死にとの勝負だがな…。」
「じゃ、行ってくる。大陸の様子レポートしてくるよー。後、ピーコックたちも訓練してくるよー!」
「ああ、頼んだミヨちゃん。期待してる!」
そう言うとミヨちゃんは旅立って行った。
「そう、レベルアップは一回ごとにステータスを上げる、だからこそ…足踏みしたほうが最終的に強くなる。これが大方、魔王軍の秘密だ。まあ、限界突破を持っていない場合はって事だが、大方ステータスは”成長ブースト”を大量に積んだんだろう。そして幼いミニゴブリンから全モンスターを丁寧に一体づつ作る。そして出来上がった最強モンスター軍団さ。きっと。」
「凄いわね、そうなると…。」
「が、そこまでの力欲しいか?」
「んーと…。」
「実際、鳥海さんは言っていた、俺達からするとバーストブルは狩りの対象というだけで、たいして強い気がしないが、向こうは瀕死の狩りとなる。」
「だよね。」
「って事は。もうそれなりには強いんだ。全幹部。」
「…。」
じっとタミさん、ミヨちゃん、サンテもを自分の手を見る。
「が、少し考える事がある。ふと思ったんだ。本当に魔王軍は敵か?」
「どういう意味?」
「一年経とうが、実はもう勇者は進行してもおかしくない。が、来てない。それに楽園の連中も悪人ではない。」
「そう言えば…。」
実は新年が終わり、…そろそろダンジョンができて激動の一年となる。もう一年経ったのだ。にもかかわらず勇者が来たという報告はSNSに無い。むしろ内乱を誘うだけの余力が全員にある。
「だから、我々には情報が足りない。で、君をその情報を得る活動を頼みたい。」
「具体的には?」
「まずは飛び地作成用にコアを持ち、ダンジョン閉鎖後に適度に人化に近い場所を探してダンジョンを設置。できれば”森”を占拠して欲しい。」
「森?」
「どうもダンマスは人が入りにくい”森”の多いみたいだ。そこで、適度に森を買ってその人化との出入口を占拠する。で隣の大陸とできれば…勇者大陸にも・・・できれば接触不可能ダンマス。スライムのダンジョンマスターと連絡を付けたい。」
「分かった。で、メンバーは?」
「そっちにお前の旧部下の魂と憑依先として、副官に妖狐を付ける。後の部下の生成はそっちに任せた。リストはこっちからすべて使用可能にしておく。」
「は!」
憑依にはある法則があり、憑依を持つ生命体には憑依できない。お互いの憑依が邪魔し合い、必ず相殺し合うらしい、なので必ず憑依を持つモンスターは憑依を持たないモンスター矢人間とタッグでないといけない。鹿も憑依される側が憑依する側のステータスの1%以下だと激痛が走る。体が引き裂かれるんだそうだ。ポアンで試してみた。
なので現在対策を検討中だ。が妖狐はステータスがそれなりに高いので。大丈夫だろう、職業もある。
「では改めて、妖狐、君をコンちゃん。と命名する。正式にはコンな、」
「ハヒィ!ギャンバリマシュ!」
思いっきりかんでる少女だった。これで新たな幹部となった。
「いいよ、大丈夫、大体私が何とかするから。で…ルートは?」
ミヨちゃんも地図を片手に不安そうだ。
「偵察したほうと逆、大森林を西に抜けるルートだ。その為に出発前日までタミさんとDPで北野台山脈を西に掌握、線を引くことに成功した。」
居合わせた全員が声を上げる。これで、この北と南を私たちが分断することに成功した。
「まずはそこに配置変更後、西に向かってもらう、休憩であると考えると、もう一個の大陸が見えるはず。最悪は水中に設置、領域化した後、帰還するように。」
「は!」
「凄い作戦だわさ、確かに大森林はうちらの領域だわさ。でもあそこは…。」
そう、確認した地形だと、海岸にも山が多く、人が住めない海岸もすごい多かった。思ったより人間の生息かのう息が少ないのだ、あとダンマス開拓可能地域もだ。ダンマスにとって木は”生命”であり、基本撤去不可能オブジェだ。それこそ木を切り倒して解体しないとDPが少し貰えるだけの人や生命が住めない領地となる。それが大森林というこの大陸の7割を覆う。生存可能地域の薄くない大陸となった。その西側はさらに山脈まであり今度は人さえも住めない。そんな自然の厳しい地域だ。
中立スポナーでゴブリンでも放置すれば勝手に開拓してくれるだろうが。オーガスポナーや獣人スポナーを本気で検討し始めてる自分がいる。ついでに共和国が大体割合大陸の10%を握っているというが、その30倍以上の大きさが大森林南部にある、そして北部はそれよりさらに大きい。開拓できさえすれば楽園。それが大森林だ。
「でもこれが大森林西部…。私怖い。」
映像を船員で見ている奥原さんの顔もわかる。何せ太さが数mもある巨木なのだ。大きさの桁も違う。東側はまだ小さく柔らかい木も多いが奥地は巨木もいい所。開拓のための労働力は無尽蔵に吸うレベルの樹木がある。
「これは、すげえな。予想外だ。」
「ああ、予想外だ。そしてもう一個もな。」
そうその大森林を分断する”大山脈”もまたアルプス映像を見るくらいの険しい山脈で、人が住める地域に見えなかった。都市設置可能領域を探すだけで手いっぱいの上ダンマスがいないなら生存不可能だ。そこまでの自然だった。まず水がない。で険しすぎて滑落の危険性が高すぎて、DP生産地に向かない。基礎工事DPだけで数百億の
試算をコア4名の連名で出したレベルの開拓困難だ。あれなら西部の森林で木を切った方が安上がり、というものだった。が山を見た東側は動物が西と違い多く、”グラップラーエイプ””狒々”等のサル系モンスターを確認。そして中央部には侵攻できていないことが発覚した。が、森の入り口には当然ダンマスの領域があった。
「あっちはあっちで茨だわさ。」
「あっちは厳しい攻撃にさらされる自然か…。こっちでよかった。」
「こっちは飢え死にとの勝負だがな…。」
「じゃ、行ってくる。大陸の様子レポートしてくるよー。後、ピーコックたちも訓練してくるよー!」
「ああ、頼んだミヨちゃん。期待してる!」
そう言うとミヨちゃんは旅立って行った。
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